JP3786339B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は樹脂封止型半導体装置の製造方法に係り、特に配線パターンの一面を封止樹脂の外部に露出させた樹脂封止型半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話などのマルチメディア電子機器の普及に伴い、それらに使用される半導体装置もより一層の小型化が要求されている。この要求を満たすものとして、SON(Small Outline Non-lead Package)やQFN(Quad Flat Non-lead Package)と指称される半導体装置が注目されている。これらの半導体装置は、従来のリードフレームをそのまま利用することができるので、比較的低コストに製作できるという利点がある。
【0003】
図4(a)にQFN型半導体装置の一例を示す。ここで示す半導体装置1においては、半導体チップ搭載部2はリード3と同一材料からプレスまたはエッチング加工によって一体的に形成されており、この半導体チップ搭載部2の一面に半導体チップ4がAgペーストなどの接着剤によって固着される。
【0004】
それから、半導体チップ4の電極5とリード3とをボンディングワイヤ6によって電気的に接続し、その後半導体チップ搭載部2及びリード3の半導体チップ4搭載面側を、少なくとも半導体チップ4及びボンディングワイヤ6が覆われるように封止樹脂7によって封止し、半導体装置1が形成される。
【0005】
なお、ここで示す半導体装置1においては、半導体チップ搭載部2の半導体チップ4搭載面の裏面側及びリード3の実装面側は樹脂封止されず、封止樹脂7の底面に露出するような構成となっている。また半導体チップ搭載部2及びリード3の露出面には、通常半田めっきなどの外装めっき8が施される。
【0006】
このような構成の半導体装置1によれば、従来のリードフレームを流用しつつも、一層の小型化及び薄型化を図ることが可能となり、また実装面のリードのばらつきを抑制することができるため、実装不良を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前述したQFN型の半導体装置1においては、従来のリードフレームを流用するが故に、外部端子のエリア化において、リード3の強度確保のためにリード幅を広く取らなければならず、この結果配線に制限が多いという問題があった。
【0008】
また、QFN型の半導体装置1の場合、封止樹脂7の底面と半導体チップ搭載部2及びリード3の露出面がフラットであるため、前述した樹脂封止の際、図4(b)に示すように、半導体チップ搭載部2及びリード3の露出面に封止樹脂7が流れ出し、樹脂バリ9が発生してしまうことがある。なお図中点線にて示されるのが、半導体チップ搭載部2及びリード3の露出面の正常な外形である。
【0009】
このように半導体チップ搭載部2やリード3の露出面に樹脂バリ9が発生してしまうと、例えば半導体装置1を図示しない実装基板に接合する際の接合材として半田を使用した場合に、半田のぬれ不良が発生し、これにより半導体装置1と実装基板との電気的接続が損なわれ、製品の品質を低下させる大きな原因となってしまう。また接合材として半田以外の材料を使用した場合にも、このような樹脂バリ9によって実装面となるリード3の露出面の面積が縮小することにより、同じく実装不良が頻発していた。
【0010】
このため、従来は樹脂封止工程の終了後、ウォータージェットやブラスト法などによりこのような樹脂バリ9を除去するか、あるいは特開平10−233407に開示されているように、樹脂封止時に、あらかじめリードの露出面に巻返テープを密着させ、樹脂封止後、この巻返テープを除去することにより、リード露出面への樹脂漏れを防止する方法が採られている。しかし、これらの方法を実施するためには、そのための工程、資材及び専用の設備を増やす必要があり、これにより製造コストが増大してしまうという問題点があった。
【0011】
このような問題を解決する半導体装置及びその製造方法の一例として、特開平10−116935には、リードフレームの一面に外部接続端子の役割を果たすめっき電極を形成し、リードフレームのめっき電極形成面の所定の個所に半導体チップを搭載してめっき電極と半導体チップ電極とを電気的に接続した後、この面を樹脂封止し、その後リードフレームを除去することにより、めっき電極の一面が封止樹脂の底面に露出した構造の半導体装置を製造する方法が開示されている。この方法によれば、外部接続端子の露出面に樹脂バリが発生することはなく、また配線の自由度も非常に大きいという利点がある。
【0012】
しかしこの方法では、リードフレーム上にめっき法により電極を形成するので、特に電極を多層に形成する場合には若干生産性が低く、また樹脂封止をする際に、リードフレーム上に設けられた複数組の半導体装置単位毎に樹脂封止を行うので、個々の半導体装置の外径サイズに合わせて樹脂封止金型を製作する必要があり、また樹脂封止時に各半導体装置の周囲を金型にてクランプする必要があることから、隣接する半導体装置間に一定の距離を確保する必要があるため、同一基板上に複数の半導体装置を形成する場合に高密度に形成することができなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本発明は、エッチング液に対する耐蝕性の異なる材質からなる積層材料を使用して半導体装置を製造するとともに、基材上に形成された複数の半導体装置単位を一括して樹脂封止し、その後各半導体装置単位に分離するようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は、エッチング可能な基材の表面全面に、基材とはエッチング液に対する耐蝕性の異なる材質からなる導電材層を形成する工程と、導電材層上に、導電材層とはエッチング液に対する耐蝕性が異なる材質からなる金属層を形成する工程と、金属層をエッチングして、複数の半導体装置単位がマトリクス状に配置されるように所定の配線パターンを形成する工程と、配線パターンの所定の領域に半導体チップを搭載し、配線パターンと電気的に接続する工程と、マトリクス状に形成された複数の半導体装置単位を一括して樹脂封止して樹脂封止ブロック体を形成する工程と、基材をエッチング除去する工程と、樹脂封止ブロック体を切断して個々の半導体装置単位に分離する工程とにより半導体装置を製造するようにしている。
【0015】
なお基材、導電材層及び金属層の材質としては、周知の材料からそれぞれの部位に必要な特性やコスト、エッチング液に対する耐蝕性などを考慮の上、適宜選択して組み合わせが可能である。例えば導電材層及び金属層の材質は金属であるのが好ましいが、基材の材質は金属に限定されず、例えばポリイミドなどの樹脂基板など、エッチング可能な材料ならば導電性、非導電性を問わず使用することができる。また基材と金属層とは異種金属を組み合わせても良いし、同種の金属を用いても良い。
【0016】
金属材料を使用する場合は、基材及び金属層はCu、Invar、42AlloyなどのFe−Ni合金、Alの内いずれか1種又は2種からなるとともに、導電材層がNi、Cu、Sn、Ti、Alから選択されたいずれか1種からなる組み合わせであることが好ましい。好適な組み合わせとしては、基材/導電材層/金属層をそれぞれCu/Ni/Cu、Cu/Sn/Cu、Al/Ni/Cu等とすることが挙げられるが、特に導電材層をNiまたはSnとした場合には、配線パターンに半田ボールを装着するときなどに、この導電材層がそのまま前処理層として機能するので望ましい。その他にも様々な組み合わせが適用できるが、いずれの組み合わせを選択するにしても、導電材層は基材及び金属層とはエッチング液に対する耐蝕性の異なる材料を使用する必要がある。
【0017】
また、個々の半導体装置単位の分離は、基材をエッチング除去した後に行うのが望ましい。一括して樹脂封止された各半導体装置を個々に分離する場合には、通常ダイシングソーなどの回転刃物が使用されるが、封止樹脂とともに基材を切断する場合に、基材と封止樹脂とは硬度が異なるため切断中切削抵抗が変化し、ダイシングソーの切れ味が変わるので、封止樹脂と基材との間に剥離が生じたり、基材にバリが発生してしまう。そこで基材をエッチング除去した後に個々の半導体装置に分離するようにすれば、このような問題は発生しない。これにより、切刃の耐磨耗性も向上する。なお、隣接する各半導体装置単位の境界部分に配線パターンが存在しないようにパターニングすれば、分離の際に切断するのは樹脂だけなので、更に良好に切断バリなどを防ぐことができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の半導体装置の製造方法について、図面を参照して説明する。なお、従来と同一の箇所については同一の符号を使用して説明する。
図1は本発明の半導体装置の製造工程を示す断面図である。まず図1(a)に示すように、Cuからなるシート状の基材10の表面全面に、スパッタ法などによりSnからなる導電材層11を形成する。そして、導電材層11上の全面に、同じくスパッタ法などによりCuからなる金属層12を形成する。なお、このような異種金属積層材料は、めっき法やラミネート法などを用いて形成するようにしても良い。
【0019】
次に、図1(b)に示すように、金属層12上に図示しないレジストを塗布し、FeCl3水溶液によってエッチングを行い、金属層12をパターニングして、所定の配線パターン13を形成する。この場合、基材10の材質もCuであることからFeCl3水溶液によって侵食されるのであるが、金属層12と基材10間には、FeCl3水溶液ではエッチングされないSnからなる導電材層11が存在するので、金属層12のエッチングはこのエッチング液に対する耐蝕性の異なる材質からなる導電材層11で停止し、基材10は金属層12のエッチングの影響を受けない。なお本実施例においては、配線パターン13は半導体チップ搭載部14を含む形態であり、図2に示すように、半導体装置単位1aを9つ隣接させてマトリクス状に配置した構成としている。また図に示す通り、隣接する各半導体装置間の境界部分には、配線パターン13及び導電材層11は存在しないようにパターニングしている。
【0020】
ところで、Snからなる導電材層11はFeCl3水溶液ではエッチングされないので、この段階では腐食されずに基材10上に残存している。ここで本実施例においては、Snからなる導電材層11をHF:H2O=1:1水溶液によってエッチングを行うことにより、図1(b)に示すように、導電材層11を配線パターン13に対応した形状にパターニングするようにしている。このとき、CuはHF:H2O=1:1水溶液によってはエッチングされないので、パターニングの際に、先に形成した配線パターン13がレジストとして機能するため、別途レジストの塗布工程などが省略でき、非常に作業性が向上する。
【0021】
次に、図1(c)に示すように、配線パターン13の各半導体装置単位の半導体チップ搭載部14上に、Agペーストなどの周知の接着剤によって、それぞれ半導体チップ4を搭載し、半導体チップ4の電極5と配線パターン13とをAu、Al線などからなるボンディングワイヤ6によって電気的に接続する。なお、電極5と配線パターン13との電気的接続は、ボンディングワイヤ6を用いずに、直接または金属バンプなどを介して接続するようにしても良く、その場合は、配線パターン13に半導体チップ搭載部14を形成する必要はない。
【0022】
それから図1(d)及び図2に示すように、基材10の一面の少なくとも配線パターン13、半導体チップ4及びボンディングワイヤ6を含む領域を、隣接する各半導体装置単位1aを所定数一括してエポキシ樹脂などの封止樹脂7にて樹脂封止することにより、樹脂封止ブロック体15を形成する。その後本実施例においては、基材10をFeCl3水溶液によってエッチング除去する。なお、この場合もSnからなる導電材層11はFeCl3水溶液ではエッチングされないので、封止樹脂7からは配線パターン13及び半導体チップ搭載部14の裏面に形成された導電材層11のみが露出することになる。
【0023】
そして図1(e)及び図2に示すように、図示しないダイシングソーなどの切断刃物などによって樹脂封止ブロック体15を各半導体装置単位に切断分離して、図3(a)及び図3(b)に示すような半導体装置1aが得られる。本実施例においては、各半導体装置単位の境界部分を切断する際に、図中点線で示すダイシングライン上には基材10、配線パターン13、導電材層11のいずれも存在せず、封止樹脂7が存在するだけなので、切断時の抵抗は均一であり、このため剥離や切断バリなどが発生することもない。
【0024】
このようにして製造された半導体装置1aは、図3に示すような構造である。なお図3(a)、(b)はそれぞれ断面図、底面図である。これらに示されるように、封止樹脂7からは導電材層11のみが露出する構造となる。なお、本実施例においては導電材層11を配線パターン13及び半導体チップ搭載部14に対応する形状にパターニングし、かつ最終的に配線パターン13及び半導体チップ搭載部14と一体化したままであるが、この導電材層11は樹脂封止工程後に全てエッチング除去してしまっても良いし、配線パターン13、半導体チップ搭載部14のいずれか一方のみを残して、他方を除去してしまっても良い。なお、その場合には図1(b)で示した導電材層11のパターニングは必要ない。ただし、図3(a)に点線で示すように、配線パターン13の裏面に半田ボールなどの外部接続端子16を装着するような場合には、例えば本実施例のように導電材層11としてSnを使用すれば、導電材層11が外部接続端子16装着の際の前処理として機能することから、少なくとも配線パターン13部には導電材層11を残しておくのが好ましい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】
本発明によれば、エッチング可能な基材の表面全面に、基材とはエッチング液に対する耐蝕性の異なる材質からなる導電材層を形成し、この導電材層上に、導電材層とはエッチング液に対する耐蝕性が異なる材質からなる金属層を形成して、この金属層をエッチングすることにより所定の配線パターンを形成するようにしているので、周知のサブトラクティブ法を用いて高精度に且つ簡便に所定のパターンを形成することができる。
【0027】
また、配線パターンを形成する際に、複数の半導体装置単位がマトリクス状に配置されるように所定の配線パターンを形成し、各半導体装置単位毎に半導体チップを搭載して配線パターンと電気的に接続した後、マトリクス状に形成された複数の半導体装置単位を一括して樹脂封止して、その後個々の半導体装置に分離するようにしているので、樹脂封止工程の作業性が大幅に向上する。更に、このような樹脂封止方法を採れば、異品種の半導体装置を樹脂封止する際に、個々の半導体装置単位の外径が異なる場合でも、複数の半導体装置をマトリクス状に配置した場合の外径がほぼ等しければ、同一の樹脂封止金型が使用できるという利点がある。また、従来のように樹脂封止時に各半導体装置の周囲を金型にてクランプする必要がないため、隣接する半導体装置間に一定の距離を確保する必要がなく、これにより基板上に複数の半導体装置を高密度に形成することができる。
【0028】
更にまた、一連の組み立て工程を経て樹脂封止工程後に基材をエッチング除去するようにしているので、配線パターンの露出面は樹脂封止工程終了までは強固に基材に固着されており、基材をエッチング除去したときに初めて露出面が出現することになるので、これにより配線パターン露出面への樹脂バリの発生は完全に防ぐことができる。
【0029】
更に、個々の半導体装置単位の分離を、基材をエッチング除去した後に行うようにすれば、切断刃物による切断時の基板と樹脂との硬度の違いによる剥離やバリの発生を防止することができる。更にまた、隣接する各半導体装置単位の境界部分に配線パターンが存在しないようにパターニングすれば、分離の際に切断するのは樹脂だけなので、切断バリの発生は更に良好に防止できるとともに、切刃の寿命も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法を示す断面図。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法を示す上面から見た断面図。
【図3】本発明により製造される半導体装置を示す断面図及び底面図。
【図4】従来の半導体装置を示す断面図及び底面図。
【符号の説明】
1、1a 半導体装置
2 半導体チップ搭載部
3 リード
4 半導体チップ
5 電極
6 ボンディングワイヤ
7 封止樹脂
8 外装めっき
9 樹脂バリ
10 基材
11 導電材層
12 金属層
13 配線パターン
14 半導体チップ搭載部
15 樹脂封止ブロック体
16 外部接続端子
Claims (3)
- エッチング可能な基材の表面全面に、該基材とはエッチング液に対する耐蝕性の
異なる材質からなる導電材層を形成する工程と、
該導電材層上に、導電材層とはエッチング液に対する耐蝕性が異なる材質からなる金属層を形成する工程と、
該金属層をエッチングして、複数の半導体装置単位がマトリクス状に配置されるように所定の配線パターンを形成する工程と、
該配線パターンをレジストとして前記導電材層を該配線パターンに対応した形状にパターニングする工程と、
前記配線パターンの所定の領域に半導体チップを搭載し、前記配線パターンと電気的に接続する工程と、
前記複数の半導体装置単位を一括して封止樹脂にて樹脂封止して樹脂封止ブロック体を形成する工程と、
前記基材をエッチングにより除去して前記封止樹脂から前記導電材層を露出させる工程と、
前記樹脂封止ブロック体を切断して個々の半導体装置単位に分離する工程とを
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記基材及び前記金属層がCu、Invar、Fe−Ni合金、Alから選択されたいずれか1種又は2種からなるとともに、前記導電材層がNi、Cu、Sn、Ti、Alから選択されたいずれか1種からなる組み合わせである
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記マトリクス状に配置された隣接する各半導体装置単位の境界部分には、配線パターンが存在しないことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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