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JP3620685B2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

シリンダヘッドガスケット Download PDF

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Publication number
JP3620685B2
JP3620685B2 JP03275597A JP3275597A JP3620685B2 JP 3620685 B2 JP3620685 B2 JP 3620685B2 JP 03275597 A JP03275597 A JP 03275597A JP 3275597 A JP3275597 A JP 3275597A JP 3620685 B2 JP3620685 B2 JP 3620685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
cylinder
gasket
bead portion
cylinder block
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP03275597A
Other languages
English (en)
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JPH10213011A (ja
Inventor
英三郎 後藤
亮介 藤木
健一 山口
和哉 中田
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP03275597A priority Critical patent/JP3620685B2/ja
Publication of JPH10213011A publication Critical patent/JPH10213011A/ja
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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、エンジンのシリンダヘッドガスケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シリンダヘッドガスケットとして、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持され、シリンダボアに合わせて穿設した燃焼室孔を有する2枚のガスケット基板と、上記シリンダボアの周囲に配置されてこれを無端状に囲繞し、かつ上記2枚のガスケット基板で挟持されるスペーサと、上記ガスケット基板の適宜の位置に設けたフルビード部やハーフビード部とを備えたものが知られている(実開平4−71865号公報、特開平4−165167号公報)。
また従来、シリンダヘッドガスケットにビード部を設ける代わりに、又はビード部と共に、シリンダヘッド若しくはシリンダブロックにシリンダボアの周囲を無端状に囲繞する突起を設けたものも知られている(特開昭56−47643号公報、特開平5−96633号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記シリンダボアの周囲を無端状に囲繞するスペーサは、その部分の面圧を高めてシール性の向上を図るために設けるものであるが、相手側接合面に鋳巣や傷等があると容易にその影響を受けてしまい、シール性が低下してしまう危険性があった。
また、シリンダヘッド若しくはシリンダブロックにシリンダボアの周囲を無端状に囲繞する突起を設けたものにあっては、シール部分の面圧を高めることができるが、シール部分が線状となるため、充分なシール効果が得られなかった。
本発明はそのような事情に鑑み、相手側接合面に鋳巣や傷等があっても常に良好なシール性能が得られ、又シール部分が面状となるシリンダヘッドガスケットを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持され、シリンダボアに合わせて穿設した燃焼室孔を有する複数のガスケット基板と、このガスケット基板に設けたフルビード部とハーフビード部とを備え、
上記ガスケット基板のフルビード部とハーフビード部は、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの少なくとも一方に設けられて上記シリンダボアの周囲を無端状に囲繞する突出部によって、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの間でシリンダボアの円周方向に沿って連続して挟持されることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記構成によれば、燃焼室孔の周囲に設けた各ガスケット基板のフルビード部とハーフビード部とを上記シリンダヘッドとシリンダブロックとで挟持すれば、、上記突出部によりそれらフルビード部とハーフビード部とを高い面圧で、しかも相対的に広い接触面積で、面状に相手材に圧接させることができる。その結果、相手側接合面に鋳巣や傷等があってもそれによる影響を受けにくくなり、良好なシール性能を確保することが可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明を直列4気筒エンジン用のシリンダヘッドガスケットに適用した実施例について説明する。
図1、図2において、シリンダヘッドガスケット1は、それぞれシリンダボア2(図1参照)に合わせて穿設した4つの燃焼室孔3Aを有する2枚のガスケット基板3を備えており、各ガスケット基板3のそれぞれに、各燃焼室孔3Aを囲むフルビード部3aとハーフビード部3bとを形成している。上記フルビード部3aとハーフビード部3bとは、各燃焼室孔3Aの中心側から外側に向けてその順に形成してあり、かつ各ガスケット基板3の重合側とは反対側に向けて突出するように形成してある。
上記各ガスケット基板3としては、0.20mm厚のSUS301−Hを使用することができ、図3に示すように、その両面をNBR等の被覆層3cで被覆することが好ましい。
【0007】
図1に示すように、上記シリンダヘッドガスケット1は、エンジンのシリンダヘッド5とシリンダブロック6との間に介在され、締結ボルト7によってシリンダヘッド5とシリンダブロック6とを一体に連結することによりそれらの間に挟持されて両者間をシールするようになっている。
このとき、上記シリンダヘッド5とシリンダブロック6との少なくともいずれか一方に、図示実施例ではシリンダブロック6側に、各シリンダボア2の周囲を無端状に囲繞する突出部6aを突出形成している。この突出部6aの高さhとしては、0.08mm程度が望ましい。
また上記突出部6aは、図示実施例ではシリンダボア2の間隔が、したがって各燃焼室孔3Aの間の間隔が狭くなっているため、4箇所の突出部6aを隣接する燃焼室孔3Aの間で相互に連続させて一体に形成している。上記燃焼室孔3Aの間の間隔が広い場合には、4箇所の突出部6aを別個に形成してもよいことは勿論である。
そして上記各ガスケット基板3のフルビード部3aとハーフビード部3bとは、上記シリンダヘッド5とシリンダブロック6の突出部6aとの間で、シリンダボア2の円周方向に沿って連続して挟持してあり、円周方向の連続性がとぎれたり、或いは外側となるハーフビード部3bの一部が突出部6aから外側にはみ出して、その部分の挟持が行なえなくなることがないように配慮している。
さらに、上記シリンダヘッド5とシリンダブロック6とは、図示実施例ではアルミダイカスト製のオープンデッキブロックとして形成してあり、シリンダヘッド5とシリンダブロック6とに形成した冷却水通路5a、6bは、最も外側となるハーフビード部3bの外側において、4つの燃焼室孔3Aを一体的に囲むことができるように、各シリンダヘッド5とシリンダブロック6との接合面にそれぞれ形成してある。
【0008】
以上の構成によれば、各燃焼室孔3Aの周囲をフルビード部3aとハーフビード部3bとによって無端状に囲むことができ、しかもフルビード部3aとハーフビード部3bとを設けた部分には突出部6aを設けているので、上記フルビード部3aとハーフビード部3bとを高い面圧で、しかも相対的に広い接触面積でシリンダヘッド5とシリンダブロック6とに圧接させることができる。
その結果、シリンダヘッド5やシリンダブロック6の接合面に鋳巣や傷等があってもそれによる影響を受けにくくなり、常に良好なシール性能を確保することができる。
【0009】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、面状のシール部分により、相手側接合面に鋳巣や傷等があってもそれによる影響を受けにくくなり、良好なシール性能を確保することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】図1のシリンダヘッドガスケット1の平面図。
【図3】図の要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッドガスケット 2…シリンダボア
3…ガスケット本体 3A…燃焼室孔
3a…フルビード部 3b…ハーフビード部
3c…被覆層 5…シリンダヘッド
6…シリンダブロック 6a…突出部
5a、6b…冷却水通路

Claims (3)

  1. シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持され、シリンダボアに合わせて穿設した燃焼室孔を有する複数のガスケット基板と、このガスケット基板に設けたフルビード部とハーフビード部とを備え、
    上記ガスケット基板のフルビード部とハーフビード部は、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの少なくとも一方に設けられて上記シリンダボアの周囲を無端状に囲繞する突出部によって、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの間でシリンダボアの円周方向に沿って連続して挟持されることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
  2. 上記ガスケット基板が被覆層で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドガスケット。
  3. 上記シリンダヘッドとシリンダブロックとの少なくともいずれか一方は、上記ガスケット基板のフルビード部とハーフビード部を囲む冷却水通路が形成されたオープンデッキブロックとして形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシリンダヘッドガスケット。
JP03275597A 1997-01-31 1997-01-31 シリンダヘッドガスケット Expired - Lifetime JP3620685B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2243986A2 (en) 2009-04-21 2010-10-27 Nichias Corporation Gasket material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2243986A2 (en) 2009-04-21 2010-10-27 Nichias Corporation Gasket material
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