JP3325367B2 - 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 - Google Patents
常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物Info
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Description
リウレタンエラストマー組成物に関し、詳しくは塗膜防
水材、床材、陸上競技場やテニスコート等の弾性舗装
材、注型材料、シーリング材、型枠材、下塗り材等に適
した初期硬化性が大きく、タック(ベタツキ)が少く、
作業性が良く、機械的強度が大きいエラストマーを与え
る常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物に関す
る。
る上に、耐久性、耐摩耗性、耐候性、高弾性、接着性に
富んでいること等の特徴から、ますますその需要が増大
している。常温硬化型ポリウレタンエラストマーは、一
般にトリレンジイソシアネート(以下TDIと略称す
る。)と2官能及び/又は3官能のポリエーテルポリオ
ール(以下PPGと略称する。)との反応によって得ら
れる分子末端にイソシアナト基を有するウレタンプレポ
リマーを主剤とし、他方活性水素化合物からなる硬化剤
(必要に応じて充填剤、触媒、可塑剤、顔料、耐候安定
剤、消泡剤、溶剤等を配合する。)を施工時に混合して
使用するいわゆる2液タイプのポリウレタンエラストマ
ーが主流をしめている。硬化剤中の活性水素化合物とし
ては、ポリアミンとして3,3’−ジクロル−4.4’
−ジアミノジフェニルメタン(以下、MOCAと略称す
る。)及び/又は鉱酸の存在下でアニリンと2−クロロ
アニリンとをホルムアルデヒドと縮合させることにより
得られる芳香族ポリアミン(以下、CA−800と略称
する。)、並びにポリオールとしてポリエーテルポリオ
ール、多価アルコール等が使用される。また、ポリアミ
ンは常温で固体であるため、一般的にはポリオールに溶
解させて使用する方法がとられている。
柔軟で伸びのある性能が要求されることから、通常芳香
族ポリアミンとポリエーテルポリオールが併用される。
イソシアナト基を有するウレタンプレポリマーと活性水
素化合物、特にポリエーテルポリオールとの反応におけ
るウレタン化促進触媒としては一般に有機鉛化合物が使
用され、この有機鉛化合物の添加量により、施工条件
(季節別)に合うように、硬化時間が調整される。
2液タイプのウレタンエラストマーを例えば防水材、床
材、舗装材等に施工する場合、通常設計による仕上げ膜
厚が決定すると、1回塗布による仕上げは行わず、数回
に分けて塗り重ねて仕上げる方法がとられている。それ
は1回塗布方法で仕上げると、下地(コンクリート、モ
ルタル、アスファルトコンクリート等)の不陸(凹凸)
等により均一な厚み管理ができず、また、膜厚が厚い場
合は、撹拌混合時に巻き込んだ泡が抜けきれず表面に気
泡やピンホールが発生するためである。
合して現場で施工する場合、ウレタンの初期硬化性(1
8〜20時間後)が悪いと、ゴム弾性が発現せず更にタ
ックが大きいため翌日には人が乗って塗り重ねができ
ず、工程日数が長くなり、納期の遵守や経済性等の点で
不利になる欠点を有しており、翌日に人が乗れて塗り重
ねができるような初期硬化性の大きい材料の開発が望ま
れていた。
ラストマーを用いて、例えば防水材、床材、舗装材等を
施工する場合、現場で主剤及び硬化剤の2成分を混合し
常温下で反応させることにより、ゴム弾性のある塗膜が
形成される。この2成分を混合した時の粘度は作業性の
点からなるべく低い方が好ましい。混合物を所定の膜厚
に塗布する時に混合時の粘度が高いとレベリング性が悪
くなり、また膜の表面仕上がり状態としては、コテむら
が生じ易くなり平滑面が得られにくくなる。更に作業者
としては、コテ叉はレーキ等で塗布するが粘度が高いと
腰に負担がかかり作業効率が落ちてしまう。
5,000〜11,000cps/20℃、硬化剤粘度
は10,000〜50,000cps/20℃に設計さ
れており、硬化剤の粘度は主剤の粘度に比べてはるかに
高くなっている。この粘度差は、硬化剤としては反応成
分のポリアミン/ポリオール等の液状アミン、触媒、可
塑剤等の液状分の他に充填剤、顔料、安定剤等の粉体を
配合しているからである。一般的には可塑剤は粘度調整
剤として使用される。また必要に応じて溶剤等も添加さ
れる。硬化剤中に可塑剤、溶剤等を添加すれば、粘度低
下には非常に効果があるが添加量には限度がある。例え
ば可塑剤(DOP:フタル酸ジオクチル、DOA:アジ
ピン酸ジオクチル)を多量に添加すると、硬化させたシ
ートの耐熱試験(80℃×7日)ではシート表面にブリ
ードを起こす欠点があり、また、溶剤(トルエン、キシ
レン等)を多量添加すると硬化したシートが収縮を起こ
す欠点がある。従って、可塑剤、溶剤等は無添加または
少量にして硬化剤の粘度を下げる方法が望まれていた。
から、初期硬化性が大きく、タックが少く、従って作業
性に優れる高強度の常温硬化型ポリウレタンエラストマ
ー組成物について鋭意検討した結果、主剤ウレタンプレ
ポリマー中又は硬化剤中に、特に、低粘化のためには硬
化剤中に、芳香族カルボン酸及び/又は該芳香族カルボ
ン酸の酸無水物の少くとも1種を配合することにより、
所期の目的が達成できることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
マーを主成分とする主剤、及び(2)MOCA及び/又
はCA−800並びにポリエーテルポリオールを主成分
とする硬化剤、から成るポリウレタンエラストマー組成
物において、該ウレタンエラストマー組成物に対して
0.005〜5重量%の式1(化2)
スルホン基又は炭素数1〜20のアルキル基、nは1〜
3の整数を表わすが、nが2又は3のとき、Rは同じで
あっても異なっていてもよい。mは1〜4の整数を表わ
す。)で表わされる芳香族カルボン酸及び該芳香族カル
ボン酸の無水物から選ばれた少くとも1種を、主剤中又
は硬化剤中に、特に、低粘化のためには硬化剤中に、含
有せしめてなることを特徴とする常温硬化型ポリウレタ
ンエラストマー組成物。式1(化2)で表わされる芳香
族カルボン酸が、特にo−トルイル酸、o−クロル安息
香酸、又はo−ニトロ安息香酸である常温硬化型ポリウ
レタンエラストマー組成物。
を有するウレタンプレポリマー用の原料有機ポリイソシ
アネートとしては2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート及びその混合物(以
下、TDIと略称する。)、特に2,4−異性体/2,
6−異性体が重量比80/20のもの(以下、TDI−
80と略称する。)及び65/35のもの(以下、TD
I−65と略称する。)が好ましい。ポリオールとして
は、各種ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、ポリブタジエンポリオール、ひまし油、ポリテト
ラメチレンエーテルグリコールが使用できるが、水、プ
ロピレングリコールなどにプロピレンオキサイド又はプ
ロピレンオキサイド及びエチレンオキサイドを付加した
ポリオキシアルキレングリコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパンなどにプロピレンオキサイド又プロピ
レンオキサイド及びエチレンオキサイドを付加したポリ
オキシアルキレントリオールが特に好ましい。このほ
か、低分子のグリコールが使用できる。低分子グリコー
ルとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、2,3−ブチレングリコールが使用できる。これら
ポリオールは単独又は2種以上混合して使用されるがポ
リオールの平均分子量は75〜10000が好ましい。
ウレタンプレポリマーは有機ポリイソシアネートとポリ
オールとを常法に従って、窒素気流中80〜100℃で
数時間加熱する方法により製造することができる。
てMOCA及び/又はCA−800並びに、ポリエーテ
ルポリオールを主成分とし、他に触媒として有機鉛化合
物及び必要により充填剤、可塑剤、顔料、耐候安定剤、
消泡剤、溶剤等を含有してなる。架橋剤としては、MO
CA及び/又はCA−800を分子量400〜8,00
0の各種ポリエーテルポリオールで溶解した液状アミン
が用いられる。ポリエーテルポリオールとしては、特に
ポリオキシアルキレンジオール、ポリオキシアルキレン
トリオールが好ましい。また、芳香族アミンをポリエー
テルポリオール及び/又は可塑剤で液状化した市販品、
例えばMC−506(三井東圧化学社製MOCA 24
重量%、CA−800 24重量%、ポリエーテルポリ
オール52重量%からなる液状アミン)も使用できる。
いられるが、特に有機金属化合物が適当で、中でも有機
鉛化合物、例えば鉛オクトエート、鉛ナフテネート等の
ような有機酸の鉛塩が好適に用いられる。その使用量は
硬化剤の総量に対し0.1〜5重量%が好ましい。
ク、クレー、カーボンブラック、無水ケイ酸(ホワイト
カーボン)、ゼオライト、二酸化チタン等が好ましい。
これらの充填材は単独又は混合して使用することができ
る。その使用量は硬化剤の総量に対し2〜25重量%が
好ましい。
公知の可塑剤、顔料、耐候安定剤、消泡剤又は必要に応
じて溶剤等を用いることができる。可塑剤としては、例
えば、フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジブチ
ル(DBP)、アジピン酸ジオクチル(DOA)、リン
酸トリクレジル(TCP)、塩素化パラフィン、U−レ
ックス(脂環族重合体変性天然樹脂エステル、東京樹脂
工業社製)等がある。
の無機顔料、フタロシアニン顔料、アゾ顔料等の有機顔
料が挙げられる。耐候安定剤の例としては、商品名ノク
ラック300及びノクラックNS−6(大内新興化学社
製)商品名イルガノックス1010及び1076(チバ
ガイギー社製)、ヨシノックスBHT、BB及びGSY
−930(吉富製薬社製)などの位置障害型フェノール
類、チヌビンP、327及び328(チバガイギー社
製)等のベンゾトリアゾール類、トミソーブ800(吉
富製薬社製)などのベンゾフェノン類、サノールLS−
770及び744(三共社製)、チヌビン144(チバ
ガイギー社製)などの位置障害型アミン類等がある。消
泡剤の例としては、ジメチルシロキサン系、ディスパロ
ン710及び720(楠本化成社製)などのポリアクリ
レート系のものが挙げられる。溶剤の例としては、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、商品名アイソパーH、M(エクソン社製)等
の脂肪族炭化水素、酢酸エチル等のエステル類、メチル
エチルケトン等のケトン類等が挙げられる。
族カルボン酸及び該芳香族カルボン酸の無水物として
は、例えば安息香酸、フタル酸、無水フタル酸、トルイ
ル酸、クロル安息香酸、ニトロ安息香酸、ブロム安息香
酸、フェニル酢酸、トリメリット酸、無水トリメリット
酸、ピロメリット酸、無水ピロメリット酸等がある。式
1においてベンゼン核に結合するアルキル基としては、
炭素数2〜9のアルキル基がより好ましい。芳香族カル
ボン酸及び該芳香族カルボン酸の無水物は、主剤及び硬
化剤のいずれに添加してもよいが、硬化剤の低粘化の要
請からは、硬化剤中に予め添加するのが、より好まし
い。芳香族カルボン酸及び該芳香族カルボン酸の無水物
の含有量としては、主剤及び硬化剤の合計重量に対し
0.005〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.
05〜2.0重量%である。
ストマー組成物の施工方法としては、塗膜防水材、弾性
舗装材、床材、下塗り材等の通常の施工方法によること
ができる。この際プレポリマー中のNCO基と活性水素
との当量が0.9〜1.4、特に好ましくは1.05〜
1.10となるように各成分の配合量を決定する。
行った。離型剤を塗布したガラス板上に枠を置き、その
中に主剤と硬化剤との混合液を流し込み、常温で硬化さ
せて得たシートをタック測定試料とし、混合液を流し込
みから18時間後(前日の夕方施工し翌日の朝方より塗
り重ねを行なう想定)に上面を測定する。上面につまみ
を付けたポリプロピレン製円版(表面積6.2cm2)の
下面を溶剤で洗浄し、試料シートの上に置く。この上に
100gのおもりを15秒間乗せた後除去する。つまみ
にばね秤をかけ、秤を垂直に引き上げた際に生ずる最大
荷重を翌日のタックとする。
る。例中の部は重量部を表わす。まず、主剤として用い
るウレタンプレポリマーの製造を行った。 ウレタンプレポリマー(A)の製造 平均分子量5000のポリオキシプロピレントリオール
400部、平均分子量2000のポリオキシプロピレン
ジオール430部、TDI−65 123部、減粘剤5
0部を混合し、窒素気流中80℃で2時間、ついで10
0℃で2時間反応させた。NCO基含有量2.9重量
%、粘度 6000cps/25℃のウレタンプレポリ
マー(A)を得た。このウレタンプレポリマー(A)を
実施例15〜17及び比較例3〜4に、また、ウレタン
プレポリマー(A)に所定量の芳香族カルボン酸又はそ
の無水物を添加したものを実施例1〜11及び比較例1
に供した。 ウレタンプレポリマー(B)の製造 平均分子量4000のポリオキシプロピレントリオール
272部、平均分子量2000のポリオキシプロピレン
ジオール426部、平均分子量3000のポリオキシプ
ロピレンジオール124部、TDI−65 127部、
減粘剤50部を混合し、窒素気流中80℃で2時間、次
いで100℃で2時間反応させた。NCO基含有量2.
8重量%、粘度7000cps/25℃のウレタンプレ
ポリマー(B)を得た。このウレタンプレポリマー
(B)に所定量のo−トルイル酸を添加したものを実施
例12〜14及び比較例2に供した。 ウレタンプレポリマー(C)の製造 平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオール
243部、平均分子量2000のポリオキシプロピレン
ジオール475部、平均分子量1000のポリオキシプ
ロピレンジオール56部、TDI−80 173部、耐
熱安定剤ノクセラーTET(大内新興化学社製)3部、
減粘剤DOA50部を混合し、窒素気流中80℃で3時
間反応させた。NCO基含有量4.7重量%、粘度 3
600cps/25℃のウレタンプレポリマー(C)を
得た。このウレタンプレポリマー(C)を実施例18及
び比較例5に供した。
ロピレンジオール20部、平均分子量5000のポリオ
キシプロピレントリオール20部、DOP 5部、耐候
安定剤イルガノックス1010(チバガイギー社製)
1.0部を均一に溶解したのち、ミニコP−25(活材
ケミカル社製、オクチル酸鉛触媒、pb含量25重量
%)2.0部、炭酸カルシウム39.5部、顔料ベンガ
ラ5.0部を加え、均一に混練して、弾性舗装材用の硬
化剤(A)を得た。この硬化剤(A)と主剤ウレタンプ
レポリマー(A)にo−トルイル酸を0.15%添加し
たものとを重量比1/1の割合でスパチユラを用いて均
一に混合した後、内容100mlのポリエチレン製カツ
プに移し、20℃の室内に放置し初期混合粘度及びポッ
トライフを測定した。回転粘度計B−8M型を使用しロ
ーターNo4、回転数6rpmの条件により粘度を測定
し、原液を混合し5分経過後の粘度を初期混合粘度とし
た。また粘度が10万cpsに達するまでに要した時間
をポットライフとした。次にこの原液混合物を離型剤を
塗布したガラス板上に金ゴテを用いて厚さ2mmに塗布
し、23℃恒温、恒湿室に放置した。18時間放置した
後測定した物性を初期物性とし、7日放置した後測定し
た物性を常態物性とした。測定方法はJIS K−63
01に準拠した。
に増し、他は同様に行った。
0.20%添加し、他は同様に行った。
安息香酸、無水安息香酸、o−ニトロ安息香酸、テレフ
タル酸又はトリメリット酸をそれぞれ使用し、同様に行
った。
ロピレンジオール20部、平均分子量5000のポリオ
キシプロピレントリオール 20部、DOP5部、耐候
安定剤としてイルガノックス1010(チバガイギー社
製)1.0部を均一に溶解したのち、ミニコP−25
(活材ケミカル社製オクチル酸鉛触媒、Pb含量25重
量%)2.0部、o−トルイル酸0.15部、炭酸カル
シウム39.5部、顔料(ベンガラ)5.0部を加え、
ディゾルバーで均一に混練して、弾性舗装材用の硬化剤
(B)を得た。この硬化剤(B)と主剤ウレタンプレポ
リマー(A)(一般式1の酸類を添加しないもの)とを
重量比1/1の割合でスパチユラを用いて均一に混合し
た後、内容100mlのポリエチレン製カツプに移し、
20℃の室内に放置し初期混合粘度及びポットライフを
測定した。回転粘度計B−8M型を使用しローターNo
4、回転数6rpmの条件により粘度を測定し、原液を
混合し5分経過後の粘度を初期混合粘度とした。また粘
度が10万cpsに達するまでに要した時間をポットラ
イフとした。次にこの原液混合物を離型剤を塗布したガ
ラス板上に金ゴテを用いて厚さ2mmに塗布し、23℃恒
温、恒湿室に放置した。18時間放置した後測定した物
性を初期物性とし、7日放置した後測定した物性を常態
物性とした。測定方法はJIS K−6301に準拠し
た。
同様に行った。
東圧化学社製)47.3部、U−レックス170(東京
樹脂工業社製)36部、カーボンブラック40部、炭酸
カルシウム55.40部、触媒オクチル酸鉛(Pb含有
量25%)0.85部、ノクラック300 1.0部、
キシレン10部、消泡剤シリコンオイル(動粘度100
0センチストークス)0.05部を加え、ディゾルバー
で均一に混練して、塗膜防水材用の硬化剤(C)を得
た。この硬化剤(C)と主剤ウレタンプレポリマー
(B)にo−トルイル酸を0.50%添加したものとを
重量比1/2の割合でスパチユラを用いて均一に混合し
た後、内容100mlのポリエチレン製カツプに移し、
20℃の室内に放置し初期混合粘度及びポットライフを
測定した。回転粘度計B−8M型を使用しローターNo
4、回転数6rpmの条件により粘度を測定し、原液を
混合し5分経過後の粘度を初期混合粘度とした。また粘
度が10万cpsに達するまでに要した時間をポットラ
イフとした。次にこの原液混合物を離型剤を塗布したガ
ラス板上に金コテを用いて厚さ2mmに塗布し、23℃恒
温、恒湿室に放置した。18時間放置した後測定した物
性を初期物性とし、7日放置した後測定した物性を常態
物性とした。測定方法はJIS A−6021に準拠し
た。
東圧化学社製)47.3部、U−レックス170 36
部、カーボンブラック40部、炭酸カルシウム55.5
5部、触媒オクチル酸鉛(Pb含有量25%)0.85
部、o−トルイル酸0.35部、ノクラック300
1.0部、キシレン10部、消泡剤シリコンオイル(動
粘度1000センチストークス)0.05部を加え、デ
ィゾルバーで均一に混練して、塗膜防水材用の硬化剤
(D)を得た。この硬化剤(D)と主剤ウレタンプレポ
リマー(B)にo−トルイル酸を0.15%添加したも
のとを重量比1/2の割合でスパチユラを用いて均一に
混合した後、内容100mlのポリエチレン製カツプに
移し、20℃の室内に放置し初期混合粘度及びポットラ
イフを測定した。回転粘度計B−8M型を使用しロータ
ーNo4、回転数6rpmの条件により粘度を測定し、
原液を混合し5分経過後の粘度を初期混合粘度とした。
また粘度が10万cpsに達するまでに要した時間をポ
ットライフとした。次にこの原液混合物を離型剤を塗布
したガラス板上に金ゴテを用いて厚さ2mmに塗布し、2
3℃恒温、恒湿室に放置した。18時間放置した後測定
した物性を初期物性とし、7日放置した後測定した物性
を常態物性とした。測定方法はJIS A−6021に
準拠した。
東圧化学社製)47.3部、U−レックス170 36
部、カーボンブラック40部、炭酸カルシウム55.5
5部、触媒オクチル酸鉛(Pb含有量25%)0.85
部、o−トルイル酸0.50部、ノクラック300(大
内新興化学社製)1.0部、キシレン10部、消泡剤シ
リコンオイル(粘度1000センチストークス)0.0
5部を加え、ディゾルバーで均一に混練して、塗膜防水
材用の硬化剤(E)を得た。この硬化剤(E)と主剤ウ
レタンプレポリマー(B)(一般式の酸類を添加しない
もの)とを重量比1/2の割合でスパチユラを用いて均
一に混合した後、内容100mlのポリエチレン製カツ
プに移し、20℃の室内に放置し初期混合粘度及びポッ
トライフを測定した。回転粘度計B−8M型を使用しロ
ーターNo4、回転数6rpmの条件により粘度を測定
し、原液を混合し5分経過後の粘度を初期混合粘度とし
た。また粘度が10万cpsに達するまでに要した時間
をポットライフとした。次にこの原液混合物を離型剤を
塗布したガラス板上に金コテを用いて厚さ2mmに塗布
し、23℃恒温、恒湿室に放置した。18時間放置した
後測定した物性を初期物性とし、7日放置した後測定し
た物性を常態物性とした。
は同様に行った。
から、ポットライフを同一にした場合に、本発明の芳香
族カルボン酸及び該芳香族カルボン酸の無水物から選ば
れた化合物を含有せしめたものは、そうでないものに比
べて初期硬化性が大きく、タックが少く、混合後の粘度
が低いため作業性が良好で、高強度のポリウレタンエラ
ストマーが得られることがわかる。
ロピレンジオール20部、平均分子量5000のポリオ
キシプロピレントリオール20部、耐候安定剤イルガノ
ックス1010(チバガイギー社製)1.0部及びo−
トルイル酸1.2部を均一に溶解したのち、ミニコP−
25(活材ケミカル社製、オクチル酸鉛触媒、pb含量
25重量%)2.0部、炭酸カルシウム43.3部、顔
料ベンガラ5.0部を加え、均一に混練して、弾性舗装
材用の硬化剤(F)を得た。硬化剤の粘度は、20℃の
室内に放置し恒温になったところで回転粘度計B−8M
形使用しローターNo4、回転数6rpmで測定した
(以下の実施例も同様。)。この硬化剤(F)と主剤ウ
レタンプレポリマー(A)とを重量比1/1の割合で撹
拌機を用いて3分間均一に混合した後、内容100ml
のポリエチレン製カップに移し、20℃の室内に放置し
初期混合粘度及びポットライフを測定した。回転粘度計
B−8M形使用しローターNo4、回転数6rpmの条
件により粘度を測定し、原液を混合し5分経過後の粘度
を初期混合粘度とした。また粘度が10万cpsに達す
るまでに要した時間をポットライフとした。次にこの原
液混合物を離型剤を塗布したガラス板上に金コテを用い
て2mmに塗布し、20℃恒温、恒湿室に放置した。7日
放置した後測定した物性を常態物性とした。測定方法は
JIS K−6301に準拠した。
o−クロロ安息香酸を1.2部とし、それ以外は同様に
して、弾性舗装材用の硬化剤(G)を得た。この硬化剤
(G)と主剤ウレタンプレポリマー(A)とを重量比1
/1の割合で用い、他は実施例15に準じて行った。
ロピレンジオール26部、平均分子量5000のポリオ
キシプロピレントリオール13部、DOP 30部、耐
候安定剤ノクラック#300(大内新興化学社製)1.
0部及びo−トルイル酸0.65部を均一に溶解したの
ち、ミニコP−25(活材ケミカル社製オクチル酸鉛触
媒、pb含量25重量%)2.8部、炭酸カルシウム1
16.65部、顔料5.0部を加え、均一に混練して、
床の下塗り材用硬化剤(H)を得た。この硬化剤(H)
と主剤ウレタンプレポリマー(A)とを重量比1/2の
割合で用い、他は実施例15に準じて行った。
ロピレンジオール28部、DOP 14部、耐候安定剤
イルガノックス1076(チバガイギー社製)0.5部
及びo−トルイル酸3部を均一に溶解したのち、ミニコ
P−25(活材ケミカル社製オクチル酸鉛触媒、pb含
量25重量%)4.35部、炭酸カルシウム37.45
部、トナー5.3部、を加え、均一に混練して、速硬化
のカラー防水材用硬化剤(I)を得た。この硬化剤
(I)と主剤ウレタンプレポリマー(C)とを重量比1
/1.3の割合で用い、他は実施例15に準じて行っ
た。
−25(活材ケミカル社製、オクチル酸鉛触媒、pb含
量25重量%)を増量して3.2部とし、それ以外は同
様にして、弾性舗装材用の硬化剤(J)を得た。 この
硬化剤(J)と主剤ウレタンプレポリマー(A)とを重
量比1/1の割合で用い、他は実施例15に準じて行っ
た。
−25(活材ケミカル社製、オクチル酸鉛触媒、pb含
量25重量%)を増量して3.45部とし、それ以外は
同様にして、弾性舗装材用の硬化剤(K)を得た。 こ
の硬化剤(K)と主剤ウレタンプレポリマー(A)とを
重量比1/2の割合で用い、他は実施例16に準じて行
った。
−25(活材ケミカル社製、オクチル酸鉛触媒、pb含
量25重量%)を増量して7.35部とし、それ以外は
同様にして、弾性舗装材用の硬化剤(L)を得た。この
硬化剤(L)と主剤ウレタンプレポリマー(C)とを重
量比1/1.3の割合で用い、他は実施例17に準じて
行った。
ら、本発明のo−トルイル酸叉はo−クロロ安息香酸を
含有させた硬化剤は、含有させないものに比べて粘度が
大巾に低下し、更に硬化試験においてはポットライフを
同一にした場合に混合時の粘度が低いため作業性が良好
であり、かつ高強度のポリウレタンエラストマーが得ら
れることがわかる。
物を用いることにより、初期硬化性が大きく、タックが
少く、特に硬化剤の粘度を大巾に低下させることができ
るため作業性に優れ、防水材、床材、舗装材等に適した
高強度のポリウレタンエラストマーが得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (1)末端にイソシアナト基を有するウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤、及び(2)ポ
リアミンとして3,3'−ジクロル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン及び/又は鉱酸の存在下でアニリンと
2−クロロアニリンとをホルムアルデヒドと縮合させる
ことにより得られた芳香族ポリアミンを、ポリオールと
して活性水素1個当たりの平均分子量が75〜1000
0の2価もしくは3価のポリエーテルポリオールを用
い、両者の当量比がポリアミン/ポリオール=10/9
0〜90/10であるものを主成分とする硬化剤、から
成るポリウレタンエラストマー組成物において、該ポリ
ウレタンエラストマー組成物に対して0.005〜5重
量%の式1(化1) 【化1】 (式中、Rは水酸基、ニトロ基、ブロム基、クロル基、
スルホン基又は炭素数1〜20のアルキル基であり、n
は1〜3の整数を表わすが、nが2又は3の時Rは同じ
であっても異なっていてもよい。mは1〜4の整数を表
わす。)で表わされる芳香族カルボン酸及び該芳香族カ
ルボン酸の無水物から選ばれた少くとも1種を含有せし
めて成ることを特徴とする常温硬化型ポリウレタンエラ
ストマー組成物。 - 【請求項2】 請求項1において、式1(化1)の化合
物を、予め(2)の硬化剤中に含有せしめて得られる常
温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物。 - 【請求項3】 式1(化1)で表わされる芳香族カルボ
ン酸がo−トルイル酸、o−クロル安息香酸、及びo−
ニトロ安息香酸である請求項1又は2記載の常温硬化型
ポリウレタンエラストマー組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27406193A JP3325367B2 (ja) | 1992-11-18 | 1993-11-02 | 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30884392 | 1992-11-18 | ||
JP4-308843 | 1992-11-18 | ||
JP27406193A JP3325367B2 (ja) | 1992-11-18 | 1993-11-02 | 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206964A JPH06206964A (ja) | 1994-07-26 |
JP3325367B2 true JP3325367B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=26550879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27406193A Expired - Lifetime JP3325367B2 (ja) | 1992-11-18 | 1993-11-02 | 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3325367B2 (ja) |
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DE19610390C1 (de) * | 1996-03-16 | 1997-11-20 | Kvs Korrosions Und Verschleiss | Verfahren zum Beschichten von Fahrzeugböden |
JP2002212541A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Konishi Co Ltd | 2成分形ポリウレタン系シーリング材 |
CN101180378B (zh) * | 2005-04-28 | 2011-09-21 | 东洋油墨制造株式会社 | 粘接剂及使用其的包装用层压体 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP27406193A patent/JP3325367B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH06206964A (ja) | 1994-07-26 |
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