[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3397670B2 - 記録装置および方法 - Google Patents

記録装置および方法

Info

Publication number
JP3397670B2
JP3397670B2 JP00322598A JP322598A JP3397670B2 JP 3397670 B2 JP3397670 B2 JP 3397670B2 JP 00322598 A JP00322598 A JP 00322598A JP 322598 A JP322598 A JP 322598A JP 3397670 B2 JP3397670 B2 JP 3397670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
liquid
recording
ejecting
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00322598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11198357A (ja
Inventor
真樹 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP00322598A priority Critical patent/JP3397670B2/ja
Priority to EP98310803A priority patent/EP0928689B1/en
Priority to US09/224,840 priority patent/US6371609B1/en
Priority to DE69831648T priority patent/DE69831648T2/de
Publication of JPH11198357A publication Critical patent/JPH11198357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3397670B2 publication Critical patent/JP3397670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04573Timing; Delays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04586Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads of a type not covered by groups B41J2/04575 - B41J2/04585, or of an undefined type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置および方
法、特に、記録媒体に向けてインク液滴を吐出させて記
録を行う記録装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノズルの液通路の先端のオリ
フィスから記録液の液滴を吐出させて記録が行われるイ
ンクジェット記録装置が開発されている。
【0003】インクジェット記録装置で一般の普通紙に
印字した場合、紙の繊維による記録液(インク)のにじ
み等が問題となっていた。そこで最近では、この問題を
解決して高画質画像を印刷するため、記録液を吐出して
記録媒体に印字する直前もしくは直後に、記録媒体に記
録処理液(以下、処理液と記す)を吐出する方法が採ら
れている。印字直前に吐出される場合には、さきがけ液
と称されることもある。処理液は無色透明であり、処理
液と記録液は記録媒体上の同一ドットに重ねて吐出し、
両液が記録媒体に吸収される前に記録媒体上で混合さ
れ、互いに反応して記録媒体に定着する。
【0004】この記録方法を施すことによって、記録液
の記録媒体に対する発色性、耐水性が向上し、にじみ
(ブリーディング)等を低減して記録性を高めることが
できる。処理液の使用による記録性の向上は、特に記録
媒体としてインク受容層のコーティングなどしていない
一般の普通紙を用いた場合に顕著である。
【0005】図7を参照して従来技術による処理液を用
いた吐出の概要を説明する。
【0006】図7において、記録紙6に対して記録ヘッ
ド2で矢印の方向に走査することにより印字を行う。記
録ヘッド2は2つのノズル列1a、1bを走査方向にお
いて間隔dで配列されており、ノズル列1aはインク
を、ノズル列1bは処理液を吐出する。両ノズル列1
a、1bの各オリフィス間距離(ノズルピッチ)はpと
する。
【0007】記録ヘッド2による走査が始まると、まず
ノズル列1bにより処理液を吐出し、記録紙6上にドッ
ト4bを形成する。次に、ノズル列1aによりインクを
吐出し、ドット4aを形成する。なお、逆方向走査の場
合は吐出の順序が逆となる。このとき、処理液は無色透
明であり、実際には図7のように見えることはない。
【0008】このような吐出を行うことにより、処理液
の効果で印字領域5と非印字領域との境界3においてに
じみが発生することもなく、同時に、耐水性、発色性も
向上させることができる。
【0009】この場合に、処理液の吐出比率は全インク
ドットに対して50%である。これは、本出願人が開発
した処理液と記録ヘッド2用いた実験結果では、すべて
のインクドットに対して処理液を吐出する必要はなく、
50%程度で十分な効果があることが確認されており、
処理液を無駄に消費しないようにするために処理液の吐
出比率を間引く方法を採っている。この処理液の吐出比
率(間引き率)は、インクドット及び処理液の1ドット
の吐出量や、インクの種類(Bkとカラーなど)や、イ
ンク及び処理液の組成等により変えることが好ましい。
【0010】また、プリンタのカラー化、写真画像への
対応にともない、複数のノズル列から複数色のインクを
吐出させるインクジェット装置が開発されてきており、
複数のノズル列から各色インクの着弾点を正確に一致さ
せる工夫もなされている。各色インクの着弾点を正確に
一致させるためには、ノズル列の配設位置や吐出速度、
紙間距離(ノズル形成面と記録媒体の記録面との距離)
などにおいて、非常に高い精度が要求され困難が多い。
【0011】そのために最近では、レジテストパターン
を印字させ、ユーザが着弾点の一致しているところを選
択する方法が行われている。この方法は、ユーザヘッド
位置調整法と呼ばれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
と処理液の着弾点を正確に一致させようとすると、前述
のインク同士の着弾点を一致させようとする場合よりさ
らに困難が多い。ノズル列の位置や吐出速度、紙間距離
などにおいて、非常に高い精度が要求されることは前述
した通りである。さらに、インクを吐出して印字する直
前、もしくは直後に処理液を吐出する必要があるため、
インク用ノズルと処理液用ノズルを同一のノズル列に組
み込むことはできない。また、インクと処理液は混合さ
れるとすぐに固着してしまうため、インクを吐出するノ
ズル列と処理液を吐出するノズル列は、オリフィスで固
着することがないようある一定の間隔dをもたせて配置
し、着弾時間に所定の時間差をつけるようにすることが
好ましい。
【0013】しかし、最近の高画質化の要求にともな
い、ノズルピッチpが50μm以下程度と小さくなる傾
向であるのに対し、ノズル列間隔dは10mm程度と大
きいため、ノズル列間隔dの精度をノズルピッチp並み
の精度にすることは製法上困難であり、コストアップに
もなる。さらに、両ノズル列をそれぞれ別に製造し、両
方を組み合わせる製法もあるが、この場合、精度を上げ
ることはより困難である。
【0014】前述したように、ユーザヘッド位置調整法
は、処理液が無色透明であるため普通紙では行うことが
できない。ユーザヘッド位置調整法を行うには、透明フ
ィルムを使うなどして透かして見なければならないた
め、ユーザに煩雑さをもたらすだけでなく、フィルム等
が高コストのために実現が困難であった。
【0015】そのため、従来では、処理液のノズル列を
少なくとも1種類のインクを吐出するノズル列と同一ヘ
ッド上に作り込み、両者のノズル列間隔dをできるだけ
近づけることにより精度向上を図ってきたが、精度向上
には製法上の限界もあり、コストアップにもつながって
いた。
【0016】また、インクと処理液のノズル列を近づけ
ることにより、インクと処理液の記録媒体への着弾時
に、双方の跳ね返りがオリフィスに付くことや、ミスト
による弊害がある。この弊害対策を実施するためにオリ
フィスを拭くワイピング手段を設けるなどすると、コス
トアップも問題になる。さらに高画質を追求するべくノ
ズルピッチpを小さくすると、さらなる精度の向上が必
要であり、製法上限界にも達していた。またノズル列を
別々に作る製法も大変困難であるため、製法の自由度を
低下させる要因にもなっていた。
【0017】近年、高画質のプリンタが求められ、ノズ
ル列の高密度化は大変重要な課題となってきている。一
方、処理液の吐出も、ブリーデイング防止、耐水性、発
色性の向上を図る上で大変重要であり、その使いこなし
技術が必要とされている。
【0018】そこで、本発明は上述の点に鑑みて成され
たもので、インクと処理液の着弾点の位置調整を普通紙
上で簡単に調整できるようにした記録装置および方法を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の装置では、第1のインク
を吐出する第1のノズル列と第2のインクを吐出する
第2のノズル列と前記第1および第2のインクと反応
する液体を吐出する第3のノズル列とそれぞれ同一方
向に配列された記録ヘッドと、前記記録ヘッドを前記同
一方向と異なる所定方向に走査させる走査手段と、前記
記録媒体を前記所定方向と垂方向に搬送する搬送手
段とを備える記録装置において、前記第1および第2
のノズル列より前記第1および第2のインクを所定のタ
イミングで吐出させるにあたり、前記記録媒体上で前記
第1のインクによる第1の画像領域が前記第2のインク
による第2の画像領域の間に位置するよう、前記第1お
よび第2のインクを吐出させるインク吐出制御手段と、
前記記録媒体上の前記第1の画像領域における両端部近
傍に対し、前記第3のノズル列より前記液体を所定のタ
イミングで吐出させて当該液体の吐出領域を形成するに
あたり、当該吐出領域が複数個所にシフトし位置に形
成されるよう、前記液体を吐出させる液体吐出制御手段
、前記液体吐出制御手段により液体を吐出させる際に
使用する液体吐出タイミングとして、前記複数個所に対
応する複数の液体吐出タイミングを記憶した記憶手段
と、前記複数の液体吐出タイミングのうち、1つの液体
吐出タイミングを設定する設定手段とを備えることを
特徴とする。
【0020】ここで、請求項2に記載の本発明の装置で
は、前記インク吐出制御手段は、前記所定方向において
前記第2の画像領域の間に前記第1の画像領域が位置す
るように前記第1および第2のインクを吐出させること
ができる。
【0021】ここで、請求項3に記載の本発明の装置で
は、前記インク吐出制御手段は、前記垂直方向におい
て前記第2の画像領域の間に前記第1の画像領域が位置
するように前記第1および第2のインクを吐出させる
とができる。
【0022】ここで、請求項4に記載の本発明の装置で
は、前記設定手段は、前記複数の液体吐出タイミングの
うち、最適な吐出タイミングとしてユーザにより選択さ
れた1つの液体吐出タイミングを前記記憶手段から読み
出す手段と、前記読み出された1つの液体吐出タイミン
グを設定する手段と、を備えることができる。
【0023】ここで、請求項5に記載の本発明の装置で
は、前記設定手段は、前記記録媒体上に形成された、
記複数個所における前記第1の画像領域と前記第2の画
像領域の間の前記第1のインクと前記第2のインクのに
じみを検出する検出手段と、前記検出手段による検出結
果に応じて、前記検出したにじみが最小となる箇所に対
応する液体吐出タイミングを入力する入力手段と、前記
入力した液体吐出タイミングを前記記憶手段から読み出
す読み出し手段とを備えることができる。
【0024】ここで、請求項6に記載の本発明の装置で
は、前記第1のインクは、前記第2のインクよりも高濃
であり、前記液体は、前記第1および第2のインク中
の色材を不溶化または凝集させることができる。
【0025】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の本発明の装置では、第1のインクを吐出するための
第1のノズル列と、第2のインクを吐出するための第2
のノズル列と、前記第1および第2のインクと反応する
液体を吐出するための第3のノズルとを有する記録ヘッ
ドを所定方向へ走査させながら記録媒体に対し前記第1
のインク、前記第2のインクおよび前記液体を吐出し、
当該吐出される液体の着弾位置ズレを調整するためのパ
ターンを形成する記録装置であって、前記第1のインク
による第1のドットパターンを形成する手段と、前記第
1のドットパターンの前記所定方向における両端部に隣
接するよう、前記第2のインクによる第2のドットパタ
ーンを形成する手段と、前記第1のドットパターンの前
記所定方向における両端部近傍に、前記液体による液体
ドットパターンを重ねて形成するにあたり、前記液体ド
ットパターンの形成位置を前記所定方向にシフトさせた
複数の液体ドットパターンを形成する手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するために、請求項8に記
載の本発明の方法では、第1のインクを吐出する第1の
ノズル列と第2のインクを吐出する第2のノズル列
前記第1および第2のインクと反応する液体を吐出
する第3のノズル列と配列された記録ヘッドを所定方
向へ走査させながら記録媒体に対し前記第1のインク、
前記第2のインクおよび前記液体を吐出し、当該吐出さ
れる液体の着弾位置ズレを調整するためのパターンを形
成する記録方法であって、前記第1および第2のノズル
列より前記第1および第2のインクを所定のタイミング
で吐出させるにあたり、前記記録媒体上で前記第1のイ
ンクによる第1の画像パターンが前記第2のインクによ
第2の画像パターンの間に位置するよう、前記第1お
よび第2のインクを吐出させるインク吐出制御工程と、
前記記録媒体上の前記第1の画像パターンにおける両端
部近傍に対し、前記第3のノズル列より前記液体を所定
のタイミングで吐出させて当該液体の吐出パターンを形
成するにあたり、当該液体吐出パターンが複数個所にシ
フトし位置に形成されるよう、前記液体を吐出させ
液体吐出制御工程とを備え、前記液体吐出制御工程で
は、前記液体を吐出させる際に使用する液体吐出タイミ
ングとして、前記複数個所に対応する複数の液体吐出タ
イミングを記憶した記憶手段から、当該複数の液体吐出
タイミングを読み出すことにより、前記複数個所に複数
の液体吐出パターンを形成することを特徴とする。
【0027】ここで、請求項9に記載の本発明の方法で
は、前記記録媒体上に形成された、前記第1の画像パタ
ーン、前記第2の画像パターンおよび前記複数の液体吐
出パターンから構成される画像に基づき、前記複数の液
体吐出タイミングのうち、最適な吐出タイミングとし
て、1つの液体吐出タイミングをユーザに入力させる入
力工程と、前記入力された1つの液体吐出タイミングを
前記記憶手段から読み出す工程と、前記読み出した液体
吐出タイミングを設定し、液体の着弾位置ズレを調整す
る工程と、を更に有することができる。
【0028】上記目的を達成するために、請求項10に
記載の本発明の方法では、第1のインクを吐出するため
の第1のノズル列と、第2のインクを吐出するための第
2のノズル列と、前記第1および第2のインクと反応す
る液体を吐出するための第3のノズルとを有する記録ヘ
ッドを所定方向へ走査させながら記録媒体に対し前記第
1のインク、前記第2のインクおよび前記液体を吐出
し、当該吐出される液体の着弾位置ズレを調整するため
のパターンを形成する記録方法であって、前記第1のイ
ンクによる第1のドットパターンを形成する工程と、前
記第1のドットパターンの前記所定方向における両端部
に隣接するよう、前記第2のインクによる第2のドット
パターンを形成する工程と、前記第1のドットパターン
の前記所定方向における両端部近傍に、前記液体による
液体ドットパターンを重ねて形成するにあたり、前記液
体ドットパターンの形成位置を前記所定方向にシフトさ
せた複数の液体ドットパターンを形成する工程と、を有
することができる。
【0029】ここで、請求項11に記載の本発明の方法
では、前記複数の液体ドットパターンの中から、前記第
1のドットパターンと前記第2のドットパターンとの隣
接部分において滲みが最も少ない、1つの液体ドットパ
ターンを選択することで、液体の着弾位置ズレを調整す
る工程を更に有することができる。
【0030】ここで、請求項12に記載の本発明の方法
では、前記第1のインクは、前記第2のインクよりも高
濃度とすることができる。
【0031】ここで、請求項13に記載の本発明の方法
では、記液体は、前記第1および第2のインク中の色
材を不溶化または凝集させることができる。
【0032】
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
可能な記録装置の要部構成を示す概略斜視図である。
【0035】図1は、本発明のインクジェット記録装置
の実施の形態におけるプリンタ部の構成例を示したもの
である。
【0036】図1において、11a,11bはヘッドカ
ートリッジ、13はキャリッジである。ヘッドカートリ
ッジ11a,11bはインクジェット記録ヘッド部10
a,10bを有し、それぞれインクタンク12a,12
bとインクタンク12c,12dを搭載する。キャリッ
ジ13はこれらを搭載し、後述するモータの駆動力によ
り駆動され、ガイド軸15x,15yに案内されて図1
中に両矢印で示すヘッド走査方向に移動して両記録ヘッ
ド部10a,10bによる記録走査を行わせる。各イン
クタンクは内部に空間を有しており、吐出するためのイ
ンク、処理液を貯蔵しておくために使用される。
【0037】インクジェット記録ヘッド部10a,10
bの各ノズルには、インクタンク12aから処理液が,
インクタンク12b,12c,12dから各色のインク
が供給され、各ノズルの液通路毎に設けられている吐出
用電気熱変換体(ヒータ)に駆動信号が供給される。こ
れにより、インク,処理液に熱エネルギを印加して熱エ
ネルギによって各液中に気泡を発生させ、発泡時の圧力
を利用して各液の吐出が行われる。つまり、いわゆるバ
ブルジェット方式を採用した吐出を行っている。各ノズ
ルのオリフィスは、記録紙の搬送方向とほぼ同方向、つ
まり、記録ヘッドの走査方向とほぼ垂直方向に配列され
ている。
【0038】16は記録紙、14は搬送ローラであり、
後述するモータの駆動力により図1において記録紙搬送
方向に記録紙16を搬送する。
【0039】上記に示したように、キャリッジ13をヘ
ッド走査方向に移動させながら、各ノズル列から処理液
あるいはインクを吐出させて記録を行うヘッド走査(主
走査)と、記録紙16の搬送(副走査)を交互に繰り返
し行うことにより、記録紙16全体への記録印字を行う
ことができる。
【0040】18a,18bはキャップであり、ホーム
ポジションにおいて記録ヘッド部10a,10bのオリ
フィス形成面と対向するようにゴム等の弾性材料で形成
されている。キャップ18a,18bは、記録ヘッド部
10a,10bに対し当接/離脱が可能なように支持さ
れている。キャップ18a,18bは非記録時の記録ヘ
ッド部の保護や、固着した処理液あるいはインクを除去
したり、ノズルやインクタンク(吐出に際しインクを貯
めておく記録ヘッド内にある空間)にたまった気泡を除
去するため、吸引ポンプ(図示せず)により強制的にイ
ンクを吸引排出するため用いられる。
【0041】本実施の形態においては、処理液を吐出す
るヘッドとインクを吐出するヘッドを用いるため、キャ
ップ18aは、処理液、インクをそれぞれ吸引回復させ
るための処理液吸引部19aとインク吸引部19bに分
割した構成とされている。このようなキャッピングのた
めの構成は、処理液とインクが、混合されるとすぐに固
着して除去不能となるために採られているものである。
【0042】17はインク排出口であり、インクの吐出
回復処理における吐出回復動作のために設けられてい
る。吐出回復処理とは、インク排出口17にオリフィス
形成面を対向させ、各記録ヘッド部のノズル列からイン
クを吐出させることによって、気泡や塵挨、増粘して記
録に適さなくなったインク等をインク排出口17に強制
的に排出させる処理である。
【0043】図2は記録ヘッド部10a,10bを底面
から見た模式図である。図2(a)は記録ヘッド部10
aを、図2(b)は記録ヘッド部10bを示す。
【0044】図2のように、記録ヘッド部10aは2つ
のノズル列20a、20bを備え、ノズル列20aから
は処理液(さきがけ液S)を、ノズル列20bからは黒
インク(Bk)を吐出することができる。記録ヘッド部
10bは、6つのノズル列20a1、20a2、20a
3、20b1、20b2、20b3を備える。ノズル列
20a1と20a2と20a3は、ほぼ記録紙搬送方向
に一直線状に配列され、ノズル列20b1と20b2と
20b3はほぼ記録紙搬送方向に、ノズル列20a1、
20a2、20a3と略平行に一直線状に配列される。
【0045】ノズル列20a1からは低濃度のイエロー
のインク(y)、ノズル列20a2からは低濃度のマゼ
ンタのインク(m)、ノズル列20a3からは低濃度の
シアンのインク(c)をそれぞれ吐出することができ
る。また、ノズル列20b1からは高濃度のイエローの
インク(Y)、ノズル列20b2からは高濃度のマゼン
タのインク(M)、ノズル列20b3からは高濃度のシ
アンのインク(C)をそれぞれ吐出することができる。
【0046】図2に示した2つの記録ヘッド部10a,
10bをキャリッジ13に搭載することにより、文書や
カラーグラフィック、写真画像など様々なモノクロ画
像、カラー画像印字することができる。本実施の形態で
はこのようなノズル構成としたが、本発明は、このよう
なノズル構成でなくとも適用することができ、インク1
色に付き1列のノズル列を配列する構成でも良いし、複
数のノズル列を配列する構成のヘッドカートリッジにも
適用することができる。
【0047】図3は本実施の形態の記録装置の制御回路
のブロック図である。
【0048】システムコントローラ301の内部には、
マイクロプロッサをはじめ、装置の制御プログラムや本
発明の記録方法のプログラムが記憶されている記憶媒体
(ROM),マイクロプロセッサが処理を行う際に使用
する記憶媒体(RAM)等が配置されている。システム
コントローラ301は、装置全体を制御する。モータ3
24はドライバ322からの速度、移動距離などの情報
を受け取り動作し、主走査方向(スキャン方向)に記録
ヘッドを駆動する。モータ325はドライバ323から
の速度、移動距離などの情報を受け取り動作し、副走査
方向(搬送方向)に記録紙16等の記録紙を搬送させ
る。
【0049】ホストコンピュータ306は、本実施の形
態の記録装置に対して記録すべき情報を転送するための
装置である。ユーザは、キーボード等の入力装置305
により、ホストコンピュータ306を介して記録装置を
制御するためのコマンド、データ等を入力する。
【0050】受信バッファ307は、ホストコンピュー
タ306からのデータ等を一時的に格納し、システムコ
ントローラ301からのデータが読み込まれるまでデー
タ等を蓄積しておく。フレームメモリ308は、印字す
べきデータをイメージデータに展開するためのメモリで
あり、印字に必要な分のメモリサイズ、たとえば1ペー
ジ分の容量を有している。本実施の形態では、フレーム
メモリ308の容量は特に限定されるものではない。
【0051】バッファ309S,309Pは、印字すべ
きデータを一時的に記憶し、記録ヘッドのノズル数によ
り記憶容量は変化する。印字制御部310は、記録ヘッ
ドをシステムコントローラ301からの指令により適切
に制御するためのもので、印字速度、印字データ数等を
制御するととも、さらには処理液を吐出させるタイミン
グのデータも作成する。ドライバ311は、処理液を吐
出させるための記録ヘッド部10aと画像記録用のイン
クを吐出させるための記録ヘッド部10a,10bを駆
動するためのものであり、印字制御部310からの信号
により制御される。
【0052】まず、ホストコンピュータ306から画像
データが受信バッファ307に転送されて一時的に格納
される。次に、格納されている画像データはシステムコ
ントローラ301によって読み出されてバッファ309
S,309Pに展開される。
【0053】印字制御部310は、バッファ309S,
309Pに展開された画像データを基に吐出データを作
成し、各バッファ309S,309P内の画像データお
よび処理液用データに基づいて記録ヘッドの吐出動作を
制御する。
【0054】印字制御部310はまた、システムコント
ローラ301の制御により高濃度のインクと低濃度のイ
ンクを所定のパターンで吐出させるためのインク吐出デ
ータの作成と、処理液を高濃度のインクのパターンの端
部の間隔で吐出させるための処理液用データの作成とを
行い、着弾位置調整パターンに応じて記録ヘッドの吐出
動作を制御する。
【0055】RAM330は、着弾位置調整パターンの
処理液用データ(複数の吐出タイミングデータ)を記憶
する。システムコントローラ301は、ユーザからの入
力装置305による指示入力に応じて複数の吐出タイミ
ングデータのいずれか最適のものを読み出し、読み出し
たタイミングによって処理液を吐出するようにタイミン
グ設定を行う。
【0056】図4は本発明の第1の実施の形態における
インクと処理液の着弾位置調整パターンを示す説明図で
ある。
【0057】図4において、41a,41bは低濃度の
インク(例えばここではイエロー)のドットパターン
(画像領域)、42は高濃度のインク(例えばここでは
ブラック)のドットパターン(画像領域)、43a,4
3bは処理液のドットパターン(吐出領域)を示す。2
種類のインクのパターンにより、低濃度のインク−高濃
度のインク−低濃度のインクと3領域を並べて印字した
ベタパッチパターンの着弾位置調整パターン400を形
成する。処理液は無色透明であり、実際には図4のよう
に見えることはない。44a,44bは、処理液滴の着
弾位置が合っているかどうかを判断するための境界部で
ある。ドットパターン43aと43bの間隔は、ドット
パターン42の両端部の間隔とほぼ同間隔とされ、ブラ
ックインクパッチの境界部44a,44bに処理液を吐
出することができるようになっている。
【0058】ここで、処理液滴の着弾位置調整を行う前
提として、ブラックのドットパターン42とイエローの
ドットパターン41a,41bの着弾位置を調整し、ド
ットパターン42がドットパターン41a,41bの間
に近接して位置するようにする必要がある。これは、ど
ちらもインクによるドットパターンであるから、普通紙
に実際に印字を行って試て調整するなどして、従来の方
法により調整すればよい。ここでは、ドットパターン4
2が、主走査方向においてドットパターン41aと41
bにより挟まれるパターンとした。
【0059】本実施の形態では、図4に示したパターン
のように吐出を行う時に、2つの画像領域の境界部44
a,44bの高濃度のインクで印字した部分(ドットパ
ターン42)の両端部近傍に、同時に処理液による吐出
もシフトさせて複数箇所に重ねて行うことでインクと処
理液の着弾位置調整を行う。
【0060】図5は上記の吐出結果に応じてインクと処
理液の着弾位置を調整する方法を説明する説明図であ
り、ここでは図4の左側の境界部44aを拡大して示し
ている。
【0061】このとき、境界部44aには処理液が吐出
されているので、図5(a)に示すように、処理液の着
弾位置がブラックのドットパターン42の左側のドット
の位置と一致していれば、2つのドットパターン41a
と42はにじむことなく、境界部44aがくっきりと現
れる。
【0062】しかし、図5(b)に示すように両者の着
弾位置が一致していないと、境界部44aにおいてブラ
ックのドットパターン42が、イエローのドットパター
ン41aの領域ににじみ出してブリーディングを生じ、
画像として乱れたものになる。これは、処理液のドット
パターン43aが右寄りにずれていて、境界部44aの
ブラックのドットパターン42の位置と着弾位置が一致
していないことを示している。
【0063】図5(b)では処理液が右寄りよっている
場合を示したが、逆に左寄りによっている場合は、ブラ
ックのドットパターン42を挟み込んでいる反対側の境
界部44bにおける画像のにじみを判断することによ
り、着弾位置の合否(一致/不一致)を判断できる。
【0064】図4と図5の例では、図中左右方向(主走
査方向)の着弾位置調整のための印字パターンについて
説明したが、図4に示すパターンとは90度向きが異な
るだけの類似形状のパターンを印字することにより、副
走査方向における着弾位置の調整を行うようにすること
もできる。また、両パターンを合わせて、主走査方向と
副走査方向における着弾位置の調整を行う印字パターン
とすることも可能である。
【0065】図6は上記の着弾位置調整パターンを使っ
た実際の調整例を示す説明図である。
【0066】図6において、61a,61bはイエロー
のドットパターン、62はブラックのドットパターンで
ある。63で示す白い枠は、処理液を吐出して形成した
ドットパターンである。図6に示すように、ドットパタ
ーン63が複数箇所にシフトするように処理液の駆動タ
イミングを調整することにより、処理液の着弾位置を変
えたいくつかの着弾位置調整パターン601,602,
603,604,605を、図4に示すように印字す
る。
【0067】図6において、着弾位置調整パターン60
1は2画素(2pixels)分、着弾位置調整パター
ン602は1画素(1pixels)分、それぞれ処理
液のドットパターン63が右寄りにシフトしている。着
弾位置調整パターン604は1画素(1pixels)
分、着弾位置調整パターン605は2画素(2pixe
ls)分、それぞれ処理液のドットパターン63が左寄
りにシフトしている。着弾位置調整パターン603はシ
フトしていない。
【0068】そしてユーザがこの着弾位置調整パターン
601〜605の印字結果を見て、ブラックのドットパ
ターン62とイエローのドットパターン61a,61b
のいずれかとの境界部でじみの最も少ないものを選び出
し、この時の処理液の最適な吐出タイミングを記録装置
のRAM330に記憶させる。そして、通常はこの吐出
タイミングを採用して吐出タイミングを設定することに
より、インクと処理液の着弾位置を常に最適に調整でき
る。
【0069】このように本実施の形態によれば、互いに
近接して吐出したブラックとイエローインクの実際の印
字結果をユーザが見て、両インクの画像のにじみで透明
な処理液の着弾位置の調整を行えるので、普通紙におい
ても簡単に正確に記録液と処理液の着弾点を一致させる
ことができる。また記録ヘッドにおける記録液を吐出す
るノズル列と処理液を吐出するノズル列の位置精度を下
げることが可能になり、記録ヘッドの製造が容易にな
り、記録ヘッドの製造コストを下げることもできる。
【0070】また、ブラックとイエローの2種類のイン
クは、それぞれ印字濃度が異なるようにしたことによ
り、着弾位置調整パターンにおける2種類のインクの画
像のにじみをはっきりさせ、容易に着弾位置を調整する
ことができる。
【0071】また、前述したように、主走査方向と副走
査方向の両方向において、高濃度のインクのパターンが
低濃度のインクのパターンで挟まれるように近接し、処
理液は、その境界部の高濃度のインクのパターン上に重
なるように印字したことにより、両方向における着弾位
置の調整を容易に行うことができる。
【0072】また、着弾位置調整パターンの印字結果を
ユーザが見てシフトして印字した複数のパターンからに
じみの少ない最適なものを設定入力するようにしたの
で、ユーザが処理液の使用を必要とするときに、すなわ
ち発色性、耐水性、にじみ(ブリーディング)の向上が
必要なときに、自由に調整することができ、着弾位置の
調整を効率よく容易に行うことができる効果がある。
【0073】(他の実施の形態)上記の実施の形態で
は、ユーザが実際に記録した画像を見てにじみの少ない
ものを選択するようにしたが、図3において構成要素3
40、341を追加して設けることで、記録紙上の画像
のにじみ率を検知するようにしてもよい。
【0074】340は、たとえばキャリッジ13と一体
的に設けられたCCD等の光学センサであり、記録紙上
の画像を検知することができる。光学センサ340から
の画像信号はにじみ検出部341に入力され、ここで、
所定の画像処理を施されて着弾位置調整パターンにおけ
る画像のにじみが検出される。システムコントローラ3
01は、にじみが最小となるパターンに応じた吐出タイ
ミングで処理液の吐出を行うように、印字制御部310
による吐出タイミングを設定する。
【0075】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
と同様の効果を、ユーザの手を煩わせることなく効率よ
く容易に得ることができる。
【0076】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が
達成できるからである。
【0077】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0078】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0079】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0080】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0081】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0082】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0083】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0084】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0085】さらに、インク染料を不溶化する処理液
は、一例として以下のようにして得ることができる。
【0086】すなわち、下記の成分を混合溶解した後、
さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ
(商品名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社
製)にて加圧濾過した後、NaOHでpHを4.8に調
整し、処理液A1を得ることができる。
【0087】 [A1の成分] カチオン性化合物の低分子成分 ステアリルトリメチルアンモニウム塩 2.0部 (商品名;エレクトロストリッパQE、花王株式会社製) または、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド (商品名;ユータミン86P、花王株式会社製) カチオン性化合物の高分子成分 ジアリルアミン塩酸塩と二酸化イオウとの共重合体 3.0部 (平均分子量;5000) (商品名;ポリアミンスルホンPAS−92、 日東紡績株式会社製) チオジグリコール 10部 水 残部 また、上記処理液と混合し不溶化するインクの好適な例
として以下のものを挙げることができる。
【0088】すなわち、下記の成分を混合し、さらにポ
アサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品
名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社製)に
て加圧濾過してイエロー,マゼンタ,シアン,ブラック
のインクY1,M1,C1,K1を得ることができる。
【0089】 Y1 C.I.ダイレクトイエロー142 2部 チオジグリコール 10部 商品名;アセチレノールEH 0.05部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残部 M1 染料をC.I.アシッドレッド289;2.5部に代え
た以外はY1と同じ組成 C1 染料をC.I.アシッドブルー9;2.5部に代えた以
外はY1と同じ組成 K1 染料をC.I.フードブラック2;3部に代えた以外は
Y1と同じ組成 以上示したそれぞれ処理液(液体組成物)とインクとの
混合において、本発明では、上述した処理液とインクが
記録媒体上あるいは記録媒体に浸透した位置で混合する
結果、反応の第1段階として処理液中に含まれているカ
チオン性物質の内、低分子量の成分またはカチオン性オ
リゴマーとインクに使用しているアニオン性基を有する
水溶性染料とがイオン的相互作用により会合を起こし、
瞬間的に溶液相から分離を起こす。
【0090】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体が処理液中に含まれる高分子成分により吸着
されるために、会合で生じた染料の凝集体のサイズがさ
らに大きくなり、記録媒体の繊維間の隙間に入り込みに
くくなり、その結果として固液分離した液体部分のみが
記録紙中にしみこむことにより、記録品位と定着性との
両立が達成される。同時に上述したようなメカニズムに
より生成したカチオン物質の低分子成分またはカチオン
性オリゴマーとアニオン性染料で形成される凝集体は粘
性が大きくなり、液媒体の動きとともに移動することが
ないので、フルカラーの画像形成時のように隣接したイ
ンクドットが異色のインクで形成されていたとしても互
いに混じり合うようなことはなく、ブリーデイングも起
こらない。また、上記凝集体は本質的に水不溶性であり
形成された画像の耐水性は完全なものとなる。また、ポ
リマーの遮蔽効果により形成された画像の耐光堅牢性も
向上するという効果も有する。
【0091】本明細書において使用される「不溶化」ま
たは「凝集」の用語は、前記第1段階のみの現象また
は、第1段階と第2段階の両方を含んだ現象を意味す
る。
【0092】また、本発明の実施にあたっては、従来技
術のように分子量の大きいカチオン性高分子物質や多価
の金属塩を使用する必要がないか、あるいは使用する必
要があっても本発明の効果をさらに向上させるために補
助的に使用するだけで良いので、その使用量を最小限に
抑えることができる。その結果として、従来のカチオン
性高分子物質や多価金属塩を使用して耐水化効果を得よ
うとした場合の問題点であった染料の発色性の低下がな
くなるということを本発明の別の効果として挙げること
ができる。
【0093】なお、本発明を実施するにあたって使用す
る記録媒体については特に制限されるものではなく、従
来から使用されているコピー用紙、ボンド紙等のいわゆ
る普通紙を好適に用いることができる。もちろんインク
ジェット記録用に特別に作製したコート紙やOHP用透
明フィルムも好適に使用でき、また、一般の上質紙や光
沢紙も好適に使用可能である。
【0094】また、本発明方法は、複数の機器から構成
されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置
に適用しても良い。また、本発明方法はシステム或いは
装置にプログラムを供給することによって達成される場
合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本
発明方法を達成するためのソフトウエアによって表され
るプログラムを格納した記憶媒体をシステム或いは装置
に読み出すことによって、そのシステム或いは装置が、
本発明方法の効果を享受することが可能になる。
【0095】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、記録媒体上で第1のインクによる第1の画像領域が
第2のインクによる第2の画像領域の間に位置し、第1
画像領域における両端部近傍に対し、液体の吐出領域
が複数個所にシフトした位置に形成されるよう、所定の
タイミングで液体を吐出させる液体吐出タイミングとし
これらの箇所に対応する複数の液体吐出タイミングを
記憶しておき、これらタイミングのうち1つを設定する
ことで、記録媒体が普通紙でも、第1のインクの画像領
域の両端部と第2のインクの第2の画像領域との間で第
1のインクと第2のインクがにじまない位置に液体を吐
出する最適タイミングで画像を記録できるように、液体
の着弾位置ズレの調整を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な記録装置の要部構成を示す
概略斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における記録ヘッド
部10a,10bを底面から見た模式図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の記録装置の制御回
路のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるインクと処
理液の着弾位置調整パターンを示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態において吐出結果に
応じてインクと処理液の着弾位置を調整する方法を説明
する説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における着弾位置調
整パターンを使った実際の調整例を示す説明図である。
【図7】従来技術による処理液を用いた吐出の概要を示
す説明図である。
【符号の説明】
10a,10b インクジェット記録ヘッド部 11a,11b ヘッドカートリッジ 13 キャリッジ 14 搬送ローラ 20a,20b,20a1,20a2,20a3,20
b1,20b2,20b3 ノズル列 41a,41b,61a,61b 低濃度のインク(イ
エローインク)のドットパターン 42,62 高濃度のインク(ブラックインク)のドッ
トパターン 43a,43b,63 処理液のドットパターン 44a,44b 境界部 301 システムコントローラ 305 入力装置 306 ホストコンピュータ 310 印字制御部 324,325 モータ 330 RAM 340 光学センサ 341 にじみ検出部 400,601,602,603,604,605 着
弾位置調整パターン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/485 B41J 2/51

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のインクを吐出する第1のノズル列
    第2のインクを吐出する第2のノズル列と前記第
    1および第2のインクと反応する液体を吐出する第3の
    ノズル列とそれぞれ同一方向に配列された記録ヘッド
    と、 前記記録ヘッドを前記同一方向と異なる所定方向に走査
    させる走査手段と、 前記記録媒体を前記所定方向と垂方向に搬送する搬
    送手段とを備える記録装置において、 前記第1および第2のノズル列より前記第1および第2
    インクを所定のタイミングで吐出させるにあたり、前
    記記録媒体上で前記第1のインクによる第1の画像領域
    が前記第2のインクによる第2の画像領域の間に位置す
    るよう、前記第1および第2のインクを吐出させるイン
    ク吐出制御手段と、前記記録媒体上の前記第1の画像領域における両端部近
    傍に対し、 前記第3のノズル列より前記液体を所定のタ
    イミングで吐出させて当該液体の吐出領域を形成するに
    あたり、当該吐出領域が複数個所にシフトし位置に形
    成されるよう、前記液体を吐出させる液体吐出制御手段
    前記液体吐出制御手段により液体を吐出させる際に使用
    する液体吐出タイミングとして、 前記複数個所に対応す
    る複数の液体吐出タイミングを記憶した記憶手段と、 前記複数の液体吐出タイミングのうち、1つの液体吐出
    タイミングを設定する設定手段と を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インク吐出制御手段は、前記所定方
    向において前記第2の画像領域の間に前記第1の画像領
    域が位置するように前記第1および第2のインクを吐出
    させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク吐出制御手段は、前記垂直
    方向において前記第2の画像領域の間に前記第1の画
    領域が位置するように前記第1および第2のインクを吐
    出させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、 前記複数の液体吐出タイミングのうち、最適な吐出タイ
    ミングとしてユーザに より選択された1つの液体吐出タ
    イミングを前記記憶手段から読み出す手段と 前記読み出された1つの液体吐出タイミングを設定する
    手段と、 を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、 前記記録媒体上に形成された、前記複数個所における前
    第1の画像領域と前記第2の画像領域の間の前記第1
    のインクと前記第2のインクのにじみを検出する検出手
    段と、 前記検出手段による検出結果に応じて、前記検出したに
    じみが最小となる箇所に対応する液体吐出タイミングを
    入力する入力手段と、前記 入力した液体吐出タイミングを前記記憶手段から読
    み出す読み出し手段と を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のインクは、前記第2のインク
    よりも高濃度であり、 前記液体は、前記第1および第2のインク中の色材を不
    溶化または凝集 させることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 第1のインクを吐出するための第1のノ
    ズル列と、第2のインクを吐出するための第2のノズル
    列と、前記第1および第2のインクと反応する液体を吐
    出するための第3のノズルとを有する記録ヘッドを所定
    方向へ走査させながら記録媒体に対し前記第1のイン
    ク、前記第2のインクおよび前記液体を吐出し、当該吐
    出される液体の着弾位置ズレを調整するためのパターン
    を形成する記録装置であって、 前記第1のインクによる第1のドットパターンを形成す
    る手段と、 前記第1のドットパターンの前記所定方向における両端
    部に隣接するよう、前記第2のインクによる第2のドッ
    トパターンを形成する手段と、 前記第1のドットパターンの前記所定方向における両端
    部近傍に、前記液体による液体ドットパターンを重ねて
    形成するにあたり、前記液体ドットパターンの形成位置
    を前記所定方向にシフトさせた複数の液体ドットパター
    ンを形成する手段と、 を有することを特徴とする 記録装置。
  8. 【請求項8】 第1のインクを吐出する第1のノズル列
    第2のインクを吐出する第2のノズル列と前記第
    1および第2のインクと反応する液体を吐出する第3の
    ノズル列と配列された記録ヘッドを所定方向へ走査さ
    せながら記録媒体に対し前記第1のインク、前記第2の
    インクおよび前記液体を吐出し、当該吐出される液体の
    着弾位置ズレを調整するためのパターンを形成する記録
    方法であって、 前記第1および第2のノズル列より前記第1および第2
    インクを所定のタイミングで吐出させるにあたり、前
    記記録媒体上で前記第1のインクによる第1の画像パタ
    ーンが前記第2のインクによる第2の画像パターンの間
    に位置するよう、前記第1および第2のインクを吐出さ
    せるインク吐出制御工程と、前記記録媒体上の前記第1の画像パターンにおける両端
    部近傍に対し、 前記第3のノズル列より前記液体を所定
    のタイミングで吐出させて当該液体の吐出パターンを形
    成するにあたり、当該液体吐出パターンが複数個所にシ
    フトし位置に形成されるよう、前記液体を吐出させ
    液体吐出制御工程とを備え、 前記液体吐出制御工程では、前記液体を吐出させる際に
    使用する液体吐出タイミングとして、前記複数個所に対
    応する複数の液体吐出タイミングを記憶した記憶手段か
    ら、当該複数の液体吐出タイミングを読み出すことによ
    り、前記複数個所に複数の液体吐出パターンを形成する
    ことを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体上に形成された、前記第1
    の画像パターン、前記第2の画像パターンおよび前記複
    数の液体吐出パターンから構成される画像に基づき、前
    記複数の液体吐出タイミングのうち、最適な吐出タイミ
    ングとして、1つの液体吐出タイミングをユーザに入力
    させる入力工程と、 前記入力された1つの液体吐出タイミングを前記記憶手
    段から読み出す工程と、 前記読み出した液体吐出タイミングを設定し、液体の着
    弾位置ズレを調整する工程と、 を更に有する ことを特徴とする請求項8に記載の記録方
    法。
  10. 【請求項10】 第1のインクを吐出するための第1の
    ノズル列と、第2のインクを吐出するための第2のノズ
    ル列と、前記第1および第2のインクと反応 する液体を
    吐出するための第3のノズルとを有する記録ヘッドを所
    定方向へ走査させながら記録媒体に対し前記第1のイン
    ク、前記第2のインクおよび前記液体を吐出し、当該吐
    出される液体の着弾位置ズレを調整するためのパターン
    を形成する記録方法であって、 前記第1のインクによる第1のドットパターンを形成す
    る工程と、 前記第1のドットパターンの前記所定方向における両端
    部に隣接するよう、前記第2のインクによる第2のドッ
    トパターンを形成する工程と、 前記第1のドットパターンの前記所定方向における両端
    部近傍に、前記液体による液体ドットパターンを重ねて
    形成するにあたり、前記液体ドットパターンの形成位置
    を前記所定方向にシフトさせた複数の液体ドットパター
    ンを形成する工程と、 を有することを特徴とする 記録方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の液体ドットパターンの中か
    ら、前記第1のドットパターンと前記第2のドットパタ
    ーンとの隣接部分において滲みが最も少ない、1つの液
    体ドットパターンを選択することで、液体の着弾位置ズ
    レを調整する工程を更に有することを特徴とする請求項
    10に記載の記録方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のインクは、前記第2のイン
    クよりも高濃度であることを特徴とする請求項8乃至1
    1のいずれかに記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 記液体は、前記第1および第2のイ
    ンク中の色材を不溶化または凝集させることを特徴とす
    る請求項8ないし12のいずれかに記載の記録方法。
JP00322598A 1998-01-09 1998-01-09 記録装置および方法 Expired - Fee Related JP3397670B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00322598A JP3397670B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 記録装置および方法
EP98310803A EP0928689B1 (en) 1998-01-09 1998-12-31 A recording apparatus and a recording method
US09/224,840 US6371609B1 (en) 1998-01-09 1998-12-31 Recording apparatus and a recording method
DE69831648T DE69831648T2 (de) 1998-01-09 1998-12-31 Apparat und Verfahren zum Aufzeichnen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00322598A JP3397670B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 記録装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11198357A JPH11198357A (ja) 1999-07-27
JP3397670B2 true JP3397670B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=11551514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00322598A Expired - Fee Related JP3397670B2 (ja) 1998-01-09 1998-01-09 記録装置および方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6371609B1 (ja)
EP (1) EP0928689B1 (ja)
JP (1) JP3397670B2 (ja)
DE (1) DE69831648T2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10117035B4 (de) * 2000-04-27 2006-08-17 Hewlett-Packard Development Co., L.P., Houston Drucktechnik zum Verbergen von Bandgrenzen-Banderscheinungen
US6874419B2 (en) * 2001-09-26 2005-04-05 Speaking Roses International, Inc. Providing customized text and imagery on organic products
US7262881B2 (en) * 2001-10-15 2007-08-28 Agfa Graphics Nv Method to determine a characteristic of a printing system
US6960037B2 (en) * 2002-09-20 2005-11-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printer and feeding control method
JP2004314631A (ja) * 2003-04-04 2004-11-11 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、及び、印刷ヘッド
JP3965587B2 (ja) 2004-03-31 2007-08-29 富士フイルム株式会社 混色判定方法並びに画像記録方法及び装置
JP4859236B2 (ja) * 2006-03-02 2012-01-25 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法
JP4518098B2 (ja) * 2007-04-16 2010-08-04 富士フイルム株式会社 混色判定方法並びに画像記録方法及び装置
US8287079B2 (en) 2008-03-31 2012-10-16 Fujifilm Corporation Landing position determining method and device for processing-liquid ejection nozzles, and inkjet recording apparatus
US8123325B2 (en) * 2008-03-31 2012-02-28 Fujifilm Corporation Non-ejecting nozzle detecting method and device and inkjet recording apparatus
JP2011115986A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Seiko Epson Corp 液体吐出装置及び吐出タイミング補正方法
JP2011116041A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び、吐出タイミング補正方法
US9004642B2 (en) * 2013-01-28 2015-04-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Apparatus and method for controlling a printing device
JP6512945B2 (ja) * 2015-05-28 2019-05-15 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置および記録位置調整方法
JP6700677B2 (ja) * 2015-05-29 2020-05-27 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法
JP6903937B2 (ja) * 2017-02-21 2021-07-14 セイコーエプソン株式会社 テストパターンの作成方法、テストパターン、印刷システム、プログラム
JP7316130B2 (ja) * 2019-07-16 2023-07-27 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム
JP2023006647A (ja) * 2021-06-30 2023-01-18 キヤノン株式会社 記録装置、記録方法、制御装置、およびプログラム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1127227A (en) 1977-10-03 1982-07-06 Ichiro Endo Liquid jet recording process and apparatus therefor
JPS5936879B2 (ja) 1977-10-14 1984-09-06 キヤノン株式会社 熱転写記録用媒体
US4330787A (en) 1978-10-31 1982-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording device
US4345262A (en) 1979-02-19 1982-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method
US4463359A (en) 1979-04-02 1984-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Droplet generating method and apparatus thereof
US4313124A (en) 1979-05-18 1982-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording process and liquid jet recording head
US4558333A (en) 1981-07-09 1985-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording head
US4675696A (en) * 1982-04-07 1987-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus
JPS59123670A (ja) 1982-12-28 1984-07-17 Canon Inc インクジエツトヘツド
JPS59138461A (ja) 1983-01-28 1984-08-08 Canon Inc 液体噴射記録装置
JPS6071260A (ja) 1983-09-28 1985-04-23 Erumu:Kk 記録装置
JP3320268B2 (ja) * 1994-09-02 2002-09-03 キヤノン株式会社 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置及び記録方法
JP3359217B2 (ja) * 1995-02-13 2002-12-24 キヤノン株式会社 インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
JP3604800B2 (ja) * 1996-03-26 2004-12-22 キヤノン株式会社 インクジェットプリント方法およびインクジェットプリント装置
JPH1067125A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Oki Data:Kk インクジェット記録装置及び制御方法
US6109722A (en) * 1997-11-17 2000-08-29 Hewlett-Packard Company Ink jet printing system with pen alignment and method

Also Published As

Publication number Publication date
US6371609B1 (en) 2002-04-16
DE69831648T2 (de) 2006-06-14
EP0928689A3 (en) 2000-01-12
EP0928689B1 (en) 2005-09-21
JPH11198357A (ja) 1999-07-27
EP0928689A2 (en) 1999-07-14
DE69831648D1 (de) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3397670B2 (ja) 記録装置および方法
KR100458540B1 (ko) 잉크 제트 인쇄 방법 및 장치
EP0867298A2 (en) Printing apparatus and check pattern printing method
US8740351B2 (en) Ink jet printing system, ink jet printing method, and storage medium
JP3884993B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
US6299285B1 (en) Ink-jet printing apparatus and ink-jet printing method
JPH11240165A (ja) インクジェット記録装置および記録ヘッドの吐出回復方法
EP0887184B1 (en) Ink-jet printing method and apparatus for performing printing by employing ink and processing liquid making ink insoluble
JP3209930B2 (ja) インクジェットプリント装置、インクジェットプリント方法およびデータ作成方法
EP0788885B1 (en) Ink-jet printing apparatus and printing method
EP0847872B1 (en) Ink-jet printing method using first and second liquids, and printing apparatus for this method
JP3212264B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP4484403B2 (ja) 各色ノズルが副走査方向にずらして配されている印刷ヘッドによる印刷
JPH10193579A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP3176333B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH1111000A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JPH09226154A (ja) インクジェット記録装置
US6467894B1 (en) Ink jet print apparatus and print method using the same
JPH11138866A (ja) インクジェット記録方法
JPH10230627A (ja) インクジェット記録装置およびテストパターン作成方法
JPH09109381A (ja) インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
JP2006264189A (ja) インクジェット記録装置
JP2006168180A (ja) 記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JPH08323968A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2003205622A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140214

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees