JP2631837B2 - 平形編機のスティッチカムのための調整装置 - Google Patents
平形編機のスティッチカムのための調整装置Info
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- JP2631837B2 JP2631837B2 JP59057173A JP5717384A JP2631837B2 JP 2631837 B2 JP2631837 B2 JP 2631837B2 JP 59057173 A JP59057173 A JP 59057173A JP 5717384 A JP5717384 A JP 5717384A JP 2631837 B2 JP2631837 B2 JP 2631837B2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B15/32—Cam systems or assemblies for operating knitting instruments
- D04B15/327—Cam systems or assemblies for operating knitting instruments for stitch-length regulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第1項の前文に記載の平形
編機のスティッチカムのための調整装置に関する。
編機のスティッチカムのための調整装置に関する。
現在使用されている多くの平形編機においては、ステ
ィッチカムのための調整装置が完全に機械的に構成され
ている。すなわち、スティッチカムに対応して種々のス
ライダが配設されている。前記スライダは、キャリッジ
の行程方向転換点において、選択的に作動され、その結
果、それぞれ後を進むスティッチカムの関連する調節が
作動のために選び出されうる。前記の全く機械的な調整
装置は、この場合、構造上の制約があり、スティッチカ
ムに関して調節の可能性がごく僅かであり、従って満足
のいくものではない。
ィッチカムのための調整装置が完全に機械的に構成され
ている。すなわち、スティッチカムに対応して種々のス
ライダが配設されている。前記スライダは、キャリッジ
の行程方向転換点において、選択的に作動され、その結
果、それぞれ後を進むスティッチカムの関連する調節が
作動のために選び出されうる。前記の全く機械的な調整
装置は、この場合、構造上の制約があり、スティッチカ
ムに関して調節の可能性がごく僅かであり、従って満足
のいくものではない。
従って、スティッチカムを本質的に無段階に、一定の
位置に設定し、編目の密度が異なることにより本質的に
多様性が増した編成が可能なステップモータを備えたス
ティッチカムのための調整装置に移行していった。この
ような調整装置は、西ドイツ公開特許明細書第2111553
号及び同第2153429号により公知である。
位置に設定し、編目の密度が異なることにより本質的に
多様性が増した編成が可能なステップモータを備えたス
ティッチカムのための調整装置に移行していった。この
ような調整装置は、西ドイツ公開特許明細書第2111553
号及び同第2153429号により公知である。
後者の刊行物により公知の調整装置においては、ステ
ップモータがスティッチカムに固定されている。このこ
とは、スティッチカムの作動停止がステップモータによ
りひき起こされ、これによって、それぞれのスティッチ
カムが常に再び新たに調節されねばならないことを意味
する。それぞれ対応したステップモータを調整して、一
つのスティッチカムの作動停止と他のスティッチカムの
作動開始が行われるが、これらは、キャリッジ行程の方
向転換点において、すなわち、機械的調整装置の場合と
同様に実際の編成作動の前に行われる。そこで時間の問
題と、関連するスティッチカムの設定の再生可能性の正
確さに関する問題とが生じる。最初に挙げた刊行物によ
り公知の調整装置においては、作動中でないスティッチ
カムとこのカムの調整装置とを、ステップモータと共
に、針床から取り外す取り外し装置が設けられている。
これにより、スティッチカムの設定及び調整を、キャリ
ッジ行程の間に、調整装置の取り外され作動しない位置
において行うことができるので、前記の時間の問題は確
かに解消している。しかし、この場合にもやはり、機械
的調整装置の場合のように、キャリッジ行程の方向転換
点において、すなわち、実際の編成作動の前に、調整装
置が、既にプリセットされた位置にもたらされたスティ
ッチカムと共に、針へ運ばれ、作動させられる。特に、
このような構成によれば、公知の二つの調整装置におい
て、それぞれのスティッチカムに個々のステップモータ
が配設されており、その場合、前記モータは、調整運動
がスティッチカムの移動の方向において作用するようそ
れぞれ配設されている。
ップモータがスティッチカムに固定されている。このこ
とは、スティッチカムの作動停止がステップモータによ
りひき起こされ、これによって、それぞれのスティッチ
カムが常に再び新たに調節されねばならないことを意味
する。それぞれ対応したステップモータを調整して、一
つのスティッチカムの作動停止と他のスティッチカムの
作動開始が行われるが、これらは、キャリッジ行程の方
向転換点において、すなわち、機械的調整装置の場合と
同様に実際の編成作動の前に行われる。そこで時間の問
題と、関連するスティッチカムの設定の再生可能性の正
確さに関する問題とが生じる。最初に挙げた刊行物によ
り公知の調整装置においては、作動中でないスティッチ
カムとこのカムの調整装置とを、ステップモータと共
に、針床から取り外す取り外し装置が設けられている。
これにより、スティッチカムの設定及び調整を、キャリ
ッジ行程の間に、調整装置の取り外され作動しない位置
において行うことができるので、前記の時間の問題は確
かに解消している。しかし、この場合にもやはり、機械
的調整装置の場合のように、キャリッジ行程の方向転換
点において、すなわち、実際の編成作動の前に、調整装
置が、既にプリセットされた位置にもたらされたスティ
ッチカムと共に、針へ運ばれ、作動させられる。特に、
このような構成によれば、公知の二つの調整装置におい
て、それぞれのスティッチカムに個々のステップモータ
が配設されており、その場合、前記モータは、調整運動
がスティッチカムの移動の方向において作用するようそ
れぞれ配設されている。
西ドイツ公開特許明細書第2622883号により、互いに
斜めに向いた二つのスティッチカムが水平に可動のカム
スライダロッドによって作動され、前記スライダのラッ
ク端がステップモータによって駆動されることを特徴と
する冒頭に述べた種類のスティッチカムのための調整装
置が公知である。前記カムロッドにより、スティッチカ
ムを作動させたり停止させたりすることが可能であり、
スティッチカムの高さ調節もある限度内で可能である。
ステップモータを用いたカムスライダロッドの運動は、
いずれの場合でもキャリッジの行程の方向転換点におい
て行われる。カムロッドは、調整方向の運動のみを前記
スティッチカムに与えるのでなく、前記カムすなわち調
整方向に対して垂直にも運動の分力を与えるものであ
り、スティッチカムの高さ調節が前記カムをカムロッド
から取り外すことなく行われるものである。従って、こ
のためには、非常に高出力のステップモータが必要であ
り、このことはコスト面でも、キャリッジによって動か
される質量の面でも不都合な影響を及ぼす。一つのステ
ィッチカムまたは他のスティッチカムを作動させたり作
動停止させたりすることによりスティッチカムのための
高さ調節が失われるので、各々のキャリッジ方向転換点
において前記の高さ調節が新たに行われねばならないと
いう点が前記調整装置の他の欠点の本質である。このこ
とは、調節の再生がうまくできないことのみでなく、調
節の際の著しい時間の浪費の原因ともなる。
斜めに向いた二つのスティッチカムが水平に可動のカム
スライダロッドによって作動され、前記スライダのラッ
ク端がステップモータによって駆動されることを特徴と
する冒頭に述べた種類のスティッチカムのための調整装
置が公知である。前記カムロッドにより、スティッチカ
ムを作動させたり停止させたりすることが可能であり、
スティッチカムの高さ調節もある限度内で可能である。
ステップモータを用いたカムスライダロッドの運動は、
いずれの場合でもキャリッジの行程の方向転換点におい
て行われる。カムロッドは、調整方向の運動のみを前記
スティッチカムに与えるのでなく、前記カムすなわち調
整方向に対して垂直にも運動の分力を与えるものであ
り、スティッチカムの高さ調節が前記カムをカムロッド
から取り外すことなく行われるものである。従って、こ
のためには、非常に高出力のステップモータが必要であ
り、このことはコスト面でも、キャリッジによって動か
される質量の面でも不都合な影響を及ぼす。一つのステ
ィッチカムまたは他のスティッチカムを作動させたり作
動停止させたりすることによりスティッチカムのための
高さ調節が失われるので、各々のキャリッジ方向転換点
において前記の高さ調節が新たに行われねばならないと
いう点が前記調整装置の他の欠点の本質である。このこ
とは、調節の再生がうまくできないことのみでなく、調
節の際の著しい時間の浪費の原因ともなる。
従って、前記の公知の調整装置の全てにおいて、非作
動状態にプリセットされたスティッチカムは、キャリッ
ジ方向転換点においてのみ作動状態にもたらされ、その
後、キャリッジ行程が行われる間においては、もはや調
整されない。そして、このことは、編成の密度を1コー
ス毎に全体的に一様にのみ変えうる結果となる。
動状態にプリセットされたスティッチカムは、キャリッ
ジ方向転換点においてのみ作動状態にもたらされ、その
後、キャリッジ行程が行われる間においては、もはや調
整されない。そして、このことは、編成の密度を1コー
ス毎に全体的に一様にのみ変えうる結果となる。
本発明の課題は、前記の編成の多様性に対するネガテ
ィブな作用を回避し、編成密度を編地の縦方向のみでな
く横方向(コース方向)においても異ならせることが可
能である前記の種類の平形編機のスティッチカムのため
の調整装置を提供することである。
ィブな作用を回避し、編成密度を編地の縦方向のみでな
く横方向(コース方向)においても異ならせることが可
能である前記の種類の平形編機のスティッチカムのため
の調整装置を提供することである。
前記課題は、前記の種類のスティッチカムのための調
整装置において特許請求の範囲第1項の特徴部に記載さ
れた構成によって解決される。
整装置において特許請求の範囲第1項の特徴部に記載さ
れた構成によって解決される。
本発明の調整装置においては、関連する作動スティッ
チカム(具体的にはキャリッジ進行方向の後方側のステ
ィッチカム)の上下位置が、カムキャリッジのストロー
クの開始点(キャリッジの方向転換時)においてだけで
なく、カムキャリッジのストローク中においても調整可
能であり、そのために、編成密度を編地の横断方向また
は編み方向においても異なるように調節することも可能
である。このことにより、スティッチカムを、各々の編
成コースに関し、及び、各々の編成コース内において各
々一つずつの編み目に関して、異なった調節をすること
が可能になり、従って、任意の多様な編地を編成するこ
とを可能にする。
チカム(具体的にはキャリッジ進行方向の後方側のステ
ィッチカム)の上下位置が、カムキャリッジのストロー
クの開始点(キャリッジの方向転換時)においてだけで
なく、カムキャリッジのストローク中においても調整可
能であり、そのために、編成密度を編地の横断方向また
は編み方向においても異なるように調節することも可能
である。このことにより、スティッチカムを、各々の編
成コースに関し、及び、各々の編成コース内において各
々一つずつの編み目に関して、異なった調節をすること
が可能になり、従って、任意の多様な編地を編成するこ
とを可能にする。
スイス特許明細書第465117号により、機械的調整装置
を用いてスティッチカムをキャリッジ行程の間において
も調整することが、確かに公知ではあるが、これは、ス
ティッチカムのための移動要素に連結されたレバー装置
が作用する調整可能な制御カム担体を備えた比較的複雑
でありコスト大なキャリッジ案内ロッドを介して行われ
る。一度調節された制御カム担体は各編成コースにつき
同一の様々な編み目密度を意図しているので、編成密度
の様々な組み合わせを単一の編地コースにおいて意図す
ることは、前記の機械的調節装置により可能でない。従
って、編成の多様性は、ある程度大となったが、これは
比較的限定された程度においてのみである。この理由か
ら、前記の公知の機械的調整装置は実際には余り普及し
なかった。従前と同様に、スティッチカムの調節は、純
粋に機械的な調整装置においてのみでなく、ステップモ
ータを備えた調整装置においても、作動開始前、例えば
キャリッジ方向転換点においてのみ行われる。
を用いてスティッチカムをキャリッジ行程の間において
も調整することが、確かに公知ではあるが、これは、ス
ティッチカムのための移動要素に連結されたレバー装置
が作用する調整可能な制御カム担体を備えた比較的複雑
でありコスト大なキャリッジ案内ロッドを介して行われ
る。一度調節された制御カム担体は各編成コースにつき
同一の様々な編み目密度を意図しているので、編成密度
の様々な組み合わせを単一の編地コースにおいて意図す
ることは、前記の機械的調節装置により可能でない。従
って、編成の多様性は、ある程度大となったが、これは
比較的限定された程度においてのみである。この理由か
ら、前記の公知の機械的調整装置は実際には余り普及し
なかった。従前と同様に、スティッチカムの調節は、純
粋に機械的な調整装置においてのみでなく、ステップモ
ータを備えた調整装置においても、作動開始前、例えば
キャリッジ方向転換点においてのみ行われる。
本発明の好ましい実施例においては、スティッチカム
が、案内ピンにより、キャリッジの軸に対して傾斜した
案内スリット内に案内されており、前記案内ピンは、引
っ張りバネの作用により調整部材に当接し、この調整部
材は、案内キャリッジの方向に対して傾斜した方向にス
テップモータによって駆動される前記の調整装置におい
て、スティッチカムの案内ピンが案内レバーと回転可能
に連結されており、前記レバーの他端は、軸において回
転可能に保持されており、この軸は、前記レバー端部に
対して位置が固定であり且つ案内ピンに平行に配設され
ている。二つのスティッチカムが一つの共通の駆動モー
タによって駆動されていても、前記の配設状態により、
少なくとも一つのスティッチカムにより負荷された状態
においても、ステップモータにより高さ調節を行うこと
が可能である。すなわち、案内レバーがスティッチカム
の案内スリットに交差する方向に働く運動力の分力を受
け取り、その結果、ステップモータの取り付けに対して
本質的な影響を及ぼすのであろう、スティッチカムの案
内スリットに対する傾きと、スティッチカムと案内スリ
ットとの摺動面における摩擦が回避されている。従っ
て、キャリッジの行程の間においても、関連するスティ
ッチカムを迅速かつ正確に調整し、その都度新しい設定
をしながら同時に編成することには何ら問題がない。
が、案内ピンにより、キャリッジの軸に対して傾斜した
案内スリット内に案内されており、前記案内ピンは、引
っ張りバネの作用により調整部材に当接し、この調整部
材は、案内キャリッジの方向に対して傾斜した方向にス
テップモータによって駆動される前記の調整装置におい
て、スティッチカムの案内ピンが案内レバーと回転可能
に連結されており、前記レバーの他端は、軸において回
転可能に保持されており、この軸は、前記レバー端部に
対して位置が固定であり且つ案内ピンに平行に配設され
ている。二つのスティッチカムが一つの共通の駆動モー
タによって駆動されていても、前記の配設状態により、
少なくとも一つのスティッチカムにより負荷された状態
においても、ステップモータにより高さ調節を行うこと
が可能である。すなわち、案内レバーがスティッチカム
の案内スリットに交差する方向に働く運動力の分力を受
け取り、その結果、ステップモータの取り付けに対して
本質的な影響を及ぼすのであろう、スティッチカムの案
内スリットに対する傾きと、スティッチカムと案内スリ
ットとの摺動面における摩擦が回避されている。従っ
て、キャリッジの行程の間においても、関連するスティ
ッチカムを迅速かつ正確に調整し、その都度新しい設定
をしながら同時に編成することには何ら問題がない。
スティッチカムの案内ピンにおける調整部材とは反対
側において、案内レバーが配設され、その場合、前記調
整部材が垂直に移行することが合目的である。
側において、案内レバーが配設され、その場合、前記調
整部材が垂直に移行することが合目的である。
二つの平行に移行可能な調整部材が設けられており、
両者がその間に配設されステップモータに接続され移行
可能な共通の駆動要素によって付勢されている場合に
は、簡単な構造が提供される。これにより、往復行程の
間に一定の高さ調整が行われると、両調整部材の調節が
唯一の調節行程によって行なわれうる。
両者がその間に配設されステップモータに接続され移行
可能な共通の駆動要素によって付勢されている場合に
は、簡単な構造が提供される。これにより、往復行程の
間に一定の高さ調整が行われると、両調整部材の調節が
唯一の調節行程によって行なわれうる。
本発明の他の実施例においては、予め設定可能であり
且つ再生可能なできるだけ正確なスティッチカムの高さ
調節を達成するために、駆動要素が、ステップモータの
スピンドル軸に沿って移行可能な雌ネジスリーブに本質
的な遊びを伴わずに形状接続により連結されている。こ
の場合に、駆動要素(連結要素)が、移動方向に垂直移
行する偏心体によって可動でありスリーブの外周へと向
かって移行可能なスライダ部を有していれば、この形状
接続が適切に行なわれる。このようにして、偏心体(図
示の実施例では符号67で示される部材)の回転によって
スライダ部がスリーブへ押圧され、その結果、この摩擦
接触連結を用いて、駆動要素の調整の正確さに影響を及
ぼす遊びが回避される。
且つ再生可能なできるだけ正確なスティッチカムの高さ
調節を達成するために、駆動要素が、ステップモータの
スピンドル軸に沿って移行可能な雌ネジスリーブに本質
的な遊びを伴わずに形状接続により連結されている。こ
の場合に、駆動要素(連結要素)が、移動方向に垂直移
行する偏心体によって可動でありスリーブの外周へと向
かって移行可能なスライダ部を有していれば、この形状
接続が適切に行なわれる。このようにして、偏心体(図
示の実施例では符号67で示される部材)の回転によって
スライダ部がスリーブへ押圧され、その結果、この摩擦
接触連結を用いて、駆動要素の調整の正確さに影響を及
ぼす遊びが回避される。
本発明の他の好ましい実施例においては、編機の針の
多様な太さすなわち繊細さに適応させるために、駆動要
素と調整部材との間に、交換可能に保持された中間部材
が設けられている。前記中間部材の交換によって、調整
装置のゼロ設定の平行移動が行われるが、このことによ
り、モータ調節及びスイッチ調節における変更を不要と
する。前記の手段により、スティッチカムのための平均
的な必要調整時間は従前のとおり変わらず、それにも拘
わらず、編機の精密さに応じた調節ないしは適応が可能
である。
多様な太さすなわち繊細さに適応させるために、駆動要
素と調整部材との間に、交換可能に保持された中間部材
が設けられている。前記中間部材の交換によって、調整
装置のゼロ設定の平行移動が行われるが、このことによ
り、モータ調節及びスイッチ調節における変更を不要と
する。前記の手段により、スティッチカムのための平均
的な必要調整時間は従前のとおり変わらず、それにも拘
わらず、編機の精密さに応じた調節ないしは適応が可能
である。
本発明の他の実施例においては、機械ごとに固有の機
械的公差を補正するために、駆動要素と調整部材との間
に、前記駆要要素に固定して連結された補正部材か配設
されている。前記補正部材は、調整装置の機械的公差、
及び、スティッチカムに関するキャリッジにおける取り
付け公差に応じて選択される。
械的公差を補正するために、駆動要素と調整部材との間
に、前記駆要要素に固定して連結された補正部材か配設
されている。前記補正部材は、調整装置の機械的公差、
及び、スティッチカムに関するキャリッジにおける取り
付け公差に応じて選択される。
駆動要素(連結要素)の最下点を決めるために、スト
ッパ装置が設けられている。このストッパ装置の二つの
相対的に可動なストッパ要素は円周方向において衝突す
る。このことは、ステップモータによって即座に再び解
除され得ない自動ロックの結果になる可能性のある軸方
向のストッパに向かってのスリーブの衝突を阻止する。
この場合、スピンドルから半径方向に突出したピンが、
最後から2番目の回転において、スリーブから軸方向に
突出する突起部をようやく通過し、他方、前記ピンは、
前記突起部がスピンドルピンの周囲の経路中に達するの
で、次の回転においてその前記突起部にぶつかるように
調節が行われる。
ッパ装置が設けられている。このストッパ装置の二つの
相対的に可動なストッパ要素は円周方向において衝突す
る。このことは、ステップモータによって即座に再び解
除され得ない自動ロックの結果になる可能性のある軸方
向のストッパに向かってのスリーブの衝突を阻止する。
この場合、スピンドルから半径方向に突出したピンが、
最後から2番目の回転において、スリーブから軸方向に
突出する突起部をようやく通過し、他方、前記ピンは、
前記突起部がスピンドルピンの周囲の経路中に達するの
で、次の回転においてその前記突起部にぶつかるように
調節が行われる。
更に、本発明の調整装置においては、前記の下方の行
路制限すなわちゼロ点設定に対応して上方の行程制限が
予定されている。しかし、本発明の他の実施例において
は、駆動要素またはそのスリーブが、前記要素または前
記スリーブと反対の端部が位置を固定して当接している
圧縮バネに抗して動かされ、前記圧縮バネの圧縮の間
に、前記スリーブはネジ付きスピンドルのネジ山から解
放される。すなわち、駆動要素が圧縮バネを圧縮する
と、直ちに、雌ネジスリーブが雄ネジから離れて、その
結果、それ以上の軸方向の移動は行われない。しかし
て、ステップモータを逆回転させると、圧縮バネが駆動
要素または前記要素のスリーブをネジ付きスピンドルの
ネジ山領域に向かって押圧するので両ネジ山の再係合を
行うことができる。
路制限すなわちゼロ点設定に対応して上方の行程制限が
予定されている。しかし、本発明の他の実施例において
は、駆動要素またはそのスリーブが、前記要素または前
記スリーブと反対の端部が位置を固定して当接している
圧縮バネに抗して動かされ、前記圧縮バネの圧縮の間
に、前記スリーブはネジ付きスピンドルのネジ山から解
放される。すなわち、駆動要素が圧縮バネを圧縮する
と、直ちに、雌ネジスリーブが雄ネジから離れて、その
結果、それ以上の軸方向の移動は行われない。しかし
て、ステップモータを逆回転させると、圧縮バネが駆動
要素または前記要素のスリーブをネジ付きスピンドルの
ネジ山領域に向かって押圧するので両ネジ山の再係合を
行うことができる。
本発明の他の詳細及び構成は、図示の実施例により本
発明を詳細に記述し説明した以下の発明の詳細な説明よ
り理解することができる。
発明を詳細に記述し説明した以下の発明の詳細な説明よ
り理解することができる。
平形編機のスティッチカム(下げカム)12,13のため
の図示の好適な実施例に係る調整装置11は、本発明によ
れば、次のように構成されている。すなわち、各作動中
において、カムキャリッジ14において上げカムに対向し
つつ後を進むスティッチカム12または13が、カムキャリ
ッジ14の一方向または反対方向の行程の間に、高さを調
整されることが可能であり、その結果、個々の編目の密
度が個々の編成コースすなわち編目コースにおいてのみ
でなく、各コースにおける個々の編目においても様々に
異なって選ばれ且つ設定され、これに対応して、密にま
たは粗に編まれることが出来る。
の図示の好適な実施例に係る調整装置11は、本発明によ
れば、次のように構成されている。すなわち、各作動中
において、カムキャリッジ14において上げカムに対向し
つつ後を進むスティッチカム12または13が、カムキャリ
ッジ14の一方向または反対方向の行程の間に、高さを調
整されることが可能であり、その結果、個々の編目の密
度が個々の編成コースすなわち編目コースにおいてのみ
でなく、各コースにおける個々の編目においても様々に
異なって選ばれ且つ設定され、これに対応して、密にま
たは粗に編まれることが出来る。
第1図においては、平形編機に設けたカムキャリッジ
14の一つに関し、針床とは反対側の上方すなわち手前側
のカムプレート16のみが示されており、このカムプレー
ト16には、スティッチカム12,13のための調整装置11の
個々の要素が配設されている。前記スティッチカムは後
方の平面(第2図参照)に配設されている。更に、カム
キャリッジ14または前記キャリッジのカムプレート16に
ついては、キャリッジ14のカムの領域におけるスティッ
チカム12,13と調整装置11のみが示されている。
14の一つに関し、針床とは反対側の上方すなわち手前側
のカムプレート16のみが示されており、このカムプレー
ト16には、スティッチカム12,13のための調整装置11の
個々の要素が配設されている。前記スティッチカムは後
方の平面(第2図参照)に配設されている。更に、カム
キャリッジ14または前記キャリッジのカムプレート16に
ついては、キャリッジ14のカムの領域におけるスティッ
チカム12,13と調整装置11のみが示されている。
前記両スティッチカム12,13は、通常、当該カムの想
定された縦方向の中央平面17に関して対称に配設されて
いる。両スティッチカムは、相接近するように傾斜して
配設されており、下方すなわち後方のカムプレート18の
裏側において、案内19内を、傾斜して延びる両方向矢線
A及びA´の方向に可動であるように保持されている。
第2図によれば、各スティッチカム12,13はほぼL字形
の駆動部材21を備えており、この部材は、同じく、両方
向矢線AまたはA´の方向に移動可能である。前記駆動
部材21の長いアーム22は、後方のカムプレート18の前面
に載置されている。すなわち、後方のカムプレート18を
通り抜けて駆動部材21に連結されたスティッチカム12,1
3と対向している。スティッチカム12,13、または、これ
と対応する駆動部材21が引張バネ24に連結されており、
このバネの他端は、固定部分(例えば、後方のカムプレ
ート18)に取り付けられている。前記バネは、両方向矢
線AまたはA´の方向に延びており、このようにしてス
ティッチカム12,13をその最下方の位置へと引いてい
る。
定された縦方向の中央平面17に関して対称に配設されて
いる。両スティッチカムは、相接近するように傾斜して
配設されており、下方すなわち後方のカムプレート18の
裏側において、案内19内を、傾斜して延びる両方向矢線
A及びA´の方向に可動であるように保持されている。
第2図によれば、各スティッチカム12,13はほぼL字形
の駆動部材21を備えており、この部材は、同じく、両方
向矢線AまたはA´の方向に移動可能である。前記駆動
部材21の長いアーム22は、後方のカムプレート18の前面
に載置されている。すなわち、後方のカムプレート18を
通り抜けて駆動部材21に連結されたスティッチカム12,1
3と対向している。スティッチカム12,13、または、これ
と対応する駆動部材21が引張バネ24に連結されており、
このバネの他端は、固定部分(例えば、後方のカムプレ
ート18)に取り付けられている。前記バネは、両方向矢
線AまたはA´の方向に延びており、このようにしてス
ティッチカム12,13をその最下方の位置へと引いてい
る。
前記引張バネ24の作用を受けて、駆動部材21の短いア
ーム23がラジアル球軸受け26に当接している。この軸受
けは、案内ピン27の後方端に取付けられ、この案内ピン
27はスティッチカム12,13に垂直な方向において、前方
及び後方のカムプレート18,16の間において延びてい
る。前方のカムプレート16に面した端部領域において、
案内ピン27は案内レバー28の一端部に回転可能に取り付
けられている。この場合、案内ピン27は案内レバー28を
貫通しており、案内レバーは前記ピン27における後方フ
ランジ29に当接している。案内レバー28の他端部は長く
伸びた軸受けスリーブ31を有しており、このスリーブ
は、案内ピン27に平行に延び且つ位置を固定された軸32
に回転可能に取り付けられている。
ーム23がラジアル球軸受け26に当接している。この軸受
けは、案内ピン27の後方端に取付けられ、この案内ピン
27はスティッチカム12,13に垂直な方向において、前方
及び後方のカムプレート18,16の間において延びてい
る。前方のカムプレート16に面した端部領域において、
案内ピン27は案内レバー28の一端部に回転可能に取り付
けられている。この場合、案内ピン27は案内レバー28を
貫通しており、案内レバーは前記ピン27における後方フ
ランジ29に当接している。案内レバー28の他端部は長く
伸びた軸受けスリーブ31を有しており、このスリーブ
は、案内ピン27に平行に延び且つ位置を固定された軸32
に回転可能に取り付けられている。
各案内ピン27の前方の端部がラジアル球軸受33により
2つの調整部材36,37のいずれかに当接している。この
部材は、共通のステップモータ38(第3図参照)によ
り、図示の両方向の矢線Bに従い垂直方向に往復運動可
能である。各調整部材36,37は、スライダ41,42に接続さ
れている。両スライダは、ステップモータ38を含む駆動
ユニット39の各一つの案内プレート44,45に設けたスリ
ット43内において互いに平行にして且つ両方向矢線Bの
方向に可動に案内されている。各スライダ41,42は、調
整部材36,37とは反対の端部においてローラ46,47を備え
ている。このローラは、カム経路49を有し且つこのロー
ラに垂直に延びる調整スライダ48と連動する。調整スラ
イダ48は、両方向矢線Cの方向に往復運動可能であり、
スティッチカム12,13が作用するか否か、及び、どのス
ティッチカムが作用するかを決定する。第1図において
は、左のスティッチカム12が案内ピン27及び調整部材36
を介して前記カムの最上方の非作用位置まで動かされて
おり、このため作動状態にはない。他方、第1図におい
て右のスティッチカム13は作動準備にある。しかしなが
ら、調整スライダ48は、両スティッチカム12,13が作動
しないように調整することもできる。すなわち、両スラ
イダ41,42のローラ46,47が、調整スライダ48によって上
方へ動かされたときに、このように調整がされる。調整
スライダ48による解除の際には、駆動部材21に作用する
引張バネ24の働きによりスライダ41,42の復帰が行われ
る。
2つの調整部材36,37のいずれかに当接している。この
部材は、共通のステップモータ38(第3図参照)によ
り、図示の両方向の矢線Bに従い垂直方向に往復運動可
能である。各調整部材36,37は、スライダ41,42に接続さ
れている。両スライダは、ステップモータ38を含む駆動
ユニット39の各一つの案内プレート44,45に設けたスリ
ット43内において互いに平行にして且つ両方向矢線Bの
方向に可動に案内されている。各スライダ41,42は、調
整部材36,37とは反対の端部においてローラ46,47を備え
ている。このローラは、カム経路49を有し且つこのロー
ラに垂直に延びる調整スライダ48と連動する。調整スラ
イダ48は、両方向矢線Cの方向に往復運動可能であり、
スティッチカム12,13が作用するか否か、及び、どのス
ティッチカムが作用するかを決定する。第1図において
は、左のスティッチカム12が案内ピン27及び調整部材36
を介して前記カムの最上方の非作用位置まで動かされて
おり、このため作動状態にはない。他方、第1図におい
て右のスティッチカム13は作動準備にある。しかしなが
ら、調整スライダ48は、両スティッチカム12,13が作動
しないように調整することもできる。すなわち、両スラ
イダ41,42のローラ46,47が、調整スライダ48によって上
方へ動かされたときに、このように調整がされる。調整
スライダ48による解除の際には、駆動部材21に作用する
引張バネ24の働きによりスライダ41,42の復帰が行われ
る。
以下において、第3図〜第5図に示す調整装置11の駆
動ユニット39につき説明する。駆動ユニット39は、調整
部材36,37を備えたスライダ41,42がその中を案内されて
いる案内プレート44,45と共に、カムキャリッジ14の前
方のカムプレート16上に取り付けられており、取り付け
ピン51により固定されている。基板44が、ケーシング52
に取り付けられており、前記ケーシングの下端部には
(第3図)、ステップモータ38がネジにより取り付けら
れており、このモータの駆動軸53が、連結スリーブ54を
介して、ネジ付きスピンドル56と相対回転せず且つ軸方
向に固定して連結されている。ネジ付きスピンドル56
が、ケーシング52内の軸方向の空所57を通過し、ケーシ
ング52におけるステップモータ38に対向した端部におい
て、ラジアル軸受け58とスラスト軸受け59を介して回転
可能に取り付けられている。ネジ付きスピンドル56上に
は、雌ネジスリーブ61が、円周方向には回転不能に保持
されているので、ネジ付きスピンドル56の回転の際に両
方向矢線Bの軸方向に往復移行が可能である。このため
には、雌ネジスリーブ61が、回転不能に保持され且つ横
方向には少し移動可能な連結要素62に、形状接続によ
り、且つ、更に示されるように、必要ならば摩擦接続に
より連結されている。形状接続のために、雌ネジスリー
ブ61の外周面が連結要素62の凹所63に係合する。ネジ付
きスピンドル56に平行に偏心体67が配設されており、前
記偏心体の軸部66は連結スライダ要素62の穴68を通過し
ている。前記偏心体の終端ジャーナル69と、ネジ回しス
リットを備えたヘッド71とは、10分の数ミリメートルだ
け、軸部66に対して偏心に配設されており、且つ回転可
能に取り付けられている。すなわち、偏心体67の回転に
よって、連結要素62は、終端ジャーナル69及びヘッド71
の回転軸に対する軸部66の偏心により、雌ネジスリーブ
61の外周方向へ移動させられる。このことによって、連
結要素62を雌ネジスリーブ61へ押圧することが可能であ
り、これにより、形状接続に加えて、摩擦接続も可能で
あり、この摩擦接続は、摩擦接続がなければ不可避のネ
ジ付きスピンドル56と雌ネジスリーブ61との間の遊びが
調整装置11の調整の正確さに影響を及ぼすのを回避す
る。更に、図面から推定されるように、連結要素62の下
端部には、半径方向に突出した伝動ピン72を設け、この
ピンは、両調整部材36,37と間接的に作動連結している
か、または、作動連結されることができる。
動ユニット39につき説明する。駆動ユニット39は、調整
部材36,37を備えたスライダ41,42がその中を案内されて
いる案内プレート44,45と共に、カムキャリッジ14の前
方のカムプレート16上に取り付けられており、取り付け
ピン51により固定されている。基板44が、ケーシング52
に取り付けられており、前記ケーシングの下端部には
(第3図)、ステップモータ38がネジにより取り付けら
れており、このモータの駆動軸53が、連結スリーブ54を
介して、ネジ付きスピンドル56と相対回転せず且つ軸方
向に固定して連結されている。ネジ付きスピンドル56
が、ケーシング52内の軸方向の空所57を通過し、ケーシ
ング52におけるステップモータ38に対向した端部におい
て、ラジアル軸受け58とスラスト軸受け59を介して回転
可能に取り付けられている。ネジ付きスピンドル56上に
は、雌ネジスリーブ61が、円周方向には回転不能に保持
されているので、ネジ付きスピンドル56の回転の際に両
方向矢線Bの軸方向に往復移行が可能である。このため
には、雌ネジスリーブ61が、回転不能に保持され且つ横
方向には少し移動可能な連結要素62に、形状接続によ
り、且つ、更に示されるように、必要ならば摩擦接続に
より連結されている。形状接続のために、雌ネジスリー
ブ61の外周面が連結要素62の凹所63に係合する。ネジ付
きスピンドル56に平行に偏心体67が配設されており、前
記偏心体の軸部66は連結スライダ要素62の穴68を通過し
ている。前記偏心体の終端ジャーナル69と、ネジ回しス
リットを備えたヘッド71とは、10分の数ミリメートルだ
け、軸部66に対して偏心に配設されており、且つ回転可
能に取り付けられている。すなわち、偏心体67の回転に
よって、連結要素62は、終端ジャーナル69及びヘッド71
の回転軸に対する軸部66の偏心により、雌ネジスリーブ
61の外周方向へ移動させられる。このことによって、連
結要素62を雌ネジスリーブ61へ押圧することが可能であ
り、これにより、形状接続に加えて、摩擦接続も可能で
あり、この摩擦接続は、摩擦接続がなければ不可避のネ
ジ付きスピンドル56と雌ネジスリーブ61との間の遊びが
調整装置11の調整の正確さに影響を及ぼすのを回避す
る。更に、図面から推定されるように、連結要素62の下
端部には、半径方向に突出した伝動ピン72を設け、この
ピンは、両調整部材36,37と間接的に作動連結している
か、または、作動連結されることができる。
伝動ピン72と、両調整部材36,37の下縁73との間に
は、一方では、補正部材すなわち補正ブロック74、およ
び、補助部材すなわち補助ブロック76が配設されてい
る。前記補正ブロック74は、製造に関する機械に特有の
公差を補正するために設けられている。この場合、本発
明の調整装置11を備えたそれぞれの平形編機において、
ゼロ位置における駆動ユニット39の伝動ピン72と、カム
キャリッジ14に配した、または、駆動ユニット39の調整
装置内にピッタリ合う穴に配した取り付けピン51との間
の、垂直方向の距離が測定され、予定値との差に応じ
て、適当な寸法の補正ブロック74が選ばれて、連結要素
62に取り付けられる。これに対して、交換可能に保持さ
れた補助ブロック76は、本発明の調整ユニットまたは前
記ユニットの駆動ユニット39を、編地、または、平形編
機に用いられる針の多様な繊細さに適応させるために働
く。選択された繊細さに応じて、スティッチカム12,13
のために、より大きな行程領域、または、小さい行程領
域が必要であり、もしくは、行程領域の上方または下方
への移動が必要である。このことは、より長いか、また
は、より短い補助ブロック76の使用によって達成され、
このことは、駆動ユニット39において直接設定されるゼ
ロ位置の平行移動のみを意味している。しかしながら前
記平行移動はゼロ位置の変更なしで考慮されることがで
きる。
は、一方では、補正部材すなわち補正ブロック74、およ
び、補助部材すなわち補助ブロック76が配設されてい
る。前記補正ブロック74は、製造に関する機械に特有の
公差を補正するために設けられている。この場合、本発
明の調整装置11を備えたそれぞれの平形編機において、
ゼロ位置における駆動ユニット39の伝動ピン72と、カム
キャリッジ14に配した、または、駆動ユニット39の調整
装置内にピッタリ合う穴に配した取り付けピン51との間
の、垂直方向の距離が測定され、予定値との差に応じ
て、適当な寸法の補正ブロック74が選ばれて、連結要素
62に取り付けられる。これに対して、交換可能に保持さ
れた補助ブロック76は、本発明の調整ユニットまたは前
記ユニットの駆動ユニット39を、編地、または、平形編
機に用いられる針の多様な繊細さに適応させるために働
く。選択された繊細さに応じて、スティッチカム12,13
のために、より大きな行程領域、または、小さい行程領
域が必要であり、もしくは、行程領域の上方または下方
への移動が必要である。このことは、より長いか、また
は、より短い補助ブロック76の使用によって達成され、
このことは、駆動ユニット39において直接設定されるゼ
ロ位置の平行移動のみを意味している。しかしながら前
記平行移動はゼロ位置の変更なしで考慮されることがで
きる。
雌ネジスリーブ61または前記スリーブに連結された連
結要素62の、両方向矢線Bの方向への移行は、上方へも
下方へも制限されている。下方の制限は、ストッパピン
81とストッパ突起部82との共同作用により達成される。
ストッパピン81は、連結スリーブ54の領域において駆動
軸53から半径方向に突出しており、また、ストッパ突起
部82は、雌ネジスリーブ61から軸方向下方へ突出する。
すなわち、雌ネジスリーブ61が自身の下方の運動制限領
域中に入るとき、ストッパ突起部82がストッパピン81の
円周運動経路中に達し、その結果、前記ストッパピンは
円周方向において突起部82にぶつかる。ピン81及び突起
部82の空間上の位置は、最終停止の前の最後から2番目
の回転の終わりに、ストッパピン81が軸方向に動くスト
ッパ突起部82の僅かに下方で動き得るよう構成されてい
る。
結要素62の、両方向矢線Bの方向への移行は、上方へも
下方へも制限されている。下方の制限は、ストッパピン
81とストッパ突起部82との共同作用により達成される。
ストッパピン81は、連結スリーブ54の領域において駆動
軸53から半径方向に突出しており、また、ストッパ突起
部82は、雌ネジスリーブ61から軸方向下方へ突出する。
すなわち、雌ネジスリーブ61が自身の下方の運動制限領
域中に入るとき、ストッパ突起部82がストッパピン81の
円周運動経路中に達し、その結果、前記ストッパピンは
円周方向において突起部82にぶつかる。ピン81及び突起
部82の空間上の位置は、最終停止の前の最後から2番目
の回転の終わりに、ストッパピン81が軸方向に動くスト
ッパ突起部82の僅かに下方で動き得るよう構成されてい
る。
雌ネジスリーブ61すなわち調整要素62の運動の上方の
制限は、最大限の行程の達成の際に雌ネジスリーブ61が
ネジ付きスピンドル56の雄ネジから解放されることによ
って決定される。すなわち、ネジ付きスピンドル56の雄
ネジは、軸受け58及び59に保持された前記スピンドルの
端部の前方における一定の領域で終わっている。ステッ
プモータ38の戻り回転の際に、ネジ付きスピンドル56の
雄ネジを雌ネジスリーブ61中に簡単に再び通すことを保
証するために、最大限の行程へ向かう連結要素62の行路
中に、圧縮バネ83が設けられている。このバネは、本実
施例においては、偏心体67の軸部66を取り囲み、一端が
ケーシング52に支持されている前記圧縮バネ83が、ネジ
付きスピンドル56を取り囲んでもよいことは言うまでも
ない。その際、圧縮バネ83は、ネジ付きスピンドル56の
ネジ山から雌ネジスリーブ61がはずれる前においても前
記バネがある程度まで圧縮される程の長さを有し、その
結果、スピンドルネジ山からのスリーブ61の抜け出しす
なわち解放の後の前記バネによる反力によって、軸方向
の圧力が生み出され、これにより、前記の両ネジ山が再
び螺合、すなわち係合される。
制限は、最大限の行程の達成の際に雌ネジスリーブ61が
ネジ付きスピンドル56の雄ネジから解放されることによ
って決定される。すなわち、ネジ付きスピンドル56の雄
ネジは、軸受け58及び59に保持された前記スピンドルの
端部の前方における一定の領域で終わっている。ステッ
プモータ38の戻り回転の際に、ネジ付きスピンドル56の
雄ネジを雌ネジスリーブ61中に簡単に再び通すことを保
証するために、最大限の行程へ向かう連結要素62の行路
中に、圧縮バネ83が設けられている。このバネは、本実
施例においては、偏心体67の軸部66を取り囲み、一端が
ケーシング52に支持されている前記圧縮バネ83が、ネジ
付きスピンドル56を取り囲んでもよいことは言うまでも
ない。その際、圧縮バネ83は、ネジ付きスピンドル56の
ネジ山から雌ネジスリーブ61がはずれる前においても前
記バネがある程度まで圧縮される程の長さを有し、その
結果、スピンドルネジ山からのスリーブ61の抜け出しす
なわち解放の後の前記バネによる反力によって、軸方向
の圧力が生み出され、これにより、前記の両ネジ山が再
び螺合、すなわち係合される。
同様にストッパ装置81,82を示している第5図による
と、駆動ユニット39のゼロ点設定の可能性が示されてい
る。ステップモータ38は4相ステップモータであって、
これは、360°の完全な1回転毎に24のステップをと
る。すなわち、これは1ステップ毎に15°だけ動く。換
言すると、ステップモータ38の個々の相はそれぞれ交互
に1つのインパルスで制御されており、その結果個々の
相は交互にインパルス毎に15°だけ回転子を引き続いて
動かす。下方の運動終了の領域において、マイクロスイ
ッチ84が設けられており、これは、60°より小さい角
度、例えば30°すなわち2ステップがストッパピン81と
ストッパ突起部82との間において残っている場合に作動
される。
と、駆動ユニット39のゼロ点設定の可能性が示されてい
る。ステップモータ38は4相ステップモータであって、
これは、360°の完全な1回転毎に24のステップをと
る。すなわち、これは1ステップ毎に15°だけ動く。換
言すると、ステップモータ38の個々の相はそれぞれ交互
に1つのインパルスで制御されており、その結果個々の
相は交互にインパルス毎に15°だけ回転子を引き続いて
動かす。下方の運動終了の領域において、マイクロスイ
ッチ84が設けられており、これは、60°より小さい角
度、例えば30°すなわち2ステップがストッパピン81と
ストッパ突起部82との間において残っている場合に作動
される。
前記ステップモータにおいては、また、終端位置とゼ
ロ位置とを決定するために相の1つが選択される。ゼロ
点設定は次のように行なわれる。すなわち、選択された
ステップモータ38の相が制御される時はいつも、ゼロ点
位置へ移行する際に、マイクロスイッチ84が閉じられて
いるかどうかが問われるように、ゼロ点設定が行われ
る。前記マイクロスイッチが閉じられていない場合、ス
テップモータが更に動かされる。それに対して、この時
点で、マイクロスイッチ84が閉じられているなら、ゼロ
点位置に達したので、ステップモータ38が停止される。
これにより、ゼロ位置が変わることなく、マイクロスイ
ッチ84の切換時点が、前記の60°より小さい残りの回転
角の中で変わることができる。雌ネジスリーブ61がスピ
ンドルネジ山からはずれたときでも、駆動ユニット39の
ゼロ点位置を、このようにして、再び作り出すことがで
きる。
ロ位置とを決定するために相の1つが選択される。ゼロ
点設定は次のように行なわれる。すなわち、選択された
ステップモータ38の相が制御される時はいつも、ゼロ点
位置へ移行する際に、マイクロスイッチ84が閉じられて
いるかどうかが問われるように、ゼロ点設定が行われ
る。前記マイクロスイッチが閉じられていない場合、ス
テップモータが更に動かされる。それに対して、この時
点で、マイクロスイッチ84が閉じられているなら、ゼロ
点位置に達したので、ステップモータ38が停止される。
これにより、ゼロ位置が変わることなく、マイクロスイ
ッチ84の切換時点が、前記の60°より小さい残りの回転
角の中で変わることができる。雌ネジスリーブ61がスピ
ンドルネジ山からはずれたときでも、駆動ユニット39の
ゼロ点位置を、このようにして、再び作り出すことがで
きる。
スティッチカム12,13がバネ付勢されており、作動中
においても上向きに可動であるので、スティッチカムの
振動、及び、それと共に、スピンドル56とステップモー
タ38の駆動軸53のノッキング荷重が生じる。ステップモ
ータ38の軸受けまたはこのモータの回転子を損傷から保
護するために、駆動ユニット39において、一方では、ネ
ジ付きスピンドル56を支持する半径方向の軸受け58がケ
ーシング52内に設けられており、他方、ステップモータ
のケーシング内においてステップモータ38の駆動軸53を
取り囲みこの軸を付勢する圧縮バネが設けられていて、
その結果、ステップモータ38内においては、そこに備え
られたスラスト軸受けに電機子が打ち当たることができ
ない。
においても上向きに可動であるので、スティッチカムの
振動、及び、それと共に、スピンドル56とステップモー
タ38の駆動軸53のノッキング荷重が生じる。ステップモ
ータ38の軸受けまたはこのモータの回転子を損傷から保
護するために、駆動ユニット39において、一方では、ネ
ジ付きスピンドル56を支持する半径方向の軸受け58がケ
ーシング52内に設けられており、他方、ステップモータ
のケーシング内においてステップモータ38の駆動軸53を
取り囲みこの軸を付勢する圧縮バネが設けられていて、
その結果、ステップモータ38内においては、そこに備え
られたスラスト軸受けに電機子が打ち当たることができ
ない。
要約 平形編機のスティッチカムのための調整装置が記載さ
れている。前記装置は、ステップモータを有しており、
このモータを用いることにより、カムキャリッジ上に配
した上げカムに対応してその左右両側に設けられた両ス
ティッチカムを調整することができる。前記スティッチ
カムは、案内ピンにより、キャリッジ軸に対して傾斜し
た案内スリット内を案内されて、その上下位置が調整さ
れる。この案内ピンは、それぞれ一つの引っ張りバネの
作用を受けて、調整部材に当接している。この調整部材
は、ステップモータによって、案内スリットの方向に対
して傾斜した方向に駆動される。
れている。前記装置は、ステップモータを有しており、
このモータを用いることにより、カムキャリッジ上に配
した上げカムに対応してその左右両側に設けられた両ス
ティッチカムを調整することができる。前記スティッチ
カムは、案内ピンにより、キャリッジ軸に対して傾斜し
た案内スリット内を案内されて、その上下位置が調整さ
れる。この案内ピンは、それぞれ一つの引っ張りバネの
作用を受けて、調整部材に当接している。この調整部材
は、ステップモータによって、案内スリットの方向に対
して傾斜した方向に駆動される。
編地の縦方向だけでなく横方向(コース方向)におい
ても編成密度を異ならせることができるように、それぞ
れ作動中であって上げカムに対向して後を進むスティッ
チカム(12,13)の上下位置が、カムキャリッジ(14)
のストローク中において、ステップモータ(38)により
調整可能である。スティッチカム(12,13)の案内ピン
(27)が、回転可能に案内レバー(28)に連結されてい
て、前記レバーの他端は、それに対して位置固定で、案
内ピン(27)に平行に配設された軸(32)に回転可能に
保持されている(第1図)。
ても編成密度を異ならせることができるように、それぞ
れ作動中であって上げカムに対向して後を進むスティッ
チカム(12,13)の上下位置が、カムキャリッジ(14)
のストローク中において、ステップモータ(38)により
調整可能である。スティッチカム(12,13)の案内ピン
(27)が、回転可能に案内レバー(28)に連結されてい
て、前記レバーの他端は、それに対して位置固定で、案
内ピン(27)に平行に配設された軸(32)に回転可能に
保持されている(第1図)。
第1図は、本発明によるスティッチカムのための調整装
置を備えたカムキャリッジの平面図、 第2図は、第1図のII−II線断面図、 第3図は、第1図に直角な平面における調整装置の縦断
面図、 第4図は、第3図の矢線IVによる図、 第5図は、第3図のV−V線断面図である。 符号の説明 11:調整装置 12:スティッチカム(下げカム) 13:スティッチカム(下げカム) 14:カムキャリッジ 16:前方のカムプレート 17:中央平面 18:後方のカムプレート 19:案内 21:駆動部材 22:長いアーム 23:短いアーム 24:引張バネ 26:ラジアル球軸受 27:案内ピン 28:案内レバー 29:後方フランジ 31:軸受スリーブ 32:軸 33:ラジアル球軸受 36:調整部材 37:調整部材 38:ステップモータ 39:駆動ユニット 41:スライダ 42:スライダ 43:スリット 44:案内プレート(基板) 45:案内プレート 46:ローラ 47:ローラ 48:調整スライダ 49:カム経路(カム溝) 51:取り付けピン 52:ケーシング 53:駆動軸 54:連結スリーブ 56:ネジ付きスピンドル 57:空所 58:ラジアル軸受 59:スラスト軸受 61:駆動要素(駆動装置、雌ネジスリーブ) 62:駆動要素(駆動装置、スライダ部、連結要素、連結
スライダ要素) 63:凹部 66:偏心軸(軸部) 67:偏心体 68:穴 69:終端ジャーナル 71:ヘッド 72:伝動ピン 73:調整部材の下縁 74:補正部材(補正ブロック) 76:中間部材(補助部材、補助ブロック) 81:ストッパ要素(ストッパ装置、ストッパピン) 82:ストッパ要素(ストッパ装置、ストッパ突起部) 83:圧縮バネ 84:マイクロスイッチ A :両方向矢線 A´:両方向矢線 B :両方向矢線 C :両方向矢線
置を備えたカムキャリッジの平面図、 第2図は、第1図のII−II線断面図、 第3図は、第1図に直角な平面における調整装置の縦断
面図、 第4図は、第3図の矢線IVによる図、 第5図は、第3図のV−V線断面図である。 符号の説明 11:調整装置 12:スティッチカム(下げカム) 13:スティッチカム(下げカム) 14:カムキャリッジ 16:前方のカムプレート 17:中央平面 18:後方のカムプレート 19:案内 21:駆動部材 22:長いアーム 23:短いアーム 24:引張バネ 26:ラジアル球軸受 27:案内ピン 28:案内レバー 29:後方フランジ 31:軸受スリーブ 32:軸 33:ラジアル球軸受 36:調整部材 37:調整部材 38:ステップモータ 39:駆動ユニット 41:スライダ 42:スライダ 43:スリット 44:案内プレート(基板) 45:案内プレート 46:ローラ 47:ローラ 48:調整スライダ 49:カム経路(カム溝) 51:取り付けピン 52:ケーシング 53:駆動軸 54:連結スリーブ 56:ネジ付きスピンドル 57:空所 58:ラジアル軸受 59:スラスト軸受 61:駆動要素(駆動装置、雌ネジスリーブ) 62:駆動要素(駆動装置、スライダ部、連結要素、連結
スライダ要素) 63:凹部 66:偏心軸(軸部) 67:偏心体 68:穴 69:終端ジャーナル 71:ヘッド 72:伝動ピン 73:調整部材の下縁 74:補正部材(補正ブロック) 76:中間部材(補助部材、補助ブロック) 81:ストッパ要素(ストッパ装置、ストッパピン) 82:ストッパ要素(ストッパ装置、ストッパ突起部) 83:圧縮バネ 84:マイクロスイッチ A :両方向矢線 A´:両方向矢線 B :両方向矢線 C :両方向矢線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリツツ・ヴアルカ− ドイツ連邦共和国デ−−7408クスタ−デ インゲン・ランゲガツセ32 (56)参考文献 特開 昭56−169843(JP,A) 特開 昭53−32131(JP,A) 特開 昭57−43555(JP,A) 特開 昭57−173753(JP,A) 特開 昭59−1751(JP,A) 実開 昭57−139703(JP,U) 実開 昭54−172057(JP,U) 特公 昭58−48654(JP,B2) 国際公開82/1199(WO,A1)
Claims (19)
- 【請求項1】平形編機のスティッチカムのための調整装
置であって、ステップモータを備え、前記ステップモー
タにより、カムキャリッジにおいて上げカムを中央にし
てその左右両側に配した二つのスティッチカムがキャリ
ッジの方向転換時においてその上下位置が調整されうる
調整装置において、それぞれ作動中であって上げカムに
対向して後を進むスティッチカム(12,13)の上下位置
が、カムキャリッジ(14)のストローク中においてもス
テップモータ(38)により調整可能であることを特徴と
する調整装置。 - 【請求項2】スティッチカムが、案内ピンにより、キャ
リッジ軸に対して傾斜した案内スリット内を案内され、
前記案内ピンはそれぞれ一つの引っ張りバネの作用によ
り調整部材に当接しており、前記調整部材はステップモ
ータによって案内スリットの方向に対して傾斜した方向
に駆動される特許請求の範囲第1項に記載の調整装置に
おいて、スティッチカム(12,13)の案内ピン(27)が
案内レバー(28)に回転可能に接続されており、前記レ
バーの他端は、前記他端に対して位置固定で案内ピン
(27)に平行に配設された軸(32)に回転可能に保持さ
れていることを特徴とする調整装置。 - 【請求項3】案内レバー(28)が、スティッチカム(1
2,13)の案内ピン(27)における調整部材(36,37)と
は反対側に配設されていることを特徴とする特許請求の
範囲第2項に記載の調整装置。 - 【請求項4】調整部材(36,37)が垂直に移行可能であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項または第3項
に記載の調整装置。 - 【請求項5】二つの平行に移行可能な調整部材(36,3
7)が設けられており、これらは、両者間に配され且つ
ステップモータ(38)に接続された移行可能な共通の駆
動要素(61,62)によって付勢されうることを特徴とす
る特許請求の範囲第2項〜第4項のいずれか1項に記載
の調整装置。 - 【請求項6】ステップモータ(38)のネジ付きスピンド
ル(56)に沿って移行可能な雌ネジスリーブ(61)と、
本質的な遊びなしに形状接続して連結されていることを
特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の調整装置。 - 【請求項7】駆動要素が雌ネジスリーブ(61)の外周へ
向かって移行可能なスライダ部(62)を有し、前記スラ
イダ部は移動方向に垂直に延びる偏心体(67)によって
移動可能であることを特徴とする特許請求の範囲第6項
に記載の調整装置。 - 【請求項8】前記偏心体(67)が軸部(66)を有し、こ
の軸部は、駆動要素(62)の運動案内を行ない、また、
両端において、偏心に配設された終端ジャーナル(69)
またはヘッド(71)を有していることを特徴とする特許
請求の範囲第7項に記載の調整装置。 - 【請求項9】駆動要素(62)と調整部材(36,37)との
間に、交換可能に保持された中間部材(76)が設けられ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項〜第8項
のいずれか1項に記載の調整装置。 - 【請求項10】駆動要素(62)と調整部材(36,37)と
の間に、駆動要素(62)に固定して接続されている補正
部材(74)が配設されていることを特徴とする特許請求
の範囲第2項〜第9項のいずれか1項に記載の調整装
置。 - 【請求項11】駆動要素(62)または雌ネジスリーブ
(61)の下方の位置におけるゼロ点の決定のために、ス
トッパ装置(81,82)が設けられており、前記装置の互
いに相対的に可動の二つのストッパ要素(81,82)が円
周方向において互いに衝突することを特徴とする特許請
求の範囲第2項〜第10項のいずれか1項に記載の調整装
置。 - 【請求項12】駆動要素、主に雌ネジスリーブ(61)が
軸方向に突出する突起部(82)の形のストッパ要素を備
えており、ネジ付きスピンドル(56)は、周方向に可動
のストッパ要素として半径方向に突出するピン(81)を
備えていることを特徴とする特許請求の範囲第11項に記
載の調整装置。 - 【請求項13】ストッパ突起部(82)とストッパピン
(81)の空間上の位置は、軸方向において、内側の距離
がネジ付きスピンドル(56)のネジ山の軸方向の行程の
倍数に対応するように構成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第12項に記載の調整装置。 - 【請求項14】駆動装置(61,62)の行程の上方の制限
手段が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第2項〜第13項のいずれか1項に記載の調整装置。 - 【請求項15】駆動要素または前記要素の雌ネジスリー
ブ(61)は、反対の端部が位置を固定して当接している
圧縮バネ(83)に抗して動かされ、前記圧縮バネ(83)
の圧縮の間にネジ付きスピンドル(56)のネジから解放
されることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の
調整装置。 - 【請求項16】前記圧縮バネ(83)が偏心軸(66)を取
り囲んでいることを特徴とする特許請求の範囲第15項に
記載の調整装置。 - 【請求項17】ステップモータ(38)として多相ステッ
プモータ、主に4相ステップモータが用いられているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第16項のいずれ
か1項に記載の調整装置。 - 【請求項18】下方のストッパ装置(81,82)の前の数
ステップ、好ましくは2ステップの所にマイクロスイッ
チ(84)が設けられており、ステップモータ(38)の予
め定められた相の次の制御の際に、前記マイクロスイッ
チを操作するとステップモータの停止がひき起こされる
ことを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の調整装
置。 - 【請求項19】ステップモータ(38)の駆動軸(53)に
固定して接続されたネジ付きスピンドル(56)には、補
助的なラジアル軸受け(58)が設けられており、軸方向
に下方に作用する圧縮バネにより付勢されていることを
特徴とする前記特許請求の範囲第1項〜第18項のいずれ
か1項に記載の調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/724,162 US4682158A (en) | 1984-03-23 | 1985-04-17 | Guidance device for manipulation of machine |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE33106711 | 1983-03-24 | ||
DE3310671A DE3310671C2 (de) | 1983-03-24 | 1983-03-24 | Verfahren und Einrichtung zur Einstellung der Abzugsteile eines Strickschlosses |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59199848A JPS59199848A (ja) | 1984-11-13 |
JP2631837B2 true JP2631837B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=6194487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59057173A Expired - Lifetime JP2631837B2 (ja) | 1983-03-24 | 1984-03-23 | 平形編機のスティッチカムのための調整装置 |
Country Status (8)
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JP (1) | JP2631837B2 (ja) |
CH (1) | CH662589A5 (ja) |
DE (1) | DE3310671C2 (ja) |
ES (1) | ES8500637A1 (ja) |
FR (1) | FR2543174B1 (ja) |
GB (1) | GB2136833B (ja) |
IT (2) | IT8404821A1 (ja) |
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