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JP2550152Y2 - ケース積下ろし装置 - Google Patents

ケース積下ろし装置

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Publication number
JP2550152Y2
JP2550152Y2 JP8677291U JP8677291U JP2550152Y2 JP 2550152 Y2 JP2550152 Y2 JP 2550152Y2 JP 8677291 U JP8677291 U JP 8677291U JP 8677291 U JP8677291 U JP 8677291U JP 2550152 Y2 JP2550152 Y2 JP 2550152Y2
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Japan
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case
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JP8677291U
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JPH0530032U (ja
Inventor
徹 石井
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石井工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石井工業株式会社 filed Critical 石井工業株式会社
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Priority to TW82101025A priority patent/TW209201B/zh
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、合成樹脂製
のコンテナ、ダンボール製の箱体等の運搬用ケースが複
数段積重ねられたケース群をパレットから順次積下ろし
するために用いられるケース積下ろし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述例のような運搬用ケースが複数段積
重ねられたケース群をパレットから順次積下ろしする積
下ろし装置としては、例えば、当出願人によって既に開
発された積下ろし装置(実願平2−38725号参照)
がある。同装置は、パレットに積重ねられた複数列のケ
ース群と対応する位置に装置本体を走行移動させ、同装
置本体の積出し側に設けたケース積出し機を駆動して、
パレットに積重ねられた複数列のケース群をプッシャで
1列ずつ順次積下ろしすると共に、同装置本体の分離側
に設けたケース分離機を駆動して、パレットから積下ろ
された1列分のケース群を下段側から順次分離し、同ケ
ース群の下段側から分離した運搬用ケースを選別工程
(図示省略)に搬送する装置である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のように
ケース積出し機によりパレットから積下ろされる複数列
のケース群を一つのケース分離機で順次分離する場合、
ケース積出し機により1列分のケース群を積下ろしする
処理時間よりも、ケース分離機により1列分のケース群
を分離する処理時間の方が長くかかり、しかも、分離に
要する処理時間は積重ねられた運搬用ケースの分離段数
が多くなる程長くなるので、先に積下ろされたケース群
がケース分離機上に存在している間は、次列のケース群
をケース分離機上に供給することができず、1列分の分
離作業が終了するまでケース積出し機によるケース群の
積下ろし作業を一旦休止しなければならない。且つ、ケ
ース分離機の処理速度を速くしても、一つのケース分離
機によって分離できるケース群の分離段数及び分離速度
には限界があるため、ケース分離機の処理時間をケース
積出し機の処理時間よりも短縮することはできず、現状
の積下ろし装置では処理能力の向上及び稼働率のアップ
を図ることが困難である。
【0004】この考案は上記問題に鑑み、ケース積出し
手段により積下ろされるケース群を複数のケース分離手
段に対して振分け供給することにより、ケース群の積下
ろし作業及び分離作業が連続して行なえ、処理能力の向
上及び稼働率のアップを図ることができるケース積下ろ
し装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、パレットに
積重ねられた複数列のケース群をケース積出し手段で1
列ずつ順次積下ろし、該ケース群をケース分離手段で上
下段に1段ずつ順次分離するケース積下ろし装置であっ
て、上記ケース積出し手段の積下ろし側に、該ケース積
出し手段の積下ろし方向と直交してケース分離手段を複
数配設すると共に、前記ケース積出し手段により積下ろ
されるケース群と対応する位置に複数のケース分離手段
を相対移動するケース振分け手段を設けたケース積下ろ
し装置であることを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案は、ケース積出し手段を駆動して、パ
レットに積重ねられた複数列のケース群を1列ずつ順次
積下ろしすると共に、ケース振分け手段を駆動して、ケ
ース積出し手段により積下ろされるケース群と対応する
位置に複数のケース分離手段を相対移動させ、ケース積
出し手段により積下ろされるケース群を複数のケース分
離手段に対して振分け供給し、これらケース分離手段を
夫々駆動して、複数段積重ねられたケース群を上下段に
1段ずつ順次分離するので、ケース群の積下ろし作業及
び分離作業が連続して行なえる。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、ケース積出し手段に
より積下ろされるケース群を複数のケース分離手段に対
して振分け供給するので、一方のケース分離手段側に振
分け供給されたケース群の分離に要する時間を利用し
て、他方のケース分離手段側に次列のケース群を振分け
供給することができ、先行装置のように1列分の分離作
業が終了するまでケース群の積下ろし作業を一旦休止す
る必要がなく、次列のケース群を積下ろしする作業に即
移行することができるため、パレットに複数列積重ねら
れたケース群の積下ろし作業及び分離作業が連続して行
なえ、単位時間当りの処理能力が大幅に向上し、装置全
体の稼働率をアップすることができる。
【0008】
【実施例】図1はパレットPに積重ねられた1列目〜5
列目のコンテナ群A,Aと対応する位置に順次移動し
て、同パレットPに積重ねられたコンテナ群A,Aを1
列ずつ順次積下ろしする第1実施例のケース積下ろし装
置1を示し、このケース積下ろし装置1は、50個分の
コンテナaが積重ねられたパレットP(図8参照)を運
搬用コンベア2上に載置して、同運搬用コンベア2上に
設定した積下ろし位置にパレットPを搬送した後、同パ
レットPに積重ねられた1列目〜5列目のコンテナ群
A,Aと対応する位置に装置本体3を順次移動させ、同
装置本体3の積出し側に設けたケース積出し機4を駆動
して、パレットPに積重ねられた1列目〜5列目のコン
テナ群A,Aを順次積下ろしすると共に、同装置本体3
の分離側に設けた2台のケース分離機5a,5bを左右
に水平移動して、パレットPから順次積下ろされる1列
目〜5列目のコンテナ群A,Aを2台のケース分離機5
a,5bに対して交互に振分け供給し、これらケース分
離機5a,5bを夫々駆動して、5段に積重ねられた1
列分のコンテナ群A,Aを下段側から順次分離する装置
である。
【0009】上述の運搬用コンベア2は、図2及び図3
に示すように、同運搬用コンベア2の送り側始端部及び
送り側終端部に軸支したスプロケット6,7間に送り用
チェーン8を夫々張架し、終端側下部に配設した減速機
付き送り用モータ9の駆動力により、スプロケット1
0,11及びチェーン12を介して送り用チェーン8,
8を送り方向(矢印方向)に同期回転させる。すなわ
ち、同送り用チェーン8,8上に50個分のコンテナa
が積重ねられたパレットP(図8参照)を載置した後、
搬送途中に設定した積下ろし位置にパレットPを搬送供
給する。パレットPに積重ねられた全コンテナa…の積
下ろし後、同送り用チェーン8,8上に載置された空パ
レットPを送り側終端部に接続したパレット積重ね機
(図示省略)に搬送供給して積重ね回収する。且つ、同
運搬用コンベア2上に設定した積下ろし位置のパレット
搬出側に、パレットPの送り側前端部に積重ねられたコ
ンテナ群A,Aと対接する高さ位置に整列プレート13
を立設している。
【0010】前述の装置本体3は、上述する運搬用コン
ベア2の搬送方向と平行して下部床面に走行レール1
4,14を敷設し、同走行レール14,14上に装置本
体3の下面側に軸受した各車輪15…を夫々係合して、
同装置本体3の底部に設けた減速機付き走行用モータ1
6の駆動力により、パレットPに積重ねられた1列分の
コンテナ群A,Aを積下ろしする1ピッチ分だけ間欠的
に走行移動する。且つ、同装置本体3のパレット搬入側
には、運搬用コンベア2の搬送幅よりも幅広間隔に隔て
て押圧プレート17,17を左右開閉自在に軸支し、両
側部に軸支した押圧プレート17,17の下端部を開閉
アーム18により連結すると共に、同側上部に配設した
開閉用シリンダ19のピストンロッドを一方に軸支した
押圧プレート17の上端部に連結して、この開閉用シリ
ンダ19の作動により、パレットPの送り側後端部に積
重ねられたコンテナ群A,Aの一側面に対接する閉位置
と、パレットPの送り側両端部に積重ねられたコンテナ
群A,Aの通過を許容する開位置とに回動する。
【0011】前述のケース積出し機4は、図3にも示す
ように、同機を構成する走行ユニット20の下部に、5
段に積重ねられたコンテナ群Aの積出し側後面と対接す
る大きさに形成した縦長形状のプッシャ21を垂設し、
同走行ユニット20の両側面部に軸支した各ガイドロー
ラ22…を、装置本体3の積出し側上部から分離側上部
に向けて架設した走行ガイド23,23上に夫々係合
し、同装置本体3上部に配設した積出し用シリンダ24
のピストンロッドを走行ユニット20に連結固定して、
この積出し用シリンダ24の作動により、上述する運搬
用コンベア2上の積下ろし位置に搬送されたパレットP
の積出し側後列のコンテナ群Aと対向する後退位置と、
後述するケース分離機5の昇降コンベア25上に1列分
のコンテナ群A,Aを移載する前進位置とにプッシャ2
1を前後移動する。
【0012】前述のケース分離機5a,5bは、図2、
図3、図4に示すように、上述するケース積出し機4の
積出し方向と直交して装置本体3の分離側下部に走行レ
ール36,36を敷設し、同走行レール36,36上に
分離機本体35の下面側に軸受した各車輪37…を夫々
係合して、同分離機本体35の底部に設けた減速機付き
振分け用モータ38の駆動力により、上述のケース積出
し機4により積下ろされる1列分のコンテナ群A,Aを
移載する位置に、同分離機本体35上に設けた2台のケ
ース分離機5a,5bを交互に水平移動する。
【0013】上述のケース分離機5a,5bは同一構成
であるので、一方のケース分離機5a側の構成について
詳述する。図5、図6、図7に示すように、1列分のコ
ンテナ群A,Aを載置する大きさに形成した昇降コンベ
ア25の一側部に昇降フレーム26を連結固定し、同昇
降フレーム26の上下両端部に軸支した各ガイドローラ
27…を両側位置に架設した各ガイドレール28,28
に夫々係合し、同側下部に配設した昇降用シリンダ29
のピストンロッドを昇降フレーム26に連結固定して、
この昇降用シリンダ29の作動により、前述の運搬用コ
ンベア2の積下ろし位置に搬送したパレットPと水平と
なる中段位置と、後述する保持アーム31,31で水平
姿勢に保持されたコンテナa,aを載置する上段位置
と、最下段のコンテナa,aを分離する高さ位置に配設
した送り用コンベア30と水平となる下段位置とに昇降
コンベア25を昇降停止する。
【0014】上述の保持アーム31,31は、中段位置
に昇降停止した昇降コンベア25上の下から2段目に積
重ねられたコンテナa,aの両側面と対向して保持アー
ム31,31を回動自在に軸支し、同位置の上方両側部
に配設した保持用シリンダ32,32のピストンロッド
を保持アーム31,31に連結固定して、これら保持用
シリンダ32,32の同期作動により、中間位置の昇降
コンベア25上に載置された2段目のコンテナa,aを
水平姿勢に保持する閉位置と、保持固定を解除する開位
置とに保持アーム31,31を回動停止する。且つ、同
保持アーム31,31で水平姿勢に保持されるコンテナ
群A,Aの両側縁部に対接してガイド板33,33を夫
々立設し、積出し側前列に保持されるコンテナ群Aの前
側縁部に対接してガイド板34を立設している。
【0015】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、ケース積下ろし装置1によるコンテナaの積
下ろし動作を説明する。先ず、図1に示すように、運搬
用コンベア2上に設定した積下ろし位置にパレットP
(図8参照)を搬送して、パレットPの送り側前端部に
積重ねられたコンテナ群A,Aを整列プレート13に当
接する。同時に、パレットPの送り側後端部に積重ねら
れた1列目のコンテナ群A,Aと対応する位置に装置本
体3を走行移動させ、同装置本体3の押圧プレート1
7,17を閉方向に回動して、パレットPの送り側後端
部に積重ねられたコンテナ群A,Aに押圧プレート1
7,17を圧接し、パレットPに積重ねられた各コンテ
ナ群A…を整列プレート13側に押圧して積出し方向に
向き修正する。
【0016】次に、図4に示すように、パレットPに積
重ねられた1列目のコンテナ群A,Aを積下ろしする位
置に一方のケース分離機5aを水平移動した後、装置本
体3の積出し側に設けたケース積出し機4を駆動して、
図3に示すように、パレットPに積重ねられた1列目の
コンテナ群A,Aをプッシャ21で積下ろし方向に水平
移動させ、同1列目のコンテナ群A,Aを中段位置に昇
降停止したケース分離機5aの昇降コンベア25上に移
載する。同時に、装置本体3の分離側に設けたケース分
離機5aを駆動して、図5に示すように、昇降コンベア
25上に載置された最下段のコンテナa,aを除く、下
から2段目に積重ねられたコンテナa,aを保持アーム
31,31で保持して、残り4段分のコンテナ群A,A
を水平姿勢に保持する。
【0017】この後、図6に示すように、昇降コンベア
25を下段位置まで降下して最下段に積重ねられたコン
テナa,aを分離し、同昇降コンベア25を積下ろし方
向に回転駆動して、分離したコンテナa,aを送り用コ
ンベア30上に順次移載すると共に、同送り用コンベア
30を搬送方向に回転駆動して、選別工程(図示省略)
にコンテナa,aを搬送供給する。同時に、図7に示す
ように、昇降コンベア25を上段位置まで上昇して、上
述の保持アーム31,31で保持された残り4段分のコ
ンテナ群A,Aを昇降コンベア25に載置し、これら保
持アーム31,31による保持固定を解除して、残り4
段分のコンテナ群A,Aが載置された昇降コンベア25
を中段位置まで降下させる。
【0018】上述の動作順序に沿って残り4段分のコン
テナ群A,Aを下段側から順次分離し、分離したコンテ
ナa,aを送り用コンベア30上に順次移載して選別工
程(図示省略)に搬送供給する。1列分の分離作業が終
了した後、ケース分離機5aの昇降コンベア25を中段
位置に昇降停止し、上方両側部に軸支した保持アーム3
1,31を開位置に回動停止する。
【0019】一方、パレットPに積重ねられた1列目の
コンテナ群A,Aをケース分離機5aの昇降コンベア2
5に移載すると同時に、ケース積出し機4のプッシャ2
1を後退位置に復帰移動させる。この後、一方のケース
分離機5a側に振分け供給されたコンテナ群A,Aの分
離に要する時間を利用して、パレットPに積重ねられた
2列目のコンテナ群A,Aと対応する位置に装置本体3
を走行移動させ、且つ、パレットPに積重ねられた2列
目のコンテナ群A,Aを積下ろしする位置に他方のケー
ス分離機5bを水平移動した後、ケース積出し機4を駆
動して、パレットPに積重ねられた2列目のコンテナ群
A,Aをケース分離機5bの昇降コンベア25上に移載
する。この後、ケース分離機5bを駆動して、5段に積
重ねられた2列目のコンテナ群A,Aを下段側から順次
分離し、分離したコンテナa,aを送り用コンベア30
上に順次移載して選別工程(図示省略)に搬送供給す
る。
【0020】以下同様にして、パレットPに積重ねられ
た3列目、4列目、5列目のコンテナ群A,Aと対応す
る位置に装置本体3を順次移動させ、同装置本体3の積
出し側に設けたケース積出し機4を駆動して、パレット
Pに積重ねられた3列目、4列目、5列目のコンテナ群
A,Aを順次積下ろしすると共に、同装置本体3の分離
側に設けた2台のケース分離機5a,5bを左右に水平
移動して、パレットPから順次積下ろされる3列目、4
列目、5列目のコンテナ群A,Aを2台のケース分離機
5a,5bに対して交互に振分け供給し、これらケース
分離機5a,5bを夫々駆動して、5段に積重ねられた
1列分のコンテナ群A,Aを下段側から順次分離し、分
離したコンテナa,aを送り用コンベア30上に順次移
載して選別工程(図示省略)に搬送供給する。
【0021】次に、一つのパレットPに積重ねられた全
コンテナ群A…の積下ろし作業が終了した後、空パレッ
トPをパレット積重ね機(図示省略)に搬送供給して積
重ね回収し、装置本体3の押圧プレート17,17を開
放して初期位置に復帰移動させる。この後、運搬用コン
ベア2上に設定した積下ろし位置に次のパレットP(図
8参照)を搬送して、同パレットPに積重ねられた1列
目〜5列目のコンテナ群A,Aと対応する位置に装置本
体3を順次移動させると共に、ケース積出し機4を駆動
して、パレットPに積重ねられた1列目〜5列目のコン
テナ群A,Aを2台のケース分離機5a,5bに対して
交互に振分け供給し、これらケース分離機5a,5bを
夫々駆動して、5段に積重ねられた1列分のコンテナ群
A,Aを下段側から順次分離し、分離したコンテナa,
aを送り用コンベア30上に順次移載して選別工程(図
示省略)に搬送供給する。
【0022】以上のように、一つのケース積出し機4に
より積下ろされる1列分のコンテナ群A,Aと対応する
位置に2台のケース分離機5a,5bを水平移動して、
パレットPから順次積下ろされる1列目〜5列目のコン
テナ群A,Aを2台のケース分離機5a,5bに対して
交互に振分け供給するので、例えば、一方のケース分離
機5a側に振分け供給されたコンテナ群A,Aの分離に
要する時間を利用して、他方のケース分離機5b側に次
列のコンテナ群A,Aを振分け供給することができ、先
行装置のように1列分の分離作業が終了するまで積下ろ
し作業を一旦休止する必要がなく、次列のコンテナ群
A,Aを積下ろしする作業に即移行することができるた
め、1列分のコンテナ群A,Aの積下ろし作業及び分離
作業が連続して行なえ、単位時間当りの処理能力が大幅
に向上し、装置全体の稼働率をアップすることができ
る。
【0023】図9はパレットPに積重ねられた1列目〜
5列目のコンテナ群A,Aを1列分供給する1ピッチ分
だけ運搬用コンベア2を間欠移動して、同パレットPに
積重ねられたコンテナ群A,Aを1列ずつ順次積下ろし
する第2実施例のケース積下ろし装置1を示し、このケ
ース積下ろし装置1は、運搬用コンベア2上に設定した
積下ろし位置にパレットP(図8参照)を搬送して、同
位置に立設した整列プレート13にパレットPの送り側
前端部に積重ねられたコンテナ群A,Aを当接し、同位
置に走行移動させた走行フレーム39の押圧プレート4
0,40をパレットPの送り側後端部に積重ねられたコ
ンテナ群A,Aに圧接して積下ろし方向に向き修正す
る。
【0024】この後、1列分のコンテナ群A,Aを供給
する1ピッチ分だけ運搬用コンベア2を間欠駆動させ、
同位置上部に設けたケース積出し機4を駆動して、パレ
ットPに積重ねられた1列目〜5列目のコンテナ群A,
Aを1列ずつ順次積下ろしすると共に、ケース積出し機
4により積下ろされる1列分のコンテナ群A,Aと対応
する位置に2台のケース分離機5a,5bを水平移動し
て、パレットPから順次積下ろされる1列目〜5列目の
コンテナ群A,Aを2台のケース分離機5a,5bに対
して交互に振分け供給し、これらケース分離機5a,5
bを夫々駆動して、5段に積重ねられた1列分のコンテ
ナ群A,Aを下段側から順次分離するので、上述の第1
実施例と同様に、一方のケース分離機5a側に振分け供
給されたコンテナ群A,Aの分離に要する動作時間を利
用して、他方のケース分離機5b側に次列のコンテナ群
A,Aを振分け供給することができ、パレットPに積重
ねられた1列目〜5列目のコンテナ群A,Aの積下ろし
作業及び分離作業が連続して行なえ、処理能力の向上及
び稼働率のアップを図ることができる。
【0025】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案のケース群は、第1及び第2実施例
のコンテナ群Aと、後述する箱群Bとに対応し、以下同
様に、ケース積出し手段は、装置本体3と、ケース積出
し機4と、プッシャ21と、積出し用シリンダ24とに
対応し、ケース分離手段は、ケース分離機5a,5b
と、昇降コンベア25と、昇降用シリンダ29と、保持
アーム31と、保持用シリンダ32とに対応し、ケース
振分け手段は、運搬用コンベア2と、スプロケット6,
7,10,11と、送り用チェーン8と、送り用モータ
9と、チェーン12と、分離機本体35と、走行レール
36と、車輪37と、振分け用モータ38とに対応する
も、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0026】本考案のケース積下ろし装置1は、上述の
第1実施例及び第2実施例に示すようなコンテナ群Aの
積下ろし作業のみに適用されるものではなく、例えば、
図10に示すように、ダンボール製の箱体bが5段積重
ねられた箱群Bの積下ろし作業にも適用することができ
る。すなわち、ケース分離機5a,5bを構成する保持
アーム26,26の下端部に、箱体bを保持するための
合成ゴム製の保持部材(図示省略)又はL字形の保持板
(図示省略)を夫々取付けておき、ケース積出し機4に
より積下ろされる1列分の箱群B,Bと対応する位置に
2台のケース分離機5a,5bを水平移動して、パレッ
トPから順次積下ろされる1列目〜5列目の箱群B,B
を2台のケース分離機5a,5bに対して交互に振分け
供給するので、上述の第1実施例及び第2実施例と同様
に、パレットPに積重ねられた1列目〜5列目の箱群
B,Bの積下ろし作業及び分離作業が連続して行なえ、
処理能力の向上及び稼働率のアップを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のケース積下ろし装置を示す平面
図。
【図2】ケース積下ろし装置の側面図。
【図3】ケース積出し機によるコンテナ群の積下ろし動
作を示す側面図。
【図4】ケース分離機に対するコンテナ群の振分け動作
を示す平面図。
【図5】ケース分離機によるコンテナ群の保持状態を示
す積出し側正面図。
【図6】ケース分離機によるコンテナ群の分離状態を示
す積出し側正面図。
【図7】ケース分離機によるコンテナ群の降下動作を示
す積出し側正面図。
【図8】コンテナの積重ね状態を示す斜視図。
【図9】第2実施例のケース積下ろし装置を示す平面
図。
【図10】箱体の積重ね状態を示す斜視図。
【符号の説明】
a…コンテナ A…コンテナ群 b…箱体 B…箱群 P…パレット 1…ケース積下ろし装置 2…運搬用コンベア 3…装置本体 4…ケース積出し機 5a,5b…ケース分離機 21…プッシャ 25…昇降コンベア 30…送り用コンベア 31…保持アーム 35…分離機本体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレットに積重ねられた複数列のケース群
    をケース積出し手段で1列ずつ順次積下ろし、該ケース
    群をケース分離手段で上下段に1段ずつ順次分離するケ
    ース積下ろし装置であって、 上記ケース積出し手段の積下ろし側に、該ケース積出し
    手段の積下ろし方向と直交してケース分離手段を複数配
    設すると共に、 前記ケース積出し手段により積下ろされるケース群と対
    応する位置に複数のケース分離手段を相対移動するケー
    ス振分け手段を設けたケース積下ろし装置。
JP8677291U 1991-09-26 1991-09-26 ケース積下ろし装置 Expired - Fee Related JP2550152Y2 (ja)

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JP8677291U JP2550152Y2 (ja) 1991-09-26 1991-09-26 ケース積下ろし装置
TW82101025A TW209201B (en) 1991-09-26 1993-02-13 Case remove apparatus

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