JPH0519239U - ケース積下ろし装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケース群の積下ろし作業が連続的に行なえると
共に、処理能力の向上及び稼働率のアップを図ることの
できるケース積下ろし装置を提供する。 【構成】移動用コンベアを駆動して、１列分のコンテナ
群を供給する１ピッチ分だけパレット側を間欠移動さ
せ、同パレットに積重ねられた１列目〜５列目のコンテ
ナ群を積下ろし位置に配設したケース積下ろし機に順次
供給する。同時に、ケース積下ろし機を駆動して、パレ
ットに積重ねられた１列目〜５列目のコンテナ群を１列
ずつ順次積下ろしするので、コンテナ群の積下ろし作業
が連続的に行なえ、次のパレットに積重ねられたコンテ
ナ群の積下ろし作業に即移行することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、例えば、合成樹脂製のコンテナ、ダンボール製の箱体等の運搬用 ケースが複数段積重ねられたケース群をパレットから順次積下ろしするために用 いられるケース積下ろし装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

上述例のような運搬用ケースが複数段積重ねられたケース群をパレットから順 次積下ろしするための積下ろし装置としては、例えば、当出願人によって既に開 発された積下ろし装置（実願平２−３８７２５号参照）がある。この積下ろし装 置は、パレットに積重ねられた１列目〜５列目のケース群を積下ろしする位置に ケース積下ろし機を往復移動させて、同パレットに積重ねられた各列のケース群 をプッシャで１列ずつ順次積下ろしする装置である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述のように１列目〜５列目のケース群を積下ろしする位置にケース 積下ろし機側を往復移動させる場合、１列目のケース群を積下ろしする位置と、 ５列目のケース群を積下ろしする位置との移動距離が長くなるため、５列目のケ ース群を積下ろした後、ケース積下ろし機が初期位置に復帰移動するまでは次の 積下ろし作業に移行することができず、その間、ケース群の積下ろし作業が一旦 休止されることになり、装置全体の稼働率を下げる要素を内在し、また、単位時 間当りの処理能力が低くなる要素をも内在している。

【０００４】 この考案は上記問題に鑑み、パレット側を設定された移動量だけ間欠移動して 、同パレットに積重ねられたケース群を１列ずつ順次積下ろすことにより、ケー ス群の積下ろし作業が連続的に行なえ、処理能力の向上及び稼働率のアップする ことができるケース積下ろし装置の提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、パレットに積重ねられたケース群の積下ろし位置に、複数列積重 ねられたケース群を１列ずつ順次供給する移動量だけパレットを間欠移動するた めのパレット移動手段を設けたケース積下ろし装置であることを特徴とする。

【０００６】

【作用】

この考案は、パレット移動手段を駆動して、複数列積重ねられたケース群を１ 列ずつ順次供給する移動量だけパレット側を間欠移動させ、同パレットに積重ね られた複数列のケース群を積下ろし位置に配設したケース積下ろし手段に１列ず つ順次供給すると共に、同ケース積下ろし手段を駆動して、パレットに積重ねら れた複数列のケース群を１列ずつ順次積下ろしする。

【０００７】

【考案の効果】

この考案によれば、パレット移動手段によりパレット側を設定された移動量だ け間欠移動して、パレットに積重ねられたケース群を積下ろし位置に配設したケ ース積下ろし手段により１列ずつ順次積下ろしするので、先行装置のようにケー ス積下ろし機が初期位置に復帰移動するまで作業を一旦休止する必要がなく、且 つ、同ケース積下ろし機の復帰移動に要する動作時間が短縮されるため、次のパ レットに積重ねられたケース群の積下ろし作業に即移行することができ、ケース 群の積下ろし作業が連続して行なえると共に、単位時間当りの処理能力が大幅に 向上し、装置全体の稼働率をアップすることができる。

【０００８】

【実施例】

図１は合成樹脂製のコンテナａが５段積重ねられたコンテナ群Ａの積下ろしす るために用いられる第１実施例のケース積下ろし装置１を示し、このケース積下 ろし装置１は、５０個分のコンテナａが積重ねられたパレットＰ（図６参照）を 移動用コンベア２上に載置した後、複数列積重ねられたコンテナ群Ａ，Ａを１列 ずつ順次供給する１ピッチ分だけ移動用コンベア２を送り方向に間欠駆動させ、 同移動用コンベア２上に設定した積下ろし位置に１列目〜５列目のコンテナ群Ａ ，Ａを順次供給する。且つ、同位置上部に配設したケース積下ろし機３を駆動し て、パレットＰに積重ねられた１列目〜５列目のコンテナ群Ａ，Ａを１列ずつ順 次積下ろしすると共に、同位置側部に配設したケース分離機４を駆動して、１列 分のコンテナ群Ａ，Ａの下段側から分離したコンテナａ，ａを搬送用コンベア５ 上に順次供給する装置である。

【０００９】 上述の移動用コンベア２は、図１及び図２に示すように、同移動用コンベア２ の送り側始端部及び送り側終端部に軸支したスプロケット６，６間に移動用チェ ーン７を夫々張架し、終端側下部に配設した減速機付き移動用モータ８の駆動力 により、スプロケット９，１０及びチェーン１１を介して移動用チェーン７，７ を送り方向（矢印方向）に同期回転する。すなわち、これら移動用チェーン７， ７上に載置されたパレットＰ（図６参照）を積下ろし位置に水平移動し、積下ろ し作業時に於いて、１列分のコンテナ群Ａ，Ａを供給する１ピッチ分だけパレッ トＰを送り方向に間欠移動させる。パレットＰに積重ねられた全コンテナ群Ａ… を積下ろし後、これら移動用チェーン７，７上に載置された空パレットＰを回収 位置に水平移動し、同位置に配設したパレット積重ね機（図示省略）で積重ね回 収する。

【００１０】 一方、同移動用コンベア２上に配設したケース積下ろし機３のパレット搬出側 に、パレットＰの送り側前端部に積重ねられたコンテナ群Ａ，Ａと対向して整列 プレート１２を立設し、同移動用コンベア２上に配設したケース積下ろし機３の パレット搬入側に、パレットＰの送り側後端部に積重ねられたコンテナ群Ａ，Ａ と対向する方向に走行移動する走行フレーム１３を配設している。同走行フレー ム１３の両側部に押圧プレート１４，１４を開閉自在に軸支すると共に、同側上 部に配設した開閉用シリンダ１５，１５のピストンロッドを押圧プレート１４， １４に夫々連結して、これら開閉用シリンダ１５，１５の作動により、パレット Ｐの送り側後端部に積重ねられたコンテナ群Ａ，Ａと対接する閉位置と、パレッ トＰの送り側両端部に積重ねられたコンテナ群Ａ，Ａの通過を許容する開位置と に回動する。且つ、上述する移動用コンベア２の間欠送りと対応して、１列分の コンテナ群Ａ，Ａを積下ろしする１ピッチ分だけ走行フレーム１３を間欠的に走 行移動させ、パレットＰの送り側後端部に積重ねられたコンテナ群Ａ，Ａに押圧 プレート１４，１４を押圧する。

【００１１】 前述のケース積下ろし機３は、図２にも示すように、同機を構成する走行ユニ ット１６の下部に、合成樹脂製のコンテナａが５段積重ねられたコンテナ群Ａの 積出し側後面と対接する大きさに形成した縦長形状の積出しプッシャ１７を垂設 し、同走行ユニット１６の両側面に軸支した各ガイドローラ１８…を、同機上部 に架設した走行ガイド１９，１９上に夫々係合すると共に、同機上部に配設した 積出し用シリンダ２０のピストンロッドを走行ユニット１６に連結固定して、こ の積出し用シリンダ２０の作動により、上述する移動用コンベア２の積下ろし位 置に搬送されたパレットＰの積出し側後列のコンテナ群Ａと対向する後退位置と 、後述するケース分離機４の昇降コンベア２１上に１列分のコンテナ群Ａ，Ａを 移載する前進位置とに積出しプッシャ１７を前後移動する。

【００１２】 前述のケース分離機４は、図２及び図３に示すように、１列分のコンテナ群Ａ ，Ａを載置する大きさに形成した昇降コンベア２１の一側部に昇降フレーム２２ を連結固定し、同昇降フレーム２２の上下両端部に軸支した各ガイドローラ２３ …を両側位置に架設した各ガイドレール２４，２４に夫々係合し、同側下部に配 設した昇降用シリンダ２５のピストンロッドを昇降フレーム２２に連結固定して 、この昇降用シリンダ２５の作動により、前述する移動用コンベア２上に載置さ れたパレットＰと水平となる中段位置と、後述する保持アーム２６，２６で水平 姿勢に保持されたコンテナａ，ａを載置する上段位置と、前述する移動用コンベ ア２よりも低い位置であって、最下段のコンテナａ，ａを分離する高さ位置に配 設した搬送用コンベア５と水平となる下段位置とに昇降コンベア２１を昇降停止 する。

【００１３】 上述の保持アーム２６，２６は、中段位置に昇降停止した昇降コンベア２１上 の下から２段目に積重ねられたコンテナａ，ａの両側面と対向して保持アーム２ ６，２６を回動自在に軸支し、同位置の上方両側部に配設した保持用シリンダ２ ７，２７のピストンロッドを保持アーム２６，２６に連結固定して、これら保持 用シリンダ２７，２７の同期作動により、中間位置の昇降コンベア２１上に載置 された２段目のコンテナａ，ａを水平姿勢に保持する閉位置と、保持固定を解除 する開位置とに保持アーム２６，２６を回動停止する。且つ、同保持アーム２６ ，２６で水平姿勢に保持されるコンテナ群Ａ，Ａの両側縁部に対接してガイド板 ２８，２８を夫々立設し、積出し側前列に保持されるコンテナ群Ａの前側縁部に 対接してガイド板２９を立設している。

【００１４】 図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、ケース積下ろし装置１に よるコンテナ群Ａの積下ろし動作を説明する。 先ず、図１に示すように、移動用コンベア２を送り方向に回転駆動して、５０ 個分のコンテナａが積重ねられたパレットＰ（図６参照）を積下ろし位置に搬送 し、同パレットＰに積重ねられた１列目のコンテナ群Ａ，Ａを整列プレート１２ に当接すると共に、同パレットＰに積重ねられた５列目のコンテナ群Ａ，Ａに走 行フレーム１３の押圧プレート１４，１４を押圧して、全コンテナ群Ａ…の向き を積下ろし方向に修正する。

【００１５】 次に、図２に示すように、積下ろし位置に配設したケース積下ろし機３を駆動 して、パレットＰに積重ねられた１列目のコンテナ群Ａ，Ａを積出しプッシャ１ ７で積下ろし方向に水平移動させ、中段位置に待機するケース分離機４の昇降コ ンベア２１上に１列目のコンテナ群Ａ，Ａを移載する。同時に、図３に示すよう に、昇降コンベア２１上に載置された最下段のコンテナａ，ａを除く、上段側の コンテナ群Ａ，Ａを保持アーム２６，２６で水平姿勢に保持した後、図４に示す ように、昇降コンベア２１を下段位置まで降下して最下段のコンテナａ，ａを分 離する。この後、昇降コンベア２１を積下ろし方向に回転駆動して、分離された コンテナａ，ａを搬送用コンベア５上に順次移載し、同搬送用コンベア５を搬送 方向に回転駆動して選別工程（図示省略）にコンテナａ，ａを搬送供給する。

【００１６】 次に、図５に示すように、昇降コンベア２１を上段位置まで上昇して、上述の 保持アーム２６，２６で保持された残りのコンテナ群Ａ，Ａを昇降コンベア２１ を載置し、同時に、これら保持アーム２６，２６による保持固定を解除して、残 りのコンテナ群Ａ，Ａを昇降コンベア２１を移載した後、残りのコンテナ群Ａ， Ａを載置した状態のまま昇降コンベア２１を中段位置まで降下させる。上述と同 様にして、残りのコンテナ群Ａ，Ａの下段側からコンテナａ，ａを順次分離し、 分離したコンテナａ，ａを搬送用コンベア５上に順次移載して選別工程（図示省 略）に搬送供給する。

【００１７】 １列目のコンテナ群Ａ，Ａの分離動作が終了後又は終了前に於いて、ケース積 下ろし機３の積出しプッシャ１７を初期位置に復帰移動させ、分離動作が終了し た後、中段位置に昇降コンベア２１を昇降停止し、上方両側部に軸支した保持ア ーム２６，２６を開位置に回動停止する。

【００１８】 上述と同様にして、１列分のコンテナ群Ａ，Ａを供給する１ピッチ分だけ移動 用コンベア２を送り方向に間欠駆動させ、積下ろし位置の上部に配設したケース 積下ろし機３を駆動して、パレットＰに積重ねられた２列目〜５列目のコンテナ 群Ａ，Ａを順次積下ろしする。同時に、積下ろし位置の側部に配設したケース分 離機４を駆動して、１列分のコンテナ群Ａ，Ａを下段側から順次分離し、分離し たコンテナａ，ａを搬送用コンベア５上に順次移載して選別工程（図示省略）に 搬送供給する。且つ、移動用コンベア２の間欠送りと対応して走行フレーム１３ を１ピッチ分だけ走行移動させ、パレットＰに積重ねられた２列目〜５列目のコ ンテナ群Ａ，Ａを整列プレート１２に順次当接し、且つ、パレットＰに積重ねら れた５列目のコンテナ群Ａ，Ａに走行フレーム１３の押圧プレート１４，１４を 押圧して、積下ろし時に於いて、残りの全コンテナ群Ａ…の向きを積下ろし方向 に修正する。

【００１９】 次に、１パレットＰに積重ねられた全コンテナ群Ａ…の積下ろし作業が終了し た後、図１に示すように、走行フレーム１３の押圧プレート１４，１４を開放し て初期位置に走行移動させ、同時に、移動用コンベア２を送り方向に回転駆動し て、５０個分のコンテナａが積重ねられた次のパレットＰを積下ろし位置に搬送 し、空パレットＰをパレット積重ね機（図示省略）に供給して積重ね回収する。 以下、上述と同様にして、１列分のコンテナ群Ａ，Ａを供給する１ピッチ分だけ 移動用コンベア２を送り方向に間欠駆動させ、積下ろし位置の上部に配設したケ ース積下ろし機３を駆動して、パレットＰに積重ねられた１列目〜５列目のコン テナ群Ａ，Ａを１列ずつ順次積下ろしする。同時に、積下ろし位置の側部に配設 したケース分離機４を駆動して、積下ろされる１列分のコンテナ群Ａ，Ａを下段 側から順次分離し、分離したコンテナａ，ａを搬送用コンベア５上に順次移載し て選別工程（図示省略）に搬送供給する。

【００２０】 このようにパレットＰ側を設定された１ピッチ分ずつ間欠移動して、同パレッ トＰに積重ねられた全コンテナ群Ａ…を１列ずつ順次積下ろしするので、先行装 置のようにケース積下ろし機３が初期位置に復帰移動するまで作業を一旦休止す る必要がなく、且つ、同ケース積下ろし機３の復帰移動に要する動作時間が短縮 されるため、次のパレットＰに積重ねられたコンテナ群Ａの積下ろし作業に即移 行することができ、コンテナ群Ａの積下ろし作業が連続的に行なえると共に、単 位時間当りの処理能力が大幅に向上し、装置全体の稼働率をアップすることがで きる。

【００２１】 図７は５０個分のコンテナａが積重ねられたパレットＰを台車３０に載置して 、１列分のコンテナ群Ａ，Ａを供給する１ピッチ分だけ台車３０を間欠移動する 第２実施例のケース積下ろし装置１を示し、このケース積下ろし装置１は、台車 ３０の下面側に軸支した各車輪３１…を下部床面に敷設した走行レール３２，３ ２に夫々係合し、走行側始端部及び走行側終端部に軸支したスプロケット３３， ３３間に走行用チェーン３４を張架して、床面中央部に設置した走行用モータ３ ５の駆動力により、スプロケット３６，３７及びチェーン３８を介して走行用チ ェーン３４を走行方向に周回させると共に、同走行用チェーン３４上に台車３０ の下面側中央部を係合して、１列分のコンテナ群Ａ，Ａを供給する１ピッチ分だ け台車３０を間欠的に走行移動させ、積下ろし位置の上部に配設したケース積下 ろし機３を駆動して、パレットＰに積重ねられた１列目〜５列目のコンテナ群Ａ ，Ａを１列ずつ順次積下ろしするので、上述の第１実施例と同様に処理能力が向 上し、稼働率をアップすることができる。

【００２２】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のケース群は、実施例のコンテナ群Ａと、後述する箱群Ｂとに対応し 、 以下同様に、 ケース積下ろし手段は、ケース積下ろし機３と、積出しプッシャ１７と、積出 し用シリンダ２０とに対応し、 パレット移動手段は、第１実施例の移動用コンベア２と、移動用チェーン７と 、移動用モータ８と、スプロケット６，９，１０と、チェーン１１とに対応し、 且つ、第２実施例の台車３０と、走行レール３２と、走行用チェーン３４と、走 行用モータ３５と、スプロケット３３，３６，３７と、３８…チェーンとに対応 するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。

【００２３】 本考案のケース積下ろし装置１は、上述の第１実施例及び第２実施例に於ける コンテナ群Ａの積下ろし作業のみに適用されるものではなく、例えば、図８に示 すように、ダンボール製の箱体ｂが５段積重ねられた箱群Ｂの積下ろし作業にも 適用することができる。すなわち、上述の実施例と同様に、１列分の箱群Ｂ，Ｂ を供給する１ピッチ分だけパレットＰを間欠移動して、同パレットＰに積重ねら れた箱群Ｂ，Ｂを１列ずつ順次積下ろしする。なお、これら箱群Ｂ，Ｂを下段側 から順次分離する場合、ケース分離機４を構成する保持アーム２６，２６の下端 部に合成ゴム製の保持部材（図示省略）又はＬ字形の保持板（図示省略）を夫々 取付け、昇降コンベア２１上に載置された最下段の箱体ｂ，ｂを除く、上段側の 箱群Ｂ，Ｂを水平姿勢に保持して順次分離する。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例のケース積下ろし装置を示す平面
図。

【図２】ケース積下ろし機のコンテナ積下ろし動作を示
す側面図。

【図３】ケース分離機のコンテナ保持動作を示す正面
図。

【図４】ケース分離機のコンテナ分離動作を示す正面
図。

【図５】ケース分離機のコンテナ降下動作を示す正面
図。

【図６】コンテナの積重ね状態を示す斜視図。

【図７】第２実施例のケース積下ろし装置を示す側面
図。

【図８】箱体の積重ね状態を示す斜視図。

【符号の説明】

ａ…コンテナ Ａ…コンテナ群 ｂ…箱体 Ｂ…箱群 Ｐ…パレット １…ケース積下ろし装置 ２…移動用コンベア ３…ケース積下ろし機 １７…積出しプッシャ ３０…台車

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】パレットに積重ねられた複数列のケース群
   を、積下ろし位置に配設したケース積下ろし手段によっ
   て１列ずつ順次積下ろしするケース積下ろし装置であっ
   て、上記積下ろし位置に、複数列積重ねられたケース群
   を１列ずつ順次供給する移動量だけパレットを間欠移動
   するためのパレット移動手段を設けたケース積下ろし装
   置。