[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2023042880A - 作業車のボンネットロック装置 - Google Patents

作業車のボンネットロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023042880A
JP2023042880A JP2021150278A JP2021150278A JP2023042880A JP 2023042880 A JP2023042880 A JP 2023042880A JP 2021150278 A JP2021150278 A JP 2021150278A JP 2021150278 A JP2021150278 A JP 2021150278A JP 2023042880 A JP2023042880 A JP 2023042880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
hood
operation panel
panel cover
tractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021150278A
Other languages
English (en)
Inventor
泰裕 久岡
Yasuhiro Hisaoka
健朗 木下
Takero Kinoshita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2021150278A priority Critical patent/JP2023042880A/ja
Publication of JP2023042880A publication Critical patent/JP2023042880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】本発明では、作業車の操作パネルに設けるロック解除具を押してボンネットのロックを解除するロック解除装置において、ロック解除具の取付を強固に構成して強く押し込むことがあっても破損しないようにすることを課題とする。【解決手段】エンジンルーム12を開閉可能なボンネット20で覆い、車体フレーム2に取り付けた固定ブラケット18にボンネット固定具30を設け、操作パネルカバー14に設ける操作部60の押込み部材70を押し込んで伝達ロッド52で前記ボンネット固定具30をロック解除にする作業車のボンネットロック装置において、前記操作パネルカバー14の操作部60近傍で固定ブラケット18と操作パネルカバー14の間に補強部材85を介在させたことを特徴とする作業車のボンネットロック装置とする。【選択図】図15

Description

本発明は、作業車のエンジンルームを覆うボンネットのロック装置に関する。
特許文献1では、作業車のエンジンルームはボンネットで覆われ、閉じたボンネットのロックを解除するロック解除具が操縦席前側の操作パネルに設けられている。このロック解除具を押し込むことでエンジンルーム内部に設けたボンネット固定具の解除機構が作動して、ボンネットを開けられるようにする構成が記載されている。
特開2020-104824号公報
しかし、前記のボンネットのロック装置は、ロック解除具が操作パネルに設けられているために、強く押し込むと破損することがあり、改良の余地があった。
本発明では、作業車の操作パネルに設けるロック解除具を押してボンネットのロックを解除するロック解除装置において、ロック解除具の取付を強固に構成して強く押し込むことがあっても破損しないようにすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、エンジンルーム12を開閉可能なボンネット20で覆い、車体フレーム2に取り付けた固定ブラケット18にボンネット固定具30を設け、操作パネルカバー14に設ける操作部60の押込み部材70を押し込んで伝達ロッド52で前記ボンネット固定具30をロック解除にする作業車のボンネットロック装置において、前記操作パネルカバー14の操作部60近傍で固定ブラケット18と操作パネルカバー14の間に補強部材85を介在させたことを特徴とする作業車のボンネットロック装置とする。
請求項2の発明は、操作部60の押込み部材70を作業者の指先で押し込み可能にする、または指先よりも細い補助具80の棒状挿込み部81で押し込可能にすることにより、構造変更を可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車のボンネットロック装置とする。
請求項3の発明は、補強部材85を固定ブラケット18から操作パネルカバー14に伸ばした支持片84に沿わせる取付面85cと固定ブラケット18の外側面に当てる内受面85aと操作パネルカバー14の内面に当てる外受面95bでU字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車のボンネットロック装置とする。
請求項1の発明で、ボンネット固定具30を取り付けた固定ブラケット18と操作パネルカバー14が補強部材85で強固に間隔が保持されるので、操作パネルカバー14の押込み部材70を強く押し込むことがあっても伝達ロッド52が歪むことが無く、ボンネット固定具30をロック解除にすることが出来る。
請求項2の発明で、ボンネット固定具30のロック解除を作業者の指先で押し込んで行ったり、棒状の挿込み部81を設けた補助具80を使って押し込んで行ったりと変更できる。
請求項3の発明で、ボンネット固定具30を取り付けた固定ブラケット18の外側面と操作パネルカバー14の内面との間に補強部材85を差し込むことで容易に補強できる。
本発明の一実施形態に係るトラクタの左側面を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネットと操作パネル部を示し、(A)正面の斜め左上から見下ろしたときの斜視図、(B)後方の斜め左上から見下ろしたときの斜視図、(C)後方の斜め左側から見たときの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネットを示し、(A)後方の斜め左側から見たときの斜視図、(B)下方から見たときの図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネット開閉支点の構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネットの後方部における構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのエンジンルーム後部のボンネット固定具、解除機構および操作部を示し、(A)背面の右上から見下ろしたときの斜視図、(B)背面の左上から見下ろしたときの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネット固定具および解除機構と押込み部材を示す要部斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネット固定具および解除機構を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネットを閉じた際の固定状態を示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタのボンネットの裏面を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタの操作部の構成を示し、(A)正面図、(B)Q-Q線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタの押込み部材の構成を示し、(A)斜視図、(B)Q-Q線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタの操作部の装着の向きにより実現する操作状態を示し、(A)第1操作状態の概略断面図、(B)第2操作状態の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタの補強部材を取り付けた押込み部材周辺の内部側面図である。 本発明の一実施形態に係るトラクタの補強部材を取り付けた押込み部材周辺の内部斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるトラクタ1の左側面図を示す。
以下の説明では、特に断りがない限り、前後とはトラクタの前側および後側になる方向をいい、具体的にはトラクタ1が前進する際の方向を前(前方)とし、後進する際の方向を後(後方)とする。また同様に、左右はトラクタ1の前方に向いたときの左側および右側になる方向とし、上下はトラクタ1の上側および下側になる方向とする。
トラクタ1は、車体フレーム2に、エンジン3、変速機構部(トランスミッション等)4、左右一対の前輪5および後輪6、操縦席7等が搭載または装備されている。これにより、トラクタ1は、エンジン3で発生させる回転動力を変速機構部4において適宜減速してから後輪6のみまたは前輪5と後輪6の双方に伝えることにより、所要の速度で前進および後進することが可能な車両として構成されている。
また、トラクタ1は、車体フレーム2の前輪5と後輪6の間になる下部に、例えば草刈装置等を構成するモアデッキ8が着脱可能に取り付けられている。モアデッキ8の駆動部には、エンジン3で得られる回転動力の一部を変速機構部4から取り出して出力する図示しない出力駆動軸を介して回転動力が伝動される。
さらに、トラクタ1は、操縦席7の前方や左右の周囲に、トラクタの操縦に必要なステアリングハンドル9、操作パネル部10、レバー、ペダル等の機材が配置されている。操作パネル部10は、各種の計器類、スイッチ、表示部等の部品が配置されている部分である。操縦席7の後方には、トラクタ1が転倒した際における操縦者の安全を確保する安全バー11が設けられている。
<ボンネット>
そして、トラクタ1は、エンジン3やその関連部品の上方や左右前方の部分を開閉式のボンネット20によって覆い隠している。
このトラクタ1においては、閉じたときのボンネット20で覆われてボンネット20の内側に存在するエンジン3等を含む空間がエンジンルーム12として形成されている。また、このトラクタ1においては、図1に破線で例示するようにボンネット20を開けた状態にすることにより、エンジン3等が外部に露出した状態になるので、そのエンジン3等の点検修理、清掃等を行うようになっている。
ボンネット20は、図1や図2に示されるように、ヘッドライト13を含む前面部20aと、その前面部20aの上端から操作パネル部10の操作パネルカバー14に至るまでの上面部20bと、その前面部20aの左右側端から後方に同じ幅で延びた後に途中から操作パネル部10にむけて下部が切り欠かれて幅が狭められた形状の左右の側面部20c,20dを有する構造の覆い部材である。
図2における符号10aはパネル本体、符号14は操作パネル部10の外側を覆う操作パネルカバー、符号14aはステアリングハンドル9等を通過させて取り付ける通し孔を示す。
また、ボンネット20は、図2や図3に示されるように、複数の支持フレーム21とその支持フレーム21の外側に配置して取り付けられる被覆材22とで構成されている。
支持フレーム21は、例えば次の5つのフレーム21a~21eを組み合わせたものである。すなわち、前面部20aの内側下端から左右の側面部20c,20dの内側下端の途中まで延びるように配置される第1フレーム21aと、上面部20bの内側前方において左右両側に延びるように配置される第2フレーム21bと、上面部20bの内側後方において左右両側に延びるように配置される第3フレーム21cと、第1フレーム21aと第2フレーム21bを接続するように左右両側から上方にそれぞれ立ち上がるように配置される第4フレーム21dと、第2フレーム21bと第3フレーム21cを接続するように前後方向に延びるように配置される第5フレーム21eである。
被覆材22は、予め所望の形状に成形された合成樹脂、金属等からなる部材であり、支持フレーム21の各フレーム21a~21eに固定されるよう取り付けられている。
さらに、ボンネット20は、閉じたときに、その上面部20bと左右の側面部20c,20dのうちの操作パネル部10と接続する端部20eが、操作パネル部10の操作パネルカバー14のボンネット20と接続する端部14bと重なり合って接続し合う形状に形成されている。
前面部20aの上部には、図2(A)に示されるように左右に分かれて延びる対称形状のヘッドライト13の出光面が配置されている。また、その前面部20aの上部の内側には、図3(B)に示されるようにヘッドライト13の光源、反射板等を含むライトユニットが配置されている。ライトユニットは、図3(B)や図4に示されるようにライトブラケット15を介して第4フレーム21dに固定されるよう取り付けられている。
そして、ボンネット20は、図1に示されるように、その前方の下部に配置する開閉支点25を中心に矢印A1,A2で示す方向に回転することにより開閉するように取り付けられている。これにより、ボンネット20は、図1に破線で例示したように、開けたときに、その後方部が上方に持ち上げられた状態になる。
このトラクタ1においては、図4に示されるように、前輪5の車軸等を格納したフロントアクスルにおけるアクスルブラケット16に固定支点部(支持軸)17を設け、この固定支点部17を開閉支点としてボンネット20が開閉動されるよう構成されている。
具体的には、ボンネット20は、図4に示されるように、第4フレーム21dの下部の前方部分に設けた軸受け26を固定支点部(支持軸)17に対して回転可能に取り付けている。これにより、ボンネット20は、第4フレーム21dの軸受け26が支持される固定支点部17を開閉支点25として矢印A1,A2で示す方向に回転して開閉動する。
このライトブラケット15は、ボンネット20の内面に沿って支持するように配置されることにより、ボンネット20を補強する補強材を兼ねている。
<ボンネットの被固定部材>
また、ボンネット20は、図3や図5に示されるように、その後方部の上部内側に、後述するボンネット固定具30に固定される被固定部材40が設けられている。
被固定部材40は、ボンネット20の後方部のほぼ中央位置において後方外部に突出するよう延びる棒状の部材で構成されている。
この実施形態における被固定部材40は、その外部に飛び出る端部が上方に少し傾斜するよう曲げられた形状になっている。また、この被固定部材40は、ボンネット20の後方部内側に配置される第3フレーム21cに一部が固定された状態で取り付けられている。また、第3フレーム21cには、被固定部材40よりも下方側に間隔をあけて存在する接触面45aを有した接触部材としての接触ブラケット45が設けられている。接触ブラケット45は、所要の形状に成形された板状の部材であり、第3フレーム21cに固定されている。
<ボンネット固定具>
一方、トラクタ1には、そのエンジンルーム12の後方における上部に、図6に示されるように、ボンネット20を閉じた状態で固定するためのボンネット固定具30が設けられている。
ボンネット固定具30は、操作パネル部10の背面内側(エンジンルーム12に面する側)に、閉じたときのボンネット20における被固定部材40と向き合って対向する位置に設けられている。また、ボンネット固定具30は、さらに詳しく説明すると、図6や図7に示されるように、操作パネル部10の操作パネル本体10aを固定する固定ブラケット18に取り付けられている。
このボンネット固定具30は、図7や図8に示されるように、支持部材31と、被固定部材40を係止するかぎ(鉤)部34が設けられて支持軸32を支点にして回動する係止部材33と、係止部材33がかぎ部34により被固定部材40を係止する方向(図7の矢印B1で示す方向)に回動するよう付勢する引張ばね35とを有している。
まず、支持部材31は、図7等に示されるように、操作パネル部10の固定ブラケット18にネジ等の固定手段により固定して取り付けられる。
この支持部材31は、固定ブラケット18の上部枠に固定されて前方に張り出して下方に階段状に延びる基礎部31aと、基礎部31aの上部に係止部材33のかぎ部34に係止されるときの被固定部材40の一部を収容する収容空間Sと、その収容空間Sから基礎部31aの前方に迫り出して下方側に平面状に延びて係止部材33を取り付ける取付け面部31bとを有した形状からなる部材である。
このうち取付け面部31bのほぼ中央部には、図8に示されるように支持軸32が前方側に突出するように設けられている。また、取付け面部31bの上部には、ボンネット20を閉じる際に、被固定部材40が係止部材33のかぎ部34にむけて案内されるV字状の切り欠かれた形状からなる案内部31cが設けられている。さらに、基礎部31aの下端部には、ボンネット20の開く動作を補助するための後述する補助ばね37を設置する台座部31dが前方に迫り出す状態で設けられている。
また、基礎部31aの下端部には、台座部31dの片側に存在するよう上記引張ばね35の一端を引っ掛ける取付ピン312が設けられている。また、取付け面部31bと台座部31dにおける上記取付ピン312と接近する位置には、係止部材33の一方向の回動を(後述する第1アーム部33c)接触した際に停止させるよう規制する板状の停止規制部313が設けられている。また、台座部31dのほぼ中央には、補助ばね37を取り付ける取付孔36aが設けられている。
次に、係止部材33は、支持軸32に通して取り付けられる回転孔33aが設けられた本体部33bと、この本体部33bに回転孔33aの片側(図8における右側)の部分から上方側に延びて上端部で回転孔33a側に曲がって被固定部材40を係止する窪み形状のかぎ部34が形成され、回転孔33aの反対側(図8における左側)において回転孔33aから離れるように延びる第1アーム部33cと、回転孔33aの片側の部分から本体部33bと反対側になる下方側に延びる第2アーム部33dとを有した形状からなる板状の部材である。
このうち本体部33bの上端部には、ボンネット20を閉じる際に、被固定部材40が接触して係止部材33を係止が解除される方向(図7の矢印B2で示す方向)に一時的に回動させるよう誘導する傾斜誘導部33eが形成されている。傾斜誘導部33eは、被固定部材40を係止していないときは、図7等に示されるように支持部材31の案内部31cおけるV字空間に斜めに入り込むかのように重なり合った状態に保たれている。また、第1アーム部33cの先端部には、引張ばね35の一端(フックなど)を取り付ける取付ピン315が設けられている。また、第2アーム部33dには、後述する解除機構50の一部が連結される連結軸としての結合軸336が設けられている。
この係止部材33は、図7や図8に示されるように、そのかぎ部34を有する本体部33bが、支持部材31の取付け面部31bにある支持軸32に、回転孔33aを通してかつすべり軸受け331を介在させた状態で回転可能に支持されるとともに複数のワッシャー332を介在させた状態でボルト333により固定されるよう取り付けられている。
また、係止部材33は、支持軸32に回転可能に取り付けられた状態において、その第1アーム部33cにある取付ピン335に、一端が支持部材31における取付ピン312に取り付けられた上記引張ばね35の他端(フックなど)をかけている。これにより、係止部材33は、引張ばね35の引っ張るばね力によって被固定部材40を係止する方向(図7の矢印B1で示す方向)に回動する状態に保たれるよう付勢されている。なお、このときの係止部材33は、支持部材31にある停止規制部313に接触すると、その係止する方向(B1)への回動が停止させられるようになっている。
また、ボンネット固定具30の支持部材31における台座部36には、図6、図7等に示されるように、ボンネット20の開く動作を補助するための補助ばね37が設けられている。
補助ばね37は、例えばコイルスプリングを用いて構成されており、その下端部37aを台座部36に設けた取付孔36aに固定ネジ371にて固定することにより起立した状態で取り付けられている。この補助ばね37は、ボンネット20を閉じた際に被固定部材40と併設された接触ブラケット45と接触して所定の量だけ圧縮された状態になるものである。
この実施形態における補助ばね37は、ボンネット20を開けているときに、その自由端になる上端部37bが係止部材33のかぎ部34に届く程度の高さを有する自由長のものが適用されている。また、この補助ばね37は、そのばね(コイル部)の中心線がボンネット固定具30における支持軸32を通過するような位置関係になるよう配置されている。
また、補助ばね37の上端側には、ボンネット20を閉じた際に被固定部材40と併設された接触ブラケット45との接触による衝撃や損傷を受けることから保護するための接触保護材(ブッシュ)38が設けられている。
接触保護材38は、図8や図9に示されるように、例えば、補助ばね37の上端部37bのコイル空間部に嵌め入れることが可能な外径からなる円筒状の本体部38aと、その本体部38aの上端側に形成される大径のフランジ部38bとを有する形状からなる部材である。また、この接触保護材38としては、例えば、合成樹脂等の材料を用いて製作されたものが適用される。
このボンネット固定具30は、ボンネット20がその後方部を手で押されて矢印A2(図1)で示す方向に回転して閉じられる際に、図9や図10に示されるように、そのボンネット20側にある被固定部材40をボンネット固定具30側にある係止部材33のかぎ部34に係止することにより、ボンネット20を閉じた状態で固定するようになっている。
このときボンネット20は、開閉支点25を支点にして閉じられる方向に下降するよう矢印A2で示す方向に回転すると、ボンネット20の後方部にある被固定部材40が、操作パネル部10の背面側に配置されたボンネット固定具30に接近した状態になる。
続いて、ボンネット20が更に閉じられる方向である矢印A2で示す方向に回転して下降すると、その被固定部材40が、支持部材31におけるV字状の案内部31cの片側と係止部材33のかぎ部34における傾斜誘導部33eとに接触して移動する。
これにより、ボンネット固定具30では、係止部材33が引張ばね35の引っ張るばね力に抗して係止を解除する方向(図7の矢印B2で示す方向)に一時的に退避するよう回動して、被固定部材40を通過させてV字状の案内部31cの最下部に移動させる。次に、被固定部材40が案内部31cの下部に移動した後は、係止部材33が引張ばね35の引っ張るばね力により係止する方向(図7の矢印B1で示す方向)に戻るように回動する。
この結果、ボンネット固定具30は、被固定部材40を係止部材33のかぎ部34に収容して係止した状態になり、これによってボンネット20を閉じた状態で固定する。
このボンネット固定具30によりボンネット20が閉じた状態で固定されたときには、被固定部材40の先端部が、支持部材31における収容空間Sに収容されて存在する(図10)。また、このときのボンネット固定具30の支持部材31における台座部36にある補助ばね37は、ボンネット20側にある接触ブラケット45の接触面45aが接触保護材38を介して接触して押し込むことになるので、所定の量だけ圧縮された状態になる。これにより、補助ばね37は、接触ブラケット45をボンネット20が開けられる矢印A1の方向に付勢し続ける状態になる。
<解除機構と操作部>
また、ボンネット固定具30には、図6、図7等に示されるように、ボンネット20の被固定部材40を固定している状態を解除するための解除機構50が設けられている。 また、トラクタ1には、図1、図2、図6、図10等に示されるように、この解除機構50を作動させる動力を押し込む操作により入力する操作部60が、エンジンルーム12の上部において外部に露出した状態で設けられている。
まず、解除機構50は、操作部60から押し込む操作により入力される動力を、ボンネット固定具30における係止部材33をかぎ部34が被固定部材40を係止する状態が解除される方向(B2)に回動させるための動力に変換して伝達するリンク機構51により構成されている。
解除機構50におけるリンク機構51は、図6~図8等に示されるように、操作部60の押し込む操作により入力される動力を伝達する伝達ロッド52と、伝達ロッド52の一端部と係止部材33における第2アーム部33dの結合軸336と連結する連結リンク53と、伝達ロッド52を移動可能に支持する支持部材55とで構成されている。なお、リンク機構51は、ボンネット固定具30における係止部材33を回動リンクとして利用している。
このうち伝達ロッド52は、図8等に示されるように、例えば丸棒状の部材で構成されている。
この伝達ロッド52は、直線状の本体部52aと、本体部52aの一端において操作部60に装着される後述する押込み部材70と接続できるようクランク状に曲げられて続く一端部(接続軸部)52bと、本体部52aの他端において連結リンク53と回転可能に連結できるようにほぼ直角に折り曲げられて続く他端部(連結軸部)52cとを有する形状の部材になっている。他端部52cには、連結リンク53を取り付けた際の取付位置を規制する突起52dや図示しないピン差込み孔が設けられている。
次に、連結リンク53は、図8等に示されるように、例えば所要の長さからなる板状の部材で構成されている。この連結リンク53には、その一端部に伝達ロッド52の他端部52cが嵌め入れられる第1結合孔(第1連結孔)53aが設けられ、その他端部に係止部材33における第2アーム部33dの結合軸336が嵌め入れられる第2結合孔(第2連結孔)53bが設けられている。
次に、支持部材55は、図7等に示されるように、例えば断面がU字状の形状になるよう折り曲げ加工された部材が適用されており、伝達ロッド52の本体部52aを一定の方向に往復移動可能に挟んだ状態で支持(保持)するようになっている。支持部材55は、伝達ロッド52を操作部60の押し込む操作により入力される動力の方向(図7の矢印Cで示す方向)に沿って移動し得るように支持している。また、支持部材55は、例えば操作パネル部10の固定ブラケット18に固定されるように配置される。
解除機構50におけるリンク機構51は、図7等に示されるように、連結リンク53を介して伝達ロッド52と係止部材33における第2アーム部33dの結合軸336とを結合させるように組み立てることにより使用される。
具体的には、連結リンク53は、その第1結合孔53aを、伝達ロッド52の他端部52cに嵌め入れてワッシャー532を介在させて割ピン533を他端部52cにあるピン差込み孔に差し込んで回転可能に結合する。また、連結リンク53は、その第2結合孔53bを、係止部材33における結合軸336に嵌め入れてワッシャー534を介在させて割ピン535を結合軸336にある図示しないピン差込み孔に差し込んで回転可能に結合する。さらに、伝達ロッド52は、その本体部52aを支持部材55に支持させるように取り付けられる。
解除機構50は、そのリンク機構51における伝達ロッド52が操作部60の押し込む操作により入力される動力の方向(図7の矢印Cで示す方向)に沿って移動したとき、その伝達ロッド52から伝達される動力をリンク機構51における連結リンク53が、ボンネット固定具30における係止部材33をかぎ部34が被固定部材40を係止する状態が解除される方向(図7の矢印B2で示す方向)に引張ばね35の引っ張るばね力に抗して回動させるべき動力に変換して伝えるように作動する。
リンク機構51は、このような動力の伝達により係止部材33を係止する状態が解除される方向(矢印B2)に回動させるよう、伝達ロッド52を支持する支持部材55の高さ位置等の条件が適宜設定されている。
操作部60は、図2、図6等に示されるように、操作パネル部10における操作パネルカバー14の左側面部の上部に配置されている。
この操作部60は、図6、図10、図11等に示されるように、後述する押込み部材70が装着される挿入孔61を有する円筒状の部材で構成されている。
挿入孔61は、直径D2からなる断面円形の貫通孔として形成されている。この挿入孔61の直径D2は、操縦者、作業者等の人の指100が入らない程度の寸法(例えば5mm以下の寸法)に設定されている。
また、操作部60は、図2、図6、図11(B)等に示されるように、その一部が操作パネルカバー14の外部に所要の高さHだけ突出した状態で設けられている。
さらに、操作部60は、後述する押込み部材70の拡大部75を内在させるよう収容する窪み(凹部)63が設けられている。窪み63は、開口の形状が挿入孔61の直径D2よりも大きい寸法の直径D1からなる円形であって深さが所要の寸法Jである窪み空間として形成されている。また、窪み63は、その底面64が挿入孔61にむけて窪み63の開口から次第に遠ざかるように緩やかに傾斜する傾斜面として形成されている。
<押込み部材>
そして、このトラクタ1においては、図7、図8や図12~図14に示されるように、操作部60に解除機構50と接続するよう装着される部材であって、操作部60における押し込む操作を指100で行う第1操作状態(図13(A))とその押し込む操作を補助具80により行う第2操作状態(図13(B))のいずれか一方を装着の変更により実現する操作部60を備えている。
特にこの操作部60は、図13(A)と図13(B)に示されるように、操作部60に装着する向きを変えることにより、上記第1操作状態と上記第2操作状態を変更することができる部材として構成されている。
この実施形態における押込み部材70としては、解除機構50の接続部分である伝達ロッド52の一端部52bが嵌め込まれて接続される接続孔73Aを設けた棒状の本体部71と、その本体部71の一端部に拡大して設けた拡大部75とを有する形状の部材が適用されている。
このうち本体部71は、図12等に示されるように、操作部60の挿入孔61に貫通するように嵌め入れて装着することが可能な外径D3と所要の長さからなる丸棒状の外観を有しており、その一端部から内側にむけて所要の長さL1からなる接続孔73A(第1接続孔73A)が設けられた部分である。また、接続孔73Aは、伝達ロッド52の一端部52bを嵌めこむことが可能な直径D4からなる円柱状の孔である。
次に、拡大部75は、図12等に示されるように、本体部71の外径D3よりも大きい寸法の外径D5からなる円板状の外観を有する部分である。この拡大部75は、操作部60における窪み63の内側に内在するよう収容されるため、その外径D5が窪み63の直径D1よりも小さい寸法に設定されている(D5<D1)。また、拡大部75は、所要の厚さKの円板として構成されている。この拡大部75は、本体部71と一体に製作されるか、あるいは、本体部71とは別体で製作して本体部71の後から取り付けて製作される。
また、操作部60は、この本体部71および拡大部75を有する形状からなる押込み部材70を使用することから、押込み部材70の本体部71が嵌め入れられて装着される挿入孔61と、その挿入孔61の周囲に押込み部材70の拡大部75を操作パネルカバー14の外部に突出した状態で取り囲むように設けた囲み壁部62とを有する構造部分として構成されている。
このうち挿入孔61は、上記した通り断面円形の貫通孔であるが、その直径D2は押込み部材70の本体部71が挿入孔61に装着されて移動させることが可能になるよう、その本体部71の外径D3よりも少し大きめの寸法に設定されている。
次に、囲み壁部62は、例えば上記窪み63を形成する際に残る部分(周囲の壁)のうち操作パネルカバー14の外部に突出して存在する部分により構成される。
また、囲み壁部62は、図13(A)に示されるように、操作部60窪み63が外向きになるように取り付けられるとき、押し込み部材70の拡大部75と窪み63の底面64と間に、操作部60での押込み操作に必要となる距離(押込み距離)Nだけ押し込んで移動させることができる隙間空間が存在するよう構成されている。
一方、図13(B)に示されるように、操作部60を窪み63が内向きになるように取り付けられるときも、操作部60での押込み操作に必要となる距離Nだけ押し込むことができる孔部分が存在するように構成されている。
補助具80は、図13(B)に示されるように、操作部60の挿入孔61に挿し込む棒状の挿込み部81と、その挿込み部81の一端部に設けられて人の指等で挟み持つための持つ把持部82とを有する形状からなる器具である。
棒状の挿込み部81は、その断面が挿入孔61の直径D2よりも小さい寸法の外径D7の円形からなる丸棒の部材で構成される部分である。この挿込み部81の先端部は、丸みのある形状になっている。
把持部82は、人の指等で挟み持つことが可能な形状の部材で構成される部分である。この補助具80は、例えば、トラクタ1の工具箱(図示ぜず)に保管されており、必要なときに取り出して使用される。
<第1操作状態>
次に、操作部60の押し込む操作を指100で行う第1操作状態を実現する場合について説明する。
第1操作状態は、図13(A)に示されるように、操作部60を窪み63が外向きになるように取り付けられる。この場合、図13(A)に示されるように、その拡大部75が操作部60の窪み63に距離Nの隙間空間を確保して内在した状態になる。
このため、このときの操作部60は、ボンネット20を開ける際の押し込む操作を、図13に示されるように操作部60に露出して存在する押込み部材70の拡大部75を人の指100で押すことにより行うことが可能な状態になる。
したがって、操作部60を窪み63が外向きになるように取り付けて第1操作状態を実現した場合は、トラクタ1のボンネット20を開けるときには、操作部60の窪み63内に露出して存在する押込み部材70の拡大部75を指100により所要の力Fで操作部60の窪み63内にむけて押し込む操作をすればよい。
これにより、押込み部材70は、その拡大部75が操作部60の窪み63内で押し込まれて距離Nだけ移動するとともに、その本体部71が操作部60の挿入孔61に支持されて矢印Cで示す方向に同じ距離Nだけ移動する。また、この押込み部材70の押込み操作による移動によって生まれる動力が、解除機構50における伝達ロッド52の一端部52bに伝わる。このため、その伝達ロッド52全体も、図7に示されるように、支持部材55で支持されながら矢印Cで示す方向に距離Nと同じ距離Mだけ移動する。
この結果、解除機構50における伝達ロッド52が矢印Cで示す方向に移動すると、その伝達ロッド52の一端部52bに結合する連結リンク53がボンネット固定具30における係止部材33の第2アーム部33dにある結合軸336を押すので、その係止部材33が支持軸32を中心に引張ばね35の引っ張るばね力に抗して矢印B2で示す係止状態を解除する方向に回動させられる。これにより、ボンネット20にある被固定部材40は、係止部材33のかぎ部34による係止状態から開放されて、ボンネット固定具30による固定が解除される。
そして、この被固定部材40のボンネット固定具30による固定が解除されると、ボンネット20は、固定時に圧縮されていた補助ばね37が自由長になるよう伸びて復元する際に発揮されるばね力により接触ブラケット45が押し上げられ、これにより少し開いた状態になる。しかる後、ボンネット20は、その後方部を手で持ち上げることにより、図1に破線で例示するように開閉支点25を支点にして矢印A1で示す方向に回転させられることで開けられた状態になる。
このように第1操作状態を実現した場合には、操作部60における押込み部材70の拡大部75を指100で押し込む操作により、ボンネット20を容易に開けることができる。これにより、トラクタ1にボンネット20を開ける操作の容易性を優先して確保する仕様が求められる場合(例えば北米国向けに販売する場合)には、容易に対応することできる。
しかも、この第1操作状態を実現した場合は、押込み部材70の拡大部75が操作パネルカバー14の外部に突出した状態になるものの、その突出している拡大部75が操作部60における囲み壁部62により取り囲まれた状態になるので、その拡大部75に誤って触れて押し込むという誤操作が発生しにくくなる。このため、第1操作状態においても、操作の容易性に加えて操作の安全性も確保することができる。
<第2操作状態>
次に、押込み部材70の装着により操作部60の押し込む操作を補助具80により行う第2操作状態を実現する場合について説明する。
第2操作状態は、図13(B)に示されるように、操作部60を窪み63が内向きになるように取り付けられることにより実現される。この場合、押込み部材70は、解除機構50における伝達ロッド52の一端部52bと接続したとき、図13(B)に示されるように、拡大部75は操作部60の内側に内包された状態になる。つまり、このときの押込み部材70は、操作部60内に収容されて挿入孔61からのぞき込めば見える状態におかれる。
このため、このときの操作部60は、ボンネット20を開ける際の押し込む操作を、図13(B)に示されるように、人の指100が操作部60の挿入孔61内に入らないので手の指100で行うことができず、補助具80を用いて行うことに限られた状態になる。
したがって、第2操作状態を実現した場合は、トラクタ1のボンネット20を開けるときには、図13(B)に示されるように、補助具80の挿込み部81を操作部60の挿入孔61を通して差し込んだ後、本体部71を補助具80により所要の力Fで操作部60の内側に押し込む操作をすればよい。
これにより、押込み部材70は、図13(B)に示されるように、その拡大部75が操作部60の窪み63内で押し込まれて距離Nだけ移動するとともに、その残りの本体部71や拡大部75が矢印Cで示す方向に同じ距離Nだけ移動する。また、この押込み部材70の補助具80を用いた押込み操作による移動によって生まれる動力が、解除機構50における伝達ロッド52の一端部52bに伝わる。このため、その伝達ロッド52全体も、支持部材55で支持されながら矢印Cで示す方向に距離Nと同じ距離Mだけ移動する。
この結果、解除機構50における伝達ロッド52が矢印Cで示す方向に移動すると、上記第1操作状態の場合と同様に、その移動による動力が連結リンク53を介してボンネット固定具30における係止部材33に伝えられて、その係止部材33が矢印B2で示す係止状態を解除する方向に回動させられる。これにより、ボンネット20にある被固定部材40は、係止部材33のかぎ部34による係止状態から開放されて、ボンネット固定具30による固定が解除される。
そして、この被固定部材40のボンネット固定具30による固定が解除されると、上記第1操作状態の場合と同様に、ボンネット20は、補助ばね37のばね力により接触ブラケット45が押し上げられて少し開いた状態になり、しかる後、その後方部を手で持ち上げることにより、図1に二点鎖線で例示するように開閉支点25を支点に回転して開けられた状態になる。
このように第2操作状態を実現した場合には、操作部60の挿入孔61に補助具80を挿し込む操作により、ボンネット20を開けることができる。この場合は、操作部60の内側にある押込み部材70の本体部71を人の指100により押し込むことができない。これにより、トラクタ1にボンネット20を開ける操作の安全性を優先して確保する仕様が求められる場合(例えば欧州国向けに販売する場合)には、容易に対応することできる。
<第1操作状態と第2操作状態の変更>
以上説明したように、このトラクタ1においては、操作部60の装着を変更すること、すなわちその装着する向きを図13(A)と図13(B)に示すように変えることにより、上記第1操作状態と上記第2操作状態のいずれか一方に、必要(要請など)に応じて容易に変更して対応することが可能である。
なお、上記実施形態における押込み部材70については、その拡大部75が円板以外の形状にしても構わない。
また、上記実施形態における補助具80については、第2操作状態において操作部60の挿入孔61に挿し込んで押込み部材70全体を押し込むことが可能であれば、例えば、一般の工具などを代用することも可能である。
図17,18は、押込み部材70を取り付ける操作パネルカバー14の補強構成を示すもので、押込み部材70の近くで固定ブラケット18の後側面と操作パネルカバー14の内面との間に補強部材85を介在させる。
この補強部材85は固定ブラケット18から後方へ張り出す支持片84にボルト86で取り付け、固定ブラケット18の後側面に当てる内受面85aと操作パネルカバー14の内面に当てる外受面95bと支持片84に当てる取付面85cで平面視U字状に形成している。
この補強部材85を取り付けることで、押込み部材70を押し込んでも操作パネルカバー14が歪むことなく、伝達ロッド52の動きが確実に係止部材33に伝わってボンネット20のロックが解除される。
2 車体フレーム
12 エンジンルーム
14 操作パネルカバー
18 固定ブラケット
20 ボンネット
30 ボンネット固定具
52 伝達ロッド
60 操作部
70 押込み部材
80 補助具
81 挿込み部
84 支持片
85 補強部材
85a 内受面
95b 外受面
85c 取付面

Claims (3)

  1. エンジンルーム(12)を開閉可能なボンネット(20)で覆い、車体フレーム(2)に取り付けた固定ブラケット(18)にボンネット固定具(30)を設け、操作パネルカバー(14)に設ける操作部(60)の押込み部材(70)を押し込んで伝達ロッド(52)で前記ボンネット固定具(30)をロック解除にする作業車のボンネットロック装置において、前記操作パネルカバー(14)の操作部(60)近傍で固定ブラケット(18)と操作パネルカバー(14)の間に補強部材(85)を介在させたことを特徴とする作業車のボンネットロック装置。
  2. 操作部(60)の押込み部材(70)を作業者の指先で押し込み可能にする、または指先よりも細い補助具(80)の棒状挿込み部(81)で押し込可能にすることにより、構造変更を可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車のボンネットロック装置。
  3. 補強部材(85)を固定ブラケット(18)から操作パネルカバー(14)に伸ばした支持片(84)に沿わせる取付面(85c)と固定ブラケット(18)の外側面に当てる内受面(85a)と操作パネルカバー(14)の内面に当てる外受面(95b)でU字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車のボンネットロック装置。
JP2021150278A 2021-09-15 2021-09-15 作業車のボンネットロック装置 Pending JP2023042880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021150278A JP2023042880A (ja) 2021-09-15 2021-09-15 作業車のボンネットロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021150278A JP2023042880A (ja) 2021-09-15 2021-09-15 作業車のボンネットロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023042880A true JP2023042880A (ja) 2023-03-28

Family

ID=85724135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021150278A Pending JP2023042880A (ja) 2021-09-15 2021-09-15 作業車のボンネットロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023042880A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8764077B2 (en) Vehicle door lock device
JP5950382B2 (ja) ドアハンドル装置
WO2010079800A1 (ja) インサイドドアハンドル装置
JP6033666B2 (ja) 車両用シートロック装置
JP2014121910A5 (ja)
JP2023042880A (ja) 作業車のボンネットロック装置
JP7115307B2 (ja) 作業車両
TW593035B (en) Motorcycle seat mounting structure
JP2003048571A (ja) トラクタのボンネット構造
JP2015137509A (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP4661396B2 (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP6015465B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP6063648B2 (ja) 電装品取付構造
CN108350707B (zh) 门锁装置
JP5149870B2 (ja) 走行車両のボンネット支持構造
JP2019098928A (ja) 作業車両
JP3544520B2 (ja) 車両ドアラッチ装置
JP4701075B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP7110939B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP4642640B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2023051515A (ja) 収納ボックスのロック機構
JP5121932B2 (ja) 表示装置保持構造
JP4936384B2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
JP2005325515A (ja) グローブボックスのロック装置
JP2007138535A (ja) 自動車用ドアロック装置