JP5149870B2 - 走行車両のボンネット支持構造 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑みて、開放支持具の反力でボンネットサポートが後方に倒されるのを防止できて、ボンネットの前部を閉塞状態でトラクタ車体にラッチで係合できなくなるのを防ぐようにしたものである。
フューエルタンクを支持するタンク支持台がエンジン上方にボンネットサポートの上下方向中途部から前方に設けられ、タンク支持台がエンジンの上部に連結され、ボンネットを開方向に付勢する開放支持具がボンネット内に後上がり方向に配置されて、開放支持具の前端がタンク支持台に連結されると共に後端がボンネットに連結され、ボンネットサポートの上部とボンネットの後方に設けられたステアリング支持部材とが連結されている点にある。
上部枠の上板部とステアリング支持部材とが連結体により連結され、左右一対の側板部の中途部間に平面視コの字状の連結枠体が後方に突設され、連結枠体の後端部が連結体の下部に連結固定され、
前記タンク支持台に載置固定したフューエルタンクの後部が上部枠内を通ってボンネットサポートの後方に突出されて、フューエルタンクの左右及び上方移動が規制されている点にある。
図1はトラクタの前部を示し、同図において、トラクタ車体(走行車体)1はエンジン2、クラッチハウジング3、ミッションケース4、前車軸フレーム5等を直列に連結して構成されている。エンジン2から前方へ延出して設けられた前車軸フレーム5の上方には、エンジン2をはじめ、その周辺に付設される各種機器類やエンジン2補機等の搭載機器を覆うボンネット7が設けられている。
ボンネット7の後方にパネルカバー8が設けられ、パネルカバー8の後方のトラクタ車体1上には、図示省略のキャビンが設けられ、このキャビン内にステアリングハンドル10及び運転席を配置した操縦室が形成されている。
図1〜図3に示すように、ボンネット7は、天壁部7aと左右一対の側壁部7bとを有する断面コ字状に形成されている。また、ボンネット7の前部にグリル部15が一体的に取り付けられている。
図3及び図5に示すように、ボンネット7の後端部に天壁部7a下面から左右一対の側壁部7bの内面に亘ってコの字状の補強枠31が固設されている。補強枠31の上部に左右一対の係合片32が固設され、左右一対の係合片32に係合溝33が設けられており、係合片32の係合溝33に前記支持軸29が挿通され、これにより、ボンネットサポート17の上端部に、ボンネット7の天壁部7a側の後端部が左右方向の支持軸29廻りに開閉自在に支持されている。従って、ボンネットサポート17に、ボンネット7の後部が開閉自在に枢支されており、ボンネット7は天壁部7aと側壁部7bだけでなくグリル部15もが、支持軸29廻りに上下方向に揺動自在になっている。ボンネット7が閉まった状態は、グリル部15の内側に設けられた図示省略のロック機構等のラッチでボンネット7の前部をトラクタ車体1に係合することよって保持されるようになっている。
図3〜図5に示すように、ボンネット7の後方にステアリングハンドル10を支持するステアリング支持部材41が設けられ、ステアリング支持部材41はトラクタ車体1のミッションケース4等に立設されている。ステアリング支持部材41は、左右一対の側枠板42と左右一対の側枠板42を連結する連結杆43と側枠板42間に設けた支持板44とを備え、左右一対の側枠板42の上部前端同士が前連結板45により連結され、左右一対の側枠板42の下端部がミッションケース4にボルト等で固定され、支持板44にステアリングハンドル10を支持するハンドルポスト46が後上がりに突設されている。
ボンネットサポート17の上部枠24の外周に門型の閉塞板54が固設され、閉塞板54はフューエルタンク13後部とパネルカバー8との間を塞いでエンジン2の熱風が操縦部側に流れないように遮断している。
図7〜図9、図13,図14に示すように、タンク支持台12は前板12aと中間板12bと後板12cとを溶接等により接合してなり、タンク支持台12の前部側が、左右幅が小さい小幅タンク支持部56とされ、タンク支持台12の後部側が、小幅タンク支持部56よりも左右方向一方側(左側)に突出して左右幅が大となった大幅タンク支持部57とされている。大幅タンク支持部57の左右方向の一方側(左側)に広い前後幅で下方に凹んだ幅広凹み部58が設けられると共に、大幅タンク支持部57の左右方向の他方側の後部に狭い前後幅で下方に凹んだ幅狭凹み部59が設けられている。幅広凹み部58と幅狭凹み部59とによって、大幅タンク支持部57の左右方向の中途部が左右方向に段違いに形成されている。従って、大幅タンク支持部57の左右方向の中途部に段差部Aが形成されている。
図10〜図14に示すように、フューエルタンク13はタンク支持台12上に載置してバンド等で固定されている。フューエルタンク13はタンク支持台12の形状に対応しており、フューエルタンク13の前部側が左右幅が小さい小幅タンク部66とされ、フューエルタンク13の後部側が小幅タンク部66よりも左右方向一方側(左側)に突出して左右幅が大となった大幅タンク部67とされている。大幅タンク部67の左右方向の一方側(左側)に広い前後幅で下方に膨出した幅広膨出部68が設けられ、大幅タンク部67の左右方向の他方側の後部に狭い前後幅で下方に膨出した幅狭膨出部69が設けられ、幅広膨出部68と幅狭膨出部69は左右に連続して形成されている。フューエルタンク13の後部に給油口70が上方突設され、給油口70はボンネット7の天壁部7aの後部から挿通孔を介して上方に突出されている。図1に示すように、フューエルタンク13の後部が上部枠24内を通ってボンネットサポート17の後方に突出され、図6に鎖線で示すように、上部枠24とフューエルタンク13の後部との間にクッション材73が介在されて、フューエルタンク13の左右及び上方移動がボンネットサポート17により規制されている。なお、クッション材73に代えて上部枠24とフューエルタンク13の後部との間に他の充填材等を介在するようにしてもよいし、上部枠24とフューエルタンク13の後部との間にないにも介在することなく、フューエルタンク13の左右及び上方移動をボンネットサポート17により直接規制するようにしてもよい。
2 エンジン
3 クラッチハウジング
4 ミッションケース
7 ボンネット
7a 天壁部
10 ステアリングハンドル
12 タンク支持台
13 フューエルタンク
14 マフラー
17 ボンネットサポート
18 支持脚
19 横連結板
20 下部枠
22 側板部
23 上板部
24 上部枠
29 支持軸
35 開放支持具
37 ブラケット
38 取付部材
41 ステアリング支持部材
49 連結体
51 連結枠体
56 小幅タンク支持部
57 大幅タンク支持部
58 幅広凹み部
59 幅狭凹み部
Claims (3)
- エンジン(2)、クラッチハウジング(3)及びミッションケース(4)を直列に連結したトラクタ車体(1)にボンネットサポート(17)が立設され、ボンネットサポート(17)に、エンジン(2)を覆うボンネット(7)の後部が開閉自在に枢支され、ボンネット(7)の前部を該ボンネット(7)の閉塞状態でトラクタ車体(1)にラッチで係合するようにした走行車両のボンネット支持構造であって、
フューエルタンク(13)を支持するタンク支持台(12)がエンジン(2)上方にボンネットサポート(17)の上下方向中途部から前方に設けられ、タンク支持台(12)がエンジン(2)の上部に連結され、ボンネット(7)を開方向に付勢する開放支持具(35)がボンネット(7)内に後上がり方向に配置されて、開放支持具(35)の前端がタンク支持台(12)に連結されると共に後端がボンネット(7)に連結され、ボンネットサポート(17)の上部とボンネット(7)の後方に設けられたステアリング支持部材(41)とが連結されていることを特徴とする走行車両のボンネット支持構造。 - 前記ボンネットサポート(17)は、トラクタ車体(1)に立設した左右一対の支持脚(18)と支持脚(18)の上端部間を連結する横連結板(19)とを有する下部枠(20)と、この下部枠(20)上に固定された左右一対の側板部(22)と側板部(22)の上端間を連結する上板部(23)とを有する門型の上部枠(24)とを備え、
上部枠(24)の上板部(23)とステアリング支持部材(41)とが連結体(49)により連結され、左右一対の側板部(22)の中途部間に平面視コの字状の連結枠体(51)が後方に突設され、連結枠体(51)の後端部が連結体(49)の下部に連結固定され、
前記タンク支持台(12)に載置固定したフューエルタンク(13)の後部が上部枠(24)内を通ってボンネットサポート(17)の後方に突出されて、フューエルタンク(13)の左右及び上方移動が規制されていることを特徴とする請求項1に記載の走行車両のボンネット支持構造。 - タンク支持台(12)の左右方向の一方側に広い前後幅で下方に凹んだ幅広凹み部(58)が設けられると共に、タンク支持台(12)の左右方向の他方側に狭い前後幅で下方に凹んだ幅狭凹み部(59)が設けられていて、幅広凹み部(58)と幅狭凹み部(59)とによって、タンク支持台(12)の左右方向の中途部が左右方向に段違いに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行車両のボンネット支持構造。
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