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JP2005110051A - 携帯電話端末 - Google Patents

携帯電話端末 Download PDF

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JP2005110051A
JP2005110051A JP2003342566A JP2003342566A JP2005110051A JP 2005110051 A JP2005110051 A JP 2005110051A JP 2003342566 A JP2003342566 A JP 2003342566A JP 2003342566 A JP2003342566 A JP 2003342566A JP 2005110051 A JP2005110051 A JP 2005110051A
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JP2003342566A
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Kentaro Nagahama
健太郎 永濱
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

【課題】 着信を受けた時点で携帯電話端末とハンズフリーユニットとの通信リンクが異
常切断された場合に、通話相手を呼び出し中の状態で状況が分からないまま長時間待たせ
ることのない携帯電話端末を提供する。
【解決手段】 携帯電話端末100にて着信を受信した時からハンズフリーユニット20
0にてユーザにより着信に対する指示操作が行われるまでの間に、ハンズフリー制御部1
09により通信リンクの異常切断が発生したと判断された場合には、無線通信制御部10
2によって着信に対して応答保留を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯電話端末とハンズフリーユニットとの間の通信リンクの接続制御を行う
携帯電話端末に関する。
近年、携帯電話端末では、Bluetooth(R)等の近距離無線通信機能を用いて
ハンズフリー機能を実現する技術が考えられている。この技術は、自動車に搭載されてい
る車載機器などのハンズフリーユニットと携帯電話端末とを近距離無線通信の通信リンク
で接続し、ハンズフリーユニット側で音声通信を行うことを可能としたものである。
Bluetooth(R)等の近距離無線通信を用いてハンズフリー機能を実現する場
合、ハンズフリーユニット側で通話を行っている最中に、周囲の電波状況よる影響等によ
り通信リンクが異常切断され、ハンズフリーユニットと携帯電話端末が不通状態に陥り、
ハンズフリーユニットで音声通話ができなくなる場合がある。
なお、ここで、携帯電話端末又はハンズフリーユニットからユーザ操作によりハンズフ
リー通信の終了指示が入力されたことに伴い通信リンクが切断されることを「通常切断」
と言う。これに対して、周囲の電波状況よる影響等により、ユーザ操作によるハンズフリ
ー通信の終了指示の入力がない状態で通信リンクが切断されることを「異常切断」と言う
そこで、特許文献1に示されるように、携帯電話端末側において、異常切断が発生した
場合に携帯電話端末に備えられているマイクへの音声入力に音声パスを切り換えると共に
マイクを切り換えたことを示すメッセージを通話相手へ送信し、その後、通信リンクが修
復すると音声パスをハンズフリーユニットからの音声入力に切り換える構成が提案されて
いる。
特開2003−125461号公報(第9−10頁、図2)
しかしながら、特許文献1の従来技術では、通信リンクの異常切断が、携帯電話端末が
着信を受けてからハンズフリーユニットにて着信に対する指示操作が行われる前に発生す
る場合が考慮されていない。
この場合、ハンズフリーユニット側では着信に対する指示操作ができなくなるので、従
来技術においては、次に説明する2つの方法のどちらかで対応するしかなかった。第1の
方法は、携帯電話端末により通信リンクが修復されるのを待ち、ハンズフリーユニット側
で着信に対する指示操作ができる状態になってから、ユーザが、ハンズフリーユニットを
用いて着信に対する指示操作を行う方法である。また、第2の方法は、携帯電話端末によ
る通信リンクの修復を待たないで、ユーザが、携帯電話端末を直接操作して着信に対する
指示操作を行う方法である。
しかし、第1の方法では、通信リンクが修復されるまで指示操作が行われないこととな
るので、通信リンクの修復が遅くなった場合には、通話相手は何も状況が知らされない状
態で長時間待たされることになり、通話相手が途中で諦めて呼び出しを止めてしまうとい
う不具合がある。また、第2の方法では、ユーザが、運転中に携帯電話端末を操作する必
要があるため運転操作の安全性の低下を招くという不具合がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、着信を受けた時に携帯電話
端末とハンズフリーユニットとの通信リンクが異常切断された場合に、通話相手を呼び出
し中の状態で状況が分からないまま長時間待たせることのない携帯電話端末を提供するこ
とを目的とする。
また、着信を受けた際に携帯電話端末とハンズフリーユニットとの通信リンクが異常切
断された場合に、ユーザの運転中の携帯電話端末操作を抑制し、運転操作の安全性の低下
を招くという不具合を抑制することを可能とした携帯電話端末を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、通話相手の電話端末と無線基地局を介し
て音声通信を行う携帯電話機能を有する無線通信装置と、ハンズフリーユニットと前記無
線基地局を介すことなく音声通信を行う近距離無線通信機能を有するハンズフリー通信装
置とを備えた携帯電話端末において、前記ハンズフリーユニットと前記ハンズフリー通信
装置との間に確立されていた通信リンクが異常切断したか否かを判断するハンズフリー制
御部と、前記通話相手の電話端末からの着信を受けた時、前記ハンズフリー制御部により
前記通信リンクが異常切断したとの判断がされている場合は、前記着信に対して応答保留
を行うよう前記無線通信装置を制御する無線通信制御部とを具備する携帯通話端末である
ことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ハンズフリー制御部は、ハン
ズフリー通信の終了要求が入力されていない状態で前記通信リンクが切断された場合に前
記通信リンクが異常切断されたと判断することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記無線通信制御部は、前記通話
相手の電話端末から着信を受けた時から前記ハンズフリーユニットより前記着信に対する
指示を受けるまでの間に前記ハンズフリー制御部により前記通信リンクが異常切断したと
判断された場合に、前記着信に対し応答保留を行うよう前記無線通信装置を制御すること
を特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記ハンズフリー制御部は、前記
通信リンクの異常切断後に前記ハンズフリー通信装置により前記通信リンクの修復が行わ
れたか否かを判断し、前記通信リンクの修復が行われたと判断した場合に、前記ハンズフ
リーユニットに対し応答保留中である旨の通知を送信し、更に、当該応答保留中である旨
の通知に対して前記ハンズフリーユニットから着信応答を指示する制御信号が送信された
か否かを判断し、前記無線通信制御部は、前記ハンズフリー制御部により前記ハンズフリ
ーユニットから前記着信応答を指示する前記制御信号が送信されたと判断された場合に、
前記着信に対して着信応答を行うよう前記無線通信装置を制御することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記ハンズフリー制御部は、前記
通信リンクの異常切断後に前記ハンズフリー通信装置により前記通信リンクの修復が行わ
れたか否かを判断し、前記通信リンクの修復が行われたと判断した場合に、前記ハンズフ
リーユニットに対し応答保留中である旨の通知を送信し、更に、当該応答保留中である旨
の通知に対して前記ハンズフリーユニットから着信拒否を指示する制御信号が送信された
か否かを判断し、前記無線通信制御部は、前記ハンズフリー制御部により前記ハンズフリ
ーユニットから前記着信拒否を指示する前記制御信号が送信されたと判断された場合に、
前記着信を切断するよう前記無線通信装置を制御することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1の発明において、前記無線通信制御部は、前記着信
に対する応答保留を行った後、所定時間経過したか否かを判断し、前記所定時間を経過し
たと判断した場合に、前記着信を切断するよう前記無線通信装置を制御することを特徴と
する。
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記通話相手の電話端末に対する
留守番電話メッセージの送出と前記通話相手の電話端末から送信される伝言メッセージの
記憶を行う留守番電話機能を有する留守番電話部を更に具備し、
前記無線通信制御部は、前記着信に対する応答保留を行った後、所定時間経過したか否
かを判断し、前記留守番電話部は、前記無線通信制御部により応答保留を行ってから所定
時間経過したと判断された場合に、前記留守番電話機能を実行することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6又は7の発明において、前記無線通信制御部は、前
記着信に対する応答保留を行ってから前記ハンズフリー通信装置により前記通信リンクの
修復が行われたと判断するまでの間は前記所定時間を経過したか否かの判断を継続し、一
方、前記ハンズフリー通信装置により前記通信リンクの修復が行われたと判断した場合は
前記所定時間経過したか否かの判断を中止することを特徴とする。
本発明によれば、通話相手の電話端末から着信を受けた時に通信リンクが異常切断した
場合には、着信に対し応答保留を行うようにしたため、通話相手を呼び出し中の状態で状
況が分からないまま長時間待たせる不具合ことを抑制することが可能である。
また、ユーザは、通信リンクの修復を待ってから、ハンズフリーユニットにおいて着信
に対する指示操作を行えるため、運転中に携帯電話端末を操作する必要がなくなり、運転
操作の安全性の低下を招くという不具合を抑制することが可能である。
本発明では、携帯電話端末が着信を受信した時点からハンズフリーユニットにてユーザ
により着信に対する指示操作が行われるまでの間に携帯電話端末とハンズフリーユニット
との間の通信リンクが異常切断された場合、携帯電話端末が着信に対して応答保留を行い
、その後通信リンクの修復を行い、修復が完了した時点で携帯電話端末からハンズフリー
ユニットに対して応答保留を行っている旨の通知を行うことにより、通話相手を状況が分
からないまま呼び出し中の状態で長時間待たせることなく、ユーザが通信リンクの修復を
待って、ハンズフリーユニットにおいて保留解除操作(着信応答)又は保留終了操作(着
信拒否)といった操作を行うことを可能としたものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に
係わる携帯電話端末100の構成を示すブロック図である。図2は、本発明に係わるハン
ズフリーユニット200の構成を示すブロック図である。図3は、通話相手である他の携
帯電話端末から着信を受けた際に通信リンクの異常切断が発生した場合の、携帯電話端末
100とハンズフリーユニット200との間で行われる着信制御のシーケンスを示すもの
である。図4は、通話相手である他の携帯電話端末から着信を受けた際に通信リンクの異
常切断が発生した場合の、携帯電話端末100とハンズフリーユニット200との間で行
われる着信制御の他のシーケンスを示すものである。なお、図3及び図4のシーケンスで
は、他の携帯電話端末から着信を受ける前は携帯電話端末100とハンズフリーユニット
200との間の通信リンクが確立していることを前提としている。
(携帯電話端末の構成)先ず、図1を参照して本発明の携帯電話端末100の構成を説
明する。
無線通信装置101は、CDMAなどのデジタル携帯電話機能を有するものであり、図
示せぬ無線基地局を介して無線通信により他の携帯電話端末との間で、音声通話やメール
の送受信などのデータ通信を行う。音声通話とデータ通信とを併せて無線通信を行う。無
線通信制御部102は、CPU等で構成されており、無線通信装置101における無線通
信動作を制御する。表示部(Display)103は、LCD等で構成されており、無
線通信装置101にて送受信されるメールやキー入力部(KEY入力)104から入力さ
れる各種データを表示する。キー入力部(KEY入力)104は、電話番号やメール等の
各種情報を入力するための数字キーや文字キーを備えている。更に、キー入力部(KEY
入力)104は、発信指示、着信応答指示、着信拒否指示、応答保留指示など、無線通信
装置101の無線通信動作に対する制御指示を行うための操作キーを備えている。更に、
ハンズフリー通信の終了要求を入力する操作キーも備えている。マイクロフォン(MIC
)105は、携帯電話端末100を用いて音声通話を行う場合に、ユーザからの音声が入
力されるものである。スピーカ(SPK)106は、携帯電話端末100を用いて音声通
話を行う場合に、無線通信装置101にて受信した通話相手の音声を出力するものである
バイブレーター107は、着信を受けた際に、携帯電話端末100を振動させることに
より着信があった旨を通知する。
ハンズフリー通信装置108は、例えばBluetooth(R)等の近距離無線通信
機能を有しており、上記した無線通信装置101による無線通信において利用している無
線基地局を介すことなく、ハンズフリーユニット200のハンズフリー通信装置204(
図2)との間で直接無線にて音声信号の送受信を行うハンズフリー通信を行うものであり
、ハンズフリーユニット200のハンズフリー通信装置204と通信リンクを確立し、確
立した通信リンクを介してハンズフリー通信装置204に対し音声信号を送受信する。ハ
ンズフリー制御部109は、ハンズフリー通信装置108におけるハンズフリー通信動作
を制御するためのものである。スイッチ110は、無線通信装置101とマイクロフォン
(MIC)105及びスピーカ(SPK)106との間の第1の音声パスと、無線通信装
置101とハンズフリー通信装置108との間の第2の音声パスとのどちらか一方を選択
的に確立させるためのスイッチである。
留守番電話部111は、留守番電話メッセージを記憶する留守番電話メッセージ記憶領
域や、留守番電話メッセージに応答して通話相手から送られてくる伝言メッセージを記憶
する伝言メッセージ記憶領域を備えており、留守番電話モード動作時においては留守番電
話メッセージの通信相手への送出と、通話相手から送られてきた伝言メッセージの記憶を
行う。
(ハンズフリーユニットの構成)次に、図2を参照して本発明のハンズフリーユニット
200の構成を説明する。
マイクロフォン(MIC)201は、携帯電話端末100を介して通話相手とハンズフ
リーで音声通話を行う場合に、ユーザからの音声を入力するものである。スピーカ(SP
K)202は、携帯電話端末100を介して通話相手とハンズフリーで音声通話を行う場
合に、通話相手から送られてくる通話相手の音声を出力するものである。入力装置203
は、電話番号を入力するための数字キーや、発信指示、着信応答指示、着信拒否指示、応
答保留指示など携帯電話端末100の無線通信装置101の無線通信動作に対する制御指
示を行うための操作キーを備えている。更には、ハンズフリー通信の終了要求を入力する
ための操作キーも備える。ハンズフリー通信装置204は携帯電話端末100のハンズフ
リー通信装置108(図1)との間でハンズフリー通信を行うものであり、例えばBlu
etooth(R)等の近距離無線通信機能を備えており、この近距離無線通信機能を用
いて、携帯電話端末100のハンズフリー通信装置108との間に通信リンクを確立し、
確立した通信リンクを介してハンズフリー通信装置108と音声信号を送受信する。ハン
ズフリー制御部205は、ハンズフリー通信装置204におけるハンズフリー通信動作を
制御するためのものである。ハンズフリー制御部205は、音声認識機能を備えており、
ユーザによりマイクロフォン(MIC)201を介して、電話番号を示す音声の入力や、
発信指示、着信応答指示、着信拒否指示、応答保留指示など無線通信装置101の無線通
信動作に対する制御指示を示す音声が入力された場合に、入力された音声を認識すること
でユーザからの指示を検出し、この検出したユーザの指示を携帯電話端末100の無線通
信制御部102に通知する。これにより、ユーザからの音声入力により、携帯電話端末1
00の無線通信制御部102の無線通信動作に対する制御指示が行える。更に、ハンズフ
リー制御部205は、ハンズフリー通信の終了要求を示す音声入力がされた場合には音声
認識によりユーザの指示を検出し、ハンズフリー通信装置204を制御し、携帯電話端末
100のハンズフリー通信装置108との間のハンズフリー通信を終了し、通信リンクを
切断する。
(着信応答する場合の着信制御動作)次に、図3を参照して本発明の携帯電話端末10
0とハンズフリーユニット200との間で行われる着信制御の動作を説明する。
携帯電話端末100とハンズフリーユニット200との間にはハンズフリー通信を行う
ための通信リンクが確立されている(ステップS101)。このステップS101におい
ては、先ず、携帯電話端末100のハンズフリー制御部109はハンズフリー通信装置1
08を制御し、一方、ハンズフリーユニット200のハンズフリー制御部205はハンズ
フリー通信装置204を制御することにより、ハンズフリー通信装置108とハンズフリ
ー通信装置204との間で近距離無線通信機能を用いた通信リンクの確立が行われる。更
に、無線通信制御部102により、無線通信装置101とハンズフリー通信装置108と
の間の音声パスの確立も行われる。即ち、携帯電話端末100のハンズフリー制御部10
9は、通信リンクが確立されたと判断すると無線通信制御部102に対してハンズフリー
開始要求を通知する。ハンズフリー開始要求を受けた無線通信制御部102はスイッチを
B側に切り替えることにより無線通信装置101とハンズフリー通信装置108との間の
音声パスを確立する。
このように通信リンクが確立された状態において、無線通信制御部102は、無線通信
装置101にて通話相手から着信を受けたことを検出すると(ステップS102)、ハン
ズフリー制御部109に対して着信通知を行う(ステップS103)。着信通知を受けた
ハンズフリー制御部109は、ハンズフリー通信装置108を制御して、通信リンクを介
しハンズフリーユニット200に対し着信通知を行う(ステップS104)。一方、ハン
ズフリーユニット200側においては、通信リンクを介して送信される着信通知は、ハン
ズフリー通信装置204にて受信され、ハンズフリー制御部205に送られる。着信通知
を受信したハンズフリー制御部205は、着信を受けた旨を示すメッセージを、スピーカ
(SPK)202にて音声で出力させることでユーザに着信報知する。
ここで、周囲の電波状況よる影響等により通信リンクが異常切断されると、ハンズフリ
ー制御部109は、通信リンクが異常切断されたことを検出し(ステップS105)、通
信リンクの異常切断があった旨を無線通信制御部102へ通知する(ステップS106)
。なお、ハンズフリー制御部109による通信リンクの異常切断は次のようにして判断さ
れる。ハンズフリー制御部109は、通信リンクが切断される前に、携帯電話端末100
のキー入力部(KEY入力)104、或いは、ハンズフリーユニット200の入力装置2
03によって、ユーザからハンズフリー通信の終了要求を指示するキー入力があった場合
、又は、マイクロフォン(MIC)201に対するユーザの音声入力よってハンズフリー
通信の終了要求がされた場合であって、このユーザ指示に応じてハンズフリー通信装置1
08にて通信リンクの切断が行われたことを確認していた場合は、この通信リンクの切断
を通常切断と判断する。一方、ユーザによるハンズフリー通信の終了要求の入力がないに
もかかわらず、ハンズフリー通信装置108とハンズフリー通信装置204との間の通信
リンクが切断され、ハンズフリー通信装置108がハンズフリー通信装置204と通信不
可能な状態となった場合には、ハンズフリー制御部109は、通信リンクが異常切断され
たと判断する。
通信リンクの異常切断の通知を受けた無線通信制御部102は、無線通信装置101に
応答保留の動作を行わせ、図示せぬ無線基地局へ、着信に対して応答保留をする旨の制御
信号を送出する(ステップS107)。このとき、無線通信制御部102は、着信してき
た通話相手に対して、応答保留をしていることを報知するためのメッセージを送信するよ
うにしても良い。
ハンズフリー制御部109では、ステップS106で無線通信制御部102へ異常切断
の通知を行った後は、ハンズフリー通信装置108を制御してハンズフリーユニット20
0のハンズフリー通信装置204との間の通信リンクの修復処理を行っている。この修復
処理の結果、通信リンクの修復が完了すると、ハンズフリー制御部109は、無線通信制
御部102に対して通信リンクの修復を完了した旨の通知をする(ステップS109)。
通信リンクの修復完了の通知を受けた無線通信制御部102は、通知を受けた時点では
、着信に対する応答保留をしている状態であるため、ハンズフリー制御部109に対して
応答保留中である旨を通知する(ステップS110)。応答保留中の通知を受けたハンズ
フリー制御部109は、ハンズフリー通信装置108を介してハンズフリーユニット20
0のハンズフリー通信装置204へ応答保留中である旨の通知をする(ステップS111
)。一方、ハンズフリーユニット200では、ハンズフリー通信装置204にて携帯電話
端末100から応答保留中である旨の通知を受けると、ハンズフリー制御部205がスピ
ーカ(SPK)202を制御し、応答保留中である旨を示すメッセージを音声出力するこ
とで、ユーザに報知する。
スピーカ(SPK)202から音声で応答保留中の報知を行った後、ユーザから着信応
答の実行指示が行われた場合、ハンズフリー制御部205は、ハンズフリー通信装置20
4を介して携帯電話端末100のハンズフリー通信装置108へ着信応答の実行を指示す
る制御信号を送信する(ステップS112)。ここでユーザから着信応答の実行指示は、
入力装置203によるキー入力、又は、マイクロフォン(MIC)201への音声入力に
より行われている。なお、応答保留中の報知に応答して、ユーザから着信拒否の実行指示
が行われる場合もあるが、この場合については、図4を用いて後で詳述する。
携帯電話端末100側では、ハンズフリー通信装置108においてハンズフリーユニッ
ト200から送信された着信応答の実行を指示する制御信号を受信すると、ハンズフリー
制御部109が、無線通信制御部102に対して着信応答の実行を指示する制御信号を送
る(ステップS113)。着信応答の実行を指示する制御信号を受けた無線通信制御部1
02は、無線通信装置101を制御し、着信保留をしている着信に対し着信応答を行い(
ステップS114)、無線通信装置101において通話相手との無線基地局を介した無線
通信による通話を確立する(ステップS115)。
(着信拒否する場合の着信制御動作)上述した制御において、ハンズフリーユニット2
00側で、応答保留中である旨を示すメッセージを報知した際に、ユーザにより着信拒否
の実行指示が行われる場合がある。次に、ユーザにより着信拒否の実行指示が行われた場
合の制御を、図4を参照して説明する。図4のステップS101からステップS111ま
での処理は図3で示した処理と同じであるので、以下では、ステップS201以降の処理
について説明する。
スピーカ(SPK)202からの音声出力による応答保留中の報知に応じて、ユーザか
ら着信拒否の実行指示が行われた場合、ハンズフリー制御部205は、ハンズフリー通信
装置204を介して携帯電話端末100のハンズフリー通信装置108へ着信拒否の実行
を指示する制御信号を送信する(ステップS201)。なお、ユーザによる着信拒否の実
行指示は、入力装置203でのキー入力、或いは、マイクロフォン(MIC)201への
音声入力にて行われる。
携帯電話端末100側では、ハンズフリー通信装置108において着信拒否の実行を指
示する制御信号を受信すると、ハンズフリー制御部109が、無線通信制御部102に対
して着信拒否の実行を指示する制御信号を送る(ステップS202)。着信拒否の実行を
指示する制御信号を受けた無線通信制御部102は、無線通信装置101を制御し、現在
着信保留している着信に対して着信拒否の処理を行い、着信の切断を行う(ステップS2
03)。
なお、上記説明においては、携帯電話端末100がハンズフリーユニット200へ着信
通知を行った後に通信リンクの異常切断がされた場合について説明したが、携帯電話端末
100がハンズフリーユニット200へ着信通知を行う前に通信リンクの異常切断がされ
る場合がある。この場合は、通信リンクの異常切断があった時点でハンズフリー制御部1
09が異常切断を検出すると(ステップS105)、無線通信制御部102に異常切断が
あった旨を通知する(ステップS106)処理を行うので、ハンズフリーユニット200
への着信通知(ステップS104)は行われない。
このように、携帯電話端末100が着信を受信した時点から、ハンズフリーユニット2
00にてユーザにより着信に対する指示操作が行われるまでの間に通信リンクが異常切断
された場合は、着信に対して応答保留を行うことにより、通話相手を、呼び出しを継続し
ている状態で状況が把握できないまま長時間待たせる不具合を解消することが可能である
。また、通信リンクを修復するまでに時間がかかる場合に、通信リンクの修復の途中で電
話相手によって呼び出しが中止される可能性が低減されることになり、通信リンクの修復
完了後に通話相手と通話できる可能性が高くなる。また、ユーザは、通信リンクの修復が
完了することを待った後に、ハンズフリーユニット200にて着信に対する指示操作を行
えば良いので、携帯電話端末100を操作する必要がなくなるため、運転中に携帯電話端
末100を操作して運転操作の安全性の低下させるといった不具合を解消することが可能
である。
(応答保留から所定時間経過後に着信を切断する制御)上述した制御において、ステッ
プS107にて着信への応答保留を行った後、無線通信制御部102が時間を計測してお
き、所定時間経過した場合は応答保留している着信を切断する制御を行っても良い。この
時の処理を以下に説明する。ステップS107にて着信への応答保留を行うと、無線通信
制御部102は、時間の計測を開始する。時間の計測を開始した後は、無線通信制御部1
02では、ハンズフリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を待つ一方で、計
測している時間が予め設定された所定時間に達したか否かを常に判断している。無線通信
制御部102は、ハンズフリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を受ける前
に計測している時間が予め設定された所定時間に達したと判断した場合、無線通信装置1
01を制御して現在応答保留している着信に対し切断処理を行う。一方、計測している時
間が予め設定された所定時間に達する前にハンズフリー制御部109から通信リンクの修
復完了の通知を受けた場合、無線通信制御部102は、時間の計測を中止し上述したステ
ップS110より以降の処理を実行する。
このように、着信に対する応答保留を行った後、所定時間経過した場合は応答保留して
いる着信を切断することによって、通信リンクの修復を試みているものの修復ができず、
応答保留の状態のまま通話相手を長時間待たせるという不具合を解消することが可能であ
る。
また、上述した制御では、計測している時間が予め設定された所定時間に達する前にハ
ンズフリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を受けた場合、無線通信制御部
102は、時間の計測を中止するよう制御しているが、通信リンクの修復完了の通知を受
けた場合に時間の計測を中止するのではなく、ハンズフリー制御部109から着信応答の
実行指示を示す制御信号を受信するか(図3のステップS113)、若しくは、着信拒否
の実行指示を示す制御信号を受信する(図4のステップS201)まで時間の計測を継続
しても良い。この場合、無線通信制御部102は、着信応答或いは着信拒否の実行指示を
示す制御信号を受ける前に計測している時間が予め設定された所定時間に達した場合、無
線通信装置101を制御して現在応答保留している着信に対し切断処理を行う。一方、計
測している時間が予め設定された所定時間に達する前にハンズフリー制御部109から着
信応答或いは着信拒否の実行指示を示す制御信号を受けた場合、無線通信制御部102は
、時間の計測を中止する。時間の計測を中止した後、無線通信制御部102は、着信応答
の実行指示を示す制御信号を受信した場合は図3のステップS114以降の処理を実行し
、着信拒否の実行指示を示す制御信号を受けた場合は図4のステップS203の処理を実
行する。
このように、着信への応答保留を行った後、着信応答或いは着信拒否の実行指示を示す
制御信号を受ける前に所定時間が経過した場合に、応答保留している着信を切断すること
によって、通信リンクの修復は完了したものの、ユーザが運転中、又は、車外に出ていた
等の理由で着信応答又は着信拒否の操作ができない状態となり、ユーザにより着信応答又
は着信拒否の操作がなされないことにより、応答保留の状態のまま通話相手を長時間待た
せるという不具合を解消することが可能である。
(応答保留から所定時間経過後に留守番電話機能を実行する制御)更には、上述した制
御において、図3のステップS107にて着信への応答保留を行った後、所定時間経過し
た場合は応答保留を終了し、留守番電話機能を実行するように制御することも可能である
。この時の処理について説明する。即ち、ステップS107にて着信への応答保留を行う
と、無線通信制御部102は、時間の計測を開始する。時間の計測を開始した後、無線通
信制御部102は、ハンズフリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を待つ一
方で、計測している時間が予め設定された所定時間に達したか否かを常に判断している。
ハンズフリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を受ける前に計測している時
間が予め設定された所定時間に達したと判断した場合、無線通信制御部102は応答保留
を終了し、留守番電話部111を制御して、応答保留していた着信に対して留守番電話機
能を実行させる。一方、計測している時間が予め設定された所定時間に達する前にハンズ
フリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を受けた場合、無線通信制御部10
2は時間の計測を中止し、図3のステップS110以降の処理を実行する。
このように、着信への応答保留を行った後、所定時間経過した場合は応答保留を終了し
留守番電話機能を実行することにより、通信リンクの修復を試みているものの修復ができ
ず、応答保留の状態のまま通話相手を長時間待たせるという不具合を解消することが可能
である。
また、上述した制御では、計測している時間が予め設定された所定時間に達する前にハ
ンズフリー制御部109から通信リンクの修復完了の通知を受けた場合は、無線通信制御
部102は時間の計測を中止するとしているが、通信リンクの修復完了の通知を受けた場
合に時間の計測を中止するのではなく、ハンズフリー制御部109から着信応答の実行指
示を示す制御信号を受信するか(図3のステップS113)、若しくは、着信拒否の実行
指示を示す制御信号を受信する(図4のステップS201)まで時間の計測を継続しても
良い。この場合、無線通信制御部102は、着信応答或いは着信拒否の実行指示を示す制
御信号を受ける前に、計測している時間が予め設定された所定時間に達した場合は、応答
保留を終了し、留守番電話部111を制御し応答保留していた着信に対して留守番電話機
能を実行させる。一方、計測している時間が予め設定された所定時間に達する前にハンズ
フリー制御部109から着信応答或いは着信拒否の実行指示を示す制御信号を受けた場合
、無線通信制御部102は時間の計測を中止し、着信応答の実行指示を示す制御信号を受
信した場合は上述した図3のステップS114以降の処理を実行し、着信拒否の実行指示
を示す制御信号を受けた場合は図4のステップS203の処理を実行する。
このように、着信への応答保留を行った後、着信応答或いは着信拒否の実行指示を示す
制御信号を受ける前に所定時間が経過した場合に、留守番電話機能を実行することにより
、通信リンクの修復は完了したものの、ユーザが運転中、又は、車外に出ていた等の理由
で着信応答又は着信拒否の操作ができない状態となり、ユーザにより着信応答又は着信拒
否の操作がなされないことにより、応答保留の状態のまま通話相手を長時間待たせるとい
う不具合を解消することが可能である。
本発明に係わる携帯電話端末の構成を示すブロック図。 本発明に係わるハンズフリーユニットの構成を示すブロック図。 他の携帯電話端末から着信を受けた際に通信リンクの異常切断が発生した場合の、携帯電話端末とハンズフリーユニットとの間で行われる着信制御のシーケンスを示す図。 他の携帯電話端末から着信を受けた際に通信リンクの異常切断が発生した場合の、携帯電話端末とハンズフリーユニットとの間で行われる着信制御の他のシーケンスを示す図。
符号の説明
100 携帯電話端末、101 無線通信装置、102 無線通信制御部、
103 表示部、104 キー入力部(KEY入力)、105 マイクロフォン(MIC
)、106 スピーカ(SPK)、 107 バイブレーター、108 ハンズフリー通
信装置、109 ハンズフリー制御部、110 スイッチ、111 留守番電話部、 2
00 ハンズフリーユニット、201 マイクロフォン(MIC)、202 スピーカ(
SPK)、203 入力装置、204 ハンズフリー通信装置、205 ハンズフリー制
御部。

Claims (8)

  1. 通話相手の電話端末と無線基地局を介して音声通信を行う携帯電話機能を
    有する無線通信装置と、ハンズフリーユニットと前記無線基地局を介すことなく音声通信
    を行う近距離無線通信機能を有するハンズフリー通信装置とを備えた携帯電話端末におい
    て、
    前記ハンズフリーユニットと前記ハンズフリー通信装置との間に確立されていた通信リ
    ンクが異常切断したか否かを判断するハンズフリー制御部と、
    前記通話相手の電話端末からの着信を受けた時、前記ハンズフリー制御部により前記通
    信リンクが異常切断したとの判断がされている場合は、前記着信に対して応答保留を行う
    よう前記無線通信装置を制御する無線通信制御部と
    を具備することを特徴とする携帯電話端末。
  2. 前記ハンズフリー制御部は、ハンズフリー通信の終了要求が入力されてい
    ない状態で前記通信リンクが切断された場合に前記通信リンクが異常切断されたと判断す
    ることを特徴とする請求項1記載の携帯電話端末。
  3. 前記無線通信制御部は、前記通話相手の電話端末から着信を受けた時から
    前記ハンズフリーユニットより前記着信に対する指示を受けるまでの間に前記ハンズフリ
    ー制御部により前記通信リンクが異常切断したと判断された場合に、前記着信に対し応答
    保留を行うよう前記無線通信装置を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯電話端
    末。
  4. 前記ハンズフリー制御部は、前記通信リンクの異常切断後に前記ハンズフ
    リー通信装置により前記通信リンクの修復が行われたか否かを判断し、前記通信リンクの
    修復が行われたと判断した場合に、前記ハンズフリーユニットに対し応答保留中である旨
    の通知を送信し、更に、当該応答保留中である旨の通知に対して前記ハンズフリーユニッ
    トから着信応答を指示する制御信号が送信されたか否かを判断し、
    前記無線通信制御部は、前記ハンズフリー制御部により前記ハンズフリーユニットから
    前記着信応答を指示する前記制御信号が送信されたと判断された場合に、前記着信に対し
    て着信応答を行うよう前記無線通信装置を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯
    電話端末。
  5. 前記ハンズフリー制御部は、前記通信リンクの異常切断後に前記ハンズフ
    リー通信装置により前記通信リンクの修復が行われたか否かを判断し、前記通信リンクの
    修復が行われたと判断した場合に、前記ハンズフリーユニットに対し応答保留中である旨
    の通知を送信し、更に、当該応答保留中である旨の通知に対して前記ハンズフリーユニッ
    トから着信拒否を指示する制御信号が送信されたか否かを判断し、
    前記無線通信制御部は、前記ハンズフリー制御部により前記ハンズフリーユニットから
    前記着信拒否を指示する前記制御信号が送信されたと判断された場合に、前記着信を切断
    するよう前記無線通信装置を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯電話端末。
  6. 前記無線通信制御部は、前記着信に対する応答保留を行った後、所定時間
    経過したか否かを判断し、前記所定時間を経過したと判断した場合に、前記着信を切断す
    るよう前記無線通信装置を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯電話端末。
  7. 前記通話相手の電話端末に対する留守番電話メッセージの送出と前記通話
    相手の電話端末から送信される伝言メッセージの記憶を行う留守番電話機能を有する留守
    番電話部を更に具備し、
    前記無線通信制御部は、前記着信に対する応答保留を行った後、所定時間経過したか否
    かを判断し、
    前記留守番電話部は、前記無線通信制御部により応答保留を行ってから所定時間経過し
    たと判断された場合に、前記留守番電話機能を実行することを特徴とする請求項1記載の
    携帯電話端末。
  8. 前記無線通信制御部は、前記着信に対する応答保留を行ってから前記ハン
    ズフリー通信装置により前記通信リンクの修復が行われたと判断するまでの間は前記所定
    時間を経過したか否かの判断を継続し、一方、前記ハンズフリー通信装置により前記通信
    リンクの修復が行われたと判断した場合は前記所定時間経過したか否かの判断を中止する
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の携帯電話端末。
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