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JP2014082563A - 無線通信システムおよび無線通信の電力削減方法 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信の電力削減方法 Download PDF

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Nobuki Asai
信樹 浅井
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

【課題】ブルートゥースによるハンズフリー通話とWLANによるファイル転送とを行うことを可能にした無線通信システムにおける消費電力を低減する「無線通信システムおよび無線通信の電力削減方法」を提供する。
【解決手段】WLAN経由でファイル転送を行うファイル転送部11,21と、ブルートゥース経由でハンズフリー通話を行うハンズフリー通話部14,24とを備えた無線通信システムにおいて、待ち受け部12,22で発信または着信を検出した場合に、WLANを利用してブルートゥースを起動し、起動したブルートゥースにより車載機10と携帯端末20とを無線接続するブルートゥース起動部13,23を備え、ハンズフリー通話の発信または着信が発生する前はブルートゥースを非動作状態にしておき、発信または着信が発生した時点でブルートゥースを起動してハンズフリー通話を行うことができるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムおよび無線通信の電力削減方法に関し、特に、ブルートゥースおよびそれ以外の無線通信手段を用いて、車載機と携帯端末との間でハンズフリー通話やファイル転送を行うことを可能にした無線通信システムに用いて好適なものである。
従来、ハンズフリー通話を実現するためのハンズフリーユニットを備えた車載機が知られている(例えば、特許文献1参照)。ハンズフリーユニットには、携帯電話機と有線で接続するタイプに加えて、近距離無線通信規格の1つであるブルートゥースにより携帯電話機と無線で接続するタイプが存在する。近年では、後者のブルートゥースを利用した無線タイプがよく使われている。
ブルートゥースは、その通信機能を搭載した機器の通信ネットワークへの接続が自動的に行われるタイプの無線通信システムである。そのため、ブルートゥース機能を搭載した携帯電話機の識別情報をハンズフリーユニットにあらかじめ登録しておくと、通信可能範囲内に存在する携帯電話機はハンズフリーユニットと自動的にブルートゥース接続され、通信可能な状態となる。この状態で携帯電話機において着信または発信が行われると、ハンズフリーユニットを介してハンズフリー通話を行うことが可能となる。
また、最近では、ブルートゥース以外にも、無線LAN(WLAN)を利用して携帯電話機と車載機とを接続可能にする仕組みが提供されている。例えば、WLANを利用して携帯電話機から車載機に対して音楽データ等のファイルを転送し、車載機において音楽再生を行うシステムが知られている。
特開2003−218996号公報
しかしながら、ブルートゥースとWLANとの両方を起動していると、車載機および携帯電話機の消費電力が大きくなってしまうという問題があった。特に、ハンズフリー通話のために使用するブルートゥースは、発信や着信のない待ち受け状態のときには実質的な通信を行っていないにもかかわらず、車載機と携帯電話機との接続状態を維持しておく必要があり、電力的に無駄と考えられる。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ブルートゥースによるハンズフリー通話とブルートゥース以外の無線通信手段(WLANなど)によるファイル転送とを行うことを可能にした無線通信システムにおける消費電力を低減できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ブルートゥースによるハンズフリー通話と、ブルートゥース以外の無線通信手段によるファイル転送とを行うことを可能にした無線通信システムにおいて、ハンズフリー通話の発信または着信が発生した場合に、ブルートゥース以外の無線通信手段を利用してブルートゥースを起動し、起動したブルートゥースにより車載機と携帯端末とを無線接続してハンズフリー通話を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ハンズフリー通話の発信または着信が発生する前は、ブルートゥースを非動作状態にしておくことができ、発信または着信が発生した時点でブルートゥースを起動してハンズフリー通話を行うようにすることができる。このため、ブルートゥース以外の無線通信手段によってファイル転送を行いつつハンズフリー通話の待ち受け動作を行い、発信または着信があったときだけブルートゥースによる無線通信を動作させるようにすることができる。これにより、ハンズフリー通話の待ち受け時にブルートゥースを非動作状態にしておく分だけ消費電力を低減することができる。
本実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態による無線通信システムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による無線通信システムの別の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による無線通信システム100の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の無線通信システム100は、車載機10と携帯端末20とを備え、両者を無線で接続可能に構成されている。本実施形態では、車載機10と携帯端末20との間で、ブルートゥースによりハンズフリー通話を行うとともに、WLANによりファイル転送を行う。
図1に示すように、車載機10は、その機能構成として、ファイル転送部11、待ち受け部12、ブルートゥース起動部13およびハンズフリー通話部14を備えている。また、携帯端末20は、その機能構成として、ファイル転送部21、待ち受け部22、ブルートゥース起動部23およびハンズフリー通話部24を備えている。
ファイル転送部11,21は、無線通信手段としてWLANを用いて、車載機10と携帯端末20との間でファイル転送を行う。例えば、WLANを利用して携帯端末20から車載機10に対して音楽ファイルを転送し、車載機10において音楽再生を行う。なお、車載機10における音楽再生のための機能については図示を省略している。
待ち受け部12,22は、ハンズフリー通話の発信または着信を待機し、発信または着信が発生したか否かを監視する。車載機10の待ち受け部12は、ハンズフリー通話の発信を待機し、発信が発生したか否か(すなわち、ユーザにより相手先電話番号への発信操作が行われたか否か)を監視する。また、携帯端末20の待ち受け部22は、ハンズフリー通話の発信または着信を待機し、発信が発生したか否か(すなわち、ユーザにより相手先電話番号への発信操作が行われたか否か)または相手先からの着信が発生したか否かを監視する。
ブルートゥース起動部13,23は、待ち受け部12,22により発信または着信が発生したと判定された場合、WLANを利用して車載機10と携帯端末20との間でブルートゥースを起動し、車載機10と携帯端末20とをブルートゥースにより無線接続する。
具体的には、携帯端末20の待ち受け部22により着信が発生したと判定された場合、まずは携帯端末20のブルートゥース起動部23においてブルートゥースを起動した後、WLAN経由で車載機10に対して着信通知を行う。次に、この着信通知を受けて、車載機10のブルートゥース起動部13においてブルートゥースを起動する。このように、携帯端末20での着信の発生に応じてブルートゥース起動部13,23がWLAN経由でブルートゥースを起動することにより、車載機10と携帯端末20との間をブルートゥースにより無線接続する。
また、携帯端末20の待ち受け部22により発信が発生したと判定された場合も、まずは携帯端末20のブルートゥース起動部23においてブルートゥースを起動する。その後、WLAN経由で車載機10に対して発信通知を行う。そして、この発信通知を受けて、車載機10のブルートゥース起動部13においてブルートゥースを起動する。このように、携帯端末20での発信の発生に応じてブルートゥース起動部13,23がWLAN経由でブルートゥースを起動することにより、車載機10と携帯端末20との間をブルートゥースにより無線接続する。
また、車載機10の待ち受け部12により発信が発生したと判定された場合、まずは車載機10のブルートゥース起動部13においてブルートゥースを起動し、WLAN経由で携帯端末20に対して発信通知を行う。そして、この発信通知を受けて、携帯端末20のブルートゥース起動部23においてブルートゥースを起動する。このように、車載機10での発信の発生に応じてブルートゥース起動部13,23がWLAN経由でブルートゥースを起動することにより、車載機10と携帯端末20との間をブルートゥースにより無線接続する。
ハンズフリー通話部14,24は、ブルートゥース起動部13,23により起動されたブルートゥースによりハンズフリー通話を行う。すなわち、図示しないマイクから車載機10のハンズフリー通話部14(ハンズフリーユニット)に入力された送話音声がブルートゥース経由で携帯端末20に転送され、ハンズフリー通話部24によって携帯端末20から電話の相手先に送られる。また、携帯端末20にて受信した相手先からの受話音声がハンズフリー通話部24によりブルートゥース経由で車載機10に転送され、ハンズフリー通話部14によって図示しないスピーカから出力される。
なお、ファイル転送部11,21の機能は、車載機10および携帯端末20の双方に記憶されたファイル転送用のソフトウェアによって実現される。また、待ち受け部12,22およびハンズフリー通話部14,24の機能は、車載機10および携帯端末20の双方に記憶されたハンズフリー通話用のソフトウェアによって実現される。また、ブルートゥース起動部13,23の機能は、車載機10および携帯端末20の双方に記憶されたブルートゥース起動用のソフトウェアによって実現される。ファイル転送用のソフトウェアとハンズフリー通話用のソフトウェアは、公知のものを用いることが可能である。
図2は、上記のように構成した本実施形態による無線通信システム100の動作例を示すフローチャートである。なお、図2に示すフローチャートは、携帯端末20に着信が発生したときに開始する。携帯端末20において着信が発生する前は、ブルートゥースは非動作状態となっている。
まず、携帯端末20の待ち受け部22が、着信の発生を検知する(ステップS1)。すると、携帯端末20のブルートゥース起動部23がブルートゥースを起動するとともに(ステップS2)、WLAN経由で車載機10に対して着信通知を行う(ステップS3)。
次に、車載機10では、携帯端末20からの着信通知を受けて、車載機10のブルートゥース起動部13においてブルートゥースを起動するとともに(ステップS4)。WLAN経由で携帯端末20に対して応答通知を行う(ステップS5)。これにより、車載機10と携帯端末20との間がブルートゥースにより無線接続される。
その後、ハンズフリー通話部14,24は、ブルートゥース起動部13,23により起動されたブルートゥースによりハンズフリー通話を行う(ステップS6,S7)。そして、このハンズフリー通話の終了をもって、図2に示すフローチャートの処理が終了する。
図3は、本実施形態による無線通信システム100の別の動作例を示すフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートは、車載機10において発信が発生したときに開始する。車載機10において発信が発生する前は、ブルートゥースは非動作状態となっている。
まず、車載機10の待ち受け部12が、発信の発生を検知する(ステップS11)。すると、車載機10のブルートゥース起動部13がブルートゥースを起動するとともに(ステップS12)、WLAN経由で携帯端末20に対して発信通知を行う(ステップS13)。
次に、携帯端末20では、車載機10からの発信通知を受けて、携帯端末20のブルートゥース起動部23においてブルートゥースを起動するとともに(ステップS14)。WLAN経由で車載機10に対して応答通知を行う(ステップS15)。これにより、車載機10と携帯端末20との間がブルートゥースにより無線接続される。
その後、ハンズフリー通話部14,24は、ブルートゥース起動部13,23により起動されたブルートゥースによりハンズフリー通話を行う(ステップS16,S17)。そして、このハンズフリー通話の終了をもって、図3に示すフローチャートの処理が終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、ハンズフリー通話の発信または着信が発生した場合に、WLANを利用してブルートゥースを起動し、起動したブルートゥースにより車載機10と携帯端末20とを無線接続してハンズフリー通話を行うようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、ハンズフリー通話の発信または着信が発生する前は、ブルートゥースを非動作状態にしておくことができ、発信または着信が発生した時点でブルートゥースを起動してハンズフリー通話を行うようにすることができる。このため、WLANによってファイル転送を行いつつハンズフリー通話の待ち受け動作を行い、発信または着信があったときだけブルートゥースによる無線通信を動作させるようにすることができる。これにより、ハンズフリー通話の待ち受け時にブルートゥースを非動作状態にしておく分だけ消費電力を低減することができる。
なお、上記実施形態では、ファイル転送を行うための無線通信手段としてWLANを用いる例について説明したが、本発明はWLANに限定されない。WLAN以外の無線通信手段であってもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 車載機
20 携帯端末
11,21 ファイル転送部
12,22 待ち受け部
13,23 ブルートゥース起動部
14,24 ハンズフリー通話部

Claims (5)

  1. 車載機と携帯端末とをブルートゥースにより無線接続してハンズフリー通話を行うとともに、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により上記車載機と上記携帯端末とを無線接続してファイル転送を行うことを可能にした無線通信システムであって、
    上記ハンズフリー通話の発信または着信を待機し、上記発信または着信が発生したか否かを監視する待ち受け部と、
    上記待ち受け部により上記発信または着信が発生したと判定された場合、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により上記車載機と上記携帯端末との間で上記ブルートゥースを起動し、上記車載機と上記携帯端末とを上記ブルートゥースにより無線接続するブルートゥース起動部と、
    上記ブルートゥース起動部により起動されたブルートゥースにより上記ハンズフリー通話を行うハンズフリー通話部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 上記ブルートゥース起動部は、上記待ち受け部により上記携帯端末にて上記着信が発生したと判定された場合、上記携帯端末において上記ブルートゥースを起動した後、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により着信通知を上記車載機に行うことによって上記車載機において上記ブルートゥースを起動し、これによって上記車載機と上記携帯端末とを上記ブルートゥースにより無線接続することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 上記ブルートゥース起動部は、上記待ち受け部により上記携帯端末にて上記発信が発生したと判定された場合、上記携帯端末において上記ブルートゥースを起動した後、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により発信通知を上記車載機に行うことによって上記車載機において上記ブルートゥースを起動し、これによって上記車載機と上記携帯端末とを上記ブルートゥースにより無線接続することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 上記ブルートゥース起動部は、上記待ち受け部により上記車載機にて上記発信が発生したと判定された場合、上記車載機において上記ブルートゥースを起動した後、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により発信通知を上記携帯端末に行うことによって上記携帯端末において上記ブルートゥースを起動し、これによって上記車載機と上記携帯端末とを上記ブルートゥースにより無線接続することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 車載機と携帯端末とをブルートゥースにより無線接続してハンズフリー通話を行うとともに、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により上記車載機と上記携帯端末とを無線接続してファイル転送を行うことを可能にした無線通信システムにおける無線通信の電力削減方法であって、
    上記車載機および上記携帯端末の待ち受け部が、上記ハンズフリー通話の発信または着信を待機し、上記発信または着信が発生したか否かを監視する第1のステップと、
    上記車載機および上記携帯端末のブルートゥース起動部が、上記待ち受け部により上記発信または着信が発生したと判定された場合、上記ブルートゥース以外の無線通信手段により上記車載機と上記携帯端末との間で上記ブルートゥースを起動し、上記車載機と上記携帯端末とを上記ブルートゥースにより無線接続する第2のステップとを有し、
    上記待ち受け部により上記発信または着信が発生したと判定される前は上記ブルートゥースを非動作状態としておくようにしたことを特徴とする無線通信の電力削減方法。
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