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JP5146026B2 - 車載ハンズフリー装置 - Google Patents

車載ハンズフリー装置 Download PDF

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JP5146026B2
JP5146026B2 JP2008065873A JP2008065873A JP5146026B2 JP 5146026 B2 JP5146026 B2 JP 5146026B2 JP 2008065873 A JP2008065873 A JP 2008065873A JP 2008065873 A JP2008065873 A JP 2008065873A JP 5146026 B2 JP5146026 B2 JP 5146026B2
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Description

本発明は、複数の携帯電話機の各々との間でハンズフリー通信プロトコルを同時に接続することが可能に構成されてなる車載ハンズフリー装置に関する。
従来より、車室内に持込まれた携帯電話機との間でハンズフリープロファイルを接続してハンズフリー機能を実現する車載ハンズフリー装置が供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−94477号公報
近年では、例えばプライベート用の携帯電話機と仕事用の携帯電話機との複数の携帯電話機を同時に携帯するユーザも珍しくない。このような事情から、複数の携帯電話機が車室内に持込まれた場合であっても、それら複数の携帯電話機の全てがハンズフリー待受可能となるように、複数の携帯電話機の各々との間でハンズフリープロファイルを同時に接続する(いわゆるマルチプロファイル接続する)機能を有する車載ハンズフリー装置が要望されている。
ところで、このような複数の携帯電話機の各々との間でハンズフリープロファイルを同時に接続する車載ハンズフリー装置が実現された場合、ハンズフリープロファイルを同時に接続している複数の携帯電話機のうち一の携帯電話機が通話中にあるときに他の携帯電話機が着信する場合もあり得る。その場合、着信した携帯電話機がインバンドリングトーンに対応している型であると、車載ハンズフリー装置においては、着信した携帯電話機から当該携帯電話機に登録されている着信音を受信してしまうことにより、通話中にある携帯電話機から受信した受話音声をスピーカから出力させると同時に、着信した携帯電話機から受信した着信音をもスピーカから出力させることになる。
しかしながら、このように、通話中にある携帯電話機から受信した受話音声を出力させると同時に、着信した携帯電話機から受信した着信音をも出力させる構成では、通話中にある携帯電話機から受信した受話音声をユーザが聴き取るのに支障が生じ、使い勝手に劣るという問題が発生すると想定される。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハンズフリー通信プロトコルを同時に接続している複数の携帯電話機のうち一の携帯電話機が通話中にあるときに他の携帯電話機が着信した場合に、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を適切にユーザに聴き取らせることができると共に、他の携帯電話機が着信した旨をユーザに適切に認識させることができ、ユーザの使い勝手を高めることができる車載ハンズフリー装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、制御手段は、ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを同時に接続している複数の携帯電話機のうち一の携帯電話機が通話中にあるときに他の携帯電話機が着信すると、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を受話音声出力手段から出力させると同時に、着信した他の携帯電話機から着信音受信手段に受信された当該着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を着信音出力手段から出力させることなく、着信音生成手段により生成された着信音を着信音出力手段から出力させる。
これにより、着信した他の携帯電話機から当該他の携帯電話機に登録されている着信音を受信した場合であっても、その着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を出力させるのではなく、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を出力させると同時に、着信音生成手段が生成した着信音を出力させるので、着信音生成手段が生成する着信音として受話音声をユーザに聴き取らせるのに支障がなく且つ着信を通知し得る程度の着信音(例えば所定周波数帯域の単一音)を登録しておくことにより、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を適切にユーザに聴き取らせることができると共に、他の携帯電話機が着信した旨をユーザに適切に認識させることができ、ユーザの使い勝手を高めることができる。
また、制御手段は、他の携帯電話機への着信が継続しており一の携帯電話機が通話を終了すると、着信音生成手段により生成された着信音を着信音出力手段から出力させることなく、着信した他の携帯電話機から着信音受信手段に受信された当該着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を着信音出力手段から出力させる。これにより、一の携帯電話機が通話を終了すると、着信音生成手段により生成された着信音を出力させることに代えて、着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を出力させることにより、他の携帯電話機が着信した旨をユーザに確実に認識させることができる。
請求項に記載した発明によれば、制御手段は、異機割込着信通知設定手段が異機割込着信通知を有効に設定していると、着信音生成手段により生成された着信音を着信音出力手段から出力させ、一方、異機割込着信通知設定手段が異機割込着信通知を無効に設定していると、着信音生成手段により生成された着信音を着信音出力手段から出力させない。これにより、異機割込着信通知を有効に設定していることにより、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を適切にユーザに聴き取らせることができると共に、他の携帯電話機が着信した旨をユーザに適切に認識させることができ、一方、異機割込着信通知を無効に設定していることにより、他の携帯電話機が着信した旨をユーザに認識させないようにすることができ、ユーザを通話に専念させることができる。
請求項に記載した発明によれば、異機割込着信通知設定手段は、ユーザが異機割込着信通知選択操作手段を操作して選択した異機割込着信通知の有効及び無効のいずれかを設定する。これにより、ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを同時に接続している複数の携帯電話機のうち一の携帯電話機が通話中にあるときに他の携帯電話機が着信した場合に着信音生成手段により生成された着信音を着信音出力手段から出力させるか否かをユーザに選択させることができる。
請求項5に記載した発明によれば、着信音生成手段は、ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が通話中にあるときに当該携帯電話機が着信した場合に通信網から送信されて着信音出力手段から出力される着信音とは異なる着信音を生成する。これにより、単に着信をユーザに認識させることができるだけでなく、その着信が通話中にある携帯電話機とは異なる携帯電話機への着信であるのか或いは通話中にある携帯電話機への着信であるのかをユーザに認識させることができる。
請求項6に記載した発明によれば、着信音生成手段は、ユーザが着信音選択操作手段を操作して選択した着信音を生成する。これにより、着信音生成手段により生成される着信音をユーザに選択させることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。尚、ここでは、複数の携帯電話機としてBluetooth(登録商標)(以下、BTと称する)通信機能を有する2台のBT対応の携帯電話機(以下、携帯電話機と称する)が車室内に持込まれた場合を説明する。
車載ハンズフリー装置1は、車両に搭載され、制御部2(本発明でいう制御手段、異機割込着信通知設定手段)と、BTインタフェース部3(本発明でいうハンズフリー接続手段、着信音受信手段)と、通話音声処理部4と、記憶部5と、表示制御部6と、タッチ操作入力部7と、着信音生成部8(本発明でいう着信音生成手段)とを備えて構成されている。
制御部2は、CPU、RAM、ROM及びI/Oバスなどを有し、車載ハンズフリー装置1の通信動作やデータ管理動作などの動作全般を制御する。BTインタフェース部3は、BTの通信規格により規格化されているハンズフリー通話を行うためのハンズフリープロファイル(HFP(Hands Free Profile))(本発明でいうハンズフリー通信プロトコル)及び電話帳データや発信履歴データや着信履歴データの転送を行うためのフォンブックアクセスプロファイル(PBAP(Phone Book Access Profile))に対応しており、複数のBT対応の携帯電話機の各々との間でハンズフリープロファイルを同時に接続する(いわゆるマルチプロファイル接続する)ことが可能である。
すなわち、各々がBT通信機能を有する携帯電話機21及び携帯電話機22が車室内に持込まれ、携帯電話機21及び携帯電話機22がBTインタフェース部3により形成されているBT通信圏内に存在していれば、BTインタフェース部3は、それらBT通信圏内に存在している携帯電話機21及び携帯電話機22との間でハンズフリープロファイルを同時に接続する。尚、これらプロファイルは、機能毎に定義された通信プロトコルを意味している。
通話音声処理部4は、車室内にあって例えばハンドルの近傍などのユーザが発した音声を集音し易い部位に配置されているマイクロホン9を接続していると共に、車載ハンズフリー装置1の外部に配置されているオーディオアンプ10を接続している。通話音声処理部4は、車室内に持込まれた携帯電話機21及び携帯電話機22のうちいずれかを用いたハンズフリー通話を行う場合に、ユーザが発した音声をマイクロホン9から送話音声として入力すると、その入力した送話音声を音声処理してBTインタフェース部3に出力し、BTインタフェース部3から受話音声を入力すると、その入力した受話音声をオーディオアンプ10に出力する。オーディオアンプ10は、通話音声処理部4から受話音声を入力すると、その入力した受話音声を増幅してスピーカ11(本発明でいう受話音声出力手段、着信音出力手段)及びスピーカ12(本発明でいう受話音声出力手段、着信音出力手段)から出力させる。
スピーカ11及びスピーカ12は、車載ハンズフリー装置1を搭載している車両の全長方向を対称中心して左右対称に配置されている。スピーカ11は例えば運転席ドアに配置され、スピーカ12は例えば助手席ドアに配置されている。尚、オーディオアンプ10は、チューナーデッキ13にも接続されており、チューナーデッキ13が例えば音楽用記録媒体から再生した楽曲音やラジオ放送局から受信したラジオ番組を当該チューナーデッキ13から入力すると、それら入力した楽曲音やラジオ番組を増幅してスピーカ11及びスピーカ12から出力させる。
記憶部5は、各種データを記憶可能に構成されており、電話番号と登録名との対応を表す電話帳データ、車載ハンズフリー装置1からの発信或いは当該車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続している携帯電話機21或いは携帯電話機22からの発信に係る発信時刻と発信電話番号との対応を表す発信履歴データ、車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続している携帯電話機21或いは携帯電話機22における着信に係る着信時刻と着信電話番号との対応を表す着信履歴データを記憶可能に構成されている。
ディスプレイ装置14は、表示画面を表示する表示装置15と、表示画面上にタッチスイッチを形成するタッチ操作入力装置16(本発明でいう異機割込着信通知選択操作手段、着信音選択操作手段)とを備えて構成されている。表示制御部6は、制御部2から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号に基づいてディスプレイ装置14における表示装置15の表示動作を制御する。タッチ操作入力部7は、ユーザが表示画面上に形成されているタッチスイッチを操作したことに応じてタッチ操作入力装置16から操作検知信号を入力すると、その操作検知信号を制御部2に出力し、制御部2は、タッチ操作入力部7から操作検知信号を入力すると、その操作検知信号に解析して処理を行う。
この場合、ユーザは、タッチスイッチを操作して異機割込着信通知を有効及び無効のいずれかを選択することにより、車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続している携帯電話機21及び携帯電話機22のうち一方が通話中にあるときに他方が着信したときに当該異機割込着信を通知するか否かを選択することができ、制御部2は、ユーザがタッチスイッチを操作して選択した異機割込着信通知の有効及び無効のいずれかを設定している。
着信音生成部8は、所定周波数帯域の単一音を着信音として生成する。この場合、ユーザは、タッチスイッチを操作して複数の着信音のうちいずれかを選択することができ、制御部2は、ユーザがタッチスイッチを操作して選択した着信音を着信音生成部8により生成する。
上記した携帯電話機21及び携帯電話機22の種別としては、インバンドリングトーンに対応している(着信音を転送する機能を有する)型とインバンドリングトーンに対応していない(着信音を転送する機能を有しない)型とがある。すなわち、携帯電話機21及び携帯電話機22は、インバンドリングトーンに対応している型であれば、車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続している状態で携帯電話網31から着信信号を受信すると、着信通知信号及び自機を識別する識別情報(例えば自機に登録されている電話番号など)を車載ハンズフリー装置1に送信すると共に、自機に登録されている着信音をも車載ハンズフリー装置1に送信する。一方、携帯電話機21及び携帯電話機22は、インバンドリングトーンに対応していない型であれば、車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続している状態で携帯電話網31から着信信号を受信すると、着信通知信号及び自機を識別する識別情報を車載ハンズフリー装置1に送信するが、自機に登録されている着信音を車載ハンズフリー装置1に送信することはない。
制御部2は、携帯電話機21及び携帯電話機22から着信通知信号及び識別情報と共に着信音を受信すると、その受信した着信音(携帯電話機21及び携帯電話機22に登録されている着信音)をスピーカ11及びスピーカ12から出力させることにより、携帯電話機21及び携帯電話機22が着信した旨を通知し、一方、携帯電話機21及び携帯電話機22から着信通知信号及び識別情報を受信するが着信音を受信しないと、着信音を着信音生成部8により生成し、その生成した着信音をスピーカ11及びスピーカ12から出力させることにより、携帯電話機21及び携帯電話機22が着信した旨を通知する。
次に、上記した構成の作用について、図2ないし図4を参照して説明する。図2及び図3は、車載ハンズフリー装置1の制御部2が行う処理をフローチャートとして示している。
車載ハンズフリー装置1において、制御部2は、着信処理を開始すると、携帯電話機21及び携帯電話機22のうちいずれかから着信通知信号をBTインタフェース部3により受信したか否かを判定し、携帯電話機21及び携帯電話機22のうちいずれかが着信したか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、制御部2は、携帯電話機21及び携帯電話機22のうちいずれかが着信した旨を判定すると(ステップS1にて「YES」)、その時点で既に通話中の携帯電話機が存在するか否かを判定し(ステップS2)、その時点で既に通話中の携帯電話機が存在しない旨を判定すると(ステップS2にて「NO」)、着信通知処理に移行する。
これに対して、制御部2は、その時点で既に通話中の携帯電話機が存在する旨を判定すると(ステップS2にて「YES」)、着信した携帯電話機から受信した識別情報と通話中の携帯電話機から受信した識別情報とが同じであるか否かに基づいて着信した携帯電話機と通話中にある携帯電話機とが同じであるか否かを判定する(ステップS3)。そして、制御部2は、着信した携帯電話機から受信した識別情報と通話中の携帯電話機から受信した識別情報とが同じである旨を判定し、着信した携帯電話機と通話中にある携帯電話機とが同じである旨を判定すると(ステップS3にて「YES」)、同機割込着信通知処理に移行する。また、制御部2は、着信した携帯電話機から受信した識別情報と通話中の携帯電話機から受信した識別情報とが異なる(同じでない)旨を判定し、着信した携帯電話機と通話中にある携帯電話機とが異なる旨を判定すると(ステップS3にて「NO」)、異機割込着信通知処理に移行する。
すなわち、同機割込着信通知処理とは、携帯電話機が車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続しているときに、通話中にある携帯電話機と同じ携帯電話機が着信した場合に行う着信通知処理であり、異機割込着信通知処理とは、複数の携帯電話機の各々が車載ハンズフリー装置1との間でハンズフリープロファイルを接続しているときに、通話中にある携帯電話機とは異なる携帯電話機が着信した場合に行う着信通知処理である。
これ以降、異機割込着信通知処理について説明する。尚、ここでは、図4に示すように、携帯電話機21が既に通話中にあるときに携帯電話機22が着信した場合を説明する。すなわち、携帯電話機21を本発明でいう一の携帯電話機とし、携帯電話機22を本発明でいう他の携帯電話機として説明する。
制御部2は、異機割込着信通知処理に移行すると、その時点で異機割込着信通知を有効及び無効のいずれに設定しているかを判定する(ステップS11)。ここで、制御部2は、異機割込着信通知を有効に設定している旨を判定すると(ステップS11にて「YES」)、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音をBTインタフェース部3により受信したか否かを判定する(ステップS12)。
ここで、制御部2は、着信した携帯電話機22がインバンドリングトーンに対応している型であり、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音をBTインタフェース部3により受信した旨を判定すると(ステップS12にて「YES」)、インバンドリングトーンフラグを「1」に設定し(ステップS13)、その着信した携帯電話機22からBTインタフェース部3により受信した着信音をスピーカ11及びスピーカ12から出力させることを禁止し(ステップS14)、所定周波数帯域の単一音を着信音として着信音生成部8により生成し、その着信音生成部8により生成した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を開始させる(ステップS15)。
また、制御部2は、着信した携帯電話機22がインバンドリングトーンに対応していない型であり、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音をBTインタフェース部3により受信しなかった旨を判定すると(ステップS12にて「NO」)、インバンドリングトーンフラグを「0」に設定し(ステップS16)、所定周波数帯域の単一音を着信音として着信音生成部8により生成し、その着信音生成部8により生成した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を開始させる(ステップS15)。
すなわち、この場合、スピーカ11及びスピーカ12からは、携帯電話機21が通話中にあることにより受話音声が出力されると同時に、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音が受信された場合であっても、その着信した携帯電話機22に登録されている着信音が出力されるのではなく、車載ハンズフリー装置1が自らで生成した着信音が出力されることになる。
次いで、制御部2は、携帯電話機22への着信が終了したか否かを判定すると共に(ステップS17)、携帯電話機21の通話が終了したか否かを判定する(ステップS18)。そして、制御部2は、携帯電話機21の通話が終了する前に携帯電話機22への着信が終了した旨を判定すると(ステップS17にて「YES」)、着信音生成部8により生成した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を終了させ(ステップS19)、
携帯電話機22が着信した旨の通知を終了し、リターンする。
これに対して、制御部2は、携帯電話機22への着信が終了する前に携帯電話機21の通話が終了した旨を判定すると(ステップS18にて「YES」)、これよりも前に設定したインバンドリングトーンフラグが「1」であるか「0」であるかを判定する(ステップS20)。そして、制御部2は、これよりも前に設定したインバンドリングトーンフラグが「1」である旨を判定し、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音を既に受信している旨を判定すると(ステップS20にて「YES」)、着信音生成部8により生成した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を終了させ(ステップS21)、着信した携帯電話機22からBTインタフェース部3により受信した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を開始させ(ステップS22)、リターンする。この場合、スピーカ11及びスピーカ12からは、車載ハンズフリー装置1が自らで生成した着信音が出力されることに代えて、着信した携帯電話機22に登録されている着信音が出力されることになる。
一方、制御部2は、これよりも前に設定したインバンドリングトーンフラグが「0」である旨を判定し、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音を受信していない旨を判定すると(ステップS20にて「NO」)、着信音生成部8により生成した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力をそのまま継続し、リターンする。この場合、スピーカ11及びスピーカ12からは、着信した携帯電話機22に登録されている着信音が継続して出力されることになる。
また、制御部2は、異機割込着信通知を無効に設定している旨を判定すると(ステップS11にて「NO」)、携帯電話機21の通話が終了したか否かを判定し(ステップS23)、携帯電話機21の通話が終了した旨を判定すると(ステップS23にて「YES」)、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音をBTインタフェース部3により受信したか否かを判定する(ステップS24)。
そして、制御部2は、着信した携帯電話機22がインバンドリングトーンに対応している型であり、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音をBTインタフェース部3により受信した旨を判定すると(ステップS24にて「YES」)、着信した携帯電話機22からBTインタフェース部3により受信した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を開始させ(ステップS25)、リターンする。この場合、スピーカ11及びスピーカ12からは、着信した携帯電話機22に登録されている着信音が初めて出力されることになる。
これに対して、制御部2は、着信した携帯電話機22がインバンドリングトーンに対応していない型であり、携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音をBTインタフェース部3により受信しなかった旨を判定すると(ステップS24にて「NO」)、所定周波数帯域の単一音を着信音として着信音生成部8により生成し、その着信音生成部8により生成した着信音のスピーカ11及びスピーカ12からの出力を開始させ(ステップS26)、リターンする。この場合、スピーカ11及びスピーカ12からは、車載ハンズフリー装置1が自らで生成した着信音が初めて出力されることになる。
ところで、制御部2は、例えば携帯電話機21が既に通話中にあるときに当該携帯電話機21が着信したことにより同機割込着信通知処理に移行すると、携帯電話網31が提供している割込着信通知サービスの契約を携帯電話機21が締結していれば、携帯電話網31から送信された割込着信通知サービスで規定されている着信音をスピーカ11及びスピーカ12から出力させる。すなわち、この場合も、スピーカ11及びスピーカ12からは、携帯電話機21が通話中にあることにより受話音声が出力されると同時に着信音が出力されることになるが、この場合に出力される着信音は、着信した携帯電話機22に登録されている着信音や車載ハンズフリー装置1が自らで生成した着信音ではなく、割込着信通知サービスで規定されている着信音である。
このような背景から、異機割込着信通知処理においてスピーカ11及びスピーカ12から出力される車載ハンズフリー装置1が自らで生成する着信音は、同機割込着信通知処理においてスピーカ11及びスピーカ12から出力される着信音とは例えば周波数帯域や出力パターンが異なる方が望ましい。そのように構成すれば、単に着信をユーザに認識させることができるだけでなく、その着信が通話中にある携帯電話機とは異なる携帯電話機への着信であるのか或いは通話中にある携帯電話機への着信であるのかをユーザに認識させることができる。
尚、以上は、携帯電話機21が既に通話中にあるときに携帯電話機22が着信した場合を説明したが、これとは反対に、携帯電話機22が既に通話中にあるときに携帯電話機21が着信した場合も同様である。
以上に説明したように本実施形態によれば、車載ハンズフリー装置1において、ハンズフリープロファイルを同時に接続している携帯電話機21が通話中にあるときに携帯電話機22が着信すると、着信した携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音が受信された場合であっても、その着信した携帯電話機22に登録されている着信音を出力させるのではなく、通話中にある携帯電話機21から受信した受話音声を出力させると同時に、自機で生成した着信音を出力させるように構成したので、自機が生成する着信音として受話音声をユーザに聴き取らせるのに支障がなく且つ着信を通知し得る程度の着信音を登録しておくことにより、通話中にある携帯電話機21から受信した受話音声を適切にユーザに聴き取らせることができると共に、携帯電話機22が着信した旨をユーザに適切に認識させることができ、ユーザの使い勝手を高めることができる。
また、異機割込着信通知を有効に設定しておくことにより、通話中にある携帯電話機21から受信した受話音声を適切にユーザに聴き取らせることができると共に、携帯電話機22が着信した旨をユーザに適切に認識させることができ、一方、異機割込着信通知を無効に設定しておくことにより、携帯電話機22が着信した旨をユーザに認識させないようにすることができ、ユーザを通話に専念させることができる。
さらに、携帯電話機22への着信が継続しており携帯電話機21が通話を終了すると、携帯電話機22から当該携帯電話機22に登録されている着信音を受信していれば、自機で生成した着信音を出力させることに代えて、携帯電話機22から受信された当該携帯電話機22に登録されている着信音を出力させるように構成したので、携帯電話機22が着信した旨をユーザに確実に認識させることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
車載ハンズフリー装置1の機能が例えば車載ナビゲーション装置などの別の車載装置に組み込まれていても良い。
携帯電話機21及び携帯電話機22から車載ハンズフリー装置1に転送される着信音は、楽曲(いわゆる着信メロディ)であっても良い。
車載ハンズフリー装置1へのハンズフリー接続を許可する携帯電話機が予め登録される際に携帯電話機の電話機情報と着信音とが対応付けて登録されることにより、着信音生成部8により生成される着信音が携帯電話機毎に区別されても良い。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 フローチャート(その1) フローチャート(その2) 処理の流れを示すシーケンス図
符号の説明
図面中、1は車載ハンズフリー装置、2は制御部(制御手段、異機割込着信通知設定手段)、3はBTインタフェース部(ハンズフリー接続手段、着信音受信手段)、8は着信音生成部(着信音生成手段)、11,12はスピーカ(受話音声出力手段、着信音出力手段)、16はタッチ操作入力装置(異機割込着信通知選択操作手段、着信音選択操作手段)、21,22は携帯電話機、31は携帯電話網(通信網)である。

Claims (6)

  1. 携帯電話機との間でハンズフリー通信プロトコルを接続するハンズフリー接続手段と、
    前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機から当該携帯電話機に登録されている着信音を受信する着信音受信手段と、
    前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が通話中にあるときに当該通話中にある携帯電話機から受信した受話音声を受話音声出力手段から出力させ、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が着信したときに当該着信した携帯電話機から前記着信音受信手段に受信された当該着信した携帯電話機に登録されている着信音を着信音出力手段から出力可能な制御手段と、
    着信音を生成する着信音生成手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを同時に接続している複数の携帯電話機のうち一の携帯電話機が通話中にあるときに他の携帯電話機が着信した場合に、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を受話音声出力手段から出力させると同時に、着信した他の携帯電話機から前記着信音受信手段に受信された当該着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を前記着信音出力手段から出力させることなく、前記着信音生成手段により生成された着信音を前記着信音出力手段から出力させ、前記他の携帯電話機への着信が継続しており前記一の携帯電話機が通話を終了した場合に、前記着信音生成手段により生成された着信音を前記着信音出力手段から出力させることなく、前記着信した他の携帯電話機から前記着信音受信手段に受信された当該着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を前記着信音出力手段から出力させることを特徴とする車載ハンズフリー装置。
  2. 携帯電話機との間でハンズフリー通信プロトコルを接続するハンズフリー接続手段と、
    前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機から当該携帯電話機に登録されている着信音を受信する着信音受信手段と、
    前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が通話中にあるときに当該通話中にある携帯電話機から受信した受話音声を受話音声出力手段から出力させ、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が着信したときに当該着信した携帯電話機から前記着信音受信手段に受信された当該着信した携帯電話機に登録されている着信音を着信音出力手段から出力可能な制御手段と、
    着信音を生成する着信音生成手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している何れかの携帯電話機が着信した時点で既に通話中の携帯電話機が存在する旨を判定すると、着信した携帯電話機と通話中にある携帯電話機とが同じであるか否かを判定し、着信した携帯電話機と通話中にある携帯電話機とが異なる旨を判定し、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを同時に接続している複数の携帯電話機のうち一の携帯電話機が通話中にあるときに他の携帯電話機が着信した場合に、通話中にある一の携帯電話機から受信した受話音声を受話音声出力手段から出力させると同時に、着信した他の携帯電話機から前記着信音受信手段に受信された当該着信した他の携帯電話機に登録されている着信音を前記着信音出力手段から出力させることなく、前記着信音生成手段により生成された着信音を前記着信音出力手段から出力させ、着信した携帯電話機と通話中にある携帯電話機とが同じである旨を判定し、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が通話中にあるときに着信した場合に、着信した携帯電話機から前記着信音受信手段に受信された通信網から送信された着信音を前記着信音出力手段から出力させことを特徴とする車載ハンズフリー装置。
  3. 請求項1または2に記載した車載ハンズフリー装置において、
    機割込着信通知有効及び無効のいずれかに設定する異機割込着信通知設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記異機割込着信通知設定手段が異機割込着信通知を有効に設定している場合に、前記着信音生成手段により生成された着信音を前記着信音出力手段から出力させ、前記異機割込着信通知設定手段が異機割込着信通知を無効に設定している場合に、前記着信音生成手段により生成された着信音を前記着信音出力手段から出力させないことを特徴とする車載ハンズフリー装置。
  4. 請求項3に記載した車載ハンズフリー装置において、
    ユーザが異機割込着信通知の有効及び無効のいずれかを選択するために操作する異機割込着信通知選択操作手段を備え、
    前記異機割込着信通知設定手段は、ユーザが前記異機割込着信通知選択操作手段を操作して選択した異機割込着信通知の有効及び無効のいずれかを設定することを特徴とする車載ハンズフリー装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した車載ハンズフリー装置において、
    前記着信音生成手段は、前記ハンズフリー接続手段との間でハンズフリー通信プロトコルを接続している携帯電話機が通話中にあるときに当該携帯電話機が着信した場合に通信網から送信されて前記着信音出力手段から出力される着信音とは異なる着信音を生成することを特徴とする車載ハンズフリー装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した車載ハンズフリー装置において、
    ユーザが着信音を選択するために操作する着信音選択操作手段を備え、
    前記着信音生成手段は、ユーザが前記着信音選択操作手段を操作して選択した着信音を生成することを特徴とする車載ハンズフリー装置。
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