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JP2002537977A - 自然発火性触媒を不動態化するための方法 - Google Patents

自然発火性触媒を不動態化するための方法

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Publication number
JP2002537977A
JP2002537977A JP2000602392A JP2000602392A JP2002537977A JP 2002537977 A JP2002537977 A JP 2002537977A JP 2000602392 A JP2000602392 A JP 2000602392A JP 2000602392 A JP2000602392 A JP 2000602392A JP 2002537977 A JP2002537977 A JP 2002537977A
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JP
Japan
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catalyst
gas mixture
volume
content
temperature
Prior art date
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Application number
JP2000602392A
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Inventor
ビルケ,ペーター
ゲイヤー,レインハルド
ヒンメル,ヴィグベルト
フノルド,ユルゲン
ケーグラー,ウォルフガング
ショーデル,ライナー
Original Assignee
カタロイナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング カタリスツ
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Filing date
Publication date
Application filed by カタロイナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング カタリスツ filed Critical カタロイナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング カタリスツ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/12Oxidising
    • B01J37/14Oxidising with gases containing free oxygen
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J33/00Protection of catalysts, e.g. by coating

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、精確に限定された条件と窒素、二酸化炭素および酸素を利用して均一に不動態化された固体が得られる、自然発火性固体を不動態化するための方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自然発火性固体、特に触媒を不動態化するための方法およびこうし
て調製された固体自体に関する。
【0002】 ニッケル担体触媒の不動態化は公知である。公知の方法は多くの場合金属表面
の部分酸化に基づいている。水溶液内での不動態化法がDE-AS 1 299 2
86、DE-OS 2 209 000、DE-OS 2 530 818に記載されて
いる。過酸化水素、次亜塩素酸塩または酸素が酸化剤として使用される。しかし
、多くの応用事例にとって触媒使用前に恐らく水を除去しなければならず、前記
方法は普遍的に利用することができない。
【0003】 ニッケル含有自然発火性触媒を酸素含有窒素で不動態化することがUS-PS
2 565 347、US-PS 3 868 332、DD 156 169、DD
156 345、DD 156 347、DD 157 161、RO 68 600
に開示されている。前記方法によれば、不動態化前に水素を触媒表面から脱離す
るために触媒が窒素で洗浄される。開示された方法は調整された脱離温度、不動
態化温度の点で種々相違している。前記方法はなかんずく、工業的規模では不均
一な生成物が得られ、長い不動態化時間が必要であるという欠点を有する。
【0004】 触媒を175〜200℃の温度で少なくとも30分の時間にわたってCO2で処
理し、次にCO2中で周囲温度に冷却することによってニッケル-Al2O3触媒を不動
態化することがEP-A 89 761に述べられている。
【0005】 US-PS 4 090 980は予めCO2で処理後に酸素-窒素混合物で触媒を不
動態化することを開示しており、触媒は還元後にまず149℃において回路内で
不活性ガスで処理され、次に10〜38℃の温度に冷却され、その後、回路ガス
中のCO2含有量が徐々に80容量%に高められ、次に酸素が0.05容量%の濃
度に至るまで配量される。この混合物での処理は、触媒表面の単層の25%が酸
素で覆われるまで行われる。その後、酸素濃度が1容量%に高められ、触媒表面
の単層が酸素種によって完全に形成されたのち、酸素含有量がゆっくりと高めら
れ、ガス混合物のCO2含有量が低減される。
【0006】 CO2、O2併用処理がSU 1 344 404にも開示されている。触媒を250
〜300℃の温度においてCO2で処理し、次に酸素濃度0.4〜2容量%のCO2-O 2 混合物中で100〜250℃の温度において20分の時間にわたって処理し、
触媒をCO2のもとで周囲温度に冷却し、次に触媒充填物に空気を貫流させること
によって、不動態化は実施される。
【0007】 DE 3 629 631にはCO2、水蒸気または酸素によるニッケル含有触媒の
不動態化が述べられている。CO2での不動態化が25〜250℃の温度範囲で行
われた場合、この開示によればCO2処理後に酸素-窒素混合物でさらなる不動態化
が行われねばならないであろう。
【0008】 総括して確認できるように、公知の不動態化法は不動態化時間がきわめて長い
ので、特に酸素-窒素混合物で不動態化する場合、高い費用を要し、しかも不均
一に不動態化された触媒が得られる。
【0009】 そこで本発明の技術的課題は、僅かなコストで均一に不動態化された固体、特
に触媒をもたらす、自然発火性固体、特に自然発火性触媒を不動態化するための
方法を提供することである。
【0010】 本発明は、好ましくは還元および/または好ましくは不活化された自然発火性
固体、特に触媒、特別好ましくは金属担体触媒を不動態化するための方法であっ
て、触媒が、第1ステップa)ではCO2含有量0.5〜10容量%のCO2-N2ガス
混合物中で91℃〜350℃の温度において少なくとも30分間処理され、次に
第2ステップb)ではステップa)に挙げたガス混合物中で最高90℃の温度に
冷却され、次に第3ステップc)では最高90℃の温度に到達後、第1不動態化
段階として酸素、好ましくは含有量0.2〜1.5容量%までの空気がガス混合
物に添加され、この混合物中で触媒が振動下に少なくとも30分間処理され、次
にステップd)では第2不動態化段階としてステップc)のガス混合物中のCO2
含有量が<0.1容量%に低減され、O2含有量が1.5〜21容量%に高められ
る方法を提供することによって、この技術的課題を解決する。
【0011】 本発明による処理方式は安定化時間が短いという利点を有し、同時に、きわめ
て良好な熱的安定性において十分に再活性化可能な触媒が得られる。有利なこと
に触媒は特別均一に不動態化される。前記条件のもとでCO2の少ない不活性ガス
で処理することによってごく均一かつ容易に再活性化可能な触媒が得られたこと
は、事実意外なことであった。
【0012】 本発明に関連して自然発火性固体とは、自然発火する固体または自然発火傾向
のある固体、特に微細分布して空気で燃え上がる固体のことである。
【0013】 特別好ましい実施形態において本発明は、自然発火性固体が自然発火性金属担
体触媒である前記方法に関する。従って本発明は、例えば、金属成分がニッケル
、コバルト、銅、鉄、アルミニウム、亜鉛、またはこれら物質の2種以上の混合
物または合金である金属担体触媒に関する。好ましい実施形態において、本発明
により使用される金属担体触媒の担体成分は例えばAl2O3、SiO2、SiO2・Al2O3
TiO2、ZrO2、これら酸化物の混合物、活性炭、ゼオライト、粘土、天然ケイ酸塩
、またはこれら物質の2種以上からなる混合物からなり、またはこれらを含む。
本発明によれば、例えばリン酸化合物、硫酸化合物、フッ化物または塩化物で処
理することによって、担体を化学的に改質しておくこともできる。本発明によれ
ば、白金、パラジウム、ロジウム、クロム、タンタル、チタン、鉄またはそれら
の混合物等の元素周期表第6〜第8族の元素を添加することによって、使用する
自然発火性金属担体触媒をドーピングしておくことも当然に可能である。
【0014】 本発明により使用される金属担体触媒は付加的に成形助剤、滑剤、可塑剤、孔
形成剤、加湿剤等を当然に含有することができる。
【0015】 ここに述べる固体不動態化法は、還元され不活化された固体から出発する。固
体、特に触媒の還元は、温度を高めて水素気流中で触媒を処理することによって
行うことができる。還元後、触媒は場合によっては窒素気流中で不活化される。
つまり本発明では好ましくは、不動態化されるべき固体、特に触媒が、不動態化
前に還元および/または不活化される。還元は温度250〜500℃、負荷25
0〜3000v/v時、加熱速度50℃/時〜200℃/時において水素気流で
固体を処理することによって実施でき、還元温度において2〜16時間の時間が
好ましい。次に下記条件のもとで不活化を実施することができる:還元温度にお
いて水素気流から窒素気流に切換えられ、この温度において約30分間不活化さ
れ、次に窒素気流中において、N2-CO2混合物で処理する温度に冷却される。その
際、N2ガス負荷は250〜3000v/v時である。
【0016】 ステップc)に従って第1不動態化段階の間に予定される酸素添加は好ましく
は、前記酸素濃度に至るまで空気を添加する形で行うことができる。しかし例え
ば純粋酸素を添加することも当然に可能である。
【0017】 好ましい実施形態において本発明は、本発明による方法が触媒層中で連続的に
またはバッチ式に実施され、特に高さ・直径比0.05〜1の範囲内の触媒層を
使って実施される前記方法に関する。
【0018】 他の好ましい実施形態において本発明は、第1ステップa)に従ってCO2-N2
合物で処理する間CO2濃度が1〜2.5容量%である前記方法を予定している。
【0019】 他の好ましい実施形態において本発明は、第1ステップa)に従ってCO2-N2
合物で処理する間、ガス負荷が500〜10000v/v時である前記方法を予
定している。他の好ましい実施形態において本発明は、第1ステップa)に従っ
てCO2-N2混合物で処理する間および/または第3、第4ステップc)、d)に従
ってCO2-N2-O2ガス混合物で処理する間、ガス負荷が100〜3000v/v時
であることを予定している。
【0020】 他の好ましい実施形態において本発明は、第3、第4ステップc)、d)によ
るCO2-N2-O2ガス混合物中での処理が30分を超える時間、特に33分〜8時間
実施される前記方法を予定している。好ましい実施においてステップd)は少な
くとも3分の時間にわたって実施することができる。
【0021】 他の構成において本発明は、第3ステップc)、つまり第1不動態化段階の処
理時間と第4ステップd)、つまり第2不動態化段階の処理時間との比が9:1
である前記方法に関する。
【0022】 他の好ましい実施形態において本発明は、ステップc)および/またはd)に
よるCO2-N2-O2ガス混合物で触媒を処理する温度が50〜70℃である前記方法
に関する。
【0023】 他の好ましい実施形態において本発明は、第3ステップc)に従って処理する
間CO2-N2-O2ガス混合物中のCO2濃度が0.5〜1.5容量%である前記方法を予
定している。本発明は好ましくは、ステップa)の混合物のCO2含有量をステッ
プc)を実施するために低減させ、例えば前記範囲に低減させることを予定する
ことができる。
【0024】 本発明の他の好ましい1構成によれば、第3ステップc)に従って処理する間
CO2-N2-O2ガス混合物中のO2濃度が0.25〜0.8容量%である前記方法が提
供される。
【0025】 本発明の他の好ましい1構成において、第4ステップd)に従って処理する間
O2濃度が5〜10容量%である。
【0026】 他の1構成において本発明は、第3ステップc)および/または第4ステップ
d)による触媒層の振動が10〜20分の時間間隔を置いてそれぞれ0.5〜2
分の時間にわたって行われる前記方法に関する。有利には、10〜50Hzの振動
数に調整される。
【0027】 特に粉末状触媒やきわめて高い強度を有する触媒の場合には、渦層を生成する
ことによってまたは回転炉内に配置することによって触媒層を運動させることも
当然に可能である。本発明の重要な観点は、いずれにしてもステップc)、d)
による不動態化段階中に少なくとも時々触媒を酸素-二酸化炭素-窒素混合物中で
、例えば移動床中で動かすことである。
【0028】 本発明は、本方法の1つに従って調製された不動態化固体、特に不動態化金属
担体触媒にも関する。このような触媒は良好な再活性化、優れた熱的空気安定性
および均一な不動態化を特徴としている。
【0029】 本発明が以下の実施例に基づいて詳しく説明される。
【0030】 実施例 本発明による実施例と比較例のために、Ni含有量62.6質量%のNi-SiO2
媒(2mm押出し品)が使用され、触媒は不動態化前に以下の方法で還元された
。25リットルの触媒が水素気流中で負荷1250v/v時、加熱温度50℃/
時において445℃に加熱され、この温度において5時間還元された。還元され
た触媒はNi表面積が42.9m/gKatである。
【0031】 実施例1(本発明) 不動態化が実施される反応装置は振動器を備えており、触媒層の高さ・直径比
は0.2である。還元後、触媒は窒素気流中で2000v/v時の負荷で300
℃に冷却される。この温度において、ガス回路中で1.5容量%の濃度が測定さ
れるまで窒素にCO2が添加される。次に触媒はこのガス混合物中で1時間以内に
60℃に冷却される。この温度に到達後、空気を添加することによって0.25
容量%のO2含有量に調整され、回路ガス中のCO2含有量が0.8容量%に低減さ
れ、このガス混合物で触媒が2.5時間処理される。60℃でのこの処理の間、
触媒層は15分の時間間隔を置いて40秒にわたって35Hzの振動数で振動する
。引き続きO2含有量が5容量%に高められ、CO2含有量が0.05容量%に低減
され、このガス混合物中で触媒が15分間処理される。総安定化時間は約4.5
時間である。
【0032】 実施例2 同じ反応装置において本発明による実施例1と同様に不動態化が実施される。
触媒は還元後に窒素気流中で1500v/v時の負荷で180℃に冷却される。
この温度において、ガス回路中で2.5容量%の濃度が測定されるまで窒素にCO 2 が添加される。触媒はこの温度においてCO2-N2混合物で30分間処理され、次
にこのガス混合物中で0.5時間以内に50℃に冷却され、この温度において、
空気添加後、CO2含有量1.8容量%、O2含有量0.5容量%の回路内のO2-CO2-
N2混合物で3時間の時間にわたって安定化される。50℃でのこの処理の間、触
媒層は10分の時間間隔を置いて40秒の時間にわたって35Hzの振動数で振動
される。最後にO2含有量が8容量%に高められ、CO2含有量が0.05容量%に
低減され、このガス混合物中で触媒が20分間処理される。総安定化時間は約5
時間である。
【0033】 実施例3(比較例) 触媒層の高さ・直径比8の管状炉のなかで安定化が行われた。触媒は還元後に
窒素気流中において1500v/v時の負荷で40℃に冷却された。この温度に
おいて、ガス回路中で0.3容量%の濃度が測定されるまで窒素にO2が添加され
る。触媒は次にこのO2-N2混合物中で20時間処理される。最後にO2含有量が8
容量%に高められ、このガス混合物中で触媒が50分間処理される。総安定化時
間は約22時間である。
【0034】 実施例4(比較例) 還元された触媒は還元後に窒素気流中で室温に冷却され、その後、1000v
/v時の負荷で2時間にわたって純粋CO2で処理され、最後に19時間にわたっ
て空気が試料に流通された。空気量は、触媒充填物中の温度が80℃を上まわら
ないように選定された。総安定化時間は約21時間である。
【0035】 実施例5:触媒の再活性化、熱的空気安定性および触媒活性の比較 触媒はTPRによって性能評価された。TPR検査は10容量%のH2を有する
Ar-H2混合物で行われ、加熱速度は10℃/分であった。不動態化触媒の再活性
化の尺度としてTPRスペクトルの極大位置が利用された。極大の位置が低けれ
ば低いほど、触媒の再活性化は一層容易である。個々の実施例の結果が表にまと
められている。
【0036】 さらに、触媒の熱的空気安定性が検出された。このためそれぞれ20gの触媒
が10℃/分の加熱速度において空気で加熱され、触媒充填物中の温度が追跡さ
れた。熱的安定性の尺度として活性開始温度が利用される。活性開始温度は触媒
が燃焼する温度であり、触媒充填物中の著しい昇温で検出することができる。触
媒の良好な処理のために90℃より上の活性開始温度に努めるべきである。
【0037】 触媒の触媒性能評価のためにベンゼン水素化テストが利用された。100mg
の触媒が水素気流(3リットル/時)中で5℃/分の加熱速度において100℃
に加熱され、この温度で1時間再活性化された。次に、水素-ベンゼン混合物(
5リットルH2/時、0.5mlベンゼン/時)が触媒充填物に流通される。1時
間後、ガスクロマトグラフィーによって反応混合物が分析された。ベンゼンから
シクロヘキサンへの転化率が触媒活性の尺度である。結果はやはり表にまとめら
れている。
【0038】
【表1】
【0039】 結果は本発明による方法の利点を明らかとする。短い安定化時間と良好な再活
性化において触媒のきわめて良好な熱的空気安定性が達成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヒンメル,ヴィグベルト ドイツ連邦共和国 ディー−06618 ナウ ムブルク クロッペンタルシュトラーセ 22 (72)発明者 フノルド,ユルゲン ドイツ連邦共和国 ディー−06108 ハレ エ アウグスト−ベベル−シュトラーセ 21 (72)発明者 ケーグラー,ウォルフガング ドイツ連邦共和国 ディー−06130 ハレ エ ソンネンヴェグ 10 (72)発明者 ショーデル,ライナー ドイツ連邦共和国 ディー−06179 トイ チェンタル ファルラダ−シュトラーセ 19 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA15 BA01A BA02A BA02B BA03A BA04A BA05A BA07A BA08A BA10A BA15A BB02A BB02B BB04A BB04B BC16A BC31A BC35A BC66A BC67A BC68A BC68B BC75A CB03 DA05 ED05 FA10 FC06 FC07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自然発火性固体を不動態化するための方法であって、固体が、 a)CO2含有量0.5〜10容量%のCO2-N2ガス混合物中で91℃〜350℃の
    温度において少なくとも30分間処理され、 b)次にステップa)のCO2-N2ガス混合物中で最高90℃の温度に冷却され、 c)ステップb)に挙げた温度に到達後、第1不動態化段階として含有量0.2
    〜1.5容量%までの酸素がCO2-N2ガス混合物に添加され、CO2-N2-O2ガス混合
    物中の触媒が少なくとも30分間振動下に処理され、 d)引き続き振動させながら第2不動態化段階としてCO2-N2-O2ガス混合物中のC
    O2含有量が<0.1容量%に低減され、酸素含有量が1.5〜21容量%に高め
    られる方法。
  2. 【請求項2】固体が触媒、特に金属担体触媒である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】固体が不動態化前に還元される、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】固体が不動態化前に、そして場合によって行われる還元後に、不
    活化される、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】金属がニッケル、コバルト、銅、鉄、アルミニウム、亜鉛、また
    はこれら金属の2種以上の混合物または合金である、請求項1〜4のいずれか1
    項記載の方法。
  6. 【請求項6】担体がSiO2、Al2O3、SiO2・Al2O3、ZrO2、TiO2、粘土、ゼオライ
    ト、活性炭、天然ケイ酸塩、またはこれら材料の2種以上からなる混合物からな
    り、またはこれらを含む、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】方法が触媒層中で、特に高さ・直径比0.05〜1の範囲内の触
    媒層中で実施される、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】ステップa)に従ってCO2-N2ガス混合物で処理する間CO2含有量
    が1〜2.5容量%である、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】ステップa)に従ってCO2-N2ガス混合物で処理する間ガス負荷が
    500〜10000v/v時である、請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】ステップa)に従ってCO2-N2ガス混合物で処理する間および/
    またはステップc)、ステップd)に従ってCO2-N2-O2ガス混合物で処理する間
    ガス負荷が1000〜3000v/v時である、請求項1〜9のいずれか1項記
    載の方法。
  11. 【請求項11】ステップc)、d)によるCO2-N2-O2ガス混合物中で0.5時
    間よりも長く、特に33分〜8時間、触媒が処理される、請求項1〜10のいず
    れか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】ステップc)、ステップd)によるCO2-N2-O2ガス混合物で触
    媒を処理する温度が50〜70℃である、請求項1〜11のいずれか1項記載の
    方法。
  13. 【請求項13】ステップc)に従って処理する間CO2-N2-O2ガス混合物中のCO2 含有量が0.5〜1.5容量%である、請求項1〜12のいずれか1項記載の方
    法。
  14. 【請求項14】ステップc)の処理時間とステップd)の処理時間との比が9
    :1である、請求項1〜13のいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】CO2-N2-O2ガス混合物中のO2含有量が、ステップc)に従って
    処理する間0.25〜0.8容量%、および/またはステップd)に従って処理
    する間5〜10容量%である、請求項1〜14のいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】ステップc)および/またはd)の間、触媒層の振動が10〜
    20分の時間間隔を置いてそれぞれ0.5〜2分の時間にわたって行われる、請
    求項1〜15のいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】請求項1〜16の方法の1つに従って調製された不動態化金属
    担体触媒。
JP2000602392A 1999-03-03 2000-03-01 自然発火性触媒を不動態化するための方法 Pending JP2002537977A (ja)

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DE19909175A DE19909175A1 (de) 1999-03-03 1999-03-03 Verfahren zur Passivierung pyrophorer Katalysatoren
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EP (1) EP1161298B1 (ja)
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KR (1) KR100585266B1 (ja)
CN (1) CN1349435A (ja)
AT (1) ATE235313T1 (ja)
DE (2) DE19909175A1 (ja)
DK (1) DK1161298T3 (ja)
WO (1) WO2000051733A1 (ja)

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