JP2000310974A - Ac型pdpの駆動方法 - Google Patents
Ac型pdpの駆動方法Info
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
Abstract
を目的とする。 【解決手段】画面を構成する複数のセルの電荷を表示内
容に応じて制御するアドレッシングTAに先立って、複
数のセルに放電開始電圧Vfより高い電荷制御電圧Vd
を維持パルスPsのパルス幅Wsよりも短い時間Wdず
つ連続的に複数回印加するとによって、複数のセルのそ
れぞれに必要量の空間電荷を形成して画面全体の電荷を
均等化する。
Description
ィスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)の
駆動方法に関する。
ビジョン映像やコンピュータのモニターなどの用途で広
く用いられるようになってきた。画面の大型化は既に5
0インチサイズに及んでいる。大画面デバイスとして期
待の大きいPDPの課題の1つにコントラストの向上が
ある。
機能を実現する壁電荷を形成するための誘電体で被覆さ
れている。表示に際しては、点灯(発光)すべきセルの
みが帯電した状態を形成する線順次のアドレッシングを
行い、その後に全てのセルに対して一斉に交番極性の点
灯維持電圧Vsを印加する。点灯維持電圧Vsは(1)
式を満たす。
Vsに重畳するので、セルに加わるセル電圧(実効電圧
ともいう)Vcが放電開始電圧Vfを越えて放電が生じ
る。点灯維持電圧Vs(維持パルス)の印加周期を短く
すれば、見かけの上で連続的に点灯した状態(表示維持
状態)が得られる。
(フィールド又はそれを分割したサブフィールド)の表
示に際しては、ある画像の点灯維持の終了から次の画像
のアドレッシングまでの期間に、表示の乱れを防止する
ために画面全体の帯電状態を均等化するアドレッシング
準備を行う。
高値が放電開始電圧より十分に高く且つパルス幅が維持
パルスと同等以上である書込みパルスを印加し、それに
よって壁電荷の残存するセルと残存していないセルとに
係わらず強制的に放電を生じさせて全てのセルに必要量
の壁電荷を形成していた。消去アドレス形式の場合は、
その後の表示で点灯不要のセルについてアドレッシング
で壁電荷を消去する。また、書込みアドレス形式の場合
は、例えば書込みパルスの立下がりで自己消去放電を生
じさせて壁電荷を一旦消去し、点灯すべきセルのみに新
たに壁電荷を形成するアドレッシングを行う。
に書込みパルスの印加によって強い放電を生じさせるの
で、アドレッシング準備において強い発光が生じて背景
輝度が高まり、表示のコントラストが低下するという問
題があった。カラー表示では1フレームを輝度の重み付
けをした複数のサブフレームに分割するので、サブフレ
ーム毎にアドレッシング準備を行うと、1フレームにお
いて表示画像の背景部分を含めて画面全体が複数回強く
光ることになる。また、強い放電によって一部のセルで
過剰に広範囲に壁電荷が帯電し、誤点灯が発生し易くな
るという問題もあった。
量を低減するために、書込みパルスとしてランプ波形パ
ルスを印加し、微小放電を連続的に生じさせて電荷を制
御する手法がある。しかし、これによれば、アドレッシ
ング準備の所要時間が長くなり、駆動の高速性が損なわ
れる。すなわち、アドレッシング及び表示維持に割り当
て可能な時間が短くなるので、画面のライン数、階調
性、又は輝度を低下させなければならなくなる。
トを高めることを目的としている。
全体(厳密には画面を構成する全てのセル)の電荷を均
等化するアドレッシング準備として、セルに高周波電圧
を印加することにより、誘電体から遊離した空間電荷を
形成し、その後の過程で必要な量の電荷を確保する。放
電開始電圧より高い電圧を印加しても、印加時間が短け
れば、強い発光をともなうような放電は生じない。微弱
な放電が生じたとしても、空間電荷の静電吸着が進行し
ないので、壁電荷はほとんど形成されない。ただし、壁
電荷を形成しないことが目的ではなく、発光が抑制され
ればよいので、適量の壁電荷が生じてもよい。電圧の印
加によって放電ガスの電離が活発化して空間電荷が増加
する。そして、印加を繰り返す度に空間電荷が蓄積す
る。必要量の空間電荷の蓄積に要する時間を短縮する上
で、印加電圧はより高いのが望ましい。
おける電荷形成の概念図である。対をなす主電極X,Y
に電圧を印加すると、放電空間30に存在する電子及び
イオンが外力(電界)を受けて移動し、粒子の衝突によ
って電離が促進される。ここで、放電空間30にネオン
(Ne)にキセノン(Xe)を混合したペニングガスが
充填されているものとする。
+ +2eの電離ではなく、主としてNe+e→Ne* +
eの電離を発生させ、Ne* ,Xe* といった比較的に
寿命の長い準安定準位の荷電粒子を生成する。1回の電
圧印加ではセル構造の微妙な差異により画面を構成する
多数のセルの間で生成電荷量にばらつきが生じる場合が
ある。しかし、複数回の印加を連続的に行うことによ
り、画面全体にわたって均等に準安定状態の空間電荷S
Qが形成される。
像の表示に用いるセルの集合である。例えばインタレー
ス形式の奇数フィールドの表示に奇数ラインのみを用
い、偶数フィールドの表示に偶数ラインのみを用いる場
合には、奇数フィールドの表示では奇数ラインに属する
セルの集合が画面であり、偶数フィールドの表示では偶
数ラインに属するセルの集合が画面である。
複数のセルの電荷を表示内容に応じて制御するアドレッ
シングと、前記複数のセルに波高値が放電開始電圧より
低い維持パルスを周期的に印加する表示の維持とを繰り
返し行い、一定の周期で前記複数のセルの電荷を均等化
するアドレッシング準備を行うAC型PDPの駆動方法
であって、前記アドレッシング準備として、前記複数の
セルに前記放電開始電圧より高い電荷制御電圧を前記維
持パルスのパルス幅よりも短い時間ずつ連続的に複数回
印加するとによって、当該複数のセルのそれぞれに必要
量の空間電荷を形成するものである。
御電圧の印加を、前記表示の維持において対をなす主電
極の一方のみにパルスを印加することによって行うもの
である。
御電圧の印加を、前記表示の維持において対をなす主電
極の双方に同時にパルスを印加することによって行うも
のである。
御電圧の印加を、前記表示の維持において対をなす主電
極の双方に交互にパルスを印加することによって行うも
のである。
た状態の主電極に前記パルスを印加するものである。
部構造を示す分解斜視図である。例示のPDP1は3電
極面放電構造のAC型カラーPDPであり、一対の基板
構体10,20からなる。画面ESを構成する各セル
(表示素子)において、一対の主電極X,Yと第3の電
極であるアドレス電極Aとが交差する。主電極X,Y
は、前面側のガラス基板11の内面に配列されており、
それぞれが透明導電膜41と金属膜42とからなる。主
電極X,Yを被覆するように厚さ30〜50μm程度の
誘電体層17が設けられ、誘電体層17の表面には保護
膜18としてMgOが被着されている。
1の内面上に配列されており、厚さ10μm程度の誘電
体層24で覆われている。誘電体層24の上に平面視直
線帯状の隔壁29が等間隔に配置され、これら隔壁29
によって放電ガス空間30が行方向(画面の水平方向)
にセル毎に区画されている。放電ガスはネオンにキセノ
ンを混合したペニングガスである。
光体層28R,28G,28Bは、アドレス電極Aの上
方及び隔壁29の側面を含めて背面側の内面を覆うよう
に設けられている。表示の1ピクセルは行方向に並ぶ3
個のサブピクセルで構成され、列方向(画面の垂直方
向)に並ぶサブピクセルの発光色は同一である。隔壁2
9の配置パターンがストライプパターンであることか
ら、放電ガス空間30のうちの各列に対応した部分は全
ての行に跨がって列方向に連続している。
定するアドレッシングに、アドレス電極Aと主電極Yと
が用いられる。すなわち、N本(Nは行数)の主電極Y
に対して1本ずつ順にスキャンパルスを印加することに
よって画面走査が行われ、主電極Yと表示内容に応じて
選択されたアドレス電極Aとの間で生じるアドレス放電
によって、行毎に帯電状態が2値制御される。アドレッ
シングの後、主電極Xと主電極Yとに交互に所定波高値
のサステインパルスを印加すると、アドレッシングの終
了時点で適量の壁電荷が存在したセルにおいて、基板面
に沿った面放電が生じる。面放電時に放電ガスの放つ紫
外線によって蛍光体層28R,28G,28Bが局部的
に励起されて発光する。
動電圧波形の一例を示す図である。PDP1によるテレ
ビジョン表示においては、2値の点灯制御によって階調
再現を行うために、入力画像である時系列の各フィール
ドf(符号の添字は表示順位を表す)を例えば8個のサ
ブフィールドsf1,sf2,sf3,sf4,sf
5,sf6,sf7,sf8に分割する。すなわち、フ
ィールドfを8個のサブフィールドsf1〜sf8の集
合に置き換える。ただし、コンピュータ出力のようにノ
ンインタレース形式の画像を再生する場合には、各フレ
ームFを8分割する。これらサブフィールドsf1〜s
f8における輝度の相対比率が1:2:4:8:16:
32:64:128となるように重み付けをして各サブ
フィールドsf1〜sf8のサステインの発光回数を設
定する。サブフィールド単位の点灯/非点灯の組合せで
RGBの各色毎に256段階の輝度設定を行うことがで
きるので、表示可能な色の数は2563 となる。なお、
サブフィールドsf1〜sf8を輝度の重みの順に表示
する必要はない。例えば重みの大きいサブフィールドs
f8を表示期間の中間に配置するといった最適化を行う
ことができる。
てるサブフィールド期間Tsfは、本発明を適用して画
面全体の電荷を均等化する準備期間TR、消去形式又は
書込み形式のアドレッシングを行うアドレス期間TA、
及び階調レベルに応じた輝度を確保する表示の維持を行
うサステイン期間TSからなる。各サブフィールド期間
Tsfにおいて、準備期間TR及びアドレス期間TAの
長さは輝度の重みに係わらず一定であるが、サステイン
期間TSの長さは輝度の重みが大きいほど長い。つま
り、1つのフィールドfに対応する8つのサブフィール
ド期間Tsfの長さは互いに異なる。
電極Xと全ての主電極Yとに交互に正極性のドリフトパ
ルスPdを印加する。ドリフトパルスPdの波高値Vd
は主電極間の放電開始電圧Vfより高く、例えば点灯維
持電圧Vsの約2倍の300〜350ボルト程度であ
る。また、ドリフトパルスPdのパルス幅Wdは1.5
μs以下であり、サステインパルスPsのパルス幅Ws
(2〜4μs程度)より短い。ドリフトパルスPdの印
加により放電ガスの電離が促進されて空間電荷が形成さ
れるが、パルス幅Wdが十分に短いので、強い発光をと
もなうガス放電は生じない。ドリフトパルスPdを印加
する毎に空間電荷が増加し、所定数の印加で表示の維持
に必要量の空間電荷が形成される。例えば計10〜20
程度のドリフトパルスPdを連続的に印加した後、サス
テインパルスPsと同程度以上の長さの定着パルスPf
を印加し、空間電荷を誘電体17に引き寄せて壁電荷を
形成する。定着パルスPfの波高値は、不要の発光を抑
える上でより低いのが望ましい。このようにドリフトパ
ルスPdを連続的に複数回印加することにより、背景輝
度を高める不要の発光を抑えて画面全体の電荷を均等化
することができる。なお、ドリフトパルスPdを印加す
るときに、アドレス電極Aを正電位にバイアスしておけ
ば、主電極X,Yとアドレス電極Aとの間の無用の放電
を防ぐことができる。また、定着パルスPfを省略して
空間電荷をそのまま残存させてもよい。
から順に各主電極YにスキャンパルスPyを印加し、こ
れと並行して点灯させるセルに対応したアドレス電極A
にアドレスパルスPaを印加する。スキャンパルスPy
及びアドレスパルスPaの印加されたセルでは、アドレ
ス放電が生じて不要の壁電荷が消去される。
に波高値Vsの正極性のサステインパルスPsを印加
し、その後に主電極Xと主電極Yとに交互にサステイン
パルスPsを印加する。印加毎にアドレス期間TAに消
去が行われなかったセルで放電が生じ、みかけの上で連
続した点灯状態が維持される。図示の例ではサステイン
期間TSにおける最終のサステインパルスPsは主電極
Yに印加される。
図である。図4(a)の例は、セルに放電開始電圧Vf
より低い電圧Vd’が加わるように主電極X,Yをバイ
アスしておき、その状態で所定波高値のドリフトパルス
Pd’を印加して、セルに所定の電荷制御電圧Vdを印
加するものである。ドリフトパルスPd’の波高値が電
荷制御電圧Vdより低くなるので、より高速のパルス印
加が可能になるとともに、パルス回路に要求される耐圧
を低減することができる。
極Yとに極性の異なるドリフトパルスを交互に印加する
ものである。図5(a)(b)の例は、主電極間の合成
印加電圧が所定値Vdとなるように、主電極Xと主電極
Yとに極性の異なるドリフトパルスを同時に印加するも
のである。各主電極X,Yに印加するパルスの波高値V
d’が低くなるので、上述の高速化及び耐圧低減の効果
がある。図5(c)(d)のようにバイアス状態でパル
スを加える手法を併用すれば、さらに効果は高まる。
のどちらか一方のみにドリフトパルスを印加するもので
ある。両方に印加する場合と比べて、駆動回路構成の簡
単化が可能である。特に図6(e)(f)の例は、駆動
回路にリアクタンス素子を設け、セルの静電容量とのL
C共振を利用してパルスを生成するものである。共振を
利用すれば、パルス印加の周波数を高め、限られた準備
期間内により高い電圧をより多数回印加することができ
る。
毎にアドレッシング準備を行うものとして説明したが、
サブフィールド毎に準備期間TRを設けないフィールド
構成、すなわちサブフィールドを2個以上のグループに
分けてグループ毎に準備期間TRを設ける構成にも本発
明を適用することができる。ただし、単位時間における
準備期間TRの数が多いほど、本発明の効果は大きい。
背景輝度を低減してコントラストを高めることができ
る。
形成の概念図である。
図である。
の一例を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】画面を構成する複数のセルの電荷を表示内
容に応じて制御するアドレッシングと、前記複数のセル
に波高値が放電開始電圧より低い維持パルスを周期的に
印加する表示の維持とを繰り返し行い、一定の周期で前
記複数のセルの電荷を均等化するアドレッシング準備を
行うAC型PDPの駆動方法であって、 前記アドレッシング準備として、前記複数のセルに前記
放電開始電圧より高い電荷制御電圧を前記維持パルスの
パルス幅よりも短い時間ずつ連続的に複数回印加すると
によって、当該複数のセルのそれぞれに必要量の空間電
荷を形成することを特徴とするAC型PDPの駆動方
法。 - 【請求項2】前記電荷制御電圧の印加を、前記表示の維
持において対をなす主電極の一方のみにパルスを印加す
ることによって行う請求項1記載のAC型PDPの駆動
方法。 - 【請求項3】前記電荷制御電圧の印加を、前記表示の維
持において対をなす主電極の双方に同時にパルスを印加
することによって行う請求項1記載のAC型PDPの駆
動方法。 - 【請求項4】前記電荷制御電圧の印加を、前記表示の維
持において対をなす主電極の双方に交互にパルスを印加
することによって行う請求項1記載のAC型PDPの駆
動方法。 - 【請求項5】バイアスした状態の主電極に前記パルスを
印加する請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のAC
型PDPの駆動方法。
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KR100420022B1 (ko) * | 2001-09-25 | 2004-02-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 어드레스 전위 가변의 플라즈마 디스플레이 패널 구동방법 |
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- 1999-04-28 JP JP12106499A patent/JP4140671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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