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熊本地震

論文で観測データ改ざんか 文科省など調査開始

大阪大と京都大、産総研のチームが執筆

 昨年4月の熊本地震について研究していた大阪大と京都大、産業技術総合研究所(産総研)のチームが、不自然な観測データに基づき論文を執筆していたことが2日、分かった。関連の論文は順次取り下げる。基になったデータに改ざんがあったとの指摘があり、文部科学省や大阪大が調査を始めた。

 チームの一人の後藤浩之・京都大准教授がホームページ(HP)で公表した文書によると、熊本県益城(ましき)町の地震計でこれまででは考えられないような強い揺れが生じたとし、その内容を昨年の論文で報告した。

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