突然ですが問題。
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Q.世界で極度の貧困にある人の割合は、過去20年間でどう変わったか?
a. 2倍になった
b. 変わらない
c. 半分になった
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これ答えはcなんですけど、なんと正解率はたったの7%。国のお偉いさん方ですら、正しく答えられなかったそう。3択の問題なのに正解率が33%を切るということは、この問題の正答率においては人類はチンパンジー以下ってことです。
その理由は、物事を悪い方に捉えてしまう「ネガティブ本能」だったり、ドラマチックな見方をしてしまう「ドラマチック本能」のせいである。そうした本能を抑え、データを正しく見ることで間違った方向に進まないようにしよう、というのが本書の大筋である。
サブタイトルは10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣です。
いわゆる自己啓発系の本ですね。4年前に「オバマも絶賛!」みたいな謳い文句を見て買ったはいいものの、読んでいて退屈なテキストだったので即積んでしまったのですが、未読のまま残ってるのも気持ち悪いな〜と思って今頃読みました。
正直テキストは退屈な箇所が多いですが、冒頭に触れた要因に気をつけて正しくいこう、という訴えは感じられたし、本書で得られるナレッジは人生において汎用性があると思うので読んで損はないです。意識高ければ読んでみてね、くらいのオススメ度です。
個人的に刺さったのは「恐怖本能」についての節。
「恐怖」と「危険」は別物である、リスクを正しく計算する、この2つは本書を読んでナルホドねと思ったので実践に組み込んでいきたいなと思いました。
まあね〜〜〜〜自己啓発系ってあんまり好きじゃないんだけど、読むときは読んでるね俺。「俺の人生に指図するんじゃねえ!」というスタンスだけど、なんだかんだ素直に外からの知見を得たり見たりしているのはツンデレやね、これ。
こういう啓発本漁ってると、いつか真逆の事を主張する2冊の本に出会ってどっちが正しいね〜〜〜〜ん!!!とかイライラしたり自分の”芯”が壊れてしまいそうので、ほどほどが一番っすね。
正直マンガ読むほうがずっと好きだけど、読み物はコスパが良いのでバランスよくやっていきたい所存。
終わり