札幌市(2020年11月1日時点) | |
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面積 | 約1121km2 |
人口 | 約1,961,000人 |
市の花 | スズラン |
市の木 | ライラック |
市旗 | |
隣 接 市 町 村 |
石狩振興局 石狩市、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市 石狩郡:当別町 後志総合振興局 小樽市 虻田郡:喜茂別町、京極町 余市郡:赤井川村 胆振総合振興局 伊達市 |
札幌市とは、北海道の道央地方にある北海道唯一の政令指定都市であり、北海道庁および石狩振興局の所在地である。1922年(大正11年)に市制施行、1972年(昭和47年)に政令指定都市へ移行し現在に至る。
札仙広福と呼ばれる地方中枢都市の一つで、その中で最大の人口、約196万人弱を誇る。そして、道内の人口の約35%は札幌市民で、北海道および北日本では最大の人口規模を誇る。また、日本全体で見ても横浜市・大阪市・名古屋市に次ぐ4番目の人口を擁する。なお、一時は人口増加が顕著(1989年代には約50万の人口増加があった)であり、200万人突破も時間の問題といわれたが、拓銀破綻に端を発する不景気などが起こったため、人口は190万あたりで停滞、微増に留まっており、今日では200万突破は、特別な事情が発生しない限りは実現しないという見方が強い(197万あたりで下降すると見られている)。
ちなみに、開墾から150年足らずで200万人近い人口を有する都市に発展するなど、人口増加率は先進国でも屈指であり、1960年には60万人弱だった人口が2010年には190万人を突破、50年間で130万人も増加した計算になる。
度々様々な場所でオフ会が発生し、とらのあな・アニメイト・ゲーマーズ・メロンブックス等のヲタク系ショップもある、北海道内最大のヲタクスポットでもある。
「札幌」という呼び名はアイヌ語に由来するものだと言われているが、語源については定説がないのが実情である。比較的よく知られているものでは、「sat-poro-pet サッ・ポロ・ペッ(乾いた・大きい・川)」に由来するという説や、「sar-poro-pet サリ・ポロ・ペッ(その葦原が・広大な・川)」に由来するという説などがある。
ここでいう「川」とは、札幌市を流れる河川の代表格である豊平川のことを指しているとされるが、その豊平川の名前もアイヌ語の「tuy-pira トゥイ・ピラ(崩れた・崖)」に由来している。
なお、札幌市内の地名にもアイヌ語由来のものがいくつか見られる。札幌市内に限らず、北海道において「内」とか「別」とか「寒」などの字で終わる地名の多くはアイヌ語由来のものだと思って良い。札幌市内の例を挙げると、
札幌市は石狩川の流域に広がる広大な石狩平野の南西部に位置する。
言葉で説明してもピンとこない人のために図解で説明すると、以下の通り。
一言でいうなら北海道の菱形部分の左下、もしくは尻尾(渡島半島)の付け根あたりの位置であり、やや日本海側寄りである。そのため、気候は多雪で日本海側の特色がよく表れている。
右の拡大図を見るとわかりやすいが、札幌市は海に面しているようでギリギリ海に面していない。ただし、小樽市もしくは石狩市方面に少し移動すれば石狩湾に出るので、札幌市民にとって決して海は遠い存在ではない。また、小樽市、そして苫小牧市が外港として発展することになった(石狩市は石狩川河口の土砂堆積が激しいため大規模な港は作られなかった)。
ちなみに、札幌市の行政の中心となる市役所本庁舎の位置は、東経141度21分16秒、北緯43度03分43秒。これは、ヨーロッパの都市でいえばローマやマルセイユなどとだいたい同じくらいの緯度ということになる。
思わず「でっかいどー」と言いたくなるくらいでかいことに定評のある北海道だが、道庁所在地である札幌市も相当でっかい。その面積は約1121km2…と言ってもほとんどの人はどのくらいの広さなのかピンとこないと思うので、2012年(平成24年)1月4日時点のデータを基に他の市町村と比較して説明すると、
となっている[1]。全国に1700を超える数の市町村がある(2012年時点)ことを考えると、いかに広い市域を持っているかがわかると思う。この無駄な広さのせいで、札幌市は人口200万人近くを擁する割に、日本の他の大都市に比べると人口密度が低めである。参考までに、2003年(平成15年)9月1日時点では全国の市町村中5番目の大きさであった。
もちろん札幌市がはじめから広大な市域だったわけではなく、これまでに幾度かの合併を経て市域を少しずつ広げている。札幌市が最後に他市町村と合併を行ったのは1967年(昭和42年)のことで、それ以降は一部地域の編入や改測などでわずかに市域が変動したくらいでほぼ現在の市域を維持している。
なお、たしかに人口密度は低いのだが、都市面積の約半数は後述するように野幌原始林といわれる森林地帯や定山渓、札幌岳といった山岳地帯であるため、可住地面積の比率で考えると過密状態でもある。
札幌は発展した都市部と豊かな自然の両方を内包する、変化に富んだ土地である。 |
以上の通り広大な市域を持っていることもあり、同じ市内であっても場所によって地理的な特色は大きく異なる。
たとえば、先ほど石狩平野の南西部に位置すると書いたが、市域の南部や西部は山地になっている。この山地が市域のかなりの部分を占めており、その一部が支笏洞爺国立公園に指定されているほか、手稲山や札幌岳のような標高1000mを超える場所もある。当然山地に人はほとんど住んでおらず、人口は市域の北東部にあたる平野部に集中している。日本の大都市の中でも札幌市の人口密度が低めなのは、こうした人がほとんど住まない山地の存在に起因しているのであって、決して都市部の人口密度がスカスカというわけではない。
ちなみに札幌市内の最高地点は南区定山渓の奥地にある標高1488.1mの余市岳、最低地点は北区にある標高1.8mの地点であり、1500m近くもの標高差が市内に存在していることになる。
札幌に対するイメージとして、「北海道といえば大自然だから、札幌もきっと自然に溢れている」と思っている人もいれば、「日本有数の人口を擁する札幌は当然都会だ」と思っている人もいるだろう。どちらも間違ってはいないが、しかしこれらは多様な姿を見せる札幌のほんの一面に過ぎない。平地にはビルや住宅が立ち並び、人々が多く往来する賑わいのある都市が広がっているかと思えば、そこから少し山のほうへ向かえば豊かな自然を楽しめる…こうした都会と自然との調和が、札幌の魅力のひとつなのだ。
札幌市役所から撮影。都心部からさほど離れていない場所まで山が迫っているのがわかる。 |
藻岩山は札幌の街を見渡せるスポットとして知られており、都心からそれほど離れていない場所からロープウェイが出ている。円山も都心部の近くにあり、麓には円山公園や北海道神宮がある。手稲山は札幌オリンピックの会場のひとつであった他、山頂には道内各放送局の送信所があり、ここから道央一円の幅広い地域に電波が飛んでいる。
豊平橋から豊平川の下流方面を望む |
札幌市の河川は大きく石狩川水系・新川水系・星置川水系に分けられる。
なかでも札幌を代表する河川と言えば、札幌市の最南部付近に源を発し、定山渓・札幌市街を流れる豊平川であろう。豊平川は札幌市の水道水の多くをまかなう、いわば水がめのような存在である。
今でこそ市民の憩いの場として親しまれている豊平川だが、開拓時代は毎年のように洪水を起こす暴れ川であったそうな。そんな豊平川も、各種の治水工事により近年は洪水に悩まされることも少なくなった。
また開拓時代から昭和中期にかけて下水をそのまま川に流していたため、人口が増加するにつれて水質の悪化が深刻になっていたが、下水処理場の整備などを行った結果水質は回復に向かい、サケの遡上も見られるようになった。
前述の通り市域の多くを山林で覆われた札幌は、野生の動物や植物が多く生息している。また、円山動物園や北大植物園、それに各所に比較的大規模な公園があり、大都市としては自然と触れ合える機会が多いといえる。
北海道に生息する動物の代表格といえば、ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどであるが、札幌市内にもこれらの動物が生息している。基本的に山林で暮らしていることが多く、住宅地での目撃情報は西区・西野地区などの山林に隣接した地域が主であるが、稀に街中に姿を現すこともある。2011年(平成23年)秋には都心部に近い円山公園・旭山記念公園付近で、2021年(令和3年)夏には東区の住宅街でヒグマが目撃され、後者はケガ人が出るなど騒ぎになった。
なお、Gの通称で呼ばれる黒くて憎いアンチクショウは、厳寒の北国ということもあり、最近まで目撃情報がほとんどなかった。…が、近年気温が上昇しつつある影響か、一部で見かけたという情報がチラホラ。今のところ、すすきのの飲食店、某ラーメン店T、某大学のK寮、円山公園などで目撃情報が挙がっているらしい。
秋の終わりには雪虫という、白いポンポンみたいなのがついた虫が飛び始める。雪虫が飛び始めると1~2週間くらいで初雪が降るといわれており、冬の風物詩となっている。内地ではあまり見られないことや、すぐに弱って死んでしまうことから儚げな虫とのイメージを持つ人もいるが、その正体はアブラムシの仲間であり、服に付着して取れなくなったり、口や鼻に入ったりするので迷惑がる市民もまた多い。
春の風物詩ともいえるサクラの花は、毎年5月上旬ごろに開花する。札幌市民にとってサクラの花とは入学・卒業シーズンの花ではなく、ゴールデンウィークくらいの花というイメージである。ウメの花も同じくらいの時期に開花し、平岡公園などは花見客で賑わう。
初夏になると北海道大学周辺などでポプラの種が舞い、夏の訪れを告げる風物詩になっている。
あまり知られていないが、実は日本におけるラベンダー栽培発祥の地であり、市内に幌見峠・東海大学札幌キャンパス・真駒内滝野霊園の頭大仏・羊ヶ丘展望台の裏手などラベンダースポットが点在している。富良野のラベンダー畑は遠すぎて行きにくいという人にはオススメである。
冬の札幌では、このような光景は日常茶飯事である。 |
冬はとにかくドカドカ雪が降る。政令指定都市だから大丈夫…などと油断して自転車を外に放置したりすると、翌年春に雪の重みでぺしゃんこに潰れた鉄の塊が発掘された、なんてことも起こり得る。このような積雪地帯にこれだけの人口が集中する都市が存在するのは世界的にも珍しいことらしく、寒冷地であるカナダやロシア国民からも驚かれるらしい(寒さは上回っても降雪はそこまで多くない)。ちなみに都市部では例年10月~11月頃に初雪が観測され、積雪が0cmになるのは3月下旬~4月上旬である。
また、雪が降りやすい土地である(=放射冷却の影響を受けにくい)ことから道内の他の地域よりは多少マシではあるが、冬の寒さも厳しい。どのくらいの寒さなのかといえば、冬に外で洗濯物を干せば当たり前のように凍結し、水抜きをせずに長期間家を空ければ水道管が凍って破裂する程度である。
そのため、札幌を含む北海道の建造物は本州に比べると全体的に密閉性に優れ、外部の気温に左右されにくい構造になっている。このように断熱性に優れた住居があるおかげで室内は快適な温度に保ちやすく、北海道あるあるネタでよく言われるような「冬に暖房をガンガン効かせた部屋でアイスを食べる」道民はガチで存在する。当然、外は季節相応に寒いので、某病弱少女の真似をして真冬に薄着で外に出てアイスを食おうものなら病院送り余裕である。
冬の昼時間はかなり短い。日の出から日の入りまでの時間は冬至の日周辺で9時間程度しかなく、東京よりも45分程度短い。特に日没時間の早さは相当なもので、東京より25分程度早い。
夏は近年ヒートアイランドの影響もあって都市部はかなり暑くなり、気温が30度を越える真夏日も増加傾向にある。避暑のつもりで札幌に旅行に来たが、気温が35度近くになってガッカリする観光客の様子はよくローカルニュースで流れる。とはいえ、不快指数は本州の大都市に比べると低めであり、幾分過ごしやすい気候ではある。
梅雨や台風にはあまり縁がない場所と思われがちだが、札幌でも梅雨と同じ時期に天気の崩れる日が続くことがあるし、2004年(平成16年)には台風によって北海道大学のポプラ並木が折れるなど大きな被害を受けている。
冬の昼時間が短い札幌であるが、対照的に夏の昼時間はかなり長い。夏至の日の昼時間は東京より50分程度長く、日の出の時間は30分ほど早い。草木も眠る丑三つ時を過ぎれば、もう空が白みはじめる頃である。
札幌は開墾されて間もない都市で歴史は浅いが、それ以前にまったく人が住んでいなかったわけではない。札幌の各所で開拓以前のものと思われる遺跡や遺物がいくつか発見されており、人の生活自体は古くから営まれていたことが窺える。
中世になるとアイヌ文化が成立する一方で、和人の蝦夷地進出もはじまり、アイヌと和人との交易や衝突なども起こった。そんな中、時の天下人に蝦夷地の支配を認められた蠣崎氏が松前に改姓し、松前藩を形成した。松前藩は現在の札幌付近をはじめとする地域にイシカリ十三場所を開き、アイヌとの交易を行っていた(後に交易権を商人に委託)。
18世紀に入りロシアが南下の動きを見せると、江戸幕府は蝦夷地を松前藩から取り上げ直轄支配とし、ロシアの動向に備えた。その後日露の緊張が緩んだため、1821年(文政4年)に再び松前藩に蝦夷地支配が委託された。
1854年(安政1年)に日米和親条約が締結されると江戸幕府は箱館奉行を設置し、翌年には再び蝦夷地を(一部を除き)直轄地としたが、時代が明治を迎えるとその支配は新政府に移行されることになる。
「赤レンガ」の通称で親しまれる北海道庁旧本庁舎は、札幌の歴史を今に伝える建造物のひとつ。国の重要文化財にも指定されている。 |
やがてロシアが更に南下政策を推進するようになると、当時の維新政府はこれを警戒して蝦夷地の開拓を早急に進めることになった。札幌の開拓もこの流れの中で計画されることになる。
明治維新の後の1869年(明治2年)には蝦夷地を北海道と改称し、また開拓使が設置され、札幌本府の建設が始まった。開拓使の判官であり、後に「北海道開拓の父」とも呼ばれる島義勇(しま よしたけ)は当時原野も同然だった札幌の地に世界的な大都市を造るという壮大な計画を考え、札幌開発の基本的な構想を打ち出した。島は開拓使長官との対立の末、志半ばにして罷免されてしまうが、碁盤目状の整然とした街並みなど根本的な部分は島の構想を受け継いでいる。
この頃から東北・北陸地方出身者を中心とする移民が札幌近辺へと渡り、農村を築いていったが、十勝で大発生したバッタが札幌に飛来して農作物を食い荒らしたり、ヒグマの襲撃で死傷者が出たり、豊平川や石狩川が氾濫したりと様々な苦労があったという。それがなくても、雪と寒さの厳しいこの土地を開発することのつらさは想像に難くないことである。だが、そうした先人たちの苦労が、やがて小樽や函館を抜き北海道第一の都市に成長する道都札幌の基礎を築いたのである。
行政面では、紆余曲折を経て1878年(明治11年)に札幌区役所が設置され、周辺の村々を含めた広域が札幌区役所の管轄となるが、1884年(明治17年)には混乱を避けるために市街地のみを札幌区と称し、周辺の諸村は札幌郡○○村と呼ばれるようになった。更に1899年(明治32年)には北海道区制が施行されたことにより、札幌区は自治体となった。それから札幌区は周辺の諸村と次々に合併を行い、そのさなかの1922年(大正11年)には市制を施行して札幌市となっている。
1882年(明治15年)には開拓使が廃止され、代わって北海道に札幌・根室・函館の3県が設置されるが、わずか数年で3県とも廃止になり、札幌に北海道庁が置かれた。
1937年(昭和12年)には東京とともに1940年(昭和15年)のオリンピック開催地に決定したが、戦争による国際情勢の悪化により、1938年(昭和13年)に開催を返上することになった。太平洋戦争中は札幌付近もアメリカ軍の空爆により被害を受けたという。
太平洋戦争が終結すると札幌にも占領軍が進駐し、街は重い空気に包まれた。そんな中、1950年(昭和25年)には市民を元気づけようと第1回さっぽろ雪まつりが開催された。以降、さっぽろ雪まつりは毎年開催され、現在のような大規模な祭りへと発展していく。
1970年(昭和45年)には札幌市の人口が100万人を突破した。
1972年(昭和47年)は札幌にとって転機となる年であった。戦前に一度開催を返上したオリンピックの招致が実現し、札幌はその名を世界に知られることになった。オリンピック開催の前年には札幌初の地下鉄が開業するなど、インフラ面での貢献も大きいものであった。
オリンピック開催の約2ヶ月後には川崎市・福岡市とともに政令指定都市へと移行。当時は中央区・北区・東区・白石区・豊平区・南区・西区の7区体制であったが、1989年(平成元年)に西区からは手稲区が、白石区からは厚別区が、それぞれ分区によって誕生した。更に1997年(平成9年)には豊平区から清田区が分区により誕生し、現在は10区が札幌市の行政区として存在する。
▲羊ヶ丘展望台 | ▲さっぽろ雪まつり 初音ミク雪像 |
▲さっぽろテレビ塔 | ▲平岸高台公園 | ▲札幌市時計台 |
前述の通り、札幌市はオリンピックの開催をきっかけに、観光都市として世界的に知られるようになった。おそらくこの記事を見ている人も「札幌は観光都市」というイメージを持たれている方が多いのではないだろうか。
札幌の観光名所として代表的なのは時計台や、テレビ塔や、北海道庁旧本庁舎(通称「赤レンガ」)や、クラーク像などである。
だがこのうちの時計台が「日本がっかり名所」として登録されている。その理由としては
「周りに木が多くて邪魔臭い」
「すぐ横にビルがあって雰囲気ぶち壊し」
「しかも時計台自身が思ったより規模が小さく、周りのビル群に完全に押されてしまっている」
などが挙げられる。どのくらいがっかりなのかは、上にある画像を見ればイメージできるのではないだろうか[2]。
しかしテレビ塔の展望台からの景色は大通公園を一望でき、赤レンガでは北海道の歩んできた歴史に思いを馳せることができる。クラーク像の後ろには羊ヶ丘の見晴らしの良い景色が広がっている。それ以外にも、藻岩山や円山公園、滝野すずらん丘陵公園に前田森林公園など、あまり知られていない場所も含めて名所は数多い。
札幌は緑に溢れ、風景が美しい市である。
大通公園において夏はYOSAKOIソーラン、秋はオータムフェスト、冬はホワイトイルミネーションにさっぽろ雪まつりと期間中200万人近い来場者を集める大イベントが行われている。なかでも、2010年(平成22年)に行われた第61回さっぽろ雪まつりはニコニコ的に有名であろう。
また、毎年夏になると豊平川で花火大会が開催され、夏の風物詩となっている[3]。
2015年には札幌市の夜景が日本新三大夜景のひとつに選ばれた。碁盤目状の整然とした街並みが煌めく夜景自体の美しさもあるが、藻岩山・さっぽろテレビ塔などの定番どころから旭山記念公園・幌見峠などの穴場スポットまで眺望スポットに恵まれているのも要因であろう。
産業の種別ごとに就業者数を見ていくと、第三次産業に従事する人の割合が最も多く、21世紀に突入するあたりで全体の80%を超えている。先に記した盛んな観光産業が特徴的だが、歴史的に本州からの入植者が多く言葉の訛りが比較的少ないため、コールセンターの立地も多いと言われる。また、北海道大学のマイクロコンピュータ研究会を源流にした技術者の活躍もあってIT産業も発達し、アメリカ合衆国のシリコンバレーをもじってサッポロバレーと呼ばれている…らしい。桃太郎電鉄シリーズでお馴染みのハドソンも、前述の研究会の流れを汲んでいる。
北海道開拓時代の札幌は、北海道大学の前身である札幌農学校が農業の発展に大きく寄与したこともあり、かなり農業が盛んであった。札幌が都市として発展するにつれて農業の規模は縮小していったが、現在もタマネギ・ホウレンソウ・レタス・カボチャなどを生産している。
札幌は、海鮮やジンギスカン、スイーツなど道内のグルメが集まる食の集積地としても知られる。それだけでなく、味噌ラーメンやスープカレーといった料理が札幌で生まれ、三重・赤福と並ぶ定番の土産物「白い恋人」の石屋製菓や、生チョコレートで有名なロイズコンフェクトといったメーカーも存在し、札幌そのものも食の名産地となっている。サッポロビール(現:サッポロホールディングス)や雪印乳業(現:雪印メグミルク)なども、元は札幌を創業地として拡大していったメーカーである。
一方でジンギスカンキャラメルのような明らかに地雷臭漂う品もあり、そっち方面の好事家をも唸らせている。
地味なご当地グルメとして、札幌を中心に展開している「みよしの」という店では、カレーの上に餃子をのせて食べる「ぎょうざカレー」というものが提供されており、ケンミンSHOWでも紹介された。カレーと言えば、2000年代くらいまで「リトルスプーン」という店があって、それなりの味とコスパが好評だったのだが、ルーの提供元変更により味が変わってしまい、客離れが進んだ挙句全店舗閉店してしまった。ちなみにこのリトルスプーンという店は、かつては関東地方にも出店していたらしい。
円山エリアには寿司の「すし善」、フレンチの「コートドール」「モリエール」、和食の「エルムガーデン(旧エルム山荘)」といった文化人や有名人がお忍びで訪れる店がある。
国道230号の喜茂別町との境にある中山峠は、道内各地で売られている「あげいも」の発祥地である。
札幌は冬季の積雪によって自動車や自転車での移動に困難が伴うほか、人口200万人近くを有する政令指定都市としては公共交通機関がやや貧弱であり、交通弱者にとっては不便な面もある。
札幌市の道路交通は、雪国ならでは・北海道ならではの特徴がいくつかある。以下でその例を挙げる。
図解 | ||||||
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北23西5 | ● | ● | 北23西4 | |||
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←北23条西5丁目 | │││ | 北23条西4丁目→ | ||||
三 | 十 | 三 | ||||
←北23条西5丁目 | │││ | 北23条西4丁目→ | ||||
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北23西5 | ● | ● | 北23西4 | |||
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バスは北海道中央バス、ジェイ・アール北海道バス、じょうてつバスの3事業者が市内の大半の路線を有している。この3事業者の路線のうち、札幌市内完結の路線すべてと、札幌市内を含む路線の一部でSAPICAが利用可能。かつては市営のバス路線もあったが、現在はバス事業全てが民間の事業者に委譲済みである。
夜の札幌駅の様子 |
JR北海道の鉄道路線である函館本線・千歳線・札沼線(学園都市線)が通っている。市の中心駅であるJR札幌駅からは、旭川・函館・釧路・帯広・室蘭・網走・稚内など道内主要都市まで運行する特急列車や、新千歳空港直通の「快速エアポート」が出ている。市内の全ての駅でKitaca(およびKitacaと相互利用可能なICカード乗車券)が利用できる。
現在の函館本線にあたる北海道最古の鉄道路線が1880年(明治13年)に開業、その後1934年(昭和9年)に札沼線の桑園─石狩当別間が開通、1943年(昭和18年)には既に開通していた北海道鉄道の札幌線を国鉄が買収し千歳線となった。千歳線は1973年(昭和48年)に線路付け替えが実施され、現在のルートに変更になっている。
しかしこれらの路線は電化されるのが遅く、最も早く電化された函館本線ですら札幌市電より50年も遅れて電車を導入している。その名残で、(先に電車を運行していた札幌市電と対比する意味も込めて)年配の人を中心にJRの列車に乗ることを「汽車に乗る」と表現する人もいる。
もっともこれらの路線は、現在市内を通る区間すべてが電化されている。気動車の発着もまだまだ見られるが、以前と比べると「JRの列車≠電車」という関係は薄れたといえる。
なお、将来的には北海道新幹線が札幌駅に乗り入れる予定である。
札幌市電 |
大通・すすきのなどの都心部と、中央区の山鼻地区とを環状に結ぶ路面電車(札幌市電)が走っている。全線でSAPICAが利用可能。
最盛期にはこれ以外にも多くの路線を有していた札幌市電だが、モータリゼーションの進行に伴い渋滞の元凶とされ、次第に地下鉄等に代替される形で規模を縮小。1974年(昭和49年)には西4丁目─すすきの間を残して全て廃止になってしまった。一時期は市電全廃も検討されたが、市民の熱望により西4丁目─すすきの間は廃止を免れている。
その後、世界的に路面電車の実用性が見直されつつある情勢を受けて、西4丁目~すすきの間をつなげてループ化させる計画が持ち上がり、平成27年12月20日開業。これにより、駅前通りに市電が44年ぶりに復活することとなった。ついでにこの開業により、西4丁目停留所とすすきの停留所の間に狸小路停留所も新設された。よかったね。
国鉄・JRの項で記した経緯から、もっぱら札幌市電のことを指して「電車」と呼ぶ人もいる。ただし地下鉄の登場やJR路線の電化、他地方からの訪問者の増加もあって、最近は市電だけを指して「電車」と呼ぶ人は以前ほど多くない…かも知れない。
電車にはラッピングを施されていることも多いが、そのひとつがあの「雪ミク電車」である。
1972年(昭和47年)の札幌オリンピックの開催が決定すると、既存の交通機関では輸送力が不足することから地下鉄が建設されることになった。オリンピック開催前年の1971年(昭和46年)に南北線が開通、これにより札幌市は全国で4番目の地下鉄が走る都市となった。その後東西線・東豊線と開通し、現在は3路線が存在する。全駅でSAPICAを利用可能。
札幌市営地下鉄はゴムタイヤ方式という独特の技術を採用していることで有名である。ゴムタイヤ方式は騒音の減衰や加速減速性能、急勾配に対応できるなどの点でメリットの大きい方式だが、その独特な方式は車両の譲渡や他社線への乗り入れを困難にしている。
いわゆる私鉄は通っていない。かつて定山渓鉄道(現:じょうてつ)という東急系の私鉄が存在したが、モータリゼーションに呑まれた上に、札幌市営地下鉄南北線建設の際に用地を利用するため1969年に廃止された。鉄道事業から撤退したじょうてつは現在、路線バスの運営などを行っている。
丘珠空港という空港があるが、道外からであれば千歳市・苫小牧市にある新千歳空港を利用する人がほとんどなので、丘珠空港の存在そのものを知らない人も多いのではないだろうか。
地理の項で記したとおり札幌市は海に面していないため、港は存在しない。また、札幌市のすぐ近くにある札幌港(石狩湾新港)には旅客航路の定期便はない。
空路経由で新千歳空港を利用するのが便利。新千歳空港からJR千歳線や各種空港連絡バスに乗れば、40分~1時間程度で札幌市内に行ける。
空路利用以外では新幹線と在来特急を乗り継ぐ、フェリーで小樽や苫小牧まで行き鉄道等に乗り継ぐなどの方法もある。
北海道最大のヲタク街を形成する二番街通りの一帯。右側の建物がアニメイトなどがある丸大ビル。左側の建物にはとらのあなやネットカフェがある。 なお、アニメ「這いよれ!ニャル子さん」には、こことそっくりな背景が登場した。 |
大通公園から西1丁目、西2丁目の間を通る「二番街通り」を南へ向かうと、とらのあながあり、すぐ横のビル(丸大ビル、通称ヲタビル)にアニメイト、メロンブックス(札幌が創業地)、らしんばんなどのショップが入居しており、この隣接状況は本家秋葉原に近いものがある。更に近隣にはアニブロゲーマーズ、まんだらけもある上、丸大ビルの隣には札幌でもかなりの規模を誇るブックオフも存在する。
元々二番街周辺は古着屋やアイドルグッズ店、リサイクルショップやライブハウス、映画館、喫茶店といった施設が多数集まるサブカルな側面が強い一帯であった。
ゲーメストが展開していた同人、アニメグッズショップである「マルゲ屋」の札幌店がこの地にあったが倒産による夜逃げで閉店。旧狸小路アルシュビルにあったアニメイト札幌店が丸大ビルに移転し、メロンブックスも移転。そして同人最大手のとらのあなが進出し、中古同人やグッズの専門店であるらしんばんも開店、今のような状態になってしまった。電車通りの東急ハンズの向かいにあったブックオフも移転、丸井今井南館にはジュンク堂が開店し、場所柄コミックに力を入れている。丸大ビルの向かいにあるダイソーが入居している富樫ビルでは定期的にイラスト展やコスプレイベントが行われている。
この一帯は丸井今井デパートや、池内ビルといったファッションビルも多い。至極真っ当な人達が通りを行き交う前でとらのあなのスピーカーから「♪とっらだっよっ こっこだっよっ」と大音量で流れているのは秋葉原や日本橋では見られない珍妙な光景である。
地下鉄でこの一帯に来るには、大通駅35番出口が便利。バスの場合は南1条バス停が目の前。札幌駅からでも徒歩15分ほど。
ちなみに、札幌市は「初音ミク」を始めとするVOCALOIDシリーズの開発・販売で知られるクリプトン・フューチャー・メディアや、東方アレンジ楽曲でおなじみのIOSYS、エロゲソングやアニソンで有名なI'veなどの所在地でもある。
特に初音ミクに関しては、さっぽろ雪まつりに雪像が展示されたり、札幌市電にラッピングが施されたりするなど札幌市とのコラボレーションにはかなりの力が入っている。2010年(平成22年)12月2日には札幌市とクリプトン・フューチャー・メディアが協定を結び、正式に市の応援キャラクターとして採用された。
札幌市内ではこれまで様々なニコニコオフが開催されている。例えば狸小路商店街をはじめとする市内各地で中曽根OFFinSAPPOROの撮影が行われ、大通公園では札幌ストップオフ、札幌駅~桑園駅間の高架下にある公園では、札幌で「ハレ晴レユカイ」を踊るオフ、最近では豊平川河川敷にて「チルノのパーフェクトさんすう教室」を約200人で踊る大規模オフ会が開催された。
これら動画投稿を主体としたオフ会以外にも、札幌市内(主に中央区)各所でカラオケなどオフ会が開催されることが比較的多い。
ニコニコ動画の公式イベントとしては、2010年(平成22年)1月30日に「ニコニコ大会議2009-2010 ニコニコ動画(9)全国ツアー」が、2010年(平成22年)12月18日に「ニコニコ大会議2010-2011全国ツアー ~ありがとう100万人~」が札幌市で開催された。
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中央区 |
面積 | 約46.4km2 | 人口 | 約21.6万人 | 人口密度 | 約4650人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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交通 | JR北海道 桑園駅、苗穂駅 札幌市営地下鉄 さっぽろ駅、大通駅、すすきの駅、中島公園駅、幌平橋駅、西28丁目駅、円山公園駅、西18丁目駅、西11丁目駅、バスセンター前駅、豊水すすきの駅 札幌市電 西4丁目停留所、西8丁目停留所、中央区役所前停留所、西15丁目停留所、西線6条停留所、西線9条旭山公園通停留所、西線11条停留所、西線14条停留所、西線16条停留所、ロープウェイ入口停留所、電車事業所前停留所、中央図書館前停留所、石山通停留所、東屯田通停留所、幌南小学校前停留所、山鼻19条停留所、静修学園前停留所、行啓通停留所、中島公園通停留所、山鼻9条停留所、東本願寺前停留所、資生館小学校前停留所、すすきの停留所、狸小路停留所 国道 国道5号、国道12号、国道36号、国道230号、国道275号 |
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札幌駅─大通公園─すすきの周辺は市役所・道庁をはじめビルが多数立ち並ぶ、市の中核。その一方、円山公園以西は山地となっており、豊かな自然が残されている。市内で唯一、札幌市電(路面電車)が運行されている区でもある。 テレビ塔や時計台、旭山記念公園、北海道神宮などがこの区に所在。 詳細は中央区(札幌市)の項目を参照のこと。 |
▲大通公園 |
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北区 |
面積 | 約63.5km2 | 人口 | 約27.7万人 | 人口密度 | 約4360人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | JR北海道 札幌駅、新川駅、新琴似駅、太平駅、百合が原駅、篠路駅、拓北駅、あいの里教育大駅、あいの里公園駅 札幌市営地下鉄 麻生駅、北34条駅、北24条駅、北18条駅、北12条駅 高速道路 札幌北IC、新川IC 国道 国道5号、国道231号、国道337号 |
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札幌駅を南端に持ち、北海道大学や百合が原公園などが所在する。 地形は全体的に平坦。地盤は南部の一部を除き、粘土質の土や泥炭からなっていて軟弱である。 札幌市の行政区の中では最も人口が多く、区南部にある地下鉄南北線の北24条駅と麻生駅の付近は特に栄えている。北部もJR札沼線沿いを中心に住宅地が発展している。 |
▲百合が原公園 |
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東区 |
面積 | 約57.1km2 | 人口 | 約25.4万人 | 人口密度 | 約4450人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | 空港 丘珠空港 札幌市営地下鉄 栄町駅、新道東駅、元町駅、環状通東駅、東区役所前駅、北13条東駅 高速道路 札幌北IC、伏古IC、雁来IC 国道 国道5号、国道231号、国道274号、国道275号 |
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北区に次いで札幌市第2の人口を擁する。 地形や地質は北区と似ており、全体的に平坦で、一部を除き粘土質の土や泥炭で形成されている。 モエレ沼公園やサッポロビール園、第61回さっぽろ雪まつりにてみっくみくにされた栄町駅などが所在。 |
▲サッポロビール園 |
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白石区 |
面積 | 約34.6km2 | 人口 | 約20.6万人 | 人口密度 | 約5950人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | JR北海道 白石駅、平和駅 札幌市営地下鉄 菊水駅、東札幌駅、白石駅、南郷7丁目駅、南郷13丁目駅、南郷18丁目駅 高速道路 札幌JCT、札幌IC、北郷IC、大谷地IC 国道 国道12号、国道274号、国道275号 |
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札幌コンベンションセンターや、国際協力機構札幌国際センターなどが所在する。なお、区内に2つの「白石駅」(JR函館本線の駅と地下鉄東西線の駅)があるが、この2つの駅はまったく別の場所にある。 白石という地名は、現在の宮城県白石市(しろいしし)にあたる地域からの入植者が短期間で開拓を行ったのを見て、その働きぶりに感心した開拓使の岩村通俊判官が、彼らの郷里から名を取って命名したものだという。なので読みは「しろいしく」。道外から来た人にたまに間違われるが「しらいしく」ではない。 |
▲JR白石駅 |
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厚別区 |
面積 | 約24.4km2 | 人口 | 約13万人 | 人口密度 | 約5320人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | JR北海道 新札幌駅、上野幌駅、厚別駅、森林公園駅 札幌市営地下鉄 大谷地駅、ひばりが丘駅、新さっぽろ駅 高速道路 札幌南IC 国道 国道12号、国道274号 |
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1989年(平成元年)に白石区から分区して誕生。 札幌市の行政区のなかでは最も面積が小さい。新札幌駅を中心に栄え、東部には隣の江別市・北広島市まで跨る野幌森林公園がある。また、南部には厚別公園があり、ここにある陸上競技場はコンサドーレ札幌の本拠地のひとつになっている。 |
▲新札幌 |
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豊平区 |
面積 | 約46.4km2 | 人口 | 約21.3万人 | 人口密度 | 約4600人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | 札幌市営地下鉄 中の島駅、平岸駅、南平岸駅、学園前駅、豊平公園駅、美園駅、月寒中央駅、福住駅 国道 国道36号、国道453号 |
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区の南部は山林に覆われた丘陵地で人家は少なく、市街地は主に北部に広がる。 観光名所として有名な羊ヶ丘展望台や、コンサドーレ札幌の本拠地として知られる札幌ドーム、湿原散策を楽しめる西岡公園、水曜どうでしょうでおなじみの北海道テレビ放送本社や平岸高台公園などが所在。 |
▲札幌ドーム |
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清田区 |
面積 | 約59.7km2 | 人口 | 約11.5万人 | 人口密度 | 約1930人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | 高速道路 札幌南IC 国道 国道36号 |
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1997年(平成9年)に豊平区から分区して誕生。豊平区と同じく、南部は山林に覆われた丘陵地である。 札幌市の行政区で唯一鉄道が通っておらず、かつ人口が最も少ない。 区の北部にある平岡公園は「梅林公園」とも呼ばれ、毎年梅のシーズンになると訪れる人々の目を楽しませてくれる。 この地域はかつて水田開発が盛んであった。その水田が清らかで美しいことから「清田」と名付けられたという。 |
▲平岡公園 |
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南区 |
面積 | 約657.2km2 | 人口 | 約14.4万人 | 人口密度 | 約220人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | 札幌市営地下鉄 澄川駅、自衛隊前駅、真駒内駅 国道 国道230号、国道453号 |
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とにかくデカい。南区だけで札幌市域の約60%を占めるという、札幌市の他の区と比べると桁違いの広さである。全国的に見ても、政令指定都市の行政区としては静岡市葵区、浜松市天竜区に次ぐ全国3番目の大きさを持つ。 だが区域の多くは山林のため人口密度は低く、全国の政令指定都市の行政区中、浜松市天竜区に次ぎ2番目の低さである。区の東部にある真駒内周辺はそれなりに人の往来があるのだが、区の南方や西方はとても政令指定都市の一部とは思えないような風景が広がる。 藻岩山や定山渓、モアイ像で有名(?)な滝野霊園はこの区に所在。かつてはレアメタルの一種であるインジウムを産出する豊羽鉱山が南区の奥地で操業していた。 詳細は南区(札幌市)の項目を参照のこと。 |
▲石山緑地 |
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西区 |
面積 | 約74.9km2 | 人口 | 約21万人 | 人口密度 | 約2810人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | JR北海道 琴似駅、発寒中央駅、発寒駅、八軒駅 札幌市営地下鉄 宮の沢駅、発寒南駅、琴似駅、二十四軒駅 高速道路 札幌西IC 国道 国道5号 |
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札幌市の行政区の中では2番目に広い区だが、最も広い南区と比較すると1/8以下と、大きく水をあけられている。区の西部は山地になっており、市街地は東部にある琴似駅付近を中心に発展している。 札幌市生涯学習センターちえりあや農試公園、「白い恋人」などで知られる石屋製菓株式会社、国指定史跡の琴似屯田兵村兵屋跡などがある。 |
▲琴似 |
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手稲区 |
面積 | 約56.9km2 | 人口 | 約14万人 | 人口密度 | 約2470人/km2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
交通 | JR北海道 稲積公園駅、手稲駅、稲穂駅、星置駅、ほしみ駅 高速道路 札幌西IC、手稲IC 国道 国道5号、国道337号 |
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1989年(平成元年)に西区から分区して誕生。 南西に手稲山を中心とした山々を望む。また、北部は札幌市のなかで最も海(石狩湾)に近い地域で、市境を越えて数百メートルほど移動すれば海を見ることができる。 JR北海道第2位の利用客数がある手稲駅や、運転免許取得・更新で多くの人がお世話になるであろう札幌運転免許試験場、前田森林公園などが所在。北部を走る国道337号はオロロンラインの通称で知られる道路の一区間となっている。 |
▲前田森林公園 |
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掲示板
300 ななしのよっしん
2024/04/07(日) 10:49:30 ID: UI5gvBDtOe
>>296
潰すのにもかなりのお金がかかるので...部を弁えない殿様商売の結果だから自業自得だけど
サッカーにも野球にも興味のない市民からすれば良い迷惑だわな。壊すんならまず間違いなく税金使うだろうし
301 ななしのよっしん
2024/05/17(金) 20:56:00 ID: ZEo6NoDMuW
「徹底的にやってやるからな、札幌なめるなよ」などとSNSで知人女性脅す 一方的に好意を抱いていた可能性 札幌の60歳男を逮捕
https://
302 ななしのよっしん
2024/09/13(金) 18:57:47 ID: ErVSwlFqUJ
>>301
「札幌舐めんなよ」って事は札幌市民はどいつもこいつこう言うイカレって事で良いのか?
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/24(火) 11:00
最終更新:2024/12/24(火) 11:00
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