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2019年1月29日

指宿キャンプ2日目

担当:大重正人

今日から本格的な指宿キャンプのスタートです。朝7時の朝食、9時からジムで身体を動かし、9時半ごろからグラウンドへ。今日は2部練習で午後は3時から。午前午後合わせて2時間半ぐらいですが、ほぼずっと走りっぱなしで、強度の高いメニューが続いています。5年前までネルシーニョ監督がレイソルを率いていたときにいつも課していたメニューをよく目にします。

4対2のロンド(ボール回し)はボールロストしたらすぐに切り替えて、少し離れた場所に作ってあるエリアに移動して、さらに切り替えのパスゲームが続きます。キーパー付きの2対2、攻撃を終えるとそのまま守備の局面に、これも切り替えの要素が強くあります。午後はパスアンドラン、休憩を入れながらですが20分弱続いていたでしょうか。そのあとのゲームはコートの周りにサーバーをおく方式。どれも高度な戦術を落とし込むというよりも、止めて蹴る、走って受ける。奪われたらすぐに戻る、すぐに守備に切り替える、何度も繰り返し走る。サッカーにおいて技術や戦術に目を奪われがちですが、それを可能にするのは土台となる体力や走力です。当たり前にやるべきことを、徹底してやり通す。監督のめざすサッカーのベースには、絶対におろそかにしてはいけないことがあるように感じます。

選手たちはもちろん体力的に相当きつそうですが、それでも声をかけあい、いいプレーは褒めて、ミスが起きても「次、次」と鼓舞する、そんな雰囲気がいまの新しいレイソルにはあります。そうした前向きな雰囲気を作り出しているのもネルシーニョ監督です。

先週の土曜日、集合写真を撮った際にこんなことがありました。集合写真を撮るときに大事なことがあります。それは「全員が目を開けていること」。意外と難しいんです、これが。なので、近年編み出したやり方がありまして、5秒前からカウントダウンして、4、3、2、1、ゼロ!の時にみんなそろって目を開けましょう!と選手たちに呼びかけてから撮影しています。

そしていざ本番。私が、5秒前からカウントダウンして、ゼロになった瞬間でした。ネルシーニョ監督が1本指を立てて、おきまりの「VITO――RIA!!」と叫んだんです。正直あまりに予想外のことであっけにとられてしまったんですが、周りの選手やスタッフから自然と大きな笑いがおこりました。当日はとても寒くて、選手たちの表情も身体も強張っていました。それに気付いて、そんなユーモアでほぐしてくれたんだと思います。満面の笑み、しめしめの顔。とてもお茶目な68歳。監督のおかげでいい写真が撮れました!

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#集合写真 #突然のVITORIA #和む #Nelsinho

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明日のトレーニングは午前1本。また明日も集中して、濃密なトレーニングがおこなわれます。