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2014年12月28日

仕事納め

担当:大重正人

昨日をもちまして、柏レイソルフロントは仕事納めとなりました。
12月8日、降雪延期というイレギュラーな状況を乗り越え、リーグ7連勝で締めくくり。4位の座にすべりこみ、ACL出場の望みをつなぎました。そして12月13日の天皇杯決勝でガンバ大阪が優勝し、2年ぶりのアジア挑戦が決定しました。

そして吉田達磨新監督の2015シーズンからの就任を発表。選手の移籍、新加入のリリースも相次ぎ、あっという間に気づけば12月下旬になっていました。来期に向けての新しい体制も着々と整いつつあります。また新しいニュースがあれば、速やかにお知らせいたします。また今後レイソルがどういうビジョンを見据え、クラブ運営、チーム強化を図っていくか。来年1月17日のスタートミーティング(新体制発表会)で、吉田監督や渡辺毅ダイレクターなどからサポーター皆様へお伝えいたします。

スタートミーティング参加募集のお知らせにもありましたが、今回柏市民文化会館が工事中のため、柏の葉カンファレンスセンターでの開催とさせていただきました。会場選定にあたりましては、日立台のスタジアムで、という考えもあったのですが、スタジアム施設の音響工事が続いている可能性や、トレーニングスケジュールの合間のなかで候補となった1月17日の夜という日程や寒さ、また練習後の移動や来場される方のアクセスなどを考慮した結果、他施設の空き状況なども見ながらの選定となりました。

新体制の船出をできるだけ多くの方にお見せしなければならないのですが、例年1400人ほどのサポーター皆様をお招きしているなか、今回は350人と大変限られた定員となりますことをあらためましてお詫び申し上げます。例年通り、議事録や動画配信にて、お越しいただけなかったサポーター皆様にもできるだけ早くお届けできるよう、手配してまいります。

また、2月に予定されていた「ちばぎんカップ」については、ACLプレーオフ出場に伴う日程の調整が困難となり、辞退せざるをえない旨をお伝えし、主催関係各社・団体様に特段のご配慮をいただきましたことを御礼申し上げます。また千葉ダービーを心待ちにしていたサポーター皆様にはなにとぞご理解くださいますようお願い申し上げます。

来年は1月15日(木)からトレーニングがスタートする予定です。その後キャンプ、トレーニングを経て、2月17日(火)にJクラブとして史上初めて挑むACLプレーオフを迎えます。来年からも変わらぬご支援、選手たちへの後押しをどうぞよろしくお願いいたします。本年も熱いご声援をいただいたサポーターの皆様、本当にありがとうございました。

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2014年12月17日

吉田達磨監督会見

担当:大重正人

本日、来シーズンからレイソルを率いる、吉田達磨新監督の就任記者会見をおこないました。メディアを前にして10分ほど冒頭のコメントがあり、その後20分ほど質疑応答となりました。監督が気を払っていたのは「まず一番に伝えなければいけない相手は選手だということ」と、メディア皆様にもご理解を求めました。自分の考え、めざすサッカー、倫理観、価値観、どういうチームを作っていくのか。来年の始動時にまず選手たちにその意思を伝え、追って、その形が言葉となり、ピッチでのプレーで選手たちが表現していくことになります。広報としてもしっかりとお伝えしてまいります。

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それでは、監督による冒頭のコメントはこちらの通りです。

来季から監督を務めます、吉田達磨です。
約1か月後、選手たちとトレーニングを始めますが、笛を持って、ジャージを着て、彼らとトレーニングをすることを想像することが、僕の大きなモチベーションですし、興奮するところです。彼らとボールを蹴ることを早くやりたいなと思っています。たた彼らには当然休みが必要ですから、まずはしっかり休んでもらって、来るべきシーズンのその時に備えてもらえればと思っています。

このクラブと13歳で出会い、運よくプロになり、当然のようにクビになり、他のクラブを転々とし、運よく指導者としてこのクラブに戻ってくることができ、ここ数年は育成のコーチ、そして強化、ダイレクター、強化の責任者としてこのクラブの近くにいました。そういったものがすべて混ざったような状況があって、今ここにいます。その間、たくさんのことを経験しましたし、多くのことが僕の周りにもクラブの周りにも起こりました。そういったもの、それぞれが混ぜ合わせていくと、今ここに座っている僕になる、というのがひとつの現実だと思いますし、自分に経験がないことも分かっていますが、このチームの近くにいながら、この何年かのなかで、このチームに必要なもの、何をすべきか、すべてわかっていますし、すべて知っています。

ただここでたくさんの話をするというのは、まだいけませんし、なぜならば選手たちと、チームを持ってから、話をするという場を設けていないから。ここですべてを話すことはできないのですが、まず選手たちは、監督である自分についてくるでしょうし、トレーニングをして、ミーティングをして、コミュニケーションをとって、時間を過ごせば過ごすほど、僕と一緒に戦う、一緒にやる、間違いなくそうなってくると思います。まず彼らの信頼を得なければいけませんし、特にピッチの中で起こることは、これから来月、まず彼らと話をしたいと思っています。

彼らに求めていくのは、サッカー選手であるという、この職業を大事にしてほしいというのがベースにあって、そういったものを日々トレーニングを通じて、ミーティングを通じて、伝えていければなと考えています。倫理観、価値観というものを彼らといかに共有して、その上にサッカー観を共有してやっていけるかというところが、僕のやり方ですし、中学生に対しても、高校生に対しても、プロに対してもそういったものを共有しようと努めてきましたし、それに対して、自分のやり方、思いに対して一切疑ったことはないですし、これまでのコーチの時も、ダイレクターの時も、強化責任者として契約者として選手と向き合う時も、監督して選手と向き合う時も、同じように選手たちに要求し、求めるでしょうし、そういったものを通じて、彼らと分かりあっていくことが僕のスタイルですから、そういったものを日々続けていきたいと思っています。

こういった場ではタイトル宣言とかを求められるでしょうが、特にこの場を盛り上げるような、落ち着けるような、やり過ごすようなことは意味のないことだと思っていますし、そういったことを語るよりも、まず僕のチームは良いチームに、良いチームを作ります。そこは間違いないです。真面目なチームになります。良いチームの概念、難しいですが、全員の選手が参加している、向かっていく方向に、そのサッカーに意志を持って参加している。それが良いチームの条件です。

そういったものをベースに、ひとつひとつの試合を勝っていく。ごくごく当たり前のことを、ひとつひとつの試合を勝っていくために、ごくごく当たり前の一回のトレーニングを成功させて、一回一回のトレーニングを大事に思う。そういった気持ちや思いを選手たちが表現できるような、環境を作らなければならないですし、僕にできることといったらそれだけで、たいしたことができるなんて思っていないですし、でもそこの力にはなれますし、とにかくチームが全力を尽くす、いいチームになるということは約束させてください。

1か月後、いよいよトレーニングがスタートしますが、その時に自分の選手たちには、俺たちはこういうことをするよ、こういうふうにやっていくよ、こういうふうに勝つよ、ということを伝えます。ぜひ皆さんも楽しみにしていただきたいですし、何より自分が一番楽しみにしていますし、興奮を抑えなければいけない1か月になりますが、着々と、粛々と準備を進めて、いい形で選手と会い、まずは2月17日にACLのプレーオフがありますので、そこでの勝利を絶対条件として、まずひとつの大きな目標としてやりたいと、スタートを切りたいと思っています。

※会見冒頭の一部をムービーアップしましたので、こちらも合わせてご覧ください。
http://youtu.be/aIKZH4VSyrM

2014年12月13日

ACLプレーオフへ

担当:大重正人

ニュースでお知らせしましたが、天皇杯決勝戦でガンバ大阪が優勝したことにより、J1リーグ4位のレイソルが繰り上げによる、ACL出場権を得ることになりました。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013187.html

今季からレギュレーションが変更になりました。
【2014シーズンまで「4クラブ」】
リーグ上位3クラブ+天皇杯王者の4チームが自動的に出場
【2015シーズンから「3+1クラブ」】
リーグ上位2クラブ+天皇杯王者が自動出場。リーグで3番目のクラブは、プレーオフ出場

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今回ガンバがリーグと天皇杯を優勝したことで、第2代表へ浦和が繰り上がり、以降第3=鹿島、第4=レイソル、となった次第です。今週、マレーシアで行われた「ワークショップ」という会議に参加してきました。試合運営やメディア対応、マーケティングなどのプレゼンテーションを受け、組み合わせ抽選会のあとは、対戦するチームが集まって、スタジアムや練習場、ホテルなどの情報交換をおこないます。

レイソルがプレーオフに出場した場合のために、対戦する可能性があるクラブとあいさつもしました。3回連続の対戦の可能性がある全北現代、ベトナムのビンズオン、中国の山東魯能です。下のゲームシャツ写真は山東のものです。そしてプレーオフラウンド2で対戦するチョンブリFC(タイ)vsキッチー(香港)の両チームとも。この勝者とレイソルがラウンド3で対戦します。来年2月17日(火)、新体制となっての初陣、いきなりの大一番となります。鹿島戦からの7連勝、そして天皇杯の結果。「もう一度ACLへ」。その希望と執念で一体となったレイソルが、きわめて少なかった可能性を少しずつ大きくし、ついにここまでやってきました。その詳細は決定次第、お知らせいたします。

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そして、明日は、U-18の日本王者を決める「高円宮杯チャンピオンシップ」です。リーグ戦で安定した力を発揮し、プレミアEASTを優勝したレイソル。今度こそタイトルの懸かった一発勝負での強さを見せてほしいビッグマッチです。13時、埼玉スタジアムでキックオフ。BS朝日で生放送、もちろんのスタジアムでも応援も!チケット販売などの詳細は下記リンクから。トップチームがJ1初優勝を果たした埼スタ、今度はU-18が栄光の戴冠を!!
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013143.html

2014年12月 9日

ミッションコンプリート!

担当:河原 正明

 選手のあきらめない気持ちが、つい2ヶ月前まで誰もが難しいと思っていたことを実現しました。長かった柏レイソルの2014年シーズンは何とも劇的なエンディングでした!
 終盤怒涛の7連勝。順位も9位から一気に4位へ。最後の最後で勝ち点と得失点差で並んだサガン鳥栖を「総得点」で上回る大逆転劇、これで2年ぶり3回目となるACLへの可能性を残してリーグ戦を終えました。

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 新潟県内大雪のため2日遅れとなった2014J1リーグ第34節 アルビレックス新潟戦。
 会場はカシマサッカースタジアム。まずは改めて会場を提供いただいた鹿島アントラーズの皆様に御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 史上初のリーグ戦最終節の延期試合。平日ナイターとなったことでどれくらいのサポーターが来るのだろう?と思いましたが、開場と同時に多くの黄色い集団がスタンドに集まりました。いつもと変わらずに、選手の横断幕を出して、ウォーミングアップが始まるといつも以上に熱く選手への応援を送っていただきました。

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 「彼らはこの寒い中でも駆けつけてくれた。本当に感謝しています!」と試合後にレアンドロ選手が話していましたが、選手たちはさぞ勇気付けられたことでしょう。

 試合内容についてはあまりくどくどと書きません。今回の7連勝、始まりはここカシマスタジアムでした。90分に太田選手の劇的な逆転ゴール。半年近く勝てずに苦しんでいたアウェイゲームに勝利するとここから一気に上昇気流に。まさか最後にまたカシマに来るとは想像もしていませんでしたが、試合も同じくアディショナルタイム90分+2分に鈴木選手が、しかも古巣相手にゴールを決めるとはなんという巡り合わせでしょうか!

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 巡り合わせといえば、今日がレイソルで最後の指揮となったネルシーニョ監督が、2009年7月25日にレイソルで最初の試合会場もここカシマスタジアムでした。井原ヘッドが監督代行でしたが、トレーニングはネルシーニョ監督が行い挑んだ1戦から今日まで5年半の歴史がスタートしました。
 2011年、未勝利だった鬼門でのリーグ戦初勝利。2012年にはチャリティマッチでJリーグ選抜を率いたこと。そして昨年8月には・・・苦い思い出もありますが(苦笑)今日の会見ではこの5年を振り返り「神様からごほうびをいただけた心境です。そして間違いなく幸せです」と最高の笑顔でお別れとなりました!

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 幸せだったと言えるのも、自らが最後の目標とした4位入賞を果たしたからです。その執念たるや、「出来が悪かった」という前半を終えたロッカールームに「(試合終了の)笛が鳴るまで俺の言う通りにプレーしてくれ!」監督の強烈な叱咤が飛びました。
 そして後半、苦しんだ中で選手交代を機に流れを取り戻し、先制、そして追加点を上げて目論見どおりの2点差の勝利。5年半、こういう試合を何度も見てきました。決してマジシャンではなく、『勝負師ネルシーニョ』は最後の1秒まで変わりませんでした。

 「あとは静かに13日の結果を待ちたいと思います」。レイソルが三たびアジアへの道を進むことが出来るかどうかは天皇杯決勝で対戦するガンバ大阪とモンテディオ山形の手に委ねられています。
 しかし、待つことが出来るのも4位となったから。見事なまでに困難なミッションを遂行してのけたネルシーニョ監督、チームスタッフ、全ての選手、そして支えていただいたサポーターのおかげです!今シーズンもご声援ありがとうございました。
 なお、明日は日立台でのトレーニングは行いません。今日の試合でチーム全体の今シーズンの予定は終了となりました。明日はJリーグアウォーズに監督、一部選手が参加します。
 広報日記は不定期更新となりますのでご了承ください。
 
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2014年12月 7日

望みをかけて

担当:大重正人

降雪により、最終戦が8日(月)に延期となりました。突然の変更ではありましたが、昨日のうちに柏へ戻り、新しい試合スケジュールに沿って、プランを組み立て直し、今日日曜日は午前中からトレーニングをおこないました。ネルシーニョ監督は期せずして、再び囲み取材をおこなうことになったことを問われ、微笑みました。「自然には逆らえませんから。次の日程が決まることを静かに待っていました。次のゲームへ間隔が空くことがなかったので、モチベーションを保ち、普段通りの姿勢で臨みます」。多くのサポーターみなさんがご来場いただいた今日、記念写真やサインなど、たくさんの求めに応えていました。

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他の試合はすべて終了しています。4位=ACL出場の可能性(ガンバが天皇杯優勝の場合)に向けて、ネルシーニョレイソルのラストミッションが明確になりました。「2点差以上の勝利」です。今年のナビスコカップ準決勝、広島との第2戦と同じ状況です。監督は「我々はその教訓を得ています。自分たちのリズムを打ち出し、失点しないゲーム運びを心掛けないといけない」。

大谷キャプテンも「新潟は簡単な相手ではないけど、最初から2得点を意識しすぎて必要以上にリスクを冒さず、人数をかけすぎないように戦いたい。これまでやってきたことを出せれば、達成できないスコアじゃない。新潟へ行くときと同じ気持ちをもって、カシマへ行きたい」。

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レアンドロ選手に、エドゥアルド選手とドゥドゥ選手が加わり、夏から新しく結成された「ブラジルトリオ」。彼らのラテン気質がチームの雰囲気をより陽気に変え、ピッチの中でも新しい風を吹かせてくれています。日本語を交え気さくにコミュニケーションをとっていました。いただいた写真を胸に、3人で並んでのポージング。明日もピッチでの大暴れを期待しています。

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アルビレックス新潟戦は、明日12月8日(月)19時からカシマスタジアムで開催されます。6日試合分のチケットはすべて払戻となり、当日券販売は明日10時からローソンチケットで、またスタジアムチケット販売所で行われます。またスカパー!でも生中継があります。今季ラストゲームへの応援をどうぞよろしくお願いいたします!
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013162.html

2014年12月 6日

青天霹靂

担当:河原 正明

 本日開催予定の2014J1リーグ第34節 アルビレックス新潟戦は大雪・積雪のため延期となりました。まずは遠路新潟まで向かわれたサポーターの皆様、ご無事でしょうか?すでに新潟に着いてから、あるいは道中で延期の報を聞かれたサポーターも多かったと伺っています。遅くなりましたが無事をお祈り申し上げます。

 まさかのJリーグ史上初となる最終節の試合延期でしたが、先ほど21時45分に代替日が公式発表となりました。12月8日(月)、会場はカシマサッカースタジアムで19時キックオフとなりました。
 席種は全席自由席となります。アウェイ自由席は大人・小中高ともに1,000円(税込)。2階席は開放いたしません。また駐車場は無料となります(最大1,5000台収容)。

 また、本日のチケットは全て払い戻しになり、新たにお買い求めいただく必要があります。お手持ちのものはご利用いただけませんのでご注意ください。
 代替試合のチケットは8日(月)10:00から会場での当日券と、ローソンチケットのみで販売となります。なお、プレイガイドでの追加取り扱いがある場合は追加でご案内いたします。チケット払い戻しの対象」「払い戻し方法の詳細」につきましては、アルビレックス新潟公式ホームページをご覧ください。
【URL】
http://www.albirex.co.jp//news/ticket/43534

 チームは10時すぎに新潟のホテルを出発、14時過ぎにクラブハウスに戻ってきました。長時間の移動ではありませんでしたが、さすがにどの選手もややお疲れの表情でした。
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 「この時期に新潟市内はあまり雪が降らないんですけどね。今回ばかりはどうしようもないですよ」と2年前まで新潟でプレーしていた鈴木選手も積もった雪に驚いた様子でした。
 「遠く新潟まで向かったサポーターもいるので」と心配する工藤選手。「自然に対しては誰も何もできません」と苦笑い。「ただ、自分たちにはACLという目標が明確にある。とにかくいい準備をして試合を迎えたい」ですと前向きにコメントをしてくれました。
 「試合をやりたかったのが正直な気持ちです」とやや落胆していた中谷選手も「自分はモチベーションが落ちることはありません」。A契約まであと90分と迫った試合出場時間、今季のラストチャンスを逃す訳にはいきません。それぞれに複雑な思いがあるでしょうが、今日のところは帰宅して明日に備えました。

 サポーターの皆様にとっても長い一日となりました。明日は9時30分から日立台でトレーニングを行います。標のACL出場権に可能性を残すために、2点差以上の勝利を掴みに行く。選手、スタッフはもう一度気持ちを奮い立たせ、仕切りなおしの一戦に向けて最後のトレーニングになります。目引き続き応援をよろしくお願いいたします!

2014年12月 5日

一戦必勝

担当:大重正人

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1日1日と、ネルシーニョ監督と日立台でトレーニングする日がなくなっていきます。新潟戦への準備、昨日までのメニューをしっかり消化し、今日は最後の2タッチゲームとなりました。

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「ここまでサポーター皆さんのおかげで勝ってこられた」。ラストマッチを前に、ネルシーニョ監督から改めて感謝の言葉がありました。「自力ではないが、最終戦の結果と、ガンバの天皇杯次第で、ACLに行くという目標に近づける。そこに向けて、スタッフ、サポーター、クラブ一体で挑む、とても意味のある最終節になった」

本当にここで負けたら、もう終わり。ナビスコ連覇の夢が断たれ、10月18日鹿島戦のがけっぷち。そこから息を吹き返し、緊張感と充実感に満ちた晩秋を過ごすことができています。ここまでの6連勝は、チーム全員でつかみとってきたもの。この5年で成長したレイソルの集大成を明日発揮しなければなりません。

囲み取材のあと、馴染みのメディアさんから感謝の言葉やプレゼントがあり、にこやかにありがとうの気持ちを伝える監督。しかし、鹿島vs鳥栖の結果は気になりますか?という質問に「試合中は、他の会場の結果は頭に入ってこないでしょう。自分たちがまず勝つ。そのあとに結果がついてきます」。勝負師の鋭さが垣間見えた瞬間でした。

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明日のビッグスワンスタジアム。ビジターエリアのチケットも売れているそうで、多くのレイソルサポーターが遠く駆けつけてくれます。ただご存知のとおり、日本海側は雪が続いており、足元が滑りやすくなっていますので、どうぞお気を付けください。また屋根からの落雪の危険を避けるため、ビジターゲートが通常より少し移動し、階段下にお並びいただくよう、アルビレックスからお知らせが届いております。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013155.html

またアウェイまで行くことができない方にも、観戦イベントがあります。
まず『HUB柏西口店』では、柏レイソルサポーター感謝祭!
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013150.html
また『牧の原モア』では、『JCB×Jリーグ』のイベント&トークショーがあります。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/013153.html

ネルシーニョレイソルの最後の戦い。勝利をつかみ、天命を待つ。熱い応援をよろしくお願いいたします!

2014年12月 4日

モノサシ

担当:河原 正明

 今シーズン最終戦まであと3日。今日は今シーズン最後の非公開練習となりました。チームは明日の午後、新潟に向けて出発します。
 
 午後、中谷選手がレイソル応援マガジン"Tiki-taka"の取材を受けました。第29節のガンバ大阪戦でプロデビューを果たすと、30節のベガルタ仙台戦こそ出番はありませんでしたが、31節徳島ヴォルティス戦から清水エスパルス戦まで3試合連続フル出場中。なおかつチームも6連勝と好調の中でプレーが出来ています。
 プロA契約まであと1試合に迫っていますが、新潟戦に出場した際に立ちはだかる相手の一人はレイソルアカデミーの大先輩。FW指宿 洋史選手です。レイソルU-18を卒団後、2009年にジローナ(スペイン)と契約。Jリーグのアカデミーからトップチームを経ずに海外クラブでスペインでプロデビューした初の日本人選手です。

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 ここに一枚の写真があります。2008年9月に秋津で行われた高円宮杯全日本ユース 対流経柏高校戦のスタメンです。一番背が高い選手が指宿選手。工藤選手、酒井選手(ハノーファー)、山﨑選手(YS横浜)、畑田選手(長野)、島川選手(秋田)、橋本選手(福島)に茨田選手の顔も。
 この試合で前半「3トップ」を組んだのは工藤、酒井、指宿の3人。前年に高校2冠を達成、現日本代表の田口選手(名古屋)を擁するディフェンディングチャンピオン相手でしたが、前半から攻めに攻めたレイソルが3-0の快勝。特に右ウイングの酒井選手と左ウイングの指宿選手の超高校級の2人がサイドをガンガン攻めて制圧する様は圧巻でした!しかも指宿選手は2ゴール。非常に印象深い試合のひとつでした。
 あれから6年、工藤選手と茨田選手は当時のチームメイトとプロの世界で敵味方として対決することになります。

 その指宿選手ですが、シーズンオフになるとレイソルアカデミーで練習参加をしていました。昨年夏、中谷選手はU-18の主力選手としてBチームに入った指宿選手と何度も対峙しています。「本当にカラダもゴツくて、全く押さえられませんでした。紅白戦では『もっとガンガン来ていいんだぞ!』と煽られました」。歯が立たなかった当時を振り返ります。
 その1年後の今夏、新潟へ移籍して日本へ活躍の場を移した先輩と再び対決します。中谷選手もこの1年で実戦を通じて多くの経験をしました。当時は胸を借りましたが、今度は本番。「止める自信、もちろんあります」。
 力強く答えたルーキーイヤーのラストゲームは、プロ選手として自らが成長をしたかを計る貴重な機会となります。

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 土曜日、新潟市内の天気予報はなんと「雪」。現地へ向かわれる方、道中は安全第一でお願いします。そうでない方はスカパー!生中継、スカパー!オンデマンドで応援ください!
 また、クラブスポンサーのHUB柏西口店では試合時間に合わせてシーズン感謝祭が行われます。スタジアムで、ご自宅で、あるいは仲間とHUBで。今シーズン最終戦を戦うレイソルへの熱いご声援をよろしくお願いいたします!

http://www.pub-hub.com/index.php/shop/detail/28
※実施詳細は店舗へお問い合わせください

2014年12月 3日

新潟

担当:大重正人

12月に入り、本格的な冬シーズン到来という一週間になりました。日が当たるところにいれば暖かい時間帯もありますが、週間予報を見ると、最高10度最低0度ぐらいの気温が続きそうです。この季節、日本海側は雨の多い季節です。週末の最終戦、アルビレックス戦の予想最高気温は、なんと5度!ここまで気温が下がると、雨から雪に変わる可能性もあります。新潟への参戦予定の方は、防寒と交通機関の運行状況などどうぞご注意ください。

「シーズン初めに日程を見た時、最終戦は新潟かって気づきました。(タイトルなど)何かを懸けた試合になればって思ってました。楽しみですね」と話すのは鈴木大輔選手。古巣アルビレックスとの対戦、そしてACL出場へ望みをつなぐ4位を狙う最終戦を今か今かと心待ちにしています。ここまでリーグ戦で欠場したのは出場停止の2試合だけで、出場分数は2746分でチーム最多です(出場試合トップは工藤選手、全33試合連続出場)。

当然ディフェンダーのなかでも最長出場で、レイソルでの2年目はまさに「中心選手」として監督から重用されるシーズンとなりました。この日のクロス対応でも中谷選手や渡部選手らと大きな声を掛け合いながら、ボールを遠くまで弾き飛ばす力強さはいつもどおり。雪舞うビッグスワンでの堅守を期待しましょう!

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対するアルビのFWには指宿洋史選手がいます。レイソルU-18出身の24歳。工藤選手や酒井宏樹選手らと同期です。スペインなどヨーロッパでキャリアを積み、今季途中からJリーグデビューを果たしました。8月30日の第22節ガンバ戦から11試合連続先発出場中で、レギュラーをしっかり掴んでいます。195cmの長身、長いリーチも特長で、非常に柔らかなボールタッチも。日本人の規格を超える異彩を放つストライカー、レイソルにとってはまさに「大きな敵」となります。レイソルDFがいかに抑えるか、またクドーとのストライカー対決も見どころです!

明日は非公開トレーニング。ネルシーニョ監督とのトレーニングも残すところ3日となりました。

2014年12月 2日

ルーティーン

担当:河原 正明

ネルシーニョ監督が柏レイソルに就任してから約5年半。試合までのトレーニングメニューは、週ごとに大きく変わることなく続けられてきました。今週がその最後のルーティーンになります。
2011年4月にピメンテウ・フィジカルコーチが着任、それまでよりもさらに運動生理学的かつ医学的な見地も踏まえてのトレーニングが課されるようになりました。今夏にはトレーニングの専門誌でもインタビュー記事が取り上げられましたが、論理的な実践方法には一目を置かれています。

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試合翌日はリカバリートレーニング。次の日はオフ。オフ明けのトレーニングは試合に出場した選手は練習前に血液データをチェックすること。室内での体幹トレーニングからスタートするが、疲労度の高い選手は回復に努め、それ以外の選手は次節に向けて機能トレーニングを行うことなど、さまざまなリカバリーとトレーニングを施して選手たちがベストな状態で試合に臨めるように見続けてきました。コーチ陣、トレーナー陣、ドクターらと監督がピッチ上で話すシーンは日常的に見られました。

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現体制で最後の火曜日はフィジカル面に重きを置いたメニュー。GK陣も同様です。ピメンテウコーチとは異なり、アレックスGKコーチはシーズンを通じてバリエーション豊富でユニークかつ負荷も高いトレーニング行っていました。常日頃「まだまだ新しい練習メニューはあるんだよ」と言っていましたが、工夫を凝らすことによって選手たちが厳しくも楽しくトレーニングをすることが出来ています。
万全のコンディションで新潟戦へ。2014シーズン第34節もいつもと変わらぬスタートを切りました。

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練習後、指揮官はサッカー専門紙エルゴラッソの取材を受けました。今回は2009年のネルシーニョ監督就任からJ2優勝、J1昇格と2011年のJ1優勝と、2012年の天皇杯優勝時にレイソル担当だったT記者が久々の登場。2011年に「ネルシーニョ すべては勝利のために」という本を上梓されていますが、単独取材は実に2年ぶりとなります。私は取材に立ち会えませんでしたが、T記者との間で時に監督も熱く語る場面もあり、充実したインタビューが展開されたそうです。掲載日は未定ですが決まり次第お知らせします。サポーターの皆さんにはお楽しみに!

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