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2013年5月30日

大事な原点

担当:河原 正明

 ACL出場のため延期となっていたJ1リーグ第9節 サンフレッチェ広島戦が昨日行われました。結果は0-0のドロー。勝ち点1を積み上げました。これで13節終了時点で5勝2分け6敗、勝ち点17の11位。Jリーグはワールドカップ最終予選と続くコンフェデ杯(ブラジル)出場のため5月末で一時中断となります。

 広島とは2月のFUJI XEROX SUPER CUP以来の再戦。レイソルはこの間20試合の公式戦を戦ってきました。昨日の試合は前節浦和戦で大敗した後、昨季のリーグ王者にどのように立ち向かうかが注目されました。
 指揮官が選んだ策は「ミラーゲーム=鏡写し」。「浦和戦の教訓を生かし、同じ失敗は繰り返せない(ネルシーニョ監督)」。レイソルも3バックで相手と同じシステムと向かい合い、まずは守備を重視して試合に入ります。

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 序盤から静かにゲームは進みます。しかし前半10分過ぎの攻防からゲームが徐々にテンポを上げていきます。広島は得意のダイレクトパスと右サイドのミキッチ選手のスピードで崩しにかかりますが、対峙するで山中選手としっかりと引いて守る守備陣は最後まで相手を自由にさせる場面は少なかったです。攻める広島、守る柏。この構図の中、カウンター攻撃で得点を狙うも両チームともゴールまでが遠かった試合でした。それでも「広島相手に無失点だったこと、粘り強く守りきることができたこと。攻撃でも何度かチャンスも作れていたこと(栗澤選手)」と中断前最後の試合で原点である「良い守備」を確認できたことをは前向きに捉えていました。

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 一方、個人レベルでは代表初選出の工藤選手が同じく日本代表GK西川選手からゴールを奪えるか?と期待も集まりましたが結果はノーゴール。右MFとして出場した工藤選手も「こういう展開になることは想定していた。自分はMFとしてまず守備を優先して、カウンターで1発を狙っていました。勝ち点1をポジティブに捉えています」とコメント。工藤選手は今朝からチームを離れ、日本代表に合流。今日のブルガリア代表との親善試合、そして6月4日のオーストラリア代表とのWカップ最終予選に向かいました。一人だけオフなしですが「疲れは関係ない。たくさん学んで吸収してきたい」と意欲旺盛でした。青いユニフォームをまとった工藤選手がプレーするのを楽しみにしたいと思います。

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 さて、チームと離れた選手があと2人います。キムチャンス選手も韓国代表に合流するため、早朝に広島から直接韓国に向かいました。昨晩はフル出場でしたが、母国のW杯出場のため「頑張ってきます!」。
 そしてもう一人は大谷選手。空港から直接お台場のフジテレビへ向かい、午後に行われたナビスコカップの公開ドローに出席しました。組み合わせ結果は今晩放送のフジテレビ系スポーツニュース「すぽると」で発表となりますのでお待ちください。

 チームは午後にクラブハウスに戻り、このまま6月4日までオフとなります。始動から約4か月間突っ走ってきた選手・スタッフたちも英気を養う貴重な期間になります。まずはしっかりと体を休めてリフレッシュして戻ってきてほしいものです。広報日記も5日までお休みします!では代表戦を見たいと思います。

2013年5月28日

前々泊

担当:大重正人

今季初の「前々泊遠征」となったサンフレッチェ戦です。浦和戦の結果如何にかかわらず監督が決断したことではありますが、この時期のリーグ戦で早くに敵地入りすることは初めてで、異例のことです。それほど、この1試合の重要性を高く考え、ここに懸ける思いは強く、中断前最後の試合で最高の準備をしようという行動の現れです。選手たちも当然、感じとっているでしょう。しかもレッズ戦の大敗があったあとです、自然とトレーニングの緊張感が高まります。

EDIONスタジアムでは、雨の中、明日に向けた準備が行われていました。西日本は今週、早くも梅雨入りしました。広島地方はお昼ごろから雨が降り始め、練習中も強まったり弱まったり。それでいて気温は高めで、非常に蒸し暑い天気です。明日も午前中まで雨が残り、最高気温は28度ぐらいになるそうです。連戦が続くレイソルにとっては、より厳しいコンディションとなりそうです。サンフレッチェより試合間隔も短いですが、しかし90分間の勝負には関係ありません。甘えは許されません。

優勝した2011年も、昨年も、互角の戦いで試合終盤に進み、ワグネル選手の黄金の左からレイソルが決勝点を奪い取りました。いいイメージと自信を失わず。サポーター皆さんにいい報告ができる試合に。激しく戦い、相手を上回って勝ち点3を奪いとる。とにかく結果を追求し、「強いレイソル」を取り戻してほしい背水の陣です。

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2013年5月27日

いざ広島へ

担当:河原 正明

 昨日の敗戦から一夜明け、トップチームは日立台でトレーニングを行いました。次は5月7連戦の最後、アウェイでの広島戦。ACL出場で延期となっていたJリーグ第9節となります。チームは午後に早くも広島に向けて出発しました。

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 厳しい結果を突きつけられた浦和戦。今朝の新聞には「ふがいない」との工藤選手のコメントが多く掲載されていましたが、その翌日でもコメントを求められるのは中心選手というだけでなく、日本代表に選出されたから。
 「ACLで調子が良くても、リーグ戦で勝ちと負けを繰り返していることが非常に申し訳ないです」とサポーターに向けてコメント。「昨日も失点を重ねても最後まで応援している声が届いていました。だからこそ申し訳ない。だけど中断前に挽回できるチャンスが残っている。広島は昨年のリーグ王者、これ以上申し分のない相手です。勝ちにどん欲になって勝ちきって中断に入りたい」と続けます。
 その広島のエースといえば佐藤寿人選手。今季の公式戦初戦FUJI XEROX スーパーカップのプレス発表で共に登壇して以来「時どき連絡をいただいている」(工藤選手)そうです。そのときの対談記事を振り返ると工藤選手自身も「マインドが似ていると思う」と話すように、やはりゴールへの執着心は強力です。互いにリスペクトし合う間柄ですが、今年も結果をそれぞれ残しているだけに、水曜日もゴール前でハイレベルでの戦いとなることを予感させます。

 佐藤選手と工藤選手のエース対決に注目が集まりますが、柏レイソルとしてはなんとしても勝ちきって五分の星に戻して中断を迎えたいところです。先日も触れましたが昨日の浦和と広島は似たような布陣や戦い方です。広島のほうが同じ戦い方を続けてきているのでよりチーム力、組織力は上となるでしょう。スタイルを貫いた結果が昨年のリーグ優勝だと思います。そういう相手と連続して試合をすることを「修正点もわかりやすいのでしっかりと直して相手の攻撃を抑えたい」(近藤選手)」とポジティブに捉えてリーグ王者に対峙します。

 水曜日は平日ナイターのアウェイゲーム。なかなか現地まで足を運べない方も多いと葉思います。行けない方はぜひスカパー!で。そして一人でも多くのサポーターの応援をよろしくお願いします!

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2013年5月26日

苦難

担当:大重正人

「今日は前半に2つあったチャンスを決めきれずに、ミスから相手に2つしっかりと決められた」。大谷選手が悔やんだとおり、前半の結果がすべてでした。レッズは上位にいるだけの高い決定力を発揮し、カウンターの質も見事だった。逆にレイソルは「思ったよりスローペースだった(鈴木選手)」という相手を立ち上がりから押し込み、チャンスを作ってはいましたが、もしかしたら「回させられていた」のかもしれません。引いて守り、ミスを窺うレッズの術中に自らハマったような試合になってしまいました。

何に原因を求めて良いのか、自分にはわかりません。でもそこは、目の前で起こっていたことを選手やスタッフが一番体感しているはずです。省みて、繰り返さないようにするのが、彼らの仕事です。続く水曜は、今日の同じスタイルのサンフレッチェ広島が相手、しっかり証明してくれると信じています。

私たちにできるのは、選手たちを変わらずサポートすること。苦しいときだからこそです。彼らは、いや自分たちレイソルはACLとJリーグとの両立という、いまやJリーグクラブで唯一の使命を授かって戦っています。当然簡単な命題ではありませんし、困難に次ぐ困難は当たり前です。でも苦難を苦難と思わず、それを乗り越えるのが、今年の戦いですから。レッズが上回れなかった全北を2年続けて下したこと、誇りに思っていいことです。今日は個々の頑張りが、どうしてもひとつに結集できなかったような試合でした。今日はどんな状況になっても戦っていない選手はいなかった、その気持ちとプレーをひとつにして、続く広島遠征につなげてほしい。

明日は午前中にリカバーとトレーニングをおこない、午後には広島へ向かいます。前半戦終了まであと1試合。持てる力のすべてを、全精力をかたむけて戦いましょう。今日は国立競技場を黄色に染めて戦ってくれた皆様、結果がふるわず申し訳ありません。でも選手たちは、立ち上がり、また力の限り戦います。これからもどうかサポートをお願い致します。

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2013年5月25日

国立をホームに!

担当:大重正人

今日は土曜日。ACLによる日程調整で、レイソルvsレッズの試合のみ、日曜開催となりました。中2日ではなく、中3日。先週のセレッソ戦とは違い、1日多く、休養と戦術練習に充てることができました。ACLベスト8進出、工藤選手の日本代表とグッドニュースが続いています。「ザッケローニも目をつけるわけだ!」とキリがクドーのナイスプレーを絶賛するなど、チームのムードも自然と高まっています。

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日本サッカーの聖地・国立競技場でのレッズ戦。昨年は水野選手のCKからオウンゴールで先制するも、前半最後に追いつかれ、その後は常に耐える時間が続きました。そしてアディショナルタイムの93分、稲田選手と栗澤選手の呼吸がわずかに合わなかった隙を突かれての逆転負け。「ギリギリの戦いでした。最後の最後に競り負けた、悔しいイメージが残っています」。工藤選手は、その試合でシュート7本を打ち込みながらノーゴールに終わり、自分が決めていればという思いがあるでしょう。

昨日の友は、今日の敵。レッズに移籍した那須大亮選手が、今、リーグナンバー1といっても過言でないぐらいに絶好調です!なんと4試合連続ゴール中、レイソル時代も守備的選手ながら、すばらしい攻撃センスを発揮していましたが、ここまでのゴールラッシュは見たことがありません。昨年の国立レッズ戦でCBコンビを組んだ近藤選手は、先日電話で連絡をとったそうです。「全北戦の前、イドングとケビンはデカいよ?って、、、知ってるから!対戦してるし」と苦笑するドゥー。

しかし「興梠選手が1トップに定まって、ボールを収められるし、流動的だし、すごくいい選手。さらに2列目からも飛び出してくる。DFとボランチで連携して一緒に止めたい。それから那須さんにやられないようにしないと」と最終ラインのリーダーに懸かる責任は高まります。

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そして明日は、ユニフォームスポンサーの「アフラックデー」が行われます。13時30分の開門から、千駄ヶ谷門の特設ブースで「レイソル応援キャンペーン」が実施されます。連動企画「みんなの声でダックをつくろう!?小児がんとたたかう子供たちに笑顔を?」では、子供たちを元気づける新しいデザインのダック4種類のなかから一つにご投票いただいた先着3000名に、この日だけに配布される「限定オリジナルピンバッジ」をプレゼント。工藤選手がプロモに協力してくれました?

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また応募いただいた方のなかから、選手サイン入りユニフォーム、公式試合球、トレーニングウェアなどが当たる抽選会も実施。御来場の皆様、ぜひイベントへのご参加をお待ちしております。またアフラックのホームページやFACEBOOKでも投票のご案内がありますので、スタジアムに来られない方もぜひクリックをお願いいたします。
https://aflac-special-campaign.jp/aflacday/
https://www.facebook.com/aflac.co.jp/app_570499496304738

レッズ側のチケットが売れています。国立競技場ですが、日立台と同じように黄色に染めて、リーグ戦巻き返しへの熱いサポートをどうぞよろしくお願いいたします!
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015277.html

2013年5月24日

モデルチェンジ

担当:河原 正明

今日も刺さるような日差しが降り注いでいた日立台。水曜日のACL 全北戦を終えた昨日からスタジアムの芝が短く刈り込まれています。パッと見たところ茶色く枯れているように見えるかもしれませんが、これは冬芝の陰に隠れている夏芝の発育を促すための作業です。
リーグ戦があと2試合で中断となりますが、日立台での試合は約1ヶ月ありません。この間に芝もモデルチェンジをして、ナビスコカップ準々決勝に備えます。

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チームは非公開練習でトレーニングを行いました。ACL仕様からJリーグ仕様に。選手たちも残り2試合続く、浦和・広島との連戦に備えています。この連戦、浦和と現浦和のペトロビッチ監督が率いていた広島と両チームとも似たような布陣や戦い方が特長です。それだけに連続して試合をすることはよりやり方になれるとも考えられます。開幕前のゼロックススーパーカップでは3バックで挑んだネルシーニョ・レイソルですが、果たしてこの連戦はどうなるでしょうか?
おかげさまで浦和戦のチケットも試合直前で売れ行きが伸びてきています。国立競技場でのホームゲームとなりますが、ぜひ多くのサポーターの応援をよろしくお願いします!

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 最後にイベントのお知らせです。明日25日(土)からクラブスポンサーのモラージュ柏で「柏レイソルがんばれ!選手似顔絵コンクール」が開催されます。専用台紙に好きな選手(もしくはレイくん)の絵を描こう!というものです。絵は7月中旬から館内で展示されます。小学生以下の方が対象となります。期間は6月30日(日)までとなりますのでぜひご参加ください。なお、詳しくはモラージュ柏までお問い合わせください。

2013年5月23日

日本代表、工藤壮人

担当:大重正人

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昨日のすばらしいACLベスト8進出の翌日。吉報は続くものですね。
工藤壮人選手が日本代表に選出されました。午後の練習前に本人に連絡が届き、それを聞いたクリもキリも「良かったなー」「すげぇじゃん、クドー」、チャンスも自分のことのように喜び、日韓代表の嬉しい抱擁。ただユース時代から知る松本GKコーチが「昔からこつこつ努力を続けた結果ですから。やっぱり嬉しいですよ!でも工藤本人は変わらず普通ですよ。また自分たちも頑張らないと」と気を引き締めていたのが印象的でした。

そして、クドーも松本コーチと同じように、周りの笑顔とは対象的に浮かれることなく、笑顔はそう多くありませんでした。フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日と急遽テレビ各局皆様が駆けつけ(今夜または今週のスポーツニュースで放送されるかもしれません)、いつもの番記者さんを前にした青空会見。「選ばれたらいいなとはもちろん思っていましたが、何時に発表されるとかも気にしていませんでしたし。でも選ばれた以上は日本のためにがんばらないといけないなという思いです。Jリーグで結果を出して選んでもらえたが、これで終わることなく、継続してゴールを積み重ねていきたい」。

代表には、酒井宏樹選手の名前もありました。全北戦の前日、ドイツから帰国したサカイがクラブハウスに帰ってきて、久々の再会を果たしました。「ずっと近くでやってきた仲間であり、一番刺激を受ける存在です。彼の活躍はチェックしているし、あいつもレイソルの映像はずっと見ているようです。お互いに切磋琢磨し、刺激し合っていければ」。そしてレイソルイエローのユニフォームから、ジャパンブルーのユニフォームへ。

「代表というすばらしい場所で、また一緒にプレーできることを嬉しく思います」。サカイのクロスに、クドーが飛び込む。自分だけじゃなく、レイソルに関わる人なら誰もが、どうしても、そんな夢を期待してしまいます。でも、クドーはまだスタートラインに立つか立たないかという状況で、ザッケローニ監督が長く代表でプレーしている選手をまず大事にすることが多いことも理解しながら、日本最高峰のFW選手たちを相手に競争しなければならない厳しい現状を分かっているはずです。でも、3年前はレイソルのFW5番手から這い上がり、今がある。そして現状に満足することなく、常に自分を追い込んでいるのがクドーです。

今は、日曜のレッズ戦と、翌水曜のサンフレッチェ戦に勝つことが、彼とレイソルの最大の使命です。明日は非公開練習、まずはリーグ戦に全力を注ぎます。

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2013年5月22日

難関突破!

担当:河原 正明

 やりました!!クラブ初のベスト8進出です!ACLラウンド16 第2戦は全北現代に3?2の逆転勝利!トータルスコア5?2で準々決勝に勝ち上がりました!

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 試合前、大きな声援で出迎えられたレイソルイレブン。最後まで途切れない応援はまさにホームでした。
 序盤、勝つしか生き残れない相手の攻撃を受身に回ってしまう苦しい展開。その中でもワグネル選手の際どいシュートがわずかに届かずというシーンも作りました。しかし、セットプレーで痛恨のオウンゴールを献上。トータルスコア2?1とイヤな雰囲気になりました。
 ここですかさず動いたネルシーニョ監督。「相手のMF8エニーニョとMF30 パク・ヒドをつかまえきれていない」とボランチの茨田選手を右サイドに、工藤選手をFWに陣形を変更。これで相手の中盤を抑えられるようになりました。
 このまま0?1かと思われた前半42分、ワグネル選手の素早いリスタートから渡部選手がドンっ!と頭を突き出して豪快に同点ゴールを叩き込みました。これで息を吹き返したレイソルは終了間際のピンチも全員守備で防ぎます。

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 ハーフタイム。「前半の残り2?3分で見せたスピリット、魂があれば生き残れるぞ!」と監督はゲキを飛ばします。「後半、相手はもっとラフなプレーで来るぞ。仲間がやられてるのを簡単に受け入れるな!何でもやるんだよ勝つためには!!」と今までにない激しい口調で戦士たちを奮い起こします。
 そのゲキが効いたのでしょうか、後半立ち上がりからアグレッシブさを取り戻したイレブンにチャンスが来たのは後半6分。クリアのこぼれ球に反応したワグネル選手の右足から放たれたボールが吸い込まれて2?1と逆転に成功します。これで相手はガックリときたかと思いきや前線に大型選手と快速MFを投入、形勢逆転を狙ってきます。

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 一方、レイソルにとっては「守ってカウンター攻撃」という狙いが定まってきます。そして相手のDFラインの裏にできた広大なスペースを使って攻撃を繰り返すと、後半14分、裏に抜け出した工藤選手が冷静に沈めてダメ押しゴール!セレッソ戦と同じく大谷選手からのLovelyなスルーパスでした!

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 これで5点とらないといけない相手はさらに攻撃の圧力を増して激しい攻防が続きます。これでスタミナ切れか?と思いきやラフでハードなパワーで制そうと来る相手に、負けじとむき出しのファイトで対抗し続けます。最後に一矢報いられますが、安全圏のリードを守ってタイムアップとなりました。

 試合後の選手たちは全ての力を出し切った疲労感がたっぷりでした。お立ち台に上がった渡部選手も笑顔が少なかったです。試合後ネルシーニョ監督は「いろんなモノを犠牲にして得た勝利。心から選手たちに感謝している」と振り返りましたが、全員が互いを思い犠牲的精神で助け合い、「フォア・ザ・チーム。フォア・ザ・ビクトリー」(ネルシーニョ監督)という姿勢を見せ続けたイレブンにスタンドからも大きな拍手が送られ続けました。

 次は準々決勝です。6月20日にAFC本部のあるマレーシアで行われる抽選会で対戦相手と、決勝戦までの道筋が決まります。アジア王者を目指す戦いは8月21日から再開されます。優勝まではあと6戦。明日からしばしJリーグに集中し、5月を良い形で終えたいと思います。
 今日も多くの応援をありがとうございました。一息つく間もなく、すぐに次の戦いが国立競技場で待っています。どうぞ引き続き熱い声援をよろしくお願い申し上げます。
 なお、明日の練習ですが全北戦出場メンバーはファンサービスを行いませんのでご了承ください。

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2013年5月21日

日々是精進

担当:大重正人

まず昨日のお話から。桐畑和繁25歳、ついに「一家の主」になりました!おとといの夜、「明日入籍するから!」と電話をもらい、ビックリしました!5月20日、練習を終えたあと、午後に婚姻届を提出したそうです。発表が夜遅くなってしまったのは、ひとえに私の携帯メールの設定ミスで受け取れていませんでした。その日にしっかり考えたコメントを送ってくれていたのに、キリ、改めて申し訳ないです。翌日朝にプレスリリースとあわせた発表のほうがいいかなと思ったのですが、「今日はオレにとって特別な日なんだから!」と。

おっしゃる通りです。ホームページとモバイルは、なんとか入籍当日にお知らせいたしました。コメントの最後にあった、「日々是精進」。とても、いい言葉です。25歳、サッカー選手としても、ひとりの男としても、これからますます成長し、明るい未来を切り拓いていってください!おめでとう、キリ!!

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明日は、ACLのラウンド16、全北現代との第2戦。日立台で19時キックオフです。前日会見には、ネルシーニョ監督と大谷選手が出席しました。第1戦、2-0と勝利。2点のアウェイゴールという「アドバンテージ」を柏に持ち帰りました。「引き分けを狙うようなことは?」という質問がありましたが、大谷選手はきっぱり言いました。「自分たちは、常に勝つために準備している」と。「監督から引き分けOKだなんて言われていませんし、狙ってドローにできるほどサッカーは簡単じゃない。どんな試合でも勝利を目指して戦うのが自分たちです。」。まるで監督の言葉が乗り移ったかのような、VITORIAを誓うキャプテンの力強い言葉でした。

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そして2人がともに口にしたのは「日本」という言葉。日本勢でラウンド16に唯一勝ち進んだのがレイソルです。「その責任を背負って勝ち上がっていけなければいけない(監督)」。「柏のサポーターだけではなく、他のチームのサポーターの期待も感じるし、その期待に応えるためにも、結果を残したいと思います。自分たちが勝ち残らないと、いつか日本のACLの4枠が減らされることもあるかもしれない」。まずは自分のため、チームのため、柏サポーターのため。そして日本を代表しているという自負と誇りを持って、応援してくれるサポーター皆さんも力の限り戦いましょう!!

そして試合はまだまだ続きます。続く26日の日曜日、国立で浦和レッズ戦があります。国立恒例の「アフラックデー」、そして入場方法や観戦ルールのお知らせを発表しました。ホームページより詳しくご確認のうえ、リーグ戦のご観戦もどうぞよろしくお願いいたします。
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2013年5月20日

先輩後輩

担当:河原 正明

 土曜日はホームでセレッソ大阪に一敗地にまみれ、昨日は久々のオフでした。前回のオフが4月15日ですから、おおよそ1ヶ月間ずっと張り詰めていた緊張と疲労から少し解放される一日となりました。そして明けた今日は朝から降り止まぬ雨の中、おおよそ90分間の練習をスタジアムで行いました。

 今日は非公開での練習でしたが、練習後に番組取材を行いました。まずは工藤選手。明日夕方の日本テレビ系列のニュース番組「news every.」に登場します。今回は水曜日のACL全北戦のプロモーションもかねての出演です。聞き手は山本紘之アナウンサー。レイソルサポーターにはご存知の方も多いでしょうが、レイソルU18出身で明治大学サッカー部で活躍、大学卒業後に日本テレビのアナウンサーとなりました。ACLの中継がある火曜日と水曜日の夕方にレギュラー出演の番組があるため、今日の訪問となりました。
 工藤選手の2期先輩の山本アナ、オープニングトークは「(工藤選手は)高1から試合に出てチームを救ってくれたよね」。その時から頼りがいのある後輩=チームメイトで、今も変わらぬ存在感があったそう。

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 先輩後輩としてだけでなく、お互いに真剣にサッカーをプレーしていたもの同士だからこそ話せることがある。リラックスした雰囲気の中でも「本当に真面目に(山本アナ)」受け答えをして、最後はしっかりとプロモーションもしてくれました!

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 収録前には先輩の大谷キャプテンやU18で1年後輩の太田選手と、収録後は明治大学の2年先輩の藤田選手が取材部屋を訪れて旧交を温めていました。いつかレイソル出身アナウンサーによるレイソル戦中継が実現するのを楽しみに待ちたいですね。
 明日夕方16時53分からの第1部でオンエア予定です。なお、番組の都合上放送されない場合もございますので予めご了承ください。

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 そして渡部選手も取材を。チバテレビRisingREYSOL「日立台一丁目蹴球団」のコーナーでMCの西谷さんとトークを。意外にも初登場で「熱望していた(西谷さん)」そうです。4月の鳥栖戦以降CBの一角として先発出場を続けている渡部選手。再びアジアの舞台にチームを導いた元日の天皇杯決勝のゴールからセレッソ戦まで、今季は成長と自信を深めているナベのオトナトークをお楽しみください。オンエアは26日(日)のレッズ戦後となります。スタジアムで応援される方は録画もお忘れなく!

 明日はACL全北現代戦の公式会見と練習が日立台で行われます。全北現代も昨日来日し、本日は柏市内で練習を行いました。相手も試合に向けて調整に余念が無いようです。なお、明日のスタジアムでの練習は一般の方はご見学できませんのでご了承願います。

2013年5月18日

また、イチから

担当:大重正人

「こんな試合が前にもあった」と思い返しました。2011年の冬、瑞穂での天皇杯グランパス戦でした。試合開始から攻撃でも守備でも相手を圧倒。球際での強さ、状況判断の正確さと速さ、そして切り替えの早さ。ロングボールは2トップが高く力強くおさめ、中盤は奪い合いを制し、前線のプレスからショートカウンターを繰り出す。

今日のレイソル、前半の46分までは、そのときと同じように、本当にパーフェクトな内容だったと胸を張れます。しかし些細なボールロスからカウンターを許し、ファウルからの直接FKが壁に当たって入る。しかも前半の終了間際、アクシデントのような失点。ACLアウェイ韓国での激闘を制し、保たれていた気力が、そこで少し落ちたのかもしれません。その気力でカバーしていた体力は、後半に巻き返すためには十分でありませんでした。

工藤選手がプロ入り以来ずっと続けてきた「ゴールしたリーグ戦の無敗記録」が28試合でついにストップしました。この記録『リーグ戦』という注釈がついていたのには、たった1試合だけ敗れた公式戦の結果があったからです。それが奇しくも、2011年天皇杯の名古屋戦。後半21分に2点目を工藤選手が奪いました。しかし結果は延長戦を戦って3-3。試合の記録としては引き分けとも言えますが、PK戦の末の「敗戦」。ともにすばらしい内容で戦い、ゴールを決めた試合。しかし結果的に勝利を飾れなかったのは、なんとも言えない喪失感が残ります。でも工藤選手は言い切りました。「特に気にしていない。またイチから続けていけばいい」。次は、水曜日。ACLの第2戦がすぐに待っています。

本当にパーフェクトだったゲーム。それがひとつのきっかけで、これほどまでに脆く崩れてしまうサッカーの怖さを、改めて思い知らされました。そして苦しい時間帯を我慢しながら、数少ない決定的な場面で仕事を成し遂げ3点すべてに絡んだセレッソの柿谷選手。全北戦のレイソルの選手たちを思い出させるような、見事な仕事ぶりでした。

明日は、久々のオフです。選手、スタッフのみなさん、しっかり身体を休め、体力もメンタルもリフレッシュして、また水曜日のACLで今日の前半のようなすばらしい戦いを見せてください。あれを90分間やれれば、どんな相手にも互角以上の勝負ができるはずです。待望のレイソルでのプロデビューを果たした太田選手。「日立台の雰囲気はやっぱり良かったです」。サポーターの皆さんに温かく熱く後押しされた今日のことを忘れないでしょう。気持ちを奮い立たせ、選手たちはすぐに前を向いて立ち上がります。また水曜日、選手たちと一緒に戦ってください。

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2013年5月17日

ホームゲーム3連戦へ

担当:河原 正明

 早くも明日はリーグ戦。昨日、韓国から帰国したチームがクラブハウスに到着したのが20時30分ごろ。昼の12時にホテルを出てから8時間30分、意外と長旅になりました。
 今日は15時からトレーニング。昨日に全州市のホテルでリカバリートレーニングとWカップスタジアムでサブ組のトレーニングを行いましたので、今日は通常通りの試合前日のトレーニングでした。

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 明日の相手はセレッソ大阪。昨季もアウェイでの全北現代戦の次がセレッソ戦でした。今季はホームで迎え撃ちます。両チームの勝ち点差はわずか1、ネルシーニョ監督は「勝ち点を積み上げないといけない大事な時期。1ポイント差上のチームに勝って追いつきたい。明日は『直接対決』だと思っています」と語尾を強めます。セレッソのレヴィー・クルピ監督とはブラジル時代も含めて何度も対戦した間柄です。「レヴィーが作るチームはいつも守備力が高く、カウンター攻撃が鋭い。そして特に若手の力を伸ばすことに長けている」と話すように、今季も柿谷選手を始めとする若い選手と経験のある選手の力が融合して好調を維持しています。
 レイソルはここまでJ1リーグ戦は2連勝、ACLを含めると公式戦4連勝中ですが海外からの移動込みで中2日での試合とハードです。しかし「練習でうまくコンディション調整ができている。ここ数試合の選手のパフォーマンスを見ればわかると思う」と明言するネルシーニョ監督だけに明日も全力で"Vitoria"を目指します。

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 帰国してから嬉しい知らせが届いていました。キムチャンス選手がワールドカップ最終予選の韓国代表に選出されました。「代表で一生懸命頑張ってきたいと思います!」前回の選出時は負傷辞退、残念そうな表情を良く覚えています。
 そのチャンス選手はACLラウンド16初戦は累積警告で出場停止。母国へ帰ることはできませんでした。試合はTVで観ていて「チームメイトが勝利のために全力を出していました。自分がそこで力を貸せなかったことは残念です」。責任感の強い選手だけに、次の試合への思いも秘しています。まずは明日のリーグ戦に出場を目指して、日立台で悔しさを晴らして欲しいものです。

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 明日から新グッズが発売になります。Tシャツのモデルは太田選手。真ん中に堂々と「太陽神」とプリントされています。このTシャツを着ればいつも日に焼けて真っ黒な太田選手みたいになれるかも?「でもみんながそうなったら困るでしょ(苦笑)」と鋭いツッコミを返されました(笑)。
 そしてもう1点、狩野選手が持っているのはユニフォームランドリーバッグ。いずれもスタジアム売店およびサッカーショップKAMO柏店にてご購入可能です。ぜひ、お買い求めください。
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 また明日の試合は今季初のホームタウンデー「松戸ホームタウンデー」。松戸市特産「矢切ねぎ」のプロモーション売店も出店します。こちらはホーム側柏熱地帯裏イベントスペースでの実施となりますのでご了承ください。

 今日も昼間は熱いくらいの陽気でした。明日の天気予報も晴れ、おかげさまでチケットの売れ行きも伸びてきています。しかし、まだまだ当日券も購入可能です。ここから始まる「ホームゲーム3連戦」、初戦を必勝するためにもぜひスタジアムでご声援いただければと思います!

2013年5月16日

2年連続2-0

担当:大重正人

「予想していたけど、まさかあんなに蹴ってくるとは...」。これまでの韓国チームとの対戦と同じか、それ以上に押し込まれる展開になりました。昨年までだったら、同じくベスト16で涙をのんだ蔚山戦のように決壊していたかもしれません。しかし去年の経験、悔しさを蓄えていたレイソルの選手たちは力強かった。昨年5月15日のデジャブーを見るように、最後まで踏ん張り、持ちこたえ、23本ものシュートを許しながら、完封勝利を収めました。

まずは、やはり先制点でしょう。先制すれば、負けない。しかし決めたのが、リーグ戦での不敗神話を続ける工藤選手。「あそこで工藤がよく決めてくれた。あれで落ち着いて戦えた」。エースの仕事を果たしてくれた工藤選手にみな賛辞を贈りました。そしてネルシーニョ監督も。「ドゥーのフィードから、ジョルジが信じて走り、またそのクロスを信じて工藤がいたから生まれたゴール」。「軌道はどうかなと思ったけど、いいコースに飛んだ納得のゴールです」と工藤選手は胸を張りました。

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しかし、そこからは相手の作戦は徹底されました。ロングボールです。最終ラインからどんどん蹴り込まれ、渡部選手をはじめ4バックが懸命に跳ね返しますが、大谷&栗澤のボランチコンビも最終ラインに吸収されるように押し込まれ、こぼれ球を相手に明け渡すシーンが目立ちました。そこで監督が「ダブルボランチはもっと前目で相手をつかまえるように」と指示。その作戦を戦術理解の高い2人がしっかり体現し、後半ももちこたえます。

たしかに相手の決定機は、もう両方の指では数え切れないほどでした。それでも、やられそうな雰囲気は、スタジアムで間近に見ている分には、あまり感じられませんでした。初の右サイドバックに入った鈴木選手を始め、4人のセンターバックが並んだ最終ライン。強さを高さに自信を持つ彼らが身体を張り続け、もしそこが破られても、帰ってきた守護神がそびえたっていました。

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マリノス戦で脳震とうを負ったスゲ、メディカルチームのコントロールの下で、できる限りの準備を続け、いつでも復帰できるようにスタンバイしていました。目を覆いたくなるような決定的なシーン、何度も跳ね返し続けました。「負傷もあったけど、身体は切れている。あとは自分を信じて、落ち着いたプレーができた」。もちろん皆の力あってですが、それでも今日は「スゲで勝ったゲーム」といっても、誰も異論はないでしょう。

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これで、来週22日の2ndレグ、勝利と2ゴールという大きなアドバンテージを持って、日立台で迎え撃つことになりました。「まだ180分勝負の半分です」。工藤選手の言葉通りです。今日の全北の攻撃を見れば、大量得点を奪える力を持っていることは明らかです。怯まず堂々と。我らのホーム日立台ですから!どうぞスタジアムをいっぱいに埋め尽くし、クラブ史上初となるベスト8進出をみんなで勝ち取りましょう。飛行機とバスを乗り継ぎ、遠く韓国までお越しのみなさん、今日も心強い声援をありがとうございました。

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2013年5月15日

その壁を越えろ!


担当:河原 正明

 韓国滞在も3日目になりました。今日はACL公式の前日会見がスタジアムで行われました。会見の模様は全文がJ‘sGOALに掲載されています。今回監督とともに登壇したのはワグネル選手。先日の日記でも書きましたがブラジルでは在籍したクラブでタイトルをもたらし、南米での国際試合はもちろん、ロシアやスペインリーグでプレーと国際経験が豊富です。

 「レイソルは昨年他の国のビッグチームとの対戦で、個人としてもチームとしても成長できた。そして我々は2年連続でこの大会に出場するための資格=タイトルを取った実績と自信があります」。会見でそう述べたワグネル選手ですが、この大会に出場するまでにレイソルは簡単な道のりではありませんでした。リーグ戦では最後の最後で敗れて出場権を逃しました。残る一つの座をかけてさらに1か月近くの戦いを続けて優勝しないといけないことは、大きなチャレンジでもありました。同時に負担もありましたが、何よりも自らがタイトルを獲らないとあの舞台に戻れないことは選手自身が一番知っていたこと。 その上で手にした出場権。簡単に手に入らないことだから真剣勝負で挑む価値が増します。

 同じことは相手にも言えます。今日のマッチコーディネーションミーティング後に全北の広報担当と話したのは「去年も同じリーグで戦って(2敗して)。今年はまた広州と厳しい試合をして、浦和と戦って、次の相手はレイソルは厳しい」。去年同じグループだった広州、レイソル、全北、ブリーラムの4クラブが今年もACLに出場して4チームともベスト16入りしたよね?と話すと「今思えば本当に“死のグループ”だったよね」とタフな経験であったことは間違いありません。その中でブリーラムは今日のラウンド16の初戦、ホームでブニョドコル(ウズベキスタン)を2-1で破りました。クレオ選手とも話したのですが、「広州時代に全北には去年アウェイの初戦で5-1で大勝したけど、ホームでは全北に1-2で敗れた。最終戦もレイソルはアウェイで全北に勝ったけど、自分達もギリギリのところでブリーラムに勝って16強入りした。今回4チームが予選突破したのは驚きではないし、アジアは大きな差はない」。

 ほんのわずかの差。今季のACLでの戦いでは、細かいディテールを突き詰めていったからこそ決勝ラウンドまで進出したのだと思います。その精神は明日も変わりありません。

  大谷選手は静かに、しかし的確にこの1戦への思いを口にしました。「去年は1発勝負で悔しい思いをした」。大会の規定がほぼ毎年変わるのも広いアジアならでは。その中でもしぶとく勝ち上がることができただけに、「ラウンド16からが本当の勝負」と気を引き締めて明日の試合に臨みます。

 明日は平日の異国の地でのナイトゲームということもあり、訪韓される方も少ないとは思いますが、ぜひご声援いただければと思います。明日19時からトータル180分の戦いの初戦が行われます。ぜひTVの前でご声援頂ければと思います。ではまた明日!

2013年5月13日

一年ぶりの全州

担当:河原 正明

チームは昨日夕方に韓国入りしました。空港で食事をして、その後はバスで3時間の移動です。昨年も同じ行程でしたが「やっぱり3時間は長いねー」(クレオ選手)ようやく22時過ぎに全州のホテルに到着しました。

一夜明けて、今日は朝から気温が上昇。練習開始前の2時すぎには30度近くまで上がりました。チームは3時から全州ワールドカップスタジアム横のサブグラウンドでトレーニングを行いました。1年ぶりの再訪となりました。

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「ん?オレ、ここに来た記憶がないんですけど?」と田中選手。いや、そんなはずはないでしょう、と大谷選手と話すと「オレらは風呂に行っていたからね」。そうでした、去年はアウェイでの川崎戦の後そのまま羽田空港に向かい、ソウル泊。川崎戦出場選手は翌日のリカバリーを全州で行ったので、ここには来ていないのでした。

実は日程が昨季と全く同じく12日に韓国に移動、15日が全北とアウェイゲームです。さらに言うと、その次のJリーグの対戦相手がセレッソ大阪というのも同じです。そのことを選手に聞くと「うーん、選手は日にちまで覚えていないですよ(苦笑)」とほぼ全員から同じ答えが返ってきたのは意外でした。

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それでも「去年と同じホテルですし、経験しているスタジアムで試合をすることはポジティブに考えられます。なによりも今回はホームアンドアウェイで2戦戦うので、180分間でいかに勝てるかという試合になります」と大谷キャプテン。日本ではナビスコカップの決勝トーナメントくらいですが、「いい形で日本に帰ってきたいけど、仮にビハインドでもホームで後から戦える。それに多くのサポーターも来るのでね」。

暑いくらいの陽気でしたが、全員で約1時間体を動かしました。その後はやっぱりGK陣だけは追加練習を行ったのもいつも通りでした。さて、明日はスタジアムで公式会見と公式練習を行います。その模様は明日の広報日記で!

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2013年5月12日

堅く泥臭く

担当:大重正人

昨日のジュビロ戦。しぶとく堅く「ウノゼロ(1-0)」の試合をものにした選手たち、10時からのリカバーを終え、12時半にはあわただしく出発していきました。11日のジュビロ戦から、15日全北戦、18日セレッソ戦、22日全北戦、26日レッズ戦、29日サンフレッチェ戦。19日で7試合を戦う厳しい連戦がスタートしました。これは、Jリーグでレイソルだけに与えられたタスク。日本の誇りを持って戦う3週間となります。

リカバー以外の選手は9時から始動し、ピッチで5対5のメニューをこなしました。田中選手の動きが目立っていました。パスを受けてから、GKの動きをしっかり見て、正確に流し込む左足のシュートを連発。レアンドロ選手から「ジュンヤ、イイネー」という声があがるほど、流れるようにゴールを決め続けました。

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「昨日は、途中からの出場でしたが、ボールを中盤で収めることができて、チームメイトにも『良かった』と言ってもらえた。あとはやっぱりゴールですね。最後に惜しいシュートがあって。。。あのチャンスをしっかり決めていれば、ゼロゼロの状況で『使ってみようか』と思ってもらえるはず。自分は韓国チーム相手に結構ゴールできていますし」

たしかにその通り!昨年の全北戦ではアウェイで1点、ホームで1点、蔚山戦でも1点。今季のアウェイ水原戦では2点。5試合で5ゴールをマークしているだけに、ホームアウェイ問わず、いいイメージを持っていることでしょう。「今は守備で耐えることも大事。パスが回らない時間があってもネガティブに考えず、しっかりゼロでいけていることをポジティブにとらえたい。内容が悪くても勝つ。うちらしい泥臭い戦いも必要です」。

全北の第1戦、キムチャンス選手が出場停止、藤田選手も足を痛めており、いかにして右サイドバックのポジションを埋めるのか。左サイドは本職ではなくとも増嶋選手が自身の特徴である守備力でしっかり支えています。どういったメンバーで戦うのか、まだわかりませんが、どんなタイミングでもどんなポジションでもプレーできる準備を、みな整えているのがレイソルです。アウェイでの第1戦、もちろん必勝態勢ですが、「とにかく第2戦につながる結果を残したい」という大谷選手の言葉通り、勝利、そしてトーナメントを勝ち抜くために蓄えてきたメソッドをいかに発揮するか。チームの総力で最良の結果を残したいところです。

明日は韓国からトレーニングの模様をお伝えいたします。アウェイ参戦予定の方、どうぞ体調を崩されることなく、選手同様に100%のコンディションで敵地へ乗り込みましょう!!

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2013年5月11日

5年ぶりの勝利!

担当:河原 正明

 2009年10月以来5連敗中だったジュビロ磐田に5年越しでやっと勝ちました。スコアは1-0、リーグ戦では4月20日のアウェイ・鳥栖戦以来の完封勝利となりました。そしてこれで何よりも「ジュビロとの相性の悪さを断ち切れた」(ネルシーニョ監督)ことでしょう。

 去年に引き続き雨のヤマハスタジアム。しかし、これまでと違いスタンド拡張工事のため、日立台同様にホームチームとビジターチームが左右全て入れ替わりました。これでいままでと運気が変われば、と密かに願っていました。

 試合は激しい雨の中キックオフ。芝のコンディションは素晴らしく、水がたまることはありません。しかし、ボールスピードが速まるので互いにトラップでミスする場面が目につく立ち上がりでした。レイソルは立ち上がりにサイド攻撃からシュートまで持っていきますが、その後は次第にホームで勝利をと強く攻める相手に対して受け身になりつつありました。やはり両FW、日本代表の前田選手と金園選手のキープ力を活かそうとロングボールで仕掛けてきます。

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 対するレイソルですが、今日は近藤、渡部の両CBが最後まで相手FWに屈することなく抑えつけました。特に空中での競り合いの場面でも高さや、低いボールにも相手より先に頭を出すなど負けるシーンはほとんどありませんでした。「相手がロングボールで攻めてくるだろうことは想定していた。ハネ返す場面も多かったけど、ボランチとサイドバックの選手たちがうまく拾って前へつなげてくれた。ハイボールに勝つのは自分の売りですから」と渡部選手。「ACL全北戦に向けてもいいシュミレーションになりましたね?」という問いに「いや、これまでのACLでの経験があったからこそ、今日のように高い相手に負けなかった」と返しましたが、選手たちは戦いの中で確実に成長しています。

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 そして守備陣の踏ん張りに応えたのはジョルジワグネル選手。「ピッチが濡れている状況はキーパーにとっては難しい。大事な時間帯でいいタイミングで前を向けるボールが来たので、思い切ってシュートを打った。うまくバウンドして相手にはイヤなシュートになったと思う」と振り返るように、前節マリノス戦のアシストに続いてまた黄金の左足が輝きました!
 意外なことに今季初ゴール。「ゴールを取りたいと思っていたけど、経験上ゴールは『取れる時が来たら取れるもの』。チームのことを先に考えているよ」。
このゴールはこのまま相手の攻撃を受け続けたら決壊してしまうかも?、という厳しい戦いを強いられていたDF陣だけでなく、攻撃陣にもベンチにも勇気を与えた1点でした。
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 相手はさらに攻撃的な選手を送り込み、必勝の構えに。レイソルは守備固めではなく、右MFに田中選手を起用し「さらにポゼッションとボールのキープで相手を上回る」策に出ます。田中選手は監督の狙い通りに空中での競り合いでも強さを見せ、「ゲームを落ち着かせることができた」(ネルシーニョ監督)とプラン通りに試合が進めます。
 そういう局面局面で何度もチャレンジ&カバーを続けるのはレイソルの特長。最後まで「体を張って粘り強く守れて、1点差のゲームを勝ちきれたのは大きい」と大谷選手。「今季はこれまでこういう形での勝ちがなかった。この先も長いリーグ戦を戦う上でも大きい」と安堵の表情を見せていました。

 チームは明日の午前に練習を行い、昼過ぎには韓国に向けて出発します。「日本を代表して(大谷選手)」全北現代との戦いに挑みます。なお、今日の試合出場した選手はトレーニングメニューの関係でファンサービスを行いませんので、予めご了承ください。

 最後に今日も雨の中ご声援いただきましたサポーター皆様にお礼を申し上げます。最後まで途切れることのない声援でチームを奮い立たせ、戦い抜けさせてくれました。さあ、次は再びアジアでの戦いです!この勢いのままここからの6連戦を全勝できるよう引き続き応援をお願いします!


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2013年5月10日

20周年ウィーク

担当:大重正人

1993年5月15日。井原ヘッドコーチもマリノスの一員として出場した、国立競技場でのJリーグ開幕戦から20周年を迎えます。Jリーグは今週から「20周年ウィーク」。浦和vs鹿島の試合は「20周年記念試合」として行われ、また明日から29日までのJ1、J2、ヤマザキナビスコカップは、Jリーグカラーの赤と白を基調とした特別デザインのボールで試合が行われます。そのほかにも各種イベントが行われます。
http://www.jsgoal.jp/special/2013anniversary/

遅れること1年後にジュビロが、そのまた1年後にレイソルが、Jリーグに加わります。リーグ戦通算して、ジュビロの20勝、レイソルが11勝、3つの引き分け。今回で35回目の対戦となりました。ジュビロは監督が交代し、長澤ヘッドコーチが指揮をとります。近藤選手は「監督が変わったことで、選手たちも責任を感じているだろうし、変わったことで勢いがつくこともある」。さらに「でもいい選手が変わらず揃っていて、代表クラスの選手もいる。かみ合ったらすごく強いチーム」と警戒を強めます。

先日のエルゴラッソの郡司さんブログにも載っていましたが、長澤コーチがFC東京で長くコーチを務めておられましたが、当時、栗澤選手もその門下生のひとりです。「当時は若手のトレーニングをみていて、ウチでいう布部さんのような存在でした。心に残る言葉がたくさんありますし、サッカーに対する姿勢も教わりました。『10年続けたら一流』。F東には三浦文丈さんというお手本になる先輩がいて、ああいう選手を目指せと。マスやチュンソンも教わっていると思います」。

李忠成選手からも、レイソル時代のインタビューでその名をよく聞いたことがあります。「長澤さんは自分を見捨てず、練習に付き合ってくれた」。李選手は先週の対戦で恩返しのゴールを決めました。お世話になったコーチに向けて、プロとして成長した姿を見せられるか。互いに上位を目指してしのぎを削る一戦、レイソルもここのところ5連敗を喫しているジュビロ戦、なんとしても勝たなければいけない試合です。

http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015195.html
明日は、「スカパーオンデマンド」でも20周年記念のキャンペーンが実施されます。スマホ、パソコン、タブレットなどインターネットが通じている端末から、11日と12日のJリーグの試合が無料配信されます。スカパーオンデマンドのサイトにて無料登録をすませば、レイソルの試合をはじめLIVEはもちろん、録画なら好きな時に、見たいシーンをすぐにみることができます。ヤマハスタジアムに行けない方は、インターネットにて応援ください!もちろん、モバイルレイソルの応援テキスト速報もあります。先週のマリノス戦のように、熱い気持ちを選手たちへ贈ってください。どうぞよろしくお願いいたします。

2013年5月 9日

苦手克服へ

担当:河原 正明

 今日もまたACLの話題からです。AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16 第1戦、15日(水)アウェイでの全北現代戦のチケット販売のお知らせをしました。基本的にはご自身でスタジアムにて当日券をご購入いただく形になります。

 トップチームは磐田戦に向けて日立台で非公開練習を行いました。練習前に輪になって監督の訓示を聞く選手たち。2年ぶりの対決となった2011 J1リーグ第15節のホームで0?3で敗戦を喫すると、以降4戦全てで敗戦が続いています。アウェイ・磐田での勝利は2009年6月までさかのぼります。さらに相手は監督交代以来初めて迎えるホームゲームで浮上のきっかけを掴み取ろうと来るはずです。もしかすると、先日我々が日立台でマリノスを迎え撃ったような雰囲気になることでしょう。
 5連敗中と苦手、といえば苦手なのでしょうが、今度の対戦ではヤマハスタジアムの改装に伴いホームとアウェイがそっくり入れ替わります。そういう意味では運気の逆転もありうることです。「(事前の)イメージ付けも大事ですから」とは稲田選手。いずれにしても難しい戦いになりますが、これまで通り全力で挑むことには変わりありません。チームは明日午前に練習を行って、敵地磐田に向かいます。ぜひ、現地でも応援いただければと思います。

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 さて、話は一日戻って昨日5月8日。QVCマリンスタジアムで行われたプロ野球 千葉ロッテvs埼玉西武戦で増嶋竜也選手が始球式を務めました!マリンスタジアムにレイソル選手が登場するのは初です。"お供のもの"として谷口選手と狩野選手も帯同!マス本人のブログにも詳しい模様は書かれていますので今日は写真を中心にご紹介します。

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 現地では、レイソルサポーターにはおなじみの小宮山悟さんが偶然にも中継の解説でいらっしゃり、緊張気味のマスを激励!そしてウォーミングアップは成瀬選手とのキャッチボールに、なんとマリーンズのレジェンド・初芝選手がバッター役として参加というマリーンズファンにはたまらない豪華な顔合わせでした。

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 そして本番。しかしなんと出てきたバッターは左打者。「ずーっと右バッターだと思って準備してきた」(増嶋選手)想定とは違ったことで「緊張している顔をみてこっちがビックリした(笑)」(狩野選手)というくらいだったそう。
 それでもノーバウンドでキャッチャーへスロー(ロングスローが得意で強肩のマスなら当たり前ですかね?)。ホッとした表情とともに無事大役を果たしました。ちなみに今回はACL用のユニフォームを着用。場内では22日のACL全北戦の告知もしていただき、プロモーションもこなしてくれました!

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 「次は千葉ロッテの選手を呼んで始球式をしてもらいましょう!」とマス。同じ県内のプロスポーツチーム同士これからも良い交流を続けていければと思います。

2013年5月 8日

タフに戦え!

担当:河原 正明

 まずは昨晩、AFC(アジアサッカー連盟)の公式サイト上でAFCチャンピオンズリーグ(
ACL)ラウンド16の日程が発表となりました。全北現代との2試合、15日(水)の初戦はアウェイ、全州ワールドカップスタジアムで19時キックオフ、22日(水)の第2戦は日立柏サッカー場で同じく19時キックオフとなります。
 ようやく本日、ACL 全北戦チケット販売のお知らせをすることができました。明後日10日(金)から会員先行で、12日(日)から一般販売をいたします。また、年間シートをお持ちの方には別途会員様限定チケット販売
のご案内を本日発送でお送りしております。ご一読いただき、ぜひ多くの会員様にお越しいただきたいと思います。

 トップチームは日立台で練習を行いました。次の相手は中4日でアウェイ・磐田戦。先月後半は中2日ペースでの試合が続いただけに、たとえ4日間でもこれまでよりも試合間隔が長いような錯覚になります。
 昨日の仙台大学との練習試合組はリカバリートレーニングを、その他選手は通常通りの練習を行いました。

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 リーグ戦、ACLと掛け持ちが続きますが、今季は日本勢唯一のラウンド16進出になりました。「こういう大きな2つの大会を戦うことをレイソルは学ばないといけない。だから2年連続で出場できるのはいいことだ」とはワグネル選手。その理由は「去年の経験を、すぐに今年活かせるから」と続けます。
 母国ブラジルで「優勝請負人」として常にタイトル争いをしてきた実績だけでなく、2011年、2012年とレイソルにも2年連続でタイトルをもたらした選手。言葉の重みが違います。実際に、今季は昨季の経験を活かして、昨季は1勝3敗だったアウェイ戦で3勝を挙げる進歩を見せました。それでもやはり「ムズカシイね」と連戦はタフさが要求されるということには変わりません。明日は磐田戦に向けて非公開でのトレーニングとなります。ご見学はできませんのでよろしくお願いします。

 最後に今日5月8日が誕生日の藤田選手。食堂で恒例のケーキでお祝いをしました?!6日のマリノス戦、古巣相手ということで注目もありましたが自身のことよりも「やっぱりケンタ(狩野 健太)に点を取らせたいよね。そのために動きまくるよ!」と男気あるコメントをする選手です。
 実はレイソルで1、2位を争う持久力の持ち主ですが、それでも「足をつりかけて(ネルシーニョ監督)」交代するまで動き続けたのは、仲間思いだからこそ。おかげで今日は室内トレーニングのみで、練習場にお祝いにお越しいただいた方にはお会いできずでした。27歳になってもバリバリ走りまくるフジに期待しましょう!

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2013年5月 7日

兄弟対決

担当:大重正人

昨日は、レイソルとマリノスで、谷口、小林、狩野、藤田選手など、元チームメイト同士が新しいチームで旧友と戦い、素晴らしい熱のこもった好ゲームを繰り広げてくれました。今日も、昔懐かしい仲間同士が、この日立台でぶつかりあいました。仙台大学とのトレーニングマッチです。

去年10月22日のリターンマッチ。当時も懐かしい再会の模様をお伝えしましたが、今日はさらに世代の広がりが凄かったです。U-18出身選手が、レイソルは8人、仙台大学は5人。なんと22人中13人がレイソル出身という、まさしく「兄弟対決」でした。その内訳、調べてみました。

1987年生(25歳)桐畑選手
1989年生(23歳)太田選手
1991年生(22歳)茨田選手
1992年生(21歳)鳥山祥之選手(仙台大)
1992年生(20歳)熊谷達也選手(仙台大)
1993年生(20歳)山中選手
1993年生(19歳)蓮沼翔太選手(仙台大)
1993年生(19歳)児玉昇選手(仙台大)
1994年生(18歳)川島章示選手(仙台大)
1994年生(18歳)秋野選手
1996年生(17歳)中谷選手(U-18)
1996年生(16歳)大島選手(U-18)
1997年生(16歳)中山選手(U-18)

最年長から最年少まで11世代違い。これはなかなかお目にかかれない、レイソルならではビッグゲームではないでしょうか。下平U-18監督をはじめ、アカデミーコーチたちも勢ぞろいで教え子たちのプレーと成長を食い入るように見つめていました。いい意味で、上下関係にしばられない、近しい関係がレイソルのいいところ。しかし、試合が始まれば、逆に年齢関係なく、いたるところで激しいコンタクトが見られました。

昨年U-18全国制覇の立役者。エースストライカーの川島選手と、キャプテン秋野選手。
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1歳上の鳥山選手を激しく追う、山中選手。鳥山選手は、実家の三郷からお父さんも応援にかけつけていました。「山中くんとか、昔の仲間がいっぱいいるからね」と目を細めていました。
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高校2年生の大島選手。大学3年になった熊谷選手にも臆するところなくタックルです。
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しかし、ひとたび試合が終われば、懐かしい再会ばかり。この日は出場がなかった、木村、小林、中村の3選手も加わり、「卒業式以来ですけど、何も変わっていないですね?」昔というよりは、今の近況を笑顔で語り合っていました?

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試合は、3-0でレイソルがしっかり勝利。先制点はセットプレーから鈴木大輔選手でした。山中選手のCKから、U-18中山選手がヘディングシュート。GKの脇からゴールへ入りそうなところ、「触らなくても入っていましたね」と苦笑するダイスケ。

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「でも自分も練習試合でアピールしなければという思いでしたし。ユースの子には申し訳ないですけどね(笑)。プライドをもって、球際のところはバチバチやりましたし、人に対して強いという特徴は最低限出しました」。このところ出場機会はありませんが、日々のトレーニング、そして練習試合と、昨日の稲田選手のように「自分はいつでも準備ができている」というところをしっかり見せられたのではないでしょうか。

話は変わりまして、明日8日、増嶋選手が、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの始球式を行います。午前中はしっかりトレーニングをおこなって、幕張へ。プレーボール18時15分の2分前ぐらいに実施の予定です。夕方、少し早い時間ですが、ぜひマリンフィールドでマスの晴れ姿をぜひご観戦ください。テレビではスカパー!(有料)で放送があるようです。チバテレビでも中継がありますが始球式後のスタートですので、月末のライジングレイソルにて放送いただけるそうです。どうぞお楽しみに?

2013年5月 7日

ダブルで横浜に勝利!

担当:河原 正明

 ゴールデンウィーク最後の祝日、朝から夜まで日立台では「横浜」のチームとの試合がありました。まずはU-18が参加しているプリンスリーグ関東1部。海外遠征のため延期となっていた横浜FCユースとの第1節が11時キックオフで行われました。試合は3-0でレイソルが快勝!幸先の良いスタートでした。

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 そして19時からのナイトゲームのJ1リーグ第10節 横浜F・マリノス戦も2-1で勝利。ホームでは3月30日の大分戦以来久々の勝ちゲームとなり、スタジアムも最高の盛り上がりを見せました。
 試合前、少し雲行きがあやしくなり雷鳴が響き渡りましたが、幸いにも通り雨で済みました。その後の選手ウォーミングアップ時から、今日はスタンド全体から押し寄せる"圧力"がすごかったです。選手入場時、私はメインスタンド側のピッチで選手を待ち構えるのですが、最初に目にしたのは総立ちのメインスタンド。"ん?いつもと違う??"。振り向くとバックスタンドも、大幕が下りたあとのゴール裏ももちろん総立ちでした。選手たちもスタンドからの「勝たせたい」という気迫が伝わったはずです。

 その思いが通じたのは前半8分。左サイドで上手く抜け出したワグネル選手がフリーになると、スライディングする相手、マリノスの中村俊輔選手でしたが、の頭上を越えて"レイソルの黄金の左足"からクロスがドンピシャでクレオ選手に渡りました。これを頭で合わせてきれいなゴールで先制。日立台が歓声で"うわーん"と鳴り響きます。

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 早い時間に試合が動いたこともあり、その後も巻き返すマリノス、受けるレイソルとで非常に早いテンポで試合が進みます。一方、現在リーグ2位と好調のマリノスもすかさず反撃に。左サイドを駆け上がってきた、元・レイソルの小林選手が放ったクロスがタイミング悪く相手選手に合ってシュートを。GK菅野選手も反応しますが同点とされてしまいます。
 
 そして前半終了間際、アクシデントがレイソルを襲います。相手FWと激しく衝突したGK菅野選手が負傷。メディカルスタッフが出した大きな×サインにどよめくスタジアム。負傷で交代を余儀なくされました。

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 ここで登場したのは稲田選手。アップもそこそこに、出場すると前半を切り抜けます。通常ならば、ハーフタイムには全選手がロッカールームに入るのですが、チームの指示で稲田選手はアレックスGKコーチとアップを続けます。
 実は試合の終盤に、これが活きました。「マリノスはサイドからのクロスが多い。だからアップで改めて意識できた」。最終盤は前線に背の高い選手を増やされてのパワープレーを仕掛けられましたが、自身の持ち味である飛び出しとパンチング、ハイボールにもしっかり応対続けてくれました。監督も「輝かしいプレーを見せてくれた」と称えていましたが、茨田選手も、キムチャンス選手と3枚をアクシデントでの交代で使う、一見苦しい采配でも期待に確実に応えてくれるからこそベンチ入りができるのです。改めて"一丸"での勝利だと思いました。


 そして今日のヒーローはこの人でした。工藤 壮人選手。今日5月6日が23歳の誕生日、自ら祝うゴールでした。左サイド増嶋選手からクサビのパスがクレオ選手に入るや否や、動き出した工藤選手にパスが通ります。ドリブルでボールを中央に持ち出すと、もう目の前には大きなゴールとGKだけしかいませんでした。腰をうまくひねって右足で振りぬいたボールの軌道は相手GKが届かない場所を抜けてネットに刺さりました!名古屋戦の2点目とはまた違う工藤選手のゴールパターンに「成長を感じた(大谷選手)」「非常に急激なスピードで成長し、成熟してきている(ネルシーニョ監督)」と賞賛していましたが、スタジアムの皆さんにもますます頼もしく映ったことでしょう。

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 試合後にはスタジアムから大きなハッピーバースデーコールとケーキでお祝いを!チームの勝利と3重の喜びを分かち合いました!

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 「今まで指揮してベンチで見てきた試合の中でも、感動したゲームの一つになりました」とは試合後のネルシーニョ監督。確かに感動を呼んだ主役はピッチ上の選手でしたが、それを演出したのは今日ご来場された方たちひとり一人です。
 何度も言いますが、スタンドから発せられるパワーの熱量がすさまじかったです。試合後、選手たちも「今日の声援はすごかった!」と口々に話していましたが、気づくと2階席もスミからスミまで試合中、ほぼずっーと総立ちの柏熱地帯は初めて見る景色でした。実は「選手たちを立って迎えましょう!」という試みがあったと知ったのは試合後でしたが、選手だけでなく、中継局の方、今日はスカパー!とNHKでしたが、からも「こんなにスタジアムが一体となって応援している中継は久々でした!」と興奮を隠せない様子でした。

 今日、新しい日立台の応援スタイルが始まりました。
 
 その一歩目となった試合を勝利することができたのは、素晴らしい一体感を出せる日立台のポテンシャルの高さと、そして誠実に、熱烈に応援してくださるサポーターのおかげです。そのことを一番感じたのはおそらく皆様自身だったのではと思います。
 改めて皆様に御礼を申し上げたいと思います。どうぞこれからも厚いサポートをお願いします。

 明日は今日の出場選手はリカバリーとなります。グラウンドでのトレーニング後は室内でアイスバスを行う予定ですのでファンサービスは行いません。何卒ご了承ください。

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2013年5月 5日

決戦前夜

担当:大重正人

今日はこどもの日。大変多くの子どもたち、ご家族連れが日立台にお越しでした。ファンサービスの列がいっぱいで、選手たちも少し大変だったかもしれませんが、それでもこれだけ多くの皆さんに応援をいただいて、そして期待されていることを肌で感じ、そして明日へのパワーをいただいたことと思います。2タッチゲームでは練習復帰しているキリがなんと2ゴール、「オレ今日調子よくね!?」とチームのムードを大いに盛り上げてくれました!

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そして明日はゴールデンウィーク最終日、盛り上がるJリーグのラストを飾るナイトゲーム、横浜F・マリノス戦が行われます。メディアの皆さん、そしてJリーグファン皆さんの興味は、やはりこの2点でしょう。

まずは、古巣マリノスと対戦する、レイソル戦士たちです。藤田優人選手、谷口博之選手、そして狩野健太選手にとっては思い入れのある試合になるでしょう。今朝の新聞紙上にも、中澤佑二選手から彼らの名前が挙がっていましたし、またメディア皆さんもコメントを集めていました。

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そしてもう一点は、工藤壮人選手でしょう。明日5月6日、23歳の誕生日を迎えます。今日も抱えきれないほどのプレゼントをいただいて、大きな期待を一手に背負うエースストライカーへの階段を上っています。これまで誕生日に試合をしたことはありますか?と記者さんからの質問に、私は「プロに入ってからはないよね」と答えてしまいましたが、クドーは「サテライトリーグが1回ありました」としっかり記憶していました。大変失礼してしまいました。

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調べてみました。2009年、柏の葉で行われたコンサドーレ札幌とのサテライト戦。前半22分、しっかりとPKで「バースデーゴール」を決めていました!!ただ「当時は競争の中で、なかなか試合も出られませんでしたし、誕生日だということはそれほど意識していませんでした。もちろん明日勝って祝ってもらえたら最高ですが、まずはチームが勝つことが一番です」。昨冬の天皇杯準決勝でもマリノス相手にヘディングを突き刺し、ファイナルへ導くエースの活躍を見せてくれました。リーグをけん引するマリノス相手に、進化と真価の問われる大一番になります。

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チケットの売れ行きが進んでいます。まだ多少残数があるのはSS席、柏熱地帯だけになっています。券種によっては前売りで完売してしまうケースもありそうですので、ローソン・ミニストップの「LOPPI」にてお早めにお買い求めください!
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2013年5月 4日

旧きを楽しむ

担当:河原 正明

 五月の陽射しと四月の風が入り混じる中、トップチームは日立台で練習を行いました。今日は明後日のF・マリノス戦に向けての非公開練習、ネルシーニョ監督の指示の声がよく響くピッチ上には、緊張感が溢れていました。
 練習後は一転、穏やかな雰囲気。まだボールを蹴り続ける選手に、ランニングする選手。グリーンのじゅうたんの上で車座になって話し込む選手。思い思いに気持ちが良い時間を過ごしていました。
 おかげさまで試合が近づくにつれてチケットの売れ行きも伸びています。特に指定席の残りが少なくなってきています。指定席をお買い求め希望の方は、明日まで前売り価格となりますので、お早めにお買い求めください。

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 その明後日のF・マリノス戦から試合会場などで販売される新グッズ発売のお知らせ
をします。
 おすすめはJリーグ20周年を記念した「復刻ユニフォームシャツ」。残念ながらレイソルは20年前の1993年はJリーグ準会員でしたので、今回は1995?96年にリーグ戦で着用したミズノ社製1stユニフォームのデザインを復刻。この写真では判りにくいのですが、選手支給品だけに入っていたジャガード(すかし模様)での"Reysol"ロゴもしっかりと再現されています。そして袖にはJ20周年ロゴもプリントされています。ぜひお買い求めください。

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 そのシャツを手にするのは1994年生まれ、18歳の小林選手と木村選手の二人。レイソルがJリーグデビューした当時はまだ1歳の二人。さすがに「これは知りません」と小林選手。しかし「知ってます!カレッカがいたころのですよね?」と木村選手。さすがに生まれも育ちも日立台だけあります。「おお懐かしいなー」と古参スタッフも喜んでいました。あの頃を知っている方も、知らない方も旧き良きデザインをぜひお買い求めください。

 さて、明日は試合前日の練習となります。ゴールデンウィーク中とあって多くのお客様のご来場が予想されますが、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。明日もトップチームの練習時間に日立台ではアカデミーの公式戦が予定されております。駐車場はございませんのでよろしくお願い申し上げます。
 また、翌6日のF・マリノス戦当日にも、午前11時からプリンスリーグ関東1部 第1節「柏レイソルU-18vs横浜FCユース」戦が人工芝グラウンドで開催されます。この試合をご観戦希望の方はF・マリノス戦を観戦されるサポーターの待機列の場内への引き込みが完了後、10時以降に「北門」よりご入場が可能となります。なお、駐車場の利用および正門およびアウェイゲートからのご入場はできませんのでご了承ください。

 最後に今季のアソシエイツ会員の募集を再開しております。WEBでのお申し込みは7日以降になりますが、それ以外は受付可能です。大変お待たせしましたがぜひご加入の上、ご声援いただきますようお願いいたします!

2013年5月 3日

スペイン

担当:大重正人

今日から、また連休がスタートです。大変多くのサポーターの方が日立台にお越し下さいました。今日も太陽が輝き、気持ちのよい午前中でした。そんな晴天もあいまって、インタビュー取材も屋外で行いました。BS放送WOWOWのスペインサッカーのハイライト番組「リーガダイジェスト」のインタビューです。

まずは、ジョルジ ワグネル選手。Jリーガーの中では、中村俊輔選手、大久保嘉人選手、家長昭博選手などリーガでプレー経験がある数少ない選手のひとりです。鮮やかなグリーンのユニフォームが印象的な「ベティス」に在籍しました。「ベティス、ニセンロクネンね」とまたも流暢な日本語で教えてくれました。昔の思い出や今季のMVPなど話している最中、ファンサービスエリアの方から大きな歓声が、、、

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トレーニングルームをのぞきこむ選手たちから「ハッピーバースデー、スゲさーん」の歌声でした。

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マシンを使ってランニングしていたスゲも、いきなりの襲撃にびっくりしたことでしょう笑。思わず苦笑いでした。そして身体によい食べ物をいつも厳選しているスゲのため、宮本主務が準備したのはこちら、、、

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「柏もち」でした!三小通りのお店の方に「息子がいつも応援しているんですよ!」とご親切をいただいたそうで、本当にありがとうございました。過去のスゲ誕生日には「ずんだもち」なんかもありましたね?宮本主務の苦労が伺えますが、来週も6日クドー、8日マサトと、ゴールデンバースデーウィークがまだまだ続きます。

WOWOWに戻りまして、午後からは日本人トリオによる座談会形式で行われました。海外サッカーに精通している大谷キャプテンに人選を相談したところ「やっぱりクリと、、、まさかっちゃんでしょう!」。さすが、タニ。完璧なチョイスと認めざるをえない爆笑に次ぐ爆笑トークの数々でした。

「バルサとレアルは、もうみんなわかってるから」と言って、タニやサワとかぶらないように牽制しておいて、結構、王道押しだったクリ(笑)。そこでタニ、2強以外にも興味深いチームや選手を推して、スタッフのみなさんもその知識に大変感心されていました。そしてサワ、「バルサとレアルに知っている選手が一人います」。そんなJリーガー、ほかにいるでしょうか!? アルゼンチンのリーベルプレートや南米時代に知り合った選手たちを「人探し」するのが楽しいというサワ。そこに茶々を入れまくるクリ。トークのファンタジスタ「クリエスタ」でしたね笑。「どこを使えばいいだろうか」と編集スタッフさん泣かせの楽しい楽しい取材になりました。

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そして番組アシスタントの木村英里さんは、なんと大谷選手の奥様と大学時代の友人という御縁も!「結婚式にも来てくれてありがとうございました」とメッセージを贈っていました。彼ら3人の知識やトークがあれば、オフシーズンに新しい仕事が増えるのでは!?と期待してしまうような楽しい取材でした。リーガが佳境を迎える5月下旬の放送予定です。詳細が決まりましたら、またお知らせいたします。視聴方法は下記URLよりご確認ください。スカパー!からも視聴できます。
http://www.wowow.co.jp/sports/liga/
http://www.wowow.co.jp/join/appli/sptv/index.php

明日は非公開練習です。また日曜日に練習見学にお越しいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2013年5月 2日

ケンタ

担当:大重正人

日立台に活気が戻ってきました。土曜日の午後から水曜日まで5日間、主のいなかった日立台でしたが、今日から選手たちのトレーニングが再開されました。久々の平日午後練習、太陽が空高く輝いて、写真で収めようとすると逆光気味で暗くなってしまう、まるで夏のような日差しの角度でした。しかし16時ぐらいを過ぎると、風がどんどん強まって、まだまだ初夏の入りではないようですね。

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今日5月2日は、狩野健太選手の27歳の誕生日でした。4月6日の名古屋戦で負傷し、それから一日も早い復帰を目指して、リハビリを続けてきました。メディカルチームからバトンを受けたピメンテウコーチ&布部コーチのメニューを日々こなし、帰国してきたチーム本体に合流を果たしました。左足での見事なループシュート、さすがのテクニックでした☆ 全体練習をおえたあとも、布部コーチとパスを蹴り合い、また芝とボールの感触を確かめるように、ひとりピッチをゆっくりと回っていました。

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そんなケンタをチームメイト、スタッフがひそかに待ち構えていました。忍ばせたケーキを宮本主務が差し出すと、自然と起こったバースデーソングと手拍子♪ ドリブルのさなか、さぞかしビックリしたでしょうね(笑)。でもすぐに笑顔に戻り、温かい祝福を受けました。そして写真を撮ろうとしたところ、ランニング中のグループが乱入。テツローのVサイン、かろうじていただきましたよ笑

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そして、仕切り直しの記念写真です。年齢も、国籍も、チームキャリアも関係なく、こうやって一枚に収まるチームメイトたち。心が嬉しくなるような、とてもいい写真を撮らせてもらいました!

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フェイスブックには動画もアップしていますので、ぜひ「いいね!」を?
http://www.facebook.com/ReysolOfficial

ちょうどこのタイミングで、5月6日に古巣マリノスとの一戦が重なりました。「やっぱり楽しみですね。でも、当日になってどんな気持ちになるか、今はわからないですね。でも出られたら、チームのためにいいプレーを見せたいという気持ちです」。マリノスでお世話になったという中澤選手や中村選手への感謝を述べながら「こいつ、頑張ってるなと思ってもらいたいです」と懸命に復帰をめざしています。ただマリノス戦以降も、ACLラウンド16、そしてリーグ戦巻き返しへ、チームの大きな力になってもらわないといけません。大きな期待はもちろんですが、でもじっくりと見守っていただければと思います。今日は誕生日おめでとう、ケンタ!!

最後に2つ。明日のトレーニング、CCM戦先発選手を中心に「アイスバス」に入る予定で、その際はファンサービス対応ができませんのでご容赦ください。

そして明日13時30分からの「柏住宅展示場」の出演選手が、レアンドロ選手から大谷選手に変更となりました。ナラヨシタカさんの司会で、新加入の鈴木大輔選手とどんなトークを繰り広げてくれるでしょうか。11時30分から先着100名様にサイン会整理券を配布、サイン会ではスムースに進行できるように、事前に準備した色紙をおひとり1枚ずつプレゼントいたします。明日も日中は天気がよさそうですので、どうぞ柏住宅展示場へ足をお運びください。

2013年5月 1日

無事帰国しました

担当:河原 正明

 先ほど19時過ぎにチームはオーストラリアから柏に戻ってきました。長旅の疲れもありますが、勝利の後ということで選手たちも気分良く帰ってくることが出来ました。

 昨日のセントラルコースト・マリナーズ(CCM)戦。ネルシーニョ監督は自身の哲学を曲げることは一切ありませんでした。「勝利のみを目指す」、前日の会見でも発せられた我々には"いつも通り"の言葉でもオーストラリアのメディアの眼には奇異に映ったのでしょう。「何で予選突破したのにメンバーを落とさずに来るんだ?」。試合当日の新聞にはマリナーズが予選突破できないかもしれない恐れとともに、試合後は工藤選手とブラジル人選手への賞賛とともに"full strength"と驚きの文字が躍っていました。それでも大宮戦の先発メンバーから3選手が入れ替わりました。今回は大谷選手がベンチスタートとなり、近藤選手がキャプテンを務めました。

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 試合会場のゴスフォードスタジアムはいわゆるアウェイ側のゴール裏が片方なく、道路の向こうには海が広がる珍しい構造です。ただ、昨日は潮の香りや潮風が吹く、ということは無かったです。ちなみにベンチはフルオープン。開放的でした。
 それでも"箱の中"に入ってしまえばラグビーとサッカー専用スタジアムなので、観客との距離が近い良いスタジアムでした。実はマリナーズのスタッフは試合時間が当初の19時キックオフから1時間30分遅くなったことで「4,000人くらいかな?良くて5,000人」と観客減を心配していましたが、フタを空ければ7,500人以上のホームサポーターが来場。"俺たちCCMはチャンピオンだ!"の歌声は先々週に戴冠したAリーグチャンピオンの誇り。音圧高めの大声援とブーイングでビジターチームに圧力をかけてきました。

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 その雰囲気に気遅れたことはないのですが、前半立ち上がりから相手の猛攻、勢いはすさまじかったです。しかしその時間を耐えると、相手の攻撃をしのぎながらも徐々に前線でチャンスを狙い始めます。後半14分に工藤選手が待望の先制点を挙げましたが、あのDFラインの裏を付く動きは前半から何度も何度も繰り返していたもの。「ラインがバラバラだったので、チャンスは来ると思った」(工藤選手)。そのほころびを突くパスを送ったのは栗澤選手。新聞には"Lovely pass"と書かれていましたが、道を作った工藤選手の前へ絶妙なタイミングでのパスでした。
 この1点で落ち着きを取り戻すと、あとは前ががりで攻める相手をいなすように堅い守備からのショートカウンターを炸裂。後半34分にはゴール前の混戦からこぼれたクレオ選手が、その6分後にも同じくカウンターで抜け出した工藤選手が倒され得たFKをレアンドロ選手が直接叩き込み試合を決定付けました。

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 一方、試合に敗れたマリナーズですが、同時刻開催の貴州対水原の結果待ち。その間、ピッチ中央で円になってドキドキした時間を過ごしていましたが、ピッチスタッフが親指を上げてドローに終わったことを伝えると、予選突破決定にスタジアムは大歓声に包まれ、あとはしばしお祭り騒ぎになりました。

 今季のACLグループマッチは4勝2分と無敗で予選を首位で突破できました。そこには今日行われるF組の3チームに向けて"レイソル組み易し"、と思わせず「我々の力を見せる」思いもあるでしょう。対戦相手は今夜11時には決まります。この後TV観戦して待ちたいと思います。

 最後に遠くオーストラリアまで多くの方に応援に駆けつけていただきましてありがとうございました。最初から最後まで変わらぬ声援で、アウェイ全勝が達成できたと思います。次は6日のF・マリノス戦。引き続きご声援をよろしくお願いします!

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