宗像 誠之 日経ビジネス記者 日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。 この著者の記事を見る
宗像 誠之 日経ビジネス記者 日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。 この著者の記事を見る
読んでいて心が痛くなってきた。 「正社員採用、10年度なし」47.5% 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww 若者たちの阿鼻叫喚が聞こえる。�なぜ自分たちがこんな目に遭わなければならないのか、と。生まれてからこの方いい事など何もないと。彼らは私が歩んできた人生よりよほどつらい道をたどっているのかもしれない。私に偉そうなことを言う資格はないのかもしれない。 私は1989年4月に東京の大学に入った。バブルが頂点に達していた当時、日本経済はこの世の春を謳歌していた。東京の大学生には割のよいアルバイトがそれこそ掃いて捨てるほどあった。当時の大学生のカップルたちは、そうやって稼いだカネで、クリスマスイブは高級レストランで食事をしたり、高級ホテルに泊まったりした。日本経済が歴史的絶頂期にあるときに、経済学を学ぶことができるとは、なんてすばらしいのだろう、と思った。自分の人生が未来に向かって
高度経済成長期から現在に至る社会の変化のひとつに、伝統的な「共同体の解体」があります。 “村八分”という言葉もあるように、地域が生活全般の共同体であった時代には、コミュニティの構成員間の結びつきは今とは比べものにならないくらい強いものでした。 共同で行う季節ごとの農作業はもちろん、町内会、自治会や消防団、老人会、祭りや信仰のためのコミュニティ、学校関係の子供会、親の会(PTA)など、多種多様な共同体が存在していました。 以前はこういった“共同体への帰属”はすべての人にごく当然に求められ、参加しないという選択肢はありませんでした。しかし、経済成長、都市への人口移動、そして家族形態の多様化に伴い、これらの共同体は一貫して弱体化が進んでいます。 ★★★ その一方で現代の人達は、「自分の属するコミュニティ」を探したり、自ら形成するために多大な努力をしています。 ミクシーなどSNSは「コミュニティ結
今年一年アニメの配信関係の仕事をガッツリしていたわけだが、その実感がこれ。世の中が不景気なのを差し引いても、アニメの配信(有料配信=広告モデルじゃないヤツね)で上がる売り上げって、完全に伸び悩みな傾向がはっきりしちゃってる印象。今年の前半ぐらいまでは、ニコニコの締め付け強化とかで、それなりに順調だったんだけど、どのライセンシーからの上がりも正直伸びてない。 でも、比較的ましなのが、SVOD(料金定額:見放題)モデルでやってるところからの売り上げ。上で、伸び悩みって言ってたのは、どれもVOD(個別課金:動画を見るたびにクレジットカードやらで金払って認証)のライセンシー。ようは、アニメを見るために金を払っているいんじゃなくて、アニメを含む色々な番組を自由に見る権利にお金を払っているパターンなので、ユーザーの意識としては、携帯電話料金とか、インターネットのプロバイダ料金みたいな、いわば「インフラ
昨年の天皇誕生日周辺に,天皇制*1の是非を問うエントリが幾つか上げられた。 ぼくはそれらの議論をここでなぞろうとは思わない。ぼくは日頃公言しているように天皇陛下を敬愛している。けれど,それでも,解消しようのない矛盾が天皇制にはあると思う。 右翼はアイヌや沖縄を包摂する論理を構築すべきではないのか - ここギコ! このエントリでid:kokogikoさんが提起する問題意識をぼくも共有する。別のエントリで述べられている「大部分のマスを占めているとはいえ一部分の,全体を網羅できないモチーフやフィクションが,残りの少数を疎外するのならば,全体の統治からはモチーフやフィクションを切り離さなければいけない」*2という発想だ。 勿論,例えば移民とかで新しく来た人はこちらの流儀に従え,という理屈はアリだろう。けれど,アイヌや沖縄は違う。われわれが征服したのだ。われわれが「国」の名の下で神道の祭祀を継続する
「強い」正規社員の保護をゆるくして雇用の流動化をはかれという声がありますが、前提を忘れていると思います。 そもそも、なぜ日本では正規社員の雇用が強く守られてきたかというと、それは貧弱な社会福祉制度とセットでありました。高度成長以来、欧州で行われてきた教育や医療を無償化するなどの社会政策のかわりに、「強い」正規社員の父親が「一家の大黒柱」として教育、医療、介護すべての福祉をカバーする「中流」の「家族」を保護することによって、その穴を埋めてきたのです。この点では終身雇用の年功序列というのはなかなか合理的な制度でした。なぜならば、身軽な若年層よりも、子どもの教育や両親の介護がある中高年層のほうがお金がかかるに決まっているので、より負担が大きい層により多くのお金がいきわたるという仕組みになっていたからです。 もちろん、このやり方は構造上すべての人々に恩恵を与えることはできません。さらに、特定の「家
ネットに溢れている親切めいた(いや実際親切なんだろう)さまざまな助言や忠告は放っておいてよい、私は断言するが、そんなものは何の役にも立たない。彼らはあなたを知らないし、あなたの配偶者も知らない。ちなみに医師が診察せずに病名を診断し治療法を指図すればそれは医師法違反である。ネットに溢れている忠告なんて、その違法のアドバイス以下のものだということは心に留めておいてよい。 http://d.hatena.ne.jp/Britty/20090103/p1 すごく大事なことが書かれていると思ったので引用して露出を増やしてみた。 自分の得意な分野の質問に対する教えてgooやはてな人力検索の解答とかを見ると、結構てきとうな回答や、まじめに答えているみたいだけど見当違いな回答が目につく。心療内科的な話題に付いても同じで、僕は得意なわけでも専門な訳でもないのにめちゃくちゃな回答が目につく。どこの分野にもたい
言論フラット化 取材現場の様子も、自らの取材対応もブログで叩かれる ネットユーザーたちが暴き始めた「客観報道」というまやかし=佐々木俊尚 2008年11月25日(火)0時0分配信 SAPIO 掲載: SAPIO 2008年11月12日号 4ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 次のページ -PR- 文=佐々木俊尚(ジャーナリスト) ネットの普及、IT技術の進化により、一般の人が目撃したマスメディアの取材現場がネット上に晒されるケースが増えている。また、報道に疑問を持った読者、視聴者がマスメディアに電話をかけ、その対応をネット上に掲載するケースも多々ある。従来は覆い隠されていた取材現場、被取材者としての対応が暴かれることで、マスメディアは大きな危機を迎えている。 化けの皮が剥がされる 「高邁な社会正義」 今年6月8日、秋葉原で無
ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。 2024/11 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2025/01 web2.0 (^O^)vで角田和司さんが、日本綜合地所で内定取り消しとなった学生に対して: タダで働きます!と言えばよいだけ。給与をもらうため「だけ」に働きに行っているのではないのだから、本末転倒だ。実力があり誠意があれば、絶対に企業は給を出す。(※少し遅れるかもしれませんが)こういう「変わり者」が、将来の幹部候補生であり、企業の将来を左右する人材だ。だから、逆に日本総合地所は、こんな糞学生を採用しないで良かったと思う...... ......どうしてこんな「糞」なんだ。大学エリート様とは、ここまで精神が壊れているのかと思う。面接の時は口先
若年失業者問題に絡んで 企業は、不当に高給を得ている中高年を解雇できないから、新卒採用を抑えて総人件費を下げ、足りない労働力は非正規雇用でまかなった。 したがって若者の正社員採用を増やすには、中高年をリストラしやすくする必要がある。 という意見があります。これを“意見A”としましょう。 それにたいして 「中高年は家族を養っている。彼らがリストラされたら、その子供である若者が大学に行けなくなるだけである」 「解雇を容易にすると一時的には若者の雇用が増えるかもしれないが、若者がいずれ中高年になった時に雇用の安定性を失う」 と反対する“意見B”もあります。 このふたつの意見の違いをみてみましょう。 <相違点1> Aは、「労働者全体に回る資金は一定」という前提のもとで「労働者内での資金の分配方法」を問うています。 一方Bは「資本家のお金を、より多く労働者側に回すべき」という意見です。つまり、AとB
東京近郊、都市圏への通勤圏内にあるS市。3期12年目務めた任期も来月で満了する。市長の“F本”は感慨に満ちた視線で、古びた市庁舎の4階にある市長室の窓から街の様子を眺めていた。左手に握りしめた10枚ほどの紙片を持つ手が少し汗ばんでいた。 F本は思った。満足な12年だったと。立候補して公約を掲げた時、市民の多くが戸惑いと不安を口にした。近隣の市長や県知事はもっと直截に反対を表明した。「本気なのか?」と多くの人が驚いた。 自分も若かった。もうこれしかない。そういう気持ちだった。2008年に起った世界同時金融危機で日本全体が不況に陥っていた。S市の工場でも期間工は一斉に職をとかれ、街に失業者があふれた。翌年の選挙で自民党は政権を失い、跡を継いだ民主党は迷走を続けた。日本はダッチロールしながら暗黒の闇に落ちていった。 F本が市長に初当選したのは2012年だ。ふるさとのS市は疲弊し不況のどん底にあっ
いつからTBは義務制になったのか? いつものことだけど、何かをしてほしいとお願いされると、「それは義務じゃありません」なんて反応をする人が現れる。義務だなんて誰もいっていないだろう。 少数派体質の私などは、自分が正しいと思ってやっていることに不快感を表明されることは珍しくない。もう慣れっこ。一方、多数派体質の人って、「イヤだからやめて!」といわれるだけで大ショックらしい。「何でそんなこというの!?」「だってイヤなんだもん」「ひどいよ……わたし何も悪いことしてないのに」 それでどうなるかというと、「他人を怒らせたくない」と思うあまり、自分の(現行法下で)合法な活動に対して「他人が怒ることを許さない」。これって本末転倒ではなかろうか。なぜか、ウェブにはこういう人がたくさんいる。 「トラックバックなしの言及を私は陰口とみなす」と相手が主張しているからといって、「トラックバックしなければならない」
インドでは代理出産が合法。特にグジャラート州では代理出産業が盛んで、海外から多くの人が訪れるらしい。昨年の11月、東京の夫婦がグジャラート州のアーメダバードに行って、代理出産の契約を結んだ。夫婦は、東京で体外受精された夫婦の卵子がインド人女性の体内に移されるのを確認した後、日本に帰国した。 7月25日、女の子が生まれた。次の日、アーメダバードで爆弾テロが起こったため、乳児はラージャスターン州のジャイプルに移された。代理出産をした女性は、契約を果たしたとして、家に帰った。 東京の夫婦は、女の子が生まれてくる前の6月に離婚した。母親は、生まれてきた子どもとも関わりを持ちたくないと言っている。父親は女の子を養子にしたいと考えているが、インドの法律では結婚していない男性は養子縁組をすることができず、日本に連れていくことができない。女の子は、言わば孤児になってしまった。 タイムズ・オブ・インディア紙
http://diamond.jp/series/nippon/10017/ 馬鹿芸人相手に鼻糞ほじりながら適当なこと言ってお茶を濁す連載企画とはいえ、あまりに手を抜き過ぎてる感があったので勝手に補足。 イベント性で少子化に歯止めをかけるフランスの取り組み 竹中 フランスの具体的な対策は、子供3人以上の家族には「大家族カード」を支給し、その家族に特典を与えたこと。国鉄運賃が割り引きされたり、公共施設の利用料を無料にしたんです。実際、これらの特典で割り引かれる金額はそう多くはないと思いますが、このシステムの持つ「イベント性」は重要でした。 たとえば、子供が3人いる家族で旅行をするとき、全員の旅行費用が半額になると、なんだか得したような気分になりませんか? そういう制度を利用した家族は、「子供がたくさんいるとなんだか楽しいことがあるな」というある種のゲーム性を感じたんだと思います。 http:
京大は出たけれど・・・・・主要な企業における2009年新卒採用活動はほぼ終了し、2010年新卒採用の動きが活発化している今日、就職活動は一生懸命しているにもかかわらず、就職先が見つからない、あるいは、希望の就職先に内定をもらえず不本意な企業に内定し悶々とした日々を過ごしている高学歴大学生がここ京都大学に存在する。超売り手市場と言わる新卒就職市場においても、就職するのに四苦八苦する高学歴就職難民たち。これは、個人の問題ではない社会の問題である。 格差格差と言われるけれど・・・ロスジェネロスジェネという言葉がニートやフリーターなどの言葉と同じくらいに人口に膾炙するようになった。超左翼マガジンと銘打った「ロスジェネ」という雑誌も新たに刊行された。ロスジェネとは、ロストジェネレーションの略であり、就職超氷河期(1990年代という「失われた十年」)に社会へと送り出された20代後半から30代半ばの世代
佐々木俊尚より: 匿名と特定の関係を考える 実名ー匿名というのは、今さら言うまでもない。日本人なら誰でも持っている氏名を、明かしているかどうかということだ。特定ー不特定というのはこれとは少し位相が異なり、ある特定の集団の中で、その人がどの位置にいるのかを特定できているかどうかを指している。氏名がわかっていなくても、その人の位置を特定することは可能なのだ。 [続きを読む] ネット上での発言について、実名/匿名についてはいろいろな議論がある。匿名での発言は無責任でけしからんとか、逆に匿名だからこそ自由な発言が可能でそれこそがネットの特徴なのだとか。 佐々木氏のこの記事は、実名と匿名に加えて特定/不特定の軸を追加して考えるべきだと提起している。重要な提起だと感じたのでコメントしてみる。 たとえ匿名であっても、ブログで継続的に発言しているならば、発言者としての特定は可能だとする。ニックネームでの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く