今年の夏は異様に暑い。皆さん体調はいかがだろうか。 去年の8月13日に私は病院に行っていた。数日前に大量に下血して、大貧血になったのである。それから数か月臥せっていたので、個人的に今はとても調子がいいことになるのだろう。 無理をすると私の場合、すぐ体調不良が吹き出す。 だから警戒をしつつも、夏を楽しもうと考えている。 東京上野の西洋美術館で開催されている、松方コレクション展を見に行ってきた。 www.nmwa.go.jp リンクの画像でわかるように、モネの睡蓮も見どころの一つだ。 気になるかもしれないから書いておくと、平日ながら、美術館はそこそこの混雑だった。平日の午前中がベストだろう。ちなみに近くにやっていた恐竜博はもっと混んでいたと思う。 松方氏というのは明治の元勲松方正義の三男、松方幸次郎のことを指す。三男なのに幸次郎なのはなぜかは私にはわからない。 当然鹿児島出身で、川崎造船のトッ
長いエスカレータで10Fから8Fへ移動した。愛知芸術文化センターの10Fはもともとは愛知県美術館で、8Fは愛知美術館ギャラリーなんだそうだ。どう違うのかは、よく知らない。9Fは吹き抜けだったはず。 パンフレット3P下半分をスキャンした画像を貼る。A18cとA19以降が8Fブースである。 10F の「顔」がパンフレット表紙にもなっている A06「孤独のボキャブラリー」だとしたら、8F のそれは A19 "「tsurugi」「peak」" だろうか。 10今村 洋平(A19) | あいちトリエンナーレ2019 「シルクスクリーン」という版画の手法を用いて制作された作品の数々と、それを産み出した印刷機材が展示され、制作過程のビデオが上映されていた。 作品は1枚の紙に印刷されたものもあれば、10数cmもの厚みを持つものもあった。パンフレットによると後者は「1万回インクを刷って重ねると地形図のような
2018年11月29日は、Googleのロゴがいつもと違っていた。スペインの画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョの生誕400周年を記念して彼にちなんだロゴ Doodleに切り替わっていたのだ。 もっとも、ムリーリョは1617年12月31日に生まれ、1682年4月3日に亡くなっている。本来なら、2017年12月31日にお祝いされるべきだろうが、年末ということもあって避けられたのかもしれない。まだ400周年の期間であり、許容されると判断されたのではないだろうか。 Doodleの公式ページでも詳細の記載はなく、ただ「ムリーリョ 400 周年を称えて」と記載があるだけだ。 www.google.com そんなスペインの画家 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ はどのような作品を描いたのか。Google Arts & Culture でチェックすると、数多くの作品がヒットした。 artsandcu
かるび(@karub_imalive)です。 ここ数年、アート鑑賞ブームですよね。大型展覧会には長蛇の列ができますし、文化系総合雑誌では、春・秋のトップシーズン前は必ず「アート特集」が組まれるようになりました。また、ビジネス系の文脈でも「西洋美術史」(木村泰示)、「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 」(山口周)など、アート関連書籍が平積みでベストセラーになる時代です。 僕もそんなブームにあやかって、2015年頃から本格的にアート鑑賞を趣味として始めた初心者のうちの一人です。フリーになり、わりと時間的に自由がきくようになったことをきっかけに、思い切り美術館巡りをするようになりました。2018年現在では年間100件程度展覧会を回りながら、色々と試行錯誤しつつ自分なりのアート鑑賞法を探しているところです。 ただ、実際に100%展覧会を楽しむには、ブルース・リーの名言のように、ただ「考
怖い絵展の待ち時間がすでに怖い 関西で開催された「怖い絵」展に行くことができました。 確かに並んでいましたが、エントランスなどもおもしろく、待ち時間もほとんど感じることなく、展示もゆっくりまわると2時間ほどかかり、大変楽しむことができました! 現在は東京で展示が開催中ですね。好評なので開館時間を延長されているようですが・・・ 怖い絵展 開館時間を延長 「怖い絵」展 東京会場:上野の森美術館 東京都台東区上野公園1-2 会期2017年10月7日(土)~12月17日(日)※会期中無休 開館時間:午前10時~午後5時 ※入場は閉館の30分前まで 好評につき、開館時間をさらに延長! 東京展の開館時間について、好評につき、以下の通り延長 ※入場は閉館の30分前まで 11月16日(木)以降、曜日に関わらず毎日9:00~20:00 すごい人気ですね。 で、「怖い絵」展のTwitterの報告がすでに怖いん
今更だけど、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を読みました。 めっちゃ衝撃的でした!! この作品は、ジョジョ4部の登場キャラクターである岸辺露伴がルーヴルへ行って、てんやわんやする物語(笑)ですが、作品の経緯や、作中に隠された芸術性が非常に凝っていて、ただの漫画で収まらず、まさに1つの芸術作品です。 少なくとも私はそう思っています。 私は漫画の中で、1、2を争うぐらいジョジョが好きですが、こちらの作品はジョジョを見ていない人にこそ見てほしい作品です。 もちろん、岸辺露伴が出るので、ジョジョを見てきている人は尚見てくださいね笑 魅力1ルーヴル美術館から直々にお願いをいただくルーヴル美術館から荒木先生に漫画作品を書くようにお願いされました。 この時点でやばいですよね! あの世界一有名な美術館からオファーがくるなんて、さすが荒木先生です。 今回、オファーされた経緯としては、ルーヴル美術館で、『バンド・
【2017年7月29日更新】 かるび(@karub_imalive)です。 6月24日から山種美術館で始まった「川端龍子ー超ド級の日本画-」展を見てきました。明治後期~第二次大戦後まで長く日本画画壇の最前線で活躍した日本画家、川端龍子の没後50年を記念して企画された回顧展です。 その作品の確かなクオリティ、スケール感、独特の発想力、引き出しの多さ、どれを取っても素晴らしい画家でした。一言で言うと、見ていてその「個性に圧倒された」展覧会でした。一見の価値アリですよ!! さっそく、以下感想・レビューを書いてみたいと思います。 ※本エントリで使用されている写真画像については、あらかじめ主催者の許可を得て撮影したものとなります。何卒ご了承ください。 1.川端龍子展について 川端龍子って誰なの? 12年ぶりの本格的な回顧展 企画展連携先の美術館「大田区立龍子記念館」 2.展覧会の3つのみどころ 2-
※画像がちょっとグロイかもしれないので苦手な人は閲覧注意です。 先日完成した作品の、油土(油粘土)で作った「猫」の模型なんだけど、制作が終わってからもそのままずっと放置していました。 www.mikinote.com www.mikinote.com 油土という粘土は、何度も繰り返し再利用することができる粘土です。普通の水粘土と違って固まらないので、指でこねると再び柔らかくなって普通に使うことができます。 だから、もう本番の作品が完成してしまった今となっては、この油土の猫はお役御免というわけです。 そこで、いつかはやらなくちゃならないと思っていたんだけど、破壊してしまいます。もったいないけど、油土で作った模型はそうなる運命なのです。固まらないと保存しておけないからね。 そして、ついでに次の作品のアイデアを練るために、猫を壊した後の油土を使ってちょっとばかり遊んでみようと思います。そうやって
【2017年8月6日更新】 2017年1月に、投票結果が発表となりました。 結果は、Youtubeにてこちらに公開されています! かるび(@karub_imalive)です。 さて、今年も11月中旬。気がついたらすでに年末まで45日。あっというまに年末であります。ブロガーとしては1年間の活動のまとめ的なエントリをちらほらまとめていく時期となりました。 今年は、会社を退職したこともあって、個人的には美術展などの展覧会回りには非常に力を入れました。11月16日現在で、2016年度に回った美術展は、手元にチケットの半券が残っている展覧会だけで82展。一部マニアの方々にはまったく及びませんが、かなり頑張って回ったなーという印象です。 個人的には、12月にまとめエントリをアップしようと思っているのですが、せっかくなので自分のまとめだけじゃなくて、他の人はどうだったのかすごく気になります。 みんなで投
なんか絵とか描きたい。— 三木 崇行 (@mikitakanamono) 2016年10月27日 先日、デッサンに関しての記事を書いてから、自分でそういう内容の記事を書いたくせに、触発されちゃって久しぶりに絵を描いてみたくなりました。 それで、何を描こうかな〜と悩んだのですが、自分の「目」を鉛筆で描いてみることにしました。 「目」の絵は、まだ僕が美術の勉強をし始めた高校生くらいの時期に一度だけチャレンジしたことがありました。でも、その時はまだまだいろんなことがわかっていなくて、あんまり上手には描くことができなかったですね・・・ 今回「目」を描こうと思ったのは、その時の雪辱を晴らす!って言うわけじゃないけど、個人的にずっとやってみたいと思っていたからです。やっぱり「目」をガッチリ描くのはロマンみたいなところがあるよね! そして、せっかくやるのだから、超リアルな「目」にしたいなと思って作業をし
かるび(@karub_imalive)です。 この秋は、「速水御舟展」「禅-心をかたちに」「鈴木其一展」など日本画の大型展覧会が続いていますが、11月3日から根津美術館で始まった円山応挙展も非常に見応えのある展覧会でした。 以下、感想を書いてみたいと思います。 1.混雑状況と所要時間目安 2.円山応挙と、今展覧会のコンセプトについて 3.必見の代表作と名作 3-1.牡丹孔雀図(~11/27迄) 3-2.雲龍図屏風(11/29~) 3-3.藤花図屏風 3-4.雪松図屏風(~11/27迄) 3-5.龍門図(~11/27迄) 4.マニアックな音声ガイドが最高! 5.その他注目したい作品 5-1.七難七福図巻 5-2.四条河原夕涼み図 6.まとめ 展覧会開催情報 参考図書など 1.混雑状況と所要時間目安 僕が行ってきたのは11月5日(土)の午後14時すぎ。さすがに大規模展というわけではないので、入
【2016年11月2日更新】 かるび(@karub_imalive)です。 個人的に、この秋、関東地区で最注目している西洋美術系の展覧会は、「クラーナハ展」「ダリ展」「ゴッホとゴーギャン展」そして、この「デトロイト美術館展」です。すでに中部(豊田市美術館)、関西(大阪市立美術館)で開催が終了し、日本巡回展のフィナーレを飾るのがこの上野の森美術館で10月7日から開催されている東京展。 様々な角度から楽しめる工夫のこらされた展示構成は、期待以上の満足度でした。以下、感想を書いてみたいと思います。 1.混雑状況と所要時間目安 2.実は閉鎖の危機にあったデトロイト美術館 3.デトロイト美術館展とは 4.デトロイト美術館展の5つの楽しみ方 4-1:楽しみ方①:写真が撮り放題の大盤振る舞い! 4-2:楽しみ方②:展示作品に触って楽しむ! 4-3:楽しみ方③:音声ガイドは鈴木京香+原田マハ 4-4:楽し
台風直撃にも関わらず、そこそこ混雑してました。 嵐の中をえんやこら 関東にジェットストリームアタックを仕掛けた台風先輩もひとまずは過ぎ去り、当然のように遅延している電車をなんとか乗り継ぎ、ようやっと最寄り駅まで帰ってきました、僕です。とりあえず喫茶店でパソコンに向かっているけど……はわわ、足元がびしょびしょだよぉ……。 ここ数年、「台風」と聞けば外出を避け、全力で家に引きこもる生活を送ってきた僕ですが、今日は外に出ざるを得ない理由があった。国立新美術館で開催中の『ルノワール展』、その最終日である。チケットをもらった手前、せっかくのタダ券を使わないのももったいない。行かねば。 電車に乗るべく外に出て、家の近くの交差点が湖になっているのを見、駅へ向かうのを諦めた。無理ダメ、ゼッタイ。 — けいろー (@Y_Yoshimune) 2016年8月22日 ところが、そこはやはり、猛烈なアプローチに定
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