今回お話を伺ったSAPのフレデリック・ラルヨー氏。肩書きは「Office of CFO、SAP BusinessObjects部門パフォーマンス最適化アプリケーション担当グローバルバイスプレジデント」 読者の皆さんがCFO(Chief Financial Officer)という言葉を聞いて喚起される人物像はどんなイメージだろうか。日本語訳では"最高財務責任者"が一般的だが、言うなれば経理部長や財務部長、もしくはそれらにすこし"役員"的なエッセンスを付加したような人物を思い浮かべる人も多いだろう。経理/財務畑で長年キャリアを積んできた人物の"上がり"のポジションという捉え方もできる。企業が取る戦略に対し、財務という数字的な裏付けを付与する立場なのだから、昔から重要な役職であるには違いないのだが、エキサイティングな職務というよりは、裏方に徹して後方からビジネスを支援しているイメージのほうが強い