英国のSAPユーザーグループ代表に、SAPに対する本音を聞いた。SAPのライセンス戦略を高く評価する一方でユーザーの立場から冷静に動向を観察している。 フィリップ・アダムス氏は、英国およびアイルランドの独SAP製品ユーザーグループの代表で、アイルランドの建設会社Mercury EngineeringグループのIT部門を統括している。アダムス氏によると、最近のSAPには、ユーザーにHANAへの移行を促す圧力を高める兆候が見られるという。本誌Computer Weeklyは、英バーミンガムで開催された同ユーザーグループの2014年次大会の場で同氏に話を聞いた。このとき同氏は、これまでSAPが行ってきた、英国やアイルランドのユーザーに対する働きかけの評価を語ってくれた。以下はそのインタビューの抜粋である。 ユーザーグループに対する、この数年のSAPの活動をどう評価するか。良かった点、さらなる改善