電子機器・部品の市場調査会社、米IHS iSuppliが現地時間2012年3月26日に公表した世界半導体市場調査によると、2011年の1年間における米Intelの半導体売上高は487億2100万ドルとなり、市場シェアは15.6%に達した。15.6%は前年と比べ2.5ポイント増という数値で、Intelのシェアは過去十数年間で最高を記録した。 IHS iSuppliは、パソコン向け半導体に加え、消費者向け電子機器や無線機器に使われるNAND型フラッシュメモリーの需要が高まったことがIntelのシェア拡大につながったと見ている。またIntelは同年第1四半期にドイツInfineon Technologiesの無線事業部門の買収を完了しており、このことも売り上げの押し上げ要因となった。 Intelの売上高シェアは、2001年に14.9%を記録した後、過去5年間は11.9%~13.9%で推移していた