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bookとreviewに関するryokusaiのブックマーク (81)

  • 書評『トランスジェンダーになりたい少女たち』|小山(狂)

    稿はKADOKAWAの出版停止や脅迫による書店取り扱い中止などで話題となっている書籍、『トランスジェンダーになりたがる少女たち』の内容面に対する紹介と書評である。 出版停止や書店取り扱い中止に対する論評は既に多く出回っているが、肝心要のの内容についてくわしい論評はないに等しい。書籍とはテクストの集合体であり、であるからにはテクストに準拠した批評が最も重要であることは論を待たない。の「内容」を知らずにあるについて論じるほど無益かつ不誠実なことはない。 そういう意味でも、中身を読まずして出版停止や書店取り扱いの中止を求めている(主に左派の)人々は己が知的不誠実さを強く恥じるべきだろう。同様に、中身を読みもせず書を称揚している(主に右派の)人々にも筆者は苛立ちを感じている。テクストに準拠した「噛み合った」議論が生じることを強く願う。稿がその一助となれば幸いである。 ざっくりと、どんな

    書評『トランスジェンダーになりたい少女たち』|小山(狂)
    ryokusai
    ryokusai 2024/04/07
    本書を購入したはいいがまだ未読(不法移民に永住権を付与すべきといふ頭の痛くなる主張の本をちびちび読んでる)なので要約助かる。/問題意識はわかるがトランスを容易に峻別できるなら苦労はないといふところか。
  • 松山洋平『書評・飯山陽「イスラム教の論理」』を吟味する

    飯山氏によるムスリムの行動っをイスラムの戒律に即して理解する方法は、関係方面では画期的な方法らしい。これを高く評価しながら問題点を指摘する松山氏の書評を批判的に吟味する試み

    松山洋平『書評・飯山陽「イスラム教の論理」』を吟味する
    ryokusai
    ryokusai 2024/01/28
    「これは過激派とイスラム教との無関係を主張する一般書と異なり正当な方針だ。 しかし(見てきたように)種々の問題が散見されるので所要の知識を備えて注意深く読むことが要求される。」ふむ。
  • 前人未到の学問を切り開いた中田薫

    ryokusai
    ryokusai 2024/01/23
    「愛弟子・原田慶吉が自宅で自殺した事件」「進駐軍兵士にスイス製時計を奪われ、ピストルの台尻で頭を強打され頭蓋骨陥没で東大病院に入院、その時の脳挫傷の後遺症と持病悪化で研究が困難になったことが真の原因」
  • 『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』のレビュー

    https://www.psychologytoday.com/intl/blog/checkpoints/202101/review-irreversible-damage-abigail-shrier の翻訳。執筆者はステットソン大学の心理学教授、クリストファー・J・ファーガソン。 ↓↓↓ 2020年に起きた比較的マイナーな(トランプ大統領や新型コロナと比較して)炎上ニュースの中に、ジャーナリストのアビゲイル・シュライアーの『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇(Irreversible Damage)』をめぐる論争があった。 書は、みずからのトランス男性として認識するティーンエイジャーの「女子」の急増は、性別違和やトランスジェンダリズムが原因ではなく、社会から疎外されたアイデンティティが社会的な影響によって、来他の精神疾患を持っている少女たちが誤

    『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』のレビュー
    ryokusai
    ryokusai 2023/12/07
    「ジェンダー・アイデンティティは視床下部に存在し、そのようなものとして、ほとんど不変であることが神経生物学的証拠から判明している。」それが事実ならトランスの定義で何故紛糾してゐるのだらう。
  • 書評『不可逆的なダメージ』アビゲイル・シュライアー著—われわれはジェンダーイデオロギーを克服することができるのか|Oranssi

    匿名のインターネットによる書評トランスジェンダーに懐疑的で「ジェンダーイデオロギー」という言葉を使う人物にもかかわらず、書にあまりにがっかりしていたので面白かったから訳した。 https://substack.com/@duckwalk文化的な火種というのは、つくづく気まぐれで、誰もが予想だにしなかったところから現れるものだ。それは人生の妙味、運命の悪戯である。 例えば、男女平等権憲法修正案は、どう見ても文言レベルの修正だった。第27次改正。そのひとつ前の改、正が、選挙権を21歳未満にまで拡大したのと同じプロセスで可決されただけのものだ。 1971年、時の大統領リチャード・ニクソンはこの修正を全面的に支持しており、およそ反対の声が上がるとも思えなかった。「および女性」をいくつか追加するだけの、ごくごく簡単な修正である。議論の余地もない眠たい話だと、誰もが考えていた。 とんでもなかった。

    書評『不可逆的なダメージ』アビゲイル・シュライアー著—われわれはジェンダーイデオロギーを克服することができるのか|Oranssi
    ryokusai
    ryokusai 2023/12/07
    「シュライアーのジェンダーイデオロギーに同意しない読者の前では、すべての前提がもろくも崩れ去ってしまう。ページをめくった瞬間訪れるはずの恐怖に共感しない相手からすれば、それは論でも何でもないから」
  • 「21世紀の貴族制」を正当化する現代の「聖職者」

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    「21世紀の貴族制」を正当化する現代の「聖職者」
    ryokusai
    ryokusai 2023/11/03
    「貧しさを美徳として称賛したりする人びとのなかには偽善的な連中もいる。」「環境保護主義者は、一般市民に質素倹約を押しつけながら、環境保護運動を支持する超富裕層の身勝手な行為に贖宥状を与えている。」
  • 周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(5) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会

    第1章 トランスジェンダーとは? 第2章 性別移行 第3章 差別 第4章 医療と健康 第5章 法律 終りに 第5章 法律さてこれが今一番「熱い」話題です。9月27日に最高裁大法廷での弁論があり、10月には「性同一性障害特例法」の「手術要件」について、違憲か合憲かの判断がなされます。もちろん書は「手術要件」を違憲とする立場ですから、手術要件の維持を求める私たち性同一性障害当事者とは相いれない立場です。 しかし、書の主張はそれだけではありません。 要件0(法律の前提):性同一性障害者であること 要件一:十八歳以上であること 要件二:現に婚姻していないこと 要件三:現に未成年の子がいないこと 要件四:生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態であること(手術要件の一「不妊要件」) 要件五:その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること(手術要件の二「

    周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(5) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会
    ryokusai
    ryokusai 2023/09/03
    「先行する英米では、早まった医学的措置があまりに弊害が多いために、社会的な非難を浴びているのが現状なのです。それを後追いする必要はありません。」然り。
  • 周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(4) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会

    第1章 トランスジェンダーとは? 第2章 性別移行 第3章 差別 第4章 医療と健康 第5章 法律 終りに 第4章 医療と健康「脱病理化」さて、この記事も佳境に入ってきます。全面対決です。 今では、「性同一性障害」などの疾患としてトランスたちの状態を理解することは、完全に時代遅れです。米国精神医学会(APA)が発行する「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」においても、世界保健機構(WHO)による国際疾病分類(ICD)においても、トランスジェンダーであること自体は、以前と異なり「病気」や「障害」として直接的には扱われなくなりました。トランス当事者たちの訴えが世界的に認められ、トランスであることは「治療すべき病気」ではなくなったのです。これを「トランスジェンダーの脱病理化」と呼びます。 p.123「性別不合」の概念の導入により、「精神疾患」から外れたことは事実ですが、これが「脱病理化」で

    周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(4) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会
    ryokusai
    ryokusai 2023/09/03
    「特例法ができたときにも、それに反対するトランスジェンダーたちは「当事者の分断だ!」と叫んで、特例法を潰しにかかりました。私は特例法肯定派でしたから、その当時のこともよく憶えてます。」
  • 周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(3) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会

    第1章 トランスジェンダーとは? 第2章 性別移行 第3章 差別 第4章 医療と健康 第5章 法律 終りに 第3章 差別今年6月のLGBT理解増進法を巡るゴタゴタの中で、野党案の名称であった「LGBT差別禁止法」が、与党案側の「理解増進」に代わったことに、活動家は激怒している状況なのですが、この法案審議とこれを巡るネットの上での言論でも、 差別って具体的なんだ? と法案反対派が詰めよっても、野党案支持の法案賛成派が具体的な「差別」の内容を上げられない、また「そういう質問自体が差別だ!」と「ノーディベート」方針で議論を回避することで、LGBT活動家に対する国民の信用が地に堕ちたことは記憶に新しいです。 公的場面(行政・医療機関・金融機関)での差別では、具体的に「トランスジェンダーへの差別」の実態はどうなのでしょう? たまたま私はこの問題にかなり正確に答えることができるのです。私は特例法が成立

    周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(3) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会
    ryokusai
    ryokusai 2023/09/03
    「厳しい言い方をすれば「見かけがおかしい人」の問題は、たしかに別にあるのです。これは「トランス差別」とは別に「ノンパス差別」と呼ぶべき問題なのではないのでしょうか。」
  • 周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(2) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会

    第1章 トランスジェンダーとは? 第2章 性別移行 第3章 差別 第4章 医療と健康 第5章 法律 終りに 第2章 性別移行 このようにトランスジェンダーとしての自己を発見していくプロセスは、いわば「トランスジェンダーに『なる』プロセスとして理解でき、これを「精神的な性別移行(mental transisiton)と呼ぶ人もいます。当然のようにシスジェンダーとして扱われ、また自らのシスジェンダーとして生きようと努力し、そのように生きてきた自分から、トランスジェンダーとしての自己へと、変化・移行するのです。 p.42ひととき「自分探し」という言葉が流行したことを皆さまもご記憶のことでしょう。自分が今いる環境に「完全に馴染んでいる」と感じる方は幸せな方であるのですが、「自分を見つめ」始めたらいくらでも疑問・疑念は湧いてきます。 今の自分はホントの自分じゃないのだろうか? これは普遍的な問いでは

    周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(2) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会
    ryokusai
    ryokusai 2023/09/03
    「実はこれはオートガイネフィリアが「トランスジェンダー」の大部分を占めていることを示しています。「女装はしていても、性行動は男性」というのは、トランスジェンダーでは珍しいことでも何でもない」ほほう。
  • 周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(1) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会

    さて、この「トランスジェンダー入門」というは、2023年7月に集英社新書から出版されたです。 言うまでもありませんが、LGBT活動家側のです。 ですので、このをサンプルとして、私たちの主張を対比して、活動家側の主張がいかに性同一性障害(GID)当事者の思いとい違っているか、を説明していきたいと思います。 このが仕掛けてくる私たちへのいくつかの「攻撃」に対する、反論もありますし、また、このが無視している「不都合な真実」の指摘もいくつかしていこうと思っています。 このの主張が一から十まで嘘っぱちと主張するわけではありません。もちろんトランス当事者の「ある面」を捉えてこのは書かれているわけで、それを否定するわけではありません。ただその主張があまりに「政治」に寄り過ぎ、またすでに是正の動きが始まっている「海外の傾向」に過度に依存しているものです。恣意的と言われても仕方ないような切

    周司あきら・高井ゆと里「トランスジェンダー入門」批判(1) 美山みどり|性同一性障害特例法を守る会
    ryokusai
    ryokusai 2023/09/03
    「そもそもGIDにとって性別移行は、社会から「生き方」を押し付けられることへの抵抗ではありません。自らの「身体」に対する抵抗であり、ジェンダー規範によって後天的に形成されたものではないです。」
  • 宗教2世を宗教被害者としてのみ論じることの問題について~荻上チキ編著『宗教2世』書評~|タサヤマ

    今回のnoteでは、荻上チキさん編著『宗教2世』の問題点をいくつか書いていきたいと思います。 記事の執筆にあたっては、2022年の12月18日にオンラインで行った同書の読書会で出た参加者の感想も随時付記していきます。同読書会に参加されたのは、創価学会2世が私を含め6名と、世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)2世が1名です。年齢は20代から40代で、全員男性。組織活動の程度や、信仰のあるなしについては幅がありますが、一人以外現役メンバーです。 『宗教2世』は2022年11月に太田出版から刊行された書籍です。 内容的にはざっくりと、①TBSラジオ「荻上チキ・Session」で特集された「シリーズ・宗教2世」の放送内容を増補したパートと、②「社会調査支援機構チキラボ」が行った「宗教2世」への大規模アンケート結果の分析と個々の自由記述欄の回答をまとめたパート、あとは補足資料的に③宗教2世を描

    宗教2世を宗教被害者としてのみ論じることの問題について~荻上チキ編著『宗教2世』書評~|タサヤマ
    ryokusai
    ryokusai 2023/01/14
    長え。/「なんというか、寄り添いとかは不要です。まずはちゃんと話を聞いたほうがいいと思います。」これはまた痛烈な。その手の人々には一番難しいだらう。
  • (ひもとく)分断時代の民主主義 対立のルール・前提、再考の時 犬塚元:朝日新聞デジタル

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    (ひもとく)分断時代の民主主義 対立のルール・前提、再考の時 犬塚元:朝日新聞デジタル
    ryokusai
    ryokusai 2022/10/22
    「この指摘を日本の政治に適用すれば、「反日」「嫌なら出ていけ」等(など)の言辞は、民主政治を損ねると言えよう。」そちらだけ見てキャンセルカルチャラーどもや朝鮮カルト叩きに狂奔する者たちは見ないふりと。
  • 【書評】『大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ』 非寛容なリベラルの猛威

    人種や性をめぐる近年の米英社会の分断と混乱は激しい。「文化戦争」と呼ばれ、政界も揺るがしている。影響は日社会にも忍び寄る。「キャンセルカルチャー」がそれだ。過去の差別的発言などがネットで炎上、職やポストを失う人が頻繁に出る。英国の保守派論客がゲイ・女性・人種・トランスジェンダーの4分野で起きたさまざまな事例を通じて「文化戦争」の実態を描き、マルクス主義と情報技術の影響、「ゆるし」という3つの視点で分析した。 保守側に偏った議論だと考えるべきでない。著者自身がゲイであり少数派だ。立ち返る原点は、人を「肌の色でなく人格で判断する」社会を求めたキング牧師だ。むしろ伝統的リベラルといえる。それが保守派に分類されるところに、今日の米英社会の過激な変化がうかがえる。 著者は少数派の権利拡大を批判しているわけではない。急激な変革によって生じる混乱で、逆に権利拡大への「反動」が起きることを恐れている。

    【書評】『大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ』 非寛容なリベラルの猛威
    ryokusai
    ryokusai 2022/04/24
    「本書が描く人種差別反対運動家の1人は、「事実」や「客観性」「思想の多様性」という概念はすべて「白人至上主義」の婉曲(えんきょく)表現だと難じる。」リベラルどすなあ。
  • 米国保守を代表する知識人「ハゾニー」は何者か

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    米国保守を代表する知識人「ハゾニー」は何者か
    ryokusai
    ryokusai 2021/05/11
    「本書を通じてハゾニーは、リベラリズムを正統な政治原理から引き下ろすことを読者に呼びかけていると読むことができるし、そのように読む必要があるだろう。」リベラルが跳梁跋扈する時代に出るべくして出た提言。
  • 精神病院に偽患者を送り込みその脆弱性を指摘した有名な実験は、実は間違いだらけだった──『なりすまし——正気と狂気を揺るがす、精神病院潜入実験』 - 基本読書

    なりすまし——正気と狂気を揺るがす、精神病院潜入実験 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-16) 作者:スザンナ・キャハラン発売日: 2021/04/21メディア: 単行(ソフトカバー)近年、かつて行われた有名な心理学系の実験が、再現実験の失敗やデータ不備の発見により、実は間違っていたという事実が次々明らかになっている。たとえば有名なものに、マシュマロ実験がある。この実験では、マシュマロを皿の上におき、「それは君にあげるけど、私が戻ってくる15分の間にべるのを我慢していられたらもう一つあげる」と指示する実験で、ここで自制し、より大きなリターンを得られた子供ほど、大人になっても優秀と判断される割合が大きかったことを示した。 1970年代に実施されたこのマシュマロ実験は話題になり、いろいろなノンフィクションで目にしていたから、当につい最近まで僕もこれは正しい実験だと思っていた

    精神病院に偽患者を送り込みその脆弱性を指摘した有名な実験は、実は間違いだらけだった──『なりすまし——正気と狂気を揺るがす、精神病院潜入実験』 - 基本読書
  • 坂口安紀『ベネズエラ』 - 西東京日記 IN はてな

    副題は「溶解する民主主義、破綻する経済」で、中公選書の1冊になります。 ベネズエラに関しては、コロナ前に経済がほぼ崩壊しているといったニュースが流れていました。その後、コロナ禍の影響でベネズエラに関するニュースは減っていますが、この状況で経済が好転しているとは思えません。 ただ、それにしても産油国であるベネズエラの経済がどうしてここまで悪化してしまったのでしょうか? ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を誇る産油国であり、天然ガスやボーキサイトなどの資源も豊富です。実際、ベネズエラは80年代なかばまではラテンアメリカでもっとも豊かな国の1つで、民主体制を維持していました。 しかし、2014年以降の経済状況は特にひどく、2014年から7年連続のマイナス成長、しかも2017年からはマイナス二桁の成長でGDPは3年間でほぼ半減しました。国民の貧困率は9割を越え、産油量もチャベス政権誕生前の1日あたり

    坂口安紀『ベネズエラ』 - 西東京日記 IN はてな
    ryokusai
    ryokusai 2021/02/27
    「本書を読んで改めて思うのは、既存の体制を破壊すれば新しい体制が自然に生まれるわけではないことと、そして制度を破壊する力を特定の個人に与えてしまう怖さですね。」
  • 「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社)/三牧聖子(訳者) - SYNODOS

    2021.02.05 「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社) 三牧聖子(訳者)国際政治学 #「新しいリベラル」を構想するために 『リベラリズム 失われた歴史と現在』は、Helena Rosenblatt, The Lost History of Liberalism: From Ancient Rome to the Twenty-first Century, Princeton University Press, 2018の全訳である。著者ヘレナ・ローゼンブラットは、ジャン=ジャック・ルソーおよびバンジャマン・コンスタンの研究者として知られる。それらの個別研究を踏まえ、またフランス・リベラリズムについての共著の公刊も経て(注1)、より広い視点から政治思想としての「リベラリズム」の歴史そのものの見直しに正面から取り

    「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社)/三牧聖子(訳者) - SYNODOS
    ryokusai
    ryokusai 2021/02/05
    「すべての章で、リベラリズムが女性、貧民、そして植民地に対する抑圧や差別を伴っていたことが繰り返し指摘されている」「基準に満たないとみなされた存在への抑圧を正当化してしまう危険をそもそもはらむ」
  • 【独ソ戦 スターリンの絶滅戦争】

    HIROKI HONJO @sdkfz01 【独ソ戦 スターリンの絶滅戦争】 私の手元に1冊の新書があります。「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(大木毅)と題するこのは、どうやらかなりの好評らしく、帯には「2020新書大賞第1位」と大書され、「独ソ戦の実態に迫る、定説を覆す通史!」との文字が踊ります。 amazon.co.jp/dp/4004317851/… HIROKI HONJO @sdkfz01 しかし、私の読後感は非常に釈然としないものでした。確かに、冷戦後の新しい情報を用いてドイツ国防軍の戦争犯罪への加担を明示し、或いはまた戦争後半期のソ連軍の「作戦術」の運用を紹介するなど、一般読者向けの教養書としては、非常に価値あるものだと思います。 pic.twitter.com/l6yqdwpsS9

    【独ソ戦 スターリンの絶滅戦争】
    ryokusai
    ryokusai 2020/07/05
    「しかし、副題で「絶滅戦争の惨禍」と銘打つならば、ナチスだけでなくソ連の「殲滅戦」にも言及するべきではないでしょうか。」岩波書店から出した本にそれを求めるのは木に縁りて魚を求む類の話では。
  • 内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』の書評に異議を表明します - ASANOT BLOG / アサノタカオの日誌

    2020年5月2日の西日新聞に、内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』(姜信子・趙倫子訳)の書評が掲載されました。その内容に異議を表明します。以下は出版元にて書の編集を担当した立場にある、しかしながらあくまで一個人としての見解です。 個人や組織を非難・批判する内容ではありません。また、コロナ禍の大変な時期に書評掲載にご尽力いただいたすべての皆様への感謝の気持ちを片時も忘れたことはありません。今日の言論やメディアのあり方に対する問題提起として、投稿します。 . 内田樹氏による、韓国済州島の詩人であるホ・ヨンソンの詩集『海女たち』の書評は、率直に言って一語たりとも読むべきところのない内容で、この情報を共有すべきかどうか悩みました。私がなぜ、ここまで強い言葉遣いで語りはじめるのか、自身の考えを少し丁寧に述べさせていただきます。書の内容に関してはこちらを参照してください。 そもそも、80

    内田樹氏によるホ・ヨンソン詩集『海女たち』の書評に異議を表明します - ASANOT BLOG / アサノタカオの日誌
    ryokusai
    ryokusai 2020/06/07
    「あのような《ひとり言》に近い書評としては異常なテキストが新聞に堂々と掲載され、またそれが許されるのは、著者がほかならぬ《内田樹》という権威だからであると私は考えます。」権威を有難がる方「も」悪い。