3度目の当選を果たし、支援者と万歳する鈴木氏(右から2人目)=16日午後10時20分ごろ、藤沢市内の事務所 任期満了に伴う藤沢市長選は16日投開票され、現職の鈴木恒夫氏(70)が、いずれも新人で元衆院議員の水戸将史氏(57)、元県議の加藤なを子氏(61)=共産党推薦=を破り、3選を果たした。 主要政党の国会・地方議員の支援を受けるなど盤石の体制で臨んだが、得票数は前回の6万8600票を下回り、現市政に対する批判も浮かび上がった。 選挙戦では、人口の増加や藤沢への愛着の醸成、市民参加型五輪の取り組みなど2期8年の実績を強調し、市政の継続を主張。「次世代に誇れる施策に挑戦する」と訴えてきた。 加藤氏は大型開発から暮らし優先への政策転換を、水戸氏は教育への積極的投資や身を削る行財政改革を訴えたが、及ばなかった。 投票率は29・27%で、過去2番目に低かった前回市長選(27・81%)を1・46ポイ
2017年12月に完成した藤沢市役所本庁舎。今年1月には分庁舎も供用が始まった。今後、他の公共施設でも複数の再整備事業が控える 財政事情 今後5年間で584億円の財源不足が見込まれる――。市議会行政改革等特別委員会で、市がそう報告したのが2018年11月のことだった。 19年度から23年度の中期財政計画に基づくもので、社会保障関連の扶助費や更新期を迎えた公共施設の再整備費などが膨らんだことが主な要因だった。市関係者は「大変厳しいという認識」とする一方、こう強調する。 「中期財政の見通しは想定する全ての事業を実施した場合の数字。財政状況がひっ迫しているということではない」 ◇ その言葉通り、市の台所事情は現状、「健全状態」を維持。2014年度以降、国から普通交付税を受けない「不交付団体」を堅持し、必要な歳出に対する収入の割合を示す「財政力指数」は17年度決算で政令市を除く県内16市の中で上位
藤沢市長選・加藤なを子 任期満了に伴う藤沢市長選(2月9日告示、16日投開票)で、元県議の加藤なを子氏(61)が9日、無所属で立候補すると表明した。共産党が推薦する。同市長選の出馬表明は、元衆院議員の水戸将史氏(57)、現職の鈴木恒夫氏(70)に続き3人目。 同市内で会見した加藤氏は「不要不急の大型公共事業・開発を縮小、中止し、暮らし、福祉、子育て最優先に税金の使い道を切り替え、人が大切にされる市政を実現する」と、現市政からの転換を主張。 重点政策として、▽直営自校方式で中学校給食の実施▽認可保育園増設による待機児童ゼロの実現▽中学3年までの医療費無料化の所得制限撤廃▽育鵬社の歴史、公民の中学校教科書採択に反対ーなどを掲げた。 東海道線大船―藤沢間で浮上している「村岡新駅(仮称)」構想については、「市民の声を聞こうという姿勢が見られない。周辺整備も含め中止すべきだ」と訴えた。 加藤氏は県立
任期満了に伴う藤沢市長選(来年2月9日告示、16日投開票)に22日、現職の鈴木恒夫氏(69)が3選に向けて無所属で立候補する意向を明らかにした。表明は元衆議院議員の水戸将史氏(57)に続き2人目。 同日記者会見した鈴木氏は出馬の動機について「これまでの2期8年で解決に至っていない課題がある」と説明。自身について「健康・気力も十分」とし、「市民の郷土愛をさらに深め、次世代に向けた施策に取り組みたい」と抱負を語った。 3期目で目指す柱として▽災害に強く、安心安全な街▽五輪開催市としての責務を果たし、藤沢らしいレガシー創出▽少子高齢化、情報化、国際化に対応する都市のデザイン―の3つを掲げる。全国的に人口減少が進む中で、自然環境に恵まれ子育て世代を中心に人口が増加傾向にある藤沢を「ポテンシャルがある街」とし「次の4年間も市政のかじ取り役を担っていきたい」と述べた。 鈴木氏は藤沢市議を4期務め、県議
私は幼少の頃から藤沢で過ごし、多くの思い出を作り、良き友人知人にも恵まれました。私にとって、掛け替えのない財産です。ですから、この街が明るく元気でい続けて欲しいと願うのは、ごく自然なことと思います。 何となく順風満帆に見える藤沢ですが、残念ながら街は着実に衰退に向かっています。企業の撤退には歯止めが掛からず、財政は火の車状態、教育に掛ける予算も乏しい状況です。 また、観光資源に恵まれているものの、観光客の97%は日帰りで、ホテル経営も成り立たず、ご存知の通り、街は歯が欠けた状態になっています。 こうした現実を目の当たりにして、これから十年後の藤沢のために今、何をすべきでしょうか。そもそも街作りは、計画的に具体性をもって、長期ビジョンで進めていく必要があります。 そこで今の藤沢にとってムダを排除しつつも、新たな価値を生み出す仕組みを作っていかなければなりません。まずは足元を見つめ、潜在的な力
参議院議員選挙の投開票が7月21日に行われた。4議席を14人が争った神奈川選挙区は、自民党の島村大氏(58)が約91万7千票を獲得し、トップ当選。以下、立憲民主党の牧山弘惠氏(54)、公明党の佐々木さやか氏(38)、日本維新の会の松沢成文氏(61)が当選し、現職4人が議席を守った。藤沢市でも島村氏がトップで、約3万9千票を獲得した。 トップ当選の島村氏は21日午後8時過ぎに早々と当確が報じられると、横浜市中区の選挙事務所で「社会保障制度の改革はライフワークで、公約として有権者一人ひとりに説明してきた。自民党のど真ん中で、与党の中で引き続き仕事をし、選んで良かったと思っていただけるような仕事をしたい」と抱負を述べた。 前回は民主党で4位当選だった牧山氏。「2期12年間の実績と経験をもとに、3期目も精一杯皆様のために働かせて頂くことを誓います」とした。佐々木氏は「生活者の目線で、一人ひとりの声
「自民一強」の空気は否めないが、データを見ると野党が与党を凌駕するブロックもある。消費増税や憲法改正を目前に控え、国民にとって重大な選択を迫られる参院選から目を離してはいけない。 真の「勝敗ライン」は? 参院選公示日前日の7月3日。山本太郎氏率いる「れいわ新選組」が、前代未聞の選挙戦に打って出た。東京選挙区から出馬するとみられていた山本氏が、急遽、比例区に鞍替えして再選を目指すことに決めたのだ。 しかも、比例1位ではなく3位でのスタート。政党が定めた順位で当選が決まる「比例特定枠」を使い、1位に筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後靖彦氏、2位に重度障害のある木村英子氏を充て、自分の当選より、党の躍進を優先させる奇策を打ち出した。 「泡沫政党の苦し紛れ」、そう思うのは早計だ。れいわ新選組の戦略は、「自民一強」の政局にくさびを打ちこむことになる可能性がある。 本誌は今回、参院選の当落に関する
面白ウォッチャー的には、山本太郎さんの「れいわ新選組」が2議席に届くのかどうか(あるいは0議席で終わるのか)と並んで興味の対象になっているのが福島瑞穂さんが副党首を務める「社会民主党」の行方であります。 人によっては「泡沫政党なんてどうでもいいじゃん」と言いたいかもしれませんが、戦後政治における社会党の意味について理解のある人でしたらこんにちの社民党の凋落は感慨深かったり、哀愁を感じたりするんじゃないかと思います。ああ、あの社会党がこんなことになるなんてねえ。 しかも、おそらく今回の参院選で社民党は比例で有効得票総数の2%を獲得するか、公認候補2人以上が当選しないと政党要件を満たさなくなってしまい、政党ではなく政治団体に転落することになります。そして、社民党支持者の中でもコリコリの左派と見られる人たちは、今回社民党にあまり投票せず、れいわ新選組に票が流れてしまっているように見受けられます。
石破茂さん、自民党総裁に就任するや否や日経平均先物でダイナミック・サーキットブレーカーを発動させてしまう
前々回の参院選(2013年)では、東京にある5つの議席のうち、山本太郎さんが66万票とって堂々4位で議席を確保しました。その後、すったもんだあって小沢一郎さんと合流して「生活の党と山本太郎となかまたち」とかおそろしくやっちまった感の強い名前の政党を作ったもののパッとせず、野党全体の合流と非自民票・政権批判票の受け皿を作るために小沢さんが野党再編に打って出ると、山本太郎さんもこの流れを見限って、また、さらに上を目指して、山本太郎政党が政党要件を満たす5議席をも狙える勢力にしていこうと乾坤一擲の博打を打つ。 凄いですよね、動きが。これら一連の流れるような動きの果てに、これといって何か成果を挙げたわけでもないのが山本太郎さんであり、そのままじゃいけないということで、根性見せて凄いことをやろうとしているのが山本太郎さんではあるわけです。 政策面でも、いわゆる現状否定、安倍晋三政権を痛烈に批判する内
今夏に行われる参議院議員選挙。神奈川県選挙区(改選定数4)には、本紙調べで11人が立候補の意向を示している。 現職では、自民党の島村大氏(58)、日本維新の会の松沢成文氏(61)、公明党の佐々木さやか氏(38)、立憲民主党の牧山弘惠氏(54)の4人が、それぞれ党公認で立候補を表明している。 新人では、国民民主党は俳優の乃木涼介氏(54)を、共産党は政党役員の浅賀由香氏(39)を、社民党は同党県連合女性政策推進委員長の相原倫子氏(58)をそれぞれ擁立。幸福実現党からは同党県統括支部長の壹岐(いき)愛子氏(33)が、労働者党からは元高校教諭の圷(あくつ)孝行氏(69)が立候補を予定している。また、行政書士の澁谷貢氏(82)、会社役員の森下正勝氏(75)も無所属でそれぞれ立候補する意向。ほかにも候補者擁立の動きがある。 6月3日時点の選挙人名簿登録者数は764万1818人。前回(3年前)の参院選
国民民主党の山井和則国対委員長代行(衆院比例代表近畿ブロック)は3日、国会内で平野博文幹事長と会い、離党届を提出した。国会対応の司令塔となる国対幹部が国会開会中に離党表明するのは異例。同党は離党届を受理せず、除籍処分を検討する。 山井氏は離党届を提出した後、記者会見した。離党後は無所属議員として立憲民主党会派に入りたい意向を表明。旧民進党勢力から分裂した立憲民主、国民民主両党の再結集を目指す考えも示し、「大きな塊を作る運動に参加したい」と語った。この時期の表明に関しては「5月末で重要法案の衆院審議が一区切りつ…
国民・小沢一郎総合選挙対策本部長相談役(発言録) (野党は参院選で)1人区で勝たなければ自民党をやっつけられない。今のままでは絶対勝てない。単に(野党の候補者を)1人に絞っただけではダメなんです。組織は立憲民主党あり、国民民主党あり、社民党あり、共産党あり、でしょ。選挙をする態勢がバラバラでは勝てない。選挙母体まで一つにしていかないと。 野党が一つになる。そうすると、与野党が逆転するんじゃないかと国民はイメージとして思う。そうすると投票率が上がり、断然勝つんですよ。(立憲の支持率は)じり貧ですよ。少しずつ下がっている。今回、このままでやったらね、立憲だけは生き残るってことはないですよ。全滅しますよ。野党。(BS朝日の収録放送で)
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