(前編から読む) ゴジラとは一体? 色んなものでありうる。日本人の「無意識の器」みたいな存在だといってよい。でも、今回はこれに加えて、これまでにない新しい意味をもつようになった。なんだと思いますか? この映画に、宮沢賢治の詩集『春と修羅』が出てきますね。「いかりのにがさまた青さ/四月の気層のひかりの底を/唾(つばき)し はぎしりゆききする/おれはひとりの修羅なのだ」という詩句で有名です。『ボヴァリー夫人』を書いたフローベールという小説家が、「ボヴァリー夫人は私だ」といっているのですが、それと同じで、ゴジラは、その「修羅」でもある。つまり、作者の庵野(秀明総監督)ですね。彼は、あの映画で、「ゴジラは私だ」と言っている(笑)。 えっ。 『シン・ゴジラ』には、ほぼ悲惨な姿の死体、負傷者が出てきません。1度だけ瓦礫の下に埋もれた犠牲者が見えたという話がありますが、それも、血は流れず、身体の一部が見
日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に「シン・ゴジラ」を読み解いてもらうキャンペーン「「シン・ゴジラ」、私はこう読む」を展開しています。※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。 危機対応にマネジメント、リーダーシップ――。映画「シン・ゴジラ」は様々な情報の糸が織り込まれてできた作品だ。日経ビジネスオンラインでは、その圧倒的な情報を多面的な専門家に解きほぐしてもらう特集「『シン・ゴジラ』、私はこう読む」を組んできた。ツイッター(@nikkeibusiness)やコメント欄を通じて読者にも同作品の「読み方」について意見を広く募ったところ、猛者が現れた。松本健太郎氏、マーケティングメトリックス研究所の所長を務める。データビジュアライゼーション(データの可視化)専門家の筆者が、ゴジラが上陸して進んだ経路を妄想して分かったこととは。 7月29日から
日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に「シン・ゴジラ」を読み解いてもらうキャンペーン「「シン・ゴジラ」、私はこう読む」を展開しています。 ※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。 というわけで、シン・ゴジラについて今回は書きます……、が、「書く」と編集者に言ってしまったことを少々後悔している。 面白くなかった? いやいや、そういうわけではない。 確かに観に行くまで、「本当に面白いのかな?」と内心疑っていた。なんせシン・ゴジラオフ会だの、シン・ゴジラ飲み会だのを催し、「アレは、コレは、ソレは」と意見し、「すごい映画だ!」と大絶賛しているのは、“男子”ばかりで。“女”の私が見て盛り上がれるのか? と不安だった。「シン・ゴジラ=怪獣映画」と高を括っていたのだ。 しかしながら、シン・ゴジラは怪獣映画でも戦隊ものでなかった。完全なるヒューマン映画で
だが、正直に言ってしまうと、「VRは、疲れるし飽きる」。ぐるり360度の風景を見ても、慣れてしまうと特別な感慨はない。素晴らしい動画コンテンツもあるのだが、それすら一度見れば十分だ。使うにつれ、感動よりもヘッドセットを装着して自分で周囲を見回すことによる疲れの方を感じるようになる。今後、VRが流行するためにはまだまだ課題が多いだろう。 3Dテレビよりは多少はマシな気はするが、現在のコンテンツの充実度合いと疲れ具合を天秤にかけて考えてみると、とても万人にオススメできるとは言いがたい。「ちょっと試してみると感激する。でも買うほどじゃない」といったところだ。 Galaxy S7 edge関連では、「ワイヤレス充電スタンド」もガッカリした製品の一つ。日本ではなかなか発売されず、8月の頭に待ちわびた状態で手に入れたのだが、しばらく使ってみてガッカリだった。もちろん、置くだけでいいので使い勝手は悪くな
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