国産初の30分シリーズアニメと言えば誰もが知る「鉄腕アトム」だ。手塚治虫は、多数のマンガ連載を抱えながら、自らアニメにも意欲的に取り組み続けたことで知られるが、アトムはそのスタートとなった作品と言えるだろう。 一方で、アニメ産業について語られる際、必ず目にするのが「鉄腕アトムによって、現在の業界構造が作られてしまった。テレビ局や広告代理店は多くのマージンを得るが、制作会社にはほとんどおカネが還元されない」という意見だ。 これは本当なのだろうか? ――その歴史を辿ることは、今のアニメビジネスがおかれた状況を打開する糸口にもなるはずだ。 マンガ家としての手塚治虫については、多くの評論や伝記が存在している。しかし、アニメ作家としての手塚治虫について詳細に調査した例は決して多くはない。今回は、2007年に『アニメ作家としての手塚治虫』を著した京都精華大学の津堅信之准教授に話を聞いた。 ■Amazo
先週末、岐阜県各務原市で「アニメまつり2011inかかみがはら」(主催:NPO法人 K-ITシティー・コンソーシアム)が開催されました。年に一度、この時期に行なわれるイベントです。私はここ数年、このアニメまつりのお手伝いをさせていただいています。数年前あるマンガ関連のイベントに参加したさい、その会場で知り合って親しくなった方が、このイベントの主催者および関係者だったことがご縁です。 アニメまつりの会場では、全国から募集したアマチュアによるアニメ作品のコンテスト授賞式をはじめ、クレイアニメ作りや、簡単アニメ制作体験、バルーンアート教室、絵画教室、アニソンライブなどが行なわれました。私は「子ども縁日」を担当。輪投げやストラックアウト、バスケッボールビンゴ、くじ引きなどをやって賞品がもらえるというコーナーで、主にお子さん相手の接客の仕事をやりました。台風の影響で風が強いなか、思いのほか大勢のお客
すっかりブログの更新がおざなりになってしまい、申し訳ありません。お呼ばれしたイベントで「バリバリくん」を紹介し、GWのいい気分の夕暮れを、セブン対メトロン星人の時のような陰影の強いアカダラまっ赤に染め上げてしまった岩井です。 コレ笑ってよいの?みたいにみながキョロキョロしているのが壇上からも分かり「ああー、ヤッチャッター」とカタカナで僕の頭上に吹き出しが浮かんだのが見えた人もいるかと思います。 さて、気になった画像をいくつか。 コミックスに挟まってるチラシですが、東京3大アングラコミックが「猿ロック」「新宿スワン」「IWGP」か・・・最近のアングラはみんなドラマになるんですね。ドラマがアングラなのだとしたら、じゃあメジャーは何か。これが地下なら地上はどこなんだって気がします。 アングラなマンガ探してるんですよね~と問われ、はいじゃあ「猿ロック」で、と渡したとして、本意は達せられるのか。難し
昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」 6,544位 / 1,574,255 昨日 :341歩 起床時間 :6時30分 血圧 :114 75 脈拍 :67 体温 :35.7℃ 体重 :69.0㎏ 晴 環境放射線測定 (新宿区百人町) 測定日時 最大値 最小値 平均値 (Measurement time) (max) (min) (average) 2011/05/01 23:00~23:59 0.0690 0.0644 0.0668 2011/05/01 22:00~22:59 0.0694 0.0648 0.0669 2011/05/01 21:00~21:59 0.0694 0.0631 0.0669 2011/05/01 20:00~20:59 0.0702 0.0641 0.0672 2
虫プロのかつての同僚…いや、先輩から 「物置を片付けていたら、当時の8ミリフィルムが出てきたので、DVDに収録した」 と、ダビングされたその貴重なるプレゼントを頂戴した。 以前にも社員旅行や同窓会の映像を送っていただいたが、今回はアニメーター仲間数人が雑草生い茂る空き地で興じる「ウエスタン・ガンファイト」で、純然たる「お遊び(映画ごっこ)」の様子を撮ったものだ。もう40年以上も前であることは確実。当時、虫プロの近くにこんな原っぱや雑木林があったというのもビックリ!石神井公園あたりにロケでもしたのか…。 私も出ているというのだが…情けないことに私自身に出演の記憶が無い。ひょっとして、登場すぐに撃ち殺される男がそうかしら(笑)? というくらいに総じて映像の劣化がひどいのです。それでも主役級の連中の面影は判る。カウボーイ・ハットにガンベルト姿で拳銃やライフルを撃ち合っている仲間たち。仕事を離れて
手塚さんの手もとには「俳優表」が保管されてあり、それには出演料までが詳しく記載されてある。それぞれのドラマに、それぞれ異った役割りで登場するワキ役陣からスーパースターまで、「手塚劇団」の名優たちが歩いた足跡は、全国の少年少女たちに夢と希望を与えている。長い年月をかけて生み出されたキャラクターは、主なものだけでも120を越えると言われている。 「手塚劇団」に新しく加わったヒーロー、それは『ブラック・ジャック』だ。ブラック・ジャックとはどんな男だろうか。 彼は医者である。だが医学界の異端児であるが故に免許を取り上げられ、正式なる資格を持たない。しかし腕は抜群の優秀さで、彼にかかったら治らない患者はないとさえ言われている。 48年2月から連載を開始した。このブラック・ジャックの登場は快挙だった。障害者が初めて、それも前向きの形で、『ブラック・ジャック』の物語を通して漫画の世界に取り上げられたから
富野由悠季関連の文献を紹介したところで触れたので、再び自著の紹介。ご容赦いただきたい。 ●「アニメ作家としての手塚治虫」 著 者: 津堅信之 出版社: NTT出版 刊行年: 2007年 定 価: 2400円 日本の戦後アニメ界の流れには東映動画系と虫プロ系がある、と言うと、必ず例外的事象を指摘して批判する人たちがいるし、その意見もよくわかるのだが、総体として、この2系統を認識すると、日本のアニメ史は非常にわかりやすくなる。 そして、現在のアニメ発展は、東映動画系か虫プロ系か、どちらの功労ゆえかという質問に答えると、その人のアニメ史観がよく現れる。 もちろん私は、虫プロ系の功労ゆえと評価する側であるが、これは圧倒的に少数派だろう。なにより、東映動画系のスタジオジブリの存在感が巨大だし、年配アニメファンの中には、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968)など、東映動画長編全盛期の「マニア」が多く
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小学館クリエイティブ様よりご献本いただきました。いつもありがとうございます。 いま時間的な余裕がないのでまだざっと読んだだけですが、貴重な図版が多数掲載され、資料的にたいへん充実していて参考になります。入手の困難な終戦前後のマンガの実物を多数見ているひとにしかなしえない、労作です。 手塚治虫の「新宝島」その伝説と真実 作者: 野口文雄出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る 反面、すべてが『新宝島』がいかに画期的であったかの検証に終始しています。また、文体に熱がこもっていて、ひじょうに情緒的です。たとえば、著者は『新宝島』の単行本が「戦前の単行本に比べて『新宝島』は、コマの横幅を一センチ」ほど縮めていると指摘します(31ページ)。それについて著者は積極的な意味を見い出すので
調べてみたら、こっちは来年公開予定の映画だって!。柴咲コウと妻夫木聡の出演だそうな。柴咲が「どろろ」で、妻夫木が「百鬼丸」ってこと?へぇ〜、びっくりですねぇ…一体どんな映画になるんだろ。室町時代が舞台の妖怪退治もので、身体欠損を描いてるし、ホントに作れるのかしら?映像化は難しいよぉ…ま、余計なお世話か(笑)。 原作のマンガの方は連載時(’67〜)に、けっこう面白く読んだ覚えが有るけどね。虫プロでの「どろろ」(’69・4〜)は杉井ギサブロー監督、出崎統・富野喜幸・高橋良輔演出、槻間八郎美術、北野英明作画監督のモノクロ作品(なかなか凄いメンバー!)。計26本のシリーズだった。文字通りおどろおどろしてて、暗いし、シリアスなアニメでしたか。私は原画の一員だったけど、正直、描いててあまり楽しい仕事じゃなかったなぁ…。この作品終了時に私は虫プロを退社しました。 実は「どろろ」は順調に制作がスタートした
読みました。いい本だ。マンガ研究関係の人は絶対読んでおかないといけない。読みやすいしね。 これまで、まともに評価も分析もされていなかったという「アニメと手塚」の主題を通して、ここ数年怒涛のように進んでいる「問い直し」の一環をなしている。 一つだけ上げれば、多くのアニメ関係者(制作者)から始まった「手塚のダンピングが日本のアニメの低賃金、加重労働の悪条件を作り出した」という「批判」、アニメ史における手塚無視にもつながる「批判」言説の検証である。結論をいえば、手塚自身の「制作費55万」発言が作り上げた「神話」を実証的に覆してみせている。じっさい手塚は(少なくとも当面は)そう信じていたが、事実はもっと高く、虫プロはそれなりに企業努力をしていた、というもの。この検証だけでも、これまでの「手塚発言によるマンガ、アニメ史像」を変える。 僕は、以前から東映系の職人的反撥から発するように見える、この「批判
手塚番千夜一夜 -手塚治虫担当編集者時代の思い出- プロローグ:手塚先生の夢を見た話(2006.12.8記) 第一章:First Contact/1965.3.25(2007.4.9記) 第二章:出版部と漫画部/1965.3.26~(2007.4.19~)
SMELLMANのMouth drummer、ハヤシの口ドラム+ベースの同時演奏 at the TILT HOUSE STUDIO SMELLMAN:アカペラグループ「チン SMELLMANのMouth drummer、ハヤシの口ドラム+ベースの同時演奏 at the TILT HOUSE STUDIO SMELLMAN:アカペラグループ「チン☆パラ」解散後、元メンバーが中心となり結 成 オリジナルなサウンド追求のため、数回のメンバーチェンジを経て現在に至る 類を見ないオリジナルなアカペラサウンドは定評 都内ライブハウスを中心に活動中 ワンマンライブ「ロスタルジア」決定! 2008.12.26 at SHIBUYA O-WEST http://www.smellman.com (続き) (一部表示)
Virtical社から10月に出版された『きりひと讃歌』が多くのネット上の批評家によって激賞されているおかげで、最近英語圏のマンガ関連サイトで「手塚治虫」の名前を見ることが多い。 ↓英語版『きりひと讃歌』。 Ode To Kirihito 作者: Osamu Tezuka出版社/メーカー: Vertical発売日: 2006/10/24メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見る ただ良い批評を得ているからと言って売れ行きが良いとは限らない。コミックス専門店での2006年10月のマンガ売上トップ50の49位にランクインしたものの、『ナルト』や『フルーツバスケット』のように、アメリカの一般書店でのベストセラーリストに登場することはないし、実際のところどのくらい部数が出ているのか全くわからない(数千部〜1万部の間ぐらいかもしれない)。それでも『きりひと讃歌』が多くの濃いマン
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