瓶治郎の現代詩
http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080109/1199875970 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080111/1200020891 これらは本当に酷いです。本当に酷いと思っていたら、id:y_arimが何か書いていたので、私も便乗して何か書いておこうと思いました。 これらの記事は、いわゆる成功哲学とか自己啓発とかその手の分野に該当すると思いますが、こうした議論の前提にあるのは、何らかの楽天主義です。 上の記事は、自分が変われば世界はあなたにとって優しくなることを説いています。ネガティブはだめなのです。なるようになるのです。世界があなたを否定するのはあなたがさもしい心だからであって、あなたが心を入れ替えようと頑張ればきっと世界はあなたに報いるのです。灯里ちゃんが素敵だからこの世界は素敵なのです。そんなの僕らのA
遂にこの寂しい精神のうぶすなたちが、戦争をもってきたんだ。君達のせゐじゃない。僕のせゐでは勿論ない。みんな寂しさがなせるわざなんだ。――『寂しさの歌』金子光晴上の詩を引用する前に、栗原彬氏は次のような文章を述べる。私は、さびしさのいわば疎外形態と異化形態とがあると思う。前者は、さびしさを閉じた宇宙へ追いこんで結局は自己崩壊や他者の抹殺、すなわち戦争へと導く道である。後者はさびしさを異化すること、さびしさを反抗に迂回化させ、手法化することで、他者に向かって開かれてゆくやさしさへ連動する道である。*1私たちはこのような疎外形態としてのやさしさを「やさしさ」と便宜的に表記することにしよう。この「やさしさ」は多くの場合、もうひとつの倫理命題に支えられているといってもよい。それは「他人に迷惑をかけてはいけません」という命題である。なぜ、この「やさしさ」とこの命題が結びつくのか。われわれはひとつの素朴
■[21世紀の怪文書]明大外祭で考えた:ただ単純で当たり前だけど忘れられた事実 19:39 権力の介入などもございましたが、明大外祭のほうは無事に終了しました。足を運んでいただいた方々に感謝いたします。11月5日は、矢部史郎氏のトークイベントというかシンポジウムが中心だったのですが、その中でとても感動的なことが行われていたと、僕には思います。簡単に言ってしまえば、その場にいた人たちは矢部史郎氏のことを全く知らない人達でしたが、矢部史郎氏の講演の内容を良く聞き、そして鋭くて熱い質疑応答が繰り広げられ、矢部史郎氏も多忙にも関わらず、9時まで話をして帰られました。最後は「普通、シンポジウムでは最初の発言というのは的外れなことが多いのだけれども、今回の質疑応答は最初から本質的なことをいうひとが多くて驚いた」とまで言って頂きました。 さて、ここまでだと単純に「なんだよー、ただの自慢かよウゼエ」という
痛いニュース(ノ∀`):「日本の状況はフランスよりもひどい、どうして日本の若者は反乱しないのか」 「人間の精神とは無限の希望にあふれたものだ」などという寝言戯言繰言を振りかざして恍惚に浸れるのは、抵抗の必要のない人間だけだ。 若いのだからなんとでもなる?若いのだから元気を出せ? 「抵抗は無意味だ」。若者にそう叩き込んだのはいったいどこの誰なのか。 「自己責任」を取れ? 「自己責任」を発揮しろ? この国に*1「捨てられ」た、国内棄民たる70年代生まれとして言わせてもらおう。 サイレントテロリストにとって、その結果として生み出されてしまうこの国の、この社会の経済復興こそが、最も忌むべき存在なのだ。 我と我が身を朽ち果てさせたこの国に、この社会に、何が悲しゅうて寄与せねばならないというのか? 呪うべきものを生かして何の復讐か? 「自己責任」?「自己責任」? そんなものはもうとっくに取っているさ。
2000年になって振り返ってみると1990年代の日本文化を「J回帰」という言葉で特徴付けられるのではないかと思う。J? JAPANのJである。 それは「J‐POP」というネーミングから始まった。中身は「洋楽」に対して「邦楽」と呼ばれていたものと大差ない。ただ、「J‐POP」というと、いかにもポップな、しかし日本的で身近な感じがする、というわけだ。それに追随したのが「J文学」である。「渋谷系」の若者の、ポップな、しかし背伸びすることのない等身大の生活を描いた「クズ小説」(秀実)の類が、このネーミングによって一躍脚光を浴びることになったのである。 知的な領域で起こった日本回帰現象もそれと無縁ではないだろう。たとえば、90年代の論壇・文壇で活躍した福田和也の場合。彼は、フランス文学研究者だった頃から、フランス人の隠したがる対独協力文学者を研究するといった批評的な悪意を持ち合わせていた。だが、パリ
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
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