GitHub上でプログラムを公開するとき、 どのライセンスを使えばいいのかわからない どうやってライセンスを設定すればいいのかわからない ライセンスというもの自体が難しそうでよくわからない などの理由で、ライセンスを設定しないままになっていることはないでしょうか? この記事では、個人の開発者によるプログラムにライセンスが設定されていなかった場合にどのようなことが起きるのか、という観点からスタートして、ライセンスについての理解を深めていこうと思います。1 注意1: この記事の執筆者は法律に関する専門家ではありません。法律やライセンスに関する言及や解釈は不正確である可能性があります。実際の問題に対しては専門家による助言を受けてください。 注意2: この記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属企業・部門の見解を代表するものではありません。 ライセンスがないということ プログラムのソースコードは、
かつて、node.jsのライブラリの一つであるcolor.jsは作者が家が火事になった後に「大企業が経済的な支援をしてくれないことへの抗議」として、実行時にアメリカの国旗を表示したり無限ループするコードに書き換えてnpmライブラリにコミットした。当然ながら、このコードを取り込んだ多くのプロジェクトで意図しない挙動が発生した。 その作者による、もうひとつのOSSがfaker.jsというライブラリなのだが、公式サイトによると、こう書かれている。 The Faker project was maintained by Marak Squires, an early-days impactful Node enthusiast and professional who went rogue and acted maliciously on January 4th, 2022. The packag
「オープンソースはお金にならない宿命」と言われるほど、オープンソースの開発は資金を集めることが難しいとされています。オープンソースライブラリ「Faker.js」の開発者も、マネタイズの難しさから自身の開発したFaker.jsを破壊するという暴挙に出たのですが、これを受けてFaker.jsをコミュニティ主導のプロジェクトとする試みが始動しています。 An update from the Faker team | Faker https://fakerjs.dev/update.html Faker.js is now a community controlled project | Hacker News https://news.ycombinator.com/item?id=29961274 colors.jsは毎週2000万回以上ダウンロードされているnpmライブラリで、同ライブラリを
データ圧縮ソフト「XZ Utils」を狙ったソーシャルエンジニアリングのキャンペーンが実行されてから数カ月が経過し、オープンソースのメンテナーたちは、これまで以上に高いセキュリティ基準を求められている。 しかしメンテナーをサポートするTideliftが2024年9月17日(現地時間、以下同)に発表したレポートによると(注1)、メンテナーの大半は依然として無報酬のままだという。 企業がメンテナーに“ただ乗り”する風潮はいつになったら是正される? 複数年にわたるソーシャルエンジニアリング攻撃が、XZ Utilsという多くの「Linux」ディストリビューションで使われているデータ圧縮ソフトウェアを標的にしており(注2)、攻撃は2024年3月末にピークに達した。このとき攻撃者と思われる者がxzライブラリーに悪意のあるコードを挿入した。「GitHub」が後にアカウントを停止した「@JiaT75」とい
Latest topics > フリーソフト作者の自衛のための手段としてのオープンソース化と、自衛のための「寄付は受け付けないよ」 宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! « タブのコンテキストメニューが正常に機能しなくなった? (The context menu on tabs doesn't appear anymore?) Main メールのヘッダに埋め込む用に文字列をBase64エンコードする » フリーソフト作者の自衛のための手段としてのオープンソース化と、自衛のための「寄付は受け付けないよ」 - May 16, 2010 Togetter - まとめ「ユーザの自由、作者の自由」 夜フクロウというMac OS X用のメジャーなTwi
ストーリー by reo 2010年05月18日 12時30分 文句を言うのも自由だし、反映しないのも自由 部門より フリーの Twitter クライアント「夜フクロウ」のユーザーが、ソフトの仕様変更に対して作者に一方的に文句を言った件が一部で話題になっている。 Togetter まとめ「ユーザの自由、作者の自由」Togetterまとめ「夜フクロウの件に関するさまざまな反応」フリーソフト作者の自衛のための手段としてのオープンソース化と、自衛のための「寄付は受け付けないよ」(「outsider reflex」のエントリー)「自分が (あるいは作者が) これだけの努力を払ったんだから、文句を言うならお前も同じ学習コストを払ってからにしろ」という話 (「mizchi log」のエントリー)フリーソフトに社会的責任がナンセンスなら、無料サービスにも社会的責任はあり得ないですよね。(「CONCORD
先日、SVN開発プロジェクトによるオープンソースプロジェクトの運営の仕方のビデオを見ていた。その中で1人だけ直接にプロジェクトから離れて頂いたと言っていた。以外と思ったのは、プロジェクトに反対や嫌がらせをした人ではなく、反対にプロジェクトに凄く興味を持ったけど自分で何にも調べないで質問ばかりしている人だった。 嫌がらせをする人はただ無視することができるが、興味を持って質問する人は、他メンバーが助けたりしてしまう。しかしその結果、プロジェクトメンバーの時間を使って、開発からその人の教育に時間を使うことになってしまい、結果的にはプロジェクトを一番乱すことになってしまう。 勉強をようと思って質問している人は、一生懸命なのかもしれませんが、実際にはプロジェクトには一番迷惑である。特にドキュメントに書いてあったり、既にフォーラムで回答されていたり、Jiraなどで既に対策されている質問や問題についての
オープンソースソフトウェアの開発プロジェクトで連絡用プラットフォームとしてDiscordを用いる例が多くあります。しかし、自由ソフトウェア(FOSS)の推進者であるドリュー・デヴォールト氏は「『自由ソフトウェア』の開発プロジェクトにDiscordを使うべきではない」と警鐘を鳴らしています。 Please don't use Discord for FOSS projects https://drewdevault.com/2021/12/28/Dont-use-Discord-for-FOSS.html Discordはユーザーが「○○というゲームについて話し合うサーバー」「○○愛好会のボイスチャット用サーバー」「GIGAZINEの公式サーバー」といったように自由にサーバーを作ることができるコミュニケーションアプリで、各サーバーではテキストや音声で会話できるほか、ファイルをアップロードした
インターネットを形作っているさまざまな技術は、オープンソースプロジェクトに携わる多くの人々の支援と献身によって支えられています。電子メールクライアント「EmailEngine」を作ったソフトウェア開発者のアンドリス・ラインマン氏が、オープンソースプロジェクトの作者から有料APIの開発者に転身するまでの経緯とその結果をブログでつづりました。 How I turned my open-source project into a business https://docs.emailengine.app/how-i-turned-my-open-source-project-into/ エストニアの技術者であるラインマン氏が、最初にオープンソースプロジェクトを立ち上げたのは、記事作成時点からさかのぼること約15年前の2010年のことです。 Node.jsアプリケーション用のメール送信モジュールで
"ソースコードはほぼゼロコストで複製できる資源だから、それは「誰でも利用可能」にしてよくて、一方で問い合わせや要望などの「限られた人間の時間を消費するアクション」は明確に区分された者にしか許してはならないということか、この二種類の資源をなんとなく抱き合わせにするのが悪い" nishio オープンソースソフトウェアのプロジェクトのより良いやり方の参考になるかなとエリノア・オストロムの「コモンズのガバナンス」を読んでみたら、条件1で「資源を利用可能な者は明確に区分されていること」が来て、結局「誰でも自由に利用できる」が間違いだということなのか…となった回 nishio いや待てよ、ソースコードはほぼゼロコストで複製できる資源だから、それは「誰でも利用可能」にしてよくて、一方で問い合わせや要望などの「限られた人間の時間を消費するアクション」は明確に区分された者にしか許してはならないということか、
NGINXは世界で最も使用されているウェブサーバーですが、そのコア開発者の1人がNGINXを所有している会社であるF5 Networksと対立し、NGINXの開発を離れて新たにNGINXのフォーク版である「freenginx」を開発すると発表しました。 announcing freenginx.org https://freenginx.org/pipermail/nginx/2024-February/000000.html NGINXはロシアの開発者イーゴリ・シソエフ氏によって2004年に無料のオープンソースソフトウェアとしてリリースされました。その後、ソシエフ氏はマキシム・ドゥーニン氏およびアンドリュー・アレクセーエフ氏と共同で2011年に商用サポート提供のための会社Nginx Inc.を設立。着実にシェアを伸ばし続け、2024年2月時点では世界中のウェブサーバーのうち34.1%でN
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