5月30、31日の2日間、東京六大学野球が開催された。“華の慶早戦”、試合が盛りあがったのはいうまでもないが、今年は試合前にもう一つの盛り上がりを見せていた。それは、事前に掲出された早慶戦・慶早戦を告知するポスターである。 「ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶應さん」「ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん」と、挑発しあうチアリーダー。「慶應に負けた優勝など、したくない」 「早稲田から勝ち取る優勝に、意味がある」と、野球部もにらみ合う。そして、応援部、吹奏楽部、さらには両校のキャラクターたちまで…。掲出後、開催の1週間ほど前からネットで一気に広まり、またたくまに世の中の注目を集めた。 実はこのポスター、コピーライター近藤雄介さん(電通)の自主提案によって完成したもの。 近藤さんは、社会人2年目。慶應義塾大学応援指導部リーダー部OBである。2013年には、神宮球場で早慶戦・慶早戦の応援を仕