2月28日と3月1日、東京・竹橋の学術総合センターにて「インタラクション2005」が開催された。インタラクションはユーザーインターフェイスやソフトウェア工学などの議論の場であり、その研究成果が発表される場所。今年はおよそ620名の研究者・学生たちが集まった。 ●1日目:社会的インタラクション、視線 まず最初はスタンフォード大学のスコット・クレマー(Scott Klemmer)氏による招待講演から始まった。クレマー博士はヒューマン・コンピュータ・インタラクションの研究者で、タンジブル・インターフェイス等を焦点としている。演題は「プロトタイピング・フューチャー・インタラクション」。 タンジブル・インターフェイスとは、電脳世界にある情報や情報操作を、物理世界のオブジェクトや操作で行なおうとする、あるいは実世界とコンピュータのなかの世界をシームレスに繋ぐことをねらいとしたインターフェイスである。ポ
第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を 第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を超える 観衆が集まった。 本大会は、戦前の剣道界の慣習であった専門家、非専門家の区別を廃し、選手の資格は年齢、段位、称号などに一切の制限を設けず、 各府県の予選を経て代表者を出し、剣道日本一を決するという画期的な構想によるものだった。 優勝の榊原正は大正9年愛知県蒲郡市生まれの33歳、名古屋矯正管区法務教官(剣道師範)、のちに剣道範士八段。戦前は名門東邦 商業で活躍した剣士。準優勝の阿部三郎は大正8年福島県相馬生まれの34歳、警視庁の剣道選手でのちの
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