先日、ニュースサイトThe Vergeは「Windows Phoneは死んだ」という記事を掲載した。仮にマイクロソフトがWindows Phoneから撤退するとしても、これは同社の弱体化を示すことではない。むしろ、CEOのサトヤ・ナデラが新たな戦略を実行し、会社が上向く良い兆候だと言えるだろう。 2015年第4四半期におけるLumia端末の販売台数は450万台。携帯電話端末市場でのシェアはわずか1.1%となっている。マイクロソフトは「クラウドファースト・モバイルファースト」を推進しているが、重要なのは、同社が「モバイル」と言っているのであって、Windows Phoneとも、Windows 10を搭載したスマートフォンとも言っていないということだ。 マイクロソフトはこれまでモバイル端末の強化に取組み、かつてはWindows Phoneを、そして現在ではWindows10を搭載したLumia