北朝鮮では決して生放送は行われないと言われています。これは予期せぬ政権批判などを予防するためとのこと。このような言論統制は旧共産主義国家では当然のように行われていたものであり、1980年代のルーマニアもその例外ではありません。しかし、ルーマニアでは、厳しい政権の監視をくぐり抜けて、身の危険を顧みずに国民に唯一とも言える「娯楽」を提供するために命がけで行動を起こした女性がいました。 ‘VHS vs. Communism’ - NYTimes.com http://www.nytimes.com/2014/02/18/opinion/vhs-vs-communism.html 1980年代のルーマニアは、ニコラエ・チャウシェスク大統領による独裁制の下、テレビ放送は1日2時間に制限され、番組も政権のプロパガンダが垂れ流される有様で、娯楽のほとんどない生活を強いられていました。 しかし、1980年