【ワシントン時事】米上院軍事委員会のレビン委員長(民主)、マケイン筆頭理事(共和)は7日、連邦議会で記者会見し、米軍が導入した装備から少なくとも100万個の偽の電子部品が見つかり、その大半が中国製だったとする同委の調査結果を発表した。 偽部品が発見されたのは、ミサイル防衛(MD)システムの一つである戦域高高度地域防衛(THAAD)ミサイルや対潜ヘリコプター、輸送機に搭載されたコンピューター機器などで計1800件。 レビン氏によると、これらの偽電子部品の流通経路をたどったところ、7割の製造元が中国企業だった。一部は、廃棄物から取り出した部品を新品に見せかけ販売したとみられるという。 同氏は判明したケースについて「氷山の一角にすぎない」と指摘。さらに多くの偽部品が使用された可能性に言及した。 【関連記事】 【動画】軌跡を描きながら闇を裂く閃光=2011富士総合火力演習 〔終戦特集