「嘘つきは経済学者の始まり」という諺があるが、コンサルタントも入れるべき。 中の人として働いたことがあるので、その手法は分かってる(まとめ:[そろそろコンサルタントについて一言いっておくか])。だから本書は、徹頭徹尾、黒い笑いが止まらない。騙される幹部が悪いのだが、振り回される社員はたまったものではない。ファームであれジコケーハツであれ、理論武装を「外」に求める人は、予習しておこう。あるいは、コンサルティングを「説得の技術」と捉え、逆にそこから学ぼう。 本書は、マジシャンが種明かしするようなもの。コンサルタントの方法論である「適応戦略」や「最適化プロセス」「業績管理システム」は、役に立たないどころか、悪影響にもなると暴きたてる。著者は経営コンサル業界で30年も働いて、いいかげんこの「お芝居」にウンザリして、懺悔の名を借りた曝露本を出したという。その具体例が生々しい&おぞましい&あるある。
センスが良いね、と言われて、嫌な気持ちになる人は、あまりいないのではないでしょうか。 「あなたにわたしのセンスなどわかるものか」と思うとしたら、その人は、そう言ってくれた人が嫌いなのか、よほどのひねくれ者でしょう。 ひねくれていることも、その人の「センス」なのでしょうけれど、できれば、これからの時代に求められる感性を持ちたいものです。 これからの時代に、新しい価値あるものを生み出すために必要なこと、感性、センスは何か? こちらの本から、これから求められる「6つの感性(センス)」について、紹介しつつ、自分の考えたこと、感じたことを書いておきたいと思います。 ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエル・ピンク これから求められる「6つの感性(センス)」とは? 機能だけではなく「デザイン」 議論よりは「物語」 個別よりも「全体の調
藤末議員と言う方の「最近の余りにも株主を重視しすぎた風潮」という言葉が、経済の専門家をはじめとする人たちの批判を浴びてる様子。 株主至上主義って?-経済学101 公開会社法が日本を滅ぼす-池田信夫blog part2 議員の表現の枝葉末節が批判されてるようだが、これはちょっと残念。 専門家を称する人は、「専門的にはこれが正しいんです。あなたは間違ってます」と言うのではなく、彼の感覚的な表現の、根本の問題意識に答えようとしてくれれば良いのに、と思った。 そもそも、彼の言う「最近の余りにも株主を重視しすぎた風潮」、そしてそれを問題だ、と思う感覚自体は、至極まっとうじゃないのか。 (問題は「会社公開法」はそれ必ずしもその解にならない、ということだと思うが) まず「最近の余りにも株主を重視しすぎた風潮」というところだが、ここでは比較対象は、他の欧米諸国と比べてるんではなく、「日本の昔に比べて」って
描写がおもしろかったので寝る前毎日ちびちび読んでいたのだが、しばらく前に読み終わったので、忘れないうちに。 ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場 作者: フィリップ・デルヴス・ブロートン,岩瀬大輔,吉澤康子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/05/21メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 73回この商品を含むブログ (34件) を見る これはハーバードビジネススクールで MBA を学ぶというのはどういうことか、入学前から卒業までを描いた一冊なのだが、著者は割と冷静にビジネススクールを見ているので、MBA 礼賛の人にはちょっと気分が悪いかもしれないが、一般的な感覚からしたらビジネススクールで行われていることは馬鹿馬鹿しいと思うというのは納得。たぶん、これはビジネススクールだけのせいではなく、それを受け入れる業界のせいでもあると思うのだが。 会社は高額な給料を払
DRAM、液晶、DVD─。かつては日本企業が100%近い世界シェアを持っていたにもかかわらず、BRICsなどの新興国に凌駕されてしまう。その原因として、日本企業が自前主義にこだわり過ぎ、共闘する「仲間」を作らなかったことがよく挙げられる。そうした反省から、官主導で企業同士が技術を流通させる「オープンイノベーション」の必要性も叫ばれるようになったが、著者はその戦略には疑念を呈する。 インテルはパソコン用プロセッサーで覇権を取るに当たり、台湾メーカーとパートナーシップを結んでマザーボードを生産させた。こうした例を引いて著者は、市場拡大のため共に闘う「与力」を作り出し、技術開示とブラックボックスを巧みに使い分けることが必要と説く。共闘の手段の1つとして挙げるのが、著者が専門とする知財マネジメントであり、特許として守る技術と、権利化せずに秘匿しておく技術などを戦略的に組み合わせる手法などに触れてい
あと、これは蛇足だけどブルーオーシャン戦略の紹介についてはウソに近いので信じないように。まぁ、あのエントリだけじゃなく Web で情報を読むとたいていポイントがずれてます。「戦略」と付いているのをなぜか無視しようとするものが多すぎます。 本を読めば一発でわかることですが、「ブルーオーシャンを行け!」なんて言葉に価値はないんです。そんなの最初から誰でもわかっている。そこに顧客にとっての新しい価値軸を生み出すためのツールとフレームワークを紹介している(そしてそこに戦略的に思考するための仕組みが入っている)のがすごいんです。(チャン・キムのチームはそのための体系だった分析と立案のプロセスも持っているはず。だからあの本は元からできる人はあの本でもやれるけど、できない人は読んでもできずにコンサルを依頼するというそういう本です。) ブルーオーシャン戦略だって、けっきょくは魅力的で説得力をもった戦略キャ
2007年02月16日14:00 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 田宮模型の仕事 すみません。リチャード・クーと聞いて、私が思い出すのはこちらの方なのです。 田宮模型の仕事 田宮俊作 インターネット学部:弾さんはひょっとしてリチャードクーを知らないのか? - livedoor Blog(ブログ)弾さんほどの知的な方なら、リチャード・クーが提唱している「バランスシート不況」くらい知っていると思っていました。 これの解説を書いているのが、リチャード・クーその人です。 本書「田宮模型の仕事」は、タイトルどおり、株式会社タミヤの社長である田宮俊作その人が、タミヤについて書いた本。リチャード・クーでなくとも著者に惚れる一冊です。 目次 第1章 木製模型との幸せな出会い 第2章 泣く泣くプラモデル製作に転向する 第3章 プラモデルは金型が命 第4章 取材こそ模型づくりの基本 第5章 とことんやるの
このサイトではドクターコーヒーを購入して実際に飲んで感じた効果や口コミをご紹介しますね。 ドクターコーヒーを3ヶ月間飲んでだ効果を紹介! 40超えるとホント痩せづらくなりますね。 ダイエットも何度も挑戦していますが、ちょっと痩せるけどリバウンドの繰り返し、、。 食べるのが好きだから食事制限は大変なんですよね。 運動も苦手だし、、。 そんな時、ネットで見つけたのがドクターコーヒー。 口コミの評判も良かったし、コーヒーは毎日飲んでるしこれで痩せられるなら楽ちん!って思って購入してみました。 ここからドクターコーヒーの飲んで3ヶ月たった私の体重の変化を紹介しますね。 ドクターコーヒーを飲んでみた ドクターコーヒーはひとつづつパックになっていていつでも簡単に飲めます。 お湯を注ぐだけ、そして飲むだけ。^^ 味もおいしいし、これで痩せられるならめちゃめちゃ良いですよね。 効果を期待しつつ、しばらく続
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