弁護士ドットコムでは、弱視(ロービジョン)の方をお呼びしてユーザーテストを実施しました。前回の記事では、テストを振り返りながら、その対応方法について検討しました。 そして今回は、実際に弁護士ドットコムがどう対応したのかをご紹介します。 弁護士ドットコムが選んだ道前回の振り返り会では、対応の方向として「ブランドカラーを見直すか」「あるいは最低限の箇所だけ色を変更するか」という選択肢が挙げられました。ブランドカラーの見直しが望ましいものの、これは影響範囲が大きく、サイト全体はもちろん、Webの外にまで影響が及びます。簡単には実行できません。 しかし結論としては、弁護士ドットコムはブランドカラーを見直す方向に舵を切りました。 その経緯をお話しする前に、弁護士ドットコムについて少しおさらいしておきます。弁護士ドットコムは、「弁護士をもっと身近に」というコンセプトで、弁護士と相談者をつなぐ場を提供す
Design for Business ImpactDesigners need to understand and demonstrate how their work impacts the success of their business. Leaders outside of design also need to know how to use design more strategically. By open-sourcing rare case studies from both multi-billion dollar companies and early stage startups, we aim to help you use design as a strategic business partner at your company.
川﨑濃(Jリーグ・ブランドマネジメントリーダー)&橋場貴宏(Jリーグ・ブランドマネジメントクリエイティブオフィサー)インタビュー前編 9月15日、Jリーグはオフィシャルネーム&ナンバーの導入を発表。これまで選手の背負う番号と名前の色とフォントは各クラブが独自に用意してきたが、2021シーズンからリーグ全体で統一される運びとなった。 独自性あふれるデザインから突如、別れを告げることになったファン・サポーターの間では様々な議論が巻き起こっているが、なぜJリーグは導入に踏み切ったのか。担当者であるブランドマネジメントリーダーの川﨑濃氏、ブランドマネジメントクリエイティブオフィサーの橋場貴宏氏を直撃した。 一番の理由は「視認性」 ――2021シーズンからJリーグは、Jリーグ公式戦(J1~3、J1参入プレーオフ、リーグカップ、スーパーカップ)でオフィシャルネーム&ナンバーを導入します。この決定にはフ
誰もがデザインする時代における「デザイナー」の役割を考える──バウハウス・デッサウ財団が設立した「COOP Design Research」で私が学んだこと:連載「世界のデザインスクール紀行」第3回 世界各地のデザインスクールを卒業したばかりのデザイナーが、その学びを振り返る連載「世界のデザインスクール紀行」。第3回に登場するのは、2019年に100周年を迎えたバウハウスの関連団体であるバウハウス・デッサウ財団が設立した「COOP Design Research」を卒業された佐藤ちひろさん。科学的かつアカデミックな視点からのデザイン研究を通じて、佐藤さんは誰もがデザイン活動に参加する時代における「デザイナー」という専門職の役割を再考していきました。 私は2018年10月から2019年9月まで、ドイツのCOOP Design Researchというマスターコースに留学しました。今回は制作畑出
最近、デザインと人類学の両側から構成されているような「デザイン人類学」の議論が海外の研究界隈で活発に起こっている。近年起こった人類学の存在論的転回の潮流の影響だと僕は解釈しているが、なかでも重要なポイントとなるのが、この「存在論」という言葉だ。ごく簡単に言えば、具体的な「モノのあり方」や「実行のされかた」それ自体を通して考えていこうとするものである。 そしてこの観点を取り入れることによって、我々がよく知っているデザインもまた再定義されようとしている。それが非常にエキサイティングなのだが、つかめるようでなんだかつかみきれず、捉えることがなかなか難しいので、僕自身、人に説明しながら勉強中である。研究室の学生たちを交えながら、ファッション(昨年度)や、メイク(本年度)というテーマを存在論的な観点から解釈してみたりしている。 僕も勉強中のテーマながら、いつのまにか人前で話す機会をもらうようになって
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