国立新美術館で開催中の『庵野秀明展』に足を運んだアニメ評論家・藤津亮太は、庵野の原点を形成する特撮の模型やスーツ、アニメの原画などの膨大な展示に感銘を受ける。痛感したのは、文化とは「残す」ものであること。今「残そうとする」行動が求められている。 【関連】『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を“父殺し”で考察 星一徹から碇ゲンドウへ 『ギンガイザー』など多様な作品を残す意味 『超合体魔術ロボ ギンガイザー 全28話保存プロジェクト』というクラウドファンディングに参加した。『ギンガイザー』は1977年に放送されたロボットアニメ。同作を今後長く活用できる状態にするため、2K以上のクオリティでフィルムスキャンを行い、データ化しようというのがこのクラウドファンディングの趣旨だ。締切が11月5日に迫っているので、気になった方は、是非急いで申し込んでほしい。 『ギンガイザー』は、小学校低学年の時に毎週楽しみ