IPv6の利用は増えている IPv6の利用は、世界中で確実に増えています。 Googleの「IPv6の採用状況」によると、2024年11月19日は41.51%です。 個人的な感想としては、かなりの勢いで普及しつつあると感じます。 IPv6の普及は、仕様が策定された当初は、なかなか進みませんでした。 IPv6の最初の仕様であるRFC 1883は1995年に発行されています。 もう30年近く前です。 IPv4アドレス在庫枯渇問題に対する長期的解決策としてIPv6仕様が策定されたものの、IPv6普及は進まず、短期的解決策として同時期に作られたプライベートIPv4アドレスとNAT(NAPT)が急激に普及しました。 昔は、「石油とIPv4アドレスは枯渇しない」といった意見も非常に多く(参考:2007年IW記事)、IPv6が生まれた前提となるIPv4アドレス在庫枯渇そのものも疑われていたという背景もあ