石井式写真植字機(A型) 1936年 / 昭和11年 7〜50Qレンズ18本+拡大レンズ搭載し、ルビにも対応
イワタは2020年11月で創業100年を迎えることになります。 この大きな節目を迎えることができましたのは、ひとえにこれまで支えていただいた皆さまのお陰と心より感謝申し上げます。 イワタはこの100年間、文字を取り巻く技術変化に加え、震災・戦争・オイルショック・バブル崩壊など厳しい情勢を背景にいくつもの浮き沈みを経験してまいりました。 しかしその都度、先輩諸氏による時代を先取りした発想と技術革新、そしてたゆまない努力と情熱で乗り切ってまいりました。 イワタの書体はすべてそうした前向きな努力を積み上げた結果だということを胸に刻みつつ、社員一丸となって今後も書体制作に全力を注いでまいります。 お客様との協同事業、いまだデジタル化していないアナログ書体の復刻、新しいフォント技術の取り込み、様々なフォントバリエーションへの展開、そしてまだ見ぬ理想の書体制作。 イワタにはやるべきことがたくさんありま
小学1年生の手書き文字を元に作られた、「全児童フォント(フェルトペン)」が公開されました。字を覚えたての子どもが背伸びして漢字に挑戦したような、たどたどしい字体にほっこりさせられます。 童心を思い出させる字体 価格は1410円(税込)で、JIS第二水準漢字やIBM拡張文字などを含む、6700文字以上を収録。元が「小1ががんばって書いた字」なので、“オリジナル漢字”も多数混入しているとのことです。 同時に、収録された漢字が教育漢字(1006文字)のみの無料版も公開。こちらでも難しい漢字の表示は可能なのですが、子どもが描いた“黒いソフトクリーム的な何か”が上乗せされるので、公的な文書に使う際は注意が必要です。こんな無料版・有料版の差別化、今までにあっただろうか。 有料版は、筆致こそおぼつかないものの、難しい漢字もしっかり表示 無料版の場合、小学校では習わない漢字全てに、ンコっぽい落書きが乗せら
「明朝体、横画がなくても読める説」がTwitterに投稿されました。投稿された画像は漢字の横画がありませんが……本当に読めてしまう。 よ……読める 投稿された画像に書かれている文章は説の通り「明朝体 横画がなくても 読める説」。横画のない漢字なんて読めるはずがないとおもいきや、簡単に読めてしまいます。明朝体の場合、横画の右側には「▲」が付くことが多いため、横画自体がなくても判別しやすくなっているのも、読めてしまう理由かもしれません。 将棋界で有名なあの人もこの通り 地名も読める 複雑なものはむしろ簡単 他にも横画のない明朝体で書いた「自由が丘」「目白」「溝の口」「日野」などの文字も。「目」「口」「日」などは判別が非常に難しいですが、前後の文字でなんとなく判別できてしまいます。 「日」と「目」や「自」と「白」など単体の文字だとほぼ判別不可能なレベルですが、「取り調べ 一日目で 自白した」など
「どうして自分は点字を読めないのだろう?」というアイデアから、グラフィックデザイナーのKosuke Takahashiさんが目が見える人も見えない人も等しく情報にアクセスできるフォント「Braille Neue」を作成しました。 Braille Neue http://brailleneue.com/ 「全ての人に点字を」ということでTakahashiさんが作ったのは目で読める墨字と指で読める点字が一体となったフォント。墨字の上に点字が配置されていることから、新しいスペースを設けなくとも視覚障害者に向けての情報を示すことができます。 実際に公共スペースで使われているイメージはこんな感じ。駅などの手すりにトイレの文字がBraille Neueで書かれていれば、手すりを持っている視覚障害者が情報に気づけ、また目の見える人にとっても便利です。 横から見るとこんな感じ。 2018年4月現在はアルフ
SVGグリフの中には、イタチ科の哺乳動物「貂」(てん)の姿をしたグリフも隠されているとのこと。貂明朝には、最新の常用漢字・人名用漢字を含む約6500文字、イタリック体を含むフルセットの欧文グリフ約2100文字、かな・シンボル・役物など約500文字が含まれている。 (太田智美) 関連記事 太田智美がなんかやる:スマホカメラで文字を撮ると「フォント」認識 「Adobe Capture」アプリがすごい スマホカメラで撮影するだけで、気になる街中の看板や商品ラベルのフォントが分かる。 Adobe MAX 2017:アドビ、AIを使った「11の新技術」を発表 未来のAdobe製品に搭載される可能性も 11の新技術を、デモ動画を交えてレポートする。 Adobe MAX 2017:人工知能「アドビ先生」を使った“未来のPhotoshop”がすごかった 音声操作も可能に 「ターミネーターではなく、ハリーポ
戦後文学の金字塔、三島由紀夫『金閣寺』で使われた本文書体は、当時できたばかり、新しい時代に対応すべく徹底的にリデザインされた「精興社書体」でした。 それまで見たことがなかったほど洗練されたフォルムをもつ新書体を得て『金閣寺』はまたたく間にベストセラーとなり、本作りの時代の変化を告げました。 それから30年──。精興社書体は、村上春樹『ノルウェイの森』で、本文だけでなくカバーの書名題字にも使われ、ハルキ・ワールドを膨大な数の読者の目に焼きつけることになります。 上品で静謐なしなやかさに特徴があり、岩波書店、新潮社、福音館書店、筑摩書房、みすず書房等々の人文アカデミズムや古典/現代文学、児童文学など数々のベストセラーや名作本をサポートしてきました。また、司馬遼太郎から堀江敏幸まで幾多の作家を魅了し、編集者やデザイナーなどの出版関係者、そしてなにより多くの読者に愛されているオンリーワンの傑作書体
Unicode10.0で規格化された変体仮名を収録したフォントです。 これで「生𛁛𛂦゙」も書けます。 IPAmj明朝フォント(Ver.004.01)の変体仮名グリフのみを取り出してUnicodeのコードポイントを与えたものです。 U+1B001からU+1B11Eまでの286文字のみのフォントなので、一般的なフォントと組み合わせて使ってください。おまけで𛂦゙ 𛂱゙ 𛂱゚の合成グリフ(ccmp)も入ってます。 Unicode code chart Kana Supplement(PDF) Kana Extended-A(PDF) 収録グリフの根拠となるのは、IPAのMJ文字情報一覧表 変体仮名編です。
「高速道路独特の文字」を使った標識がいま、数を減らしつつあります。それを見られる時間はもう、限られているかもしれません。 混んでいる高速道路はどこ? 渋滞ワーストランキング 高速道路の標識には、これまで和文に「公団標準文字」、いわゆる「公団ゴシック」と呼ばれるフォントが使われてきました(英文は「ノイエ・ハース・グロテスク」)。「公団」とは、民営化されてNEXCO各社などになる前の「日本道路公団」のこと。2005(平成17)年まで日本の高速道路などを建設、管理してきた特殊法人です。 1963(昭和38)年7月、日本で最初の高速道路として名神高速の栗東IC~尼崎IC間71.7kmが開通しました。そのときから標識に使用されているのが「公団ゴシック」です。 このフォントは、遠くから、そして速く移動するクルマからでも認識しやすいよう、字の画が直線的にデザインされ、さらに画やハネなどが省略される
2月19日、ソフトバンク・テクノロジー Webフォント エバンジェリストである関口さんの企画で「モトヤ活字資料館見学ツアー」が開かれ、参加してきました!とても貴重な体験だったので、記事にしたいと思います。(写真・ブログの許可はいただいております) モトヤフォントでお馴染みの株式会社モトヤさんへ モトヤフォントは知っていたのですが、こんな資料館があるのは今回はじめて知りました。(公式ページはコチラ)大阪の長堀橋駅から徒歩5分ほどのところにあります。 入り口スグにはイメージキャラクターの琴音 愛ちゃんが! 野口さんによる丁寧な解説でスタート 職員の野口さんが資料館である2部屋を案内してくれながらのツアースタート。 雰囲気あふれる入り口! 活字がデザインされていく工程 ※書体制作のアナログとデジタルの比較。アナログの場合は肉付け・清書のあと墨入れが行われますが、デジタルでは肉付け・清書までは一緒
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