全国的な猛暑が続く中、17日からの1週間で、熱中症とみられる死者が16府県で少なくとも52人に上ることが23日、読売新聞社のまとめで分かった。 救急搬送された人は、少なくとも41都府県で5896人となり、気象庁は注意を呼びかけている。 埼玉県では、自宅などで遺体が発見され、検視後に熱中症と判断された死者が18人だったことが県警のまとめで判明。持病に加えて暑さが原因で死亡したとみられる人も13人に上った。 ただ、他の都道府県の死者数は0〜3人で、自治体によって集計方法が異なるため、実際の死者はさらに増えるとみられる。 23日は、最高気温が35度を超える「猛暑日」が全国で140地点に上り、群馬県館林市など3市で38・9度を記録。愛知や三重などで6人が亡くなった。