ファイル共有ソフト「Winny」(ウィニー)で女児のわいせつな動画を閲覧させたとして警視庁少年育成課は9日、岡山市北区大元2、無職、倉田友和容疑者(33)を児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で逮捕したと発表した。警察庁が1月に運用を始めた監視システムで、倉田容疑者が浮上した。ウィニーで児童ポルノを閲覧させる行為を公然陳列容疑で摘発したのは初という。【町田徳丈】 ◇監視システムで浮上 逮捕容疑は、7月15日、ウィニーを利用し、ファイル情報を暗号化する「キャッシュフォルダー」に女児のわいせつな動画2点を記録し、不特定多数が閲覧できる状態にしたとしている。 倉田容疑者は容疑を認め「以前から中学生までの女児が好きだった。09年2月ごろからウィニーを使うようになり、興味本位で児童ポルノ動画や画像を収集していた」と供述。ウィニーを使った理由については「動画を収集するのに使い勝手がよかったから」と話し