定年前に「老後の年金生活が楽しみ」と考えるサラリーマンは多いものです。しかし、勝間和代さんは老後の幸せな人生のために「年金は受け取らない覚悟を」と言います。なぜ年金に頼ってはいけないのでしょうか。勝間さんが自身の体験も踏まえて、ロジカルに解説します――。 働けば働くほど年金はもらえなくなる 老後の生活資金というと、多くの人は年金を思い浮かべるでしょう。そして、蓄えと年金だけでなんとか過ごそうというのが、一般的な考え方だと思います。 しかし、私が推奨したいのは、年金は最後の砦として、生活保護のような存在として考え、基本的には自分の力でいつまでも収入を得るような生き方です。それはなぜかというと、ストック収入ではなくて自分のフロー収入のなかで暮らせないと、節約ばかりでケチくさくなってしまったり、生活自体が、小さく閉じこもっていったりするようになるからです。 さらに恐ろしいのが、フロー収入がほしい