グーグルが展開するオンライン広告では、その広告をクリックした人*が、どれくらい、その広告に関連付けた実店舗に訪れたかを推計できるようになっている。「来店コンバージョン」という名称で、2015年にスタートした。コンバージョンは「転換」を指す言葉。広告閲覧者から来店者への"転換"というわけだ。 これまで、「来店コンバージョン」が利用できるのは、「Google 検索」の結果に連動して表示する検索連動型広告だけだったが、ここ1年間で、「バナー広告」を配信する「Googleディスプレイ ネットワーク」や動画投稿・配信サービスの「YouTube」の動画広告でも、「来店コンバージョン」を計測できるようになった。 広告をクリックした人がどれだけ来店するのか─真っ先に着目したのは、もちろん小売業だった。 ローソンは2017年3月に実施した「ローソン得市」キャンペーンの一環で、配信したディスプレイ広告(バナー