神戸市中央区の三宮センター街で、若者らが夜間にスケートボードに乗り、ベンチや店舗のシャッターを傷つける迷惑行為が問題になっている。通りを管理するセンター街1丁目商店街振興組合は今月、スケボーの乗り入れの終日禁止を告知する看板を設置予定だが、商店街でスケボーを走らせる行為を取り締まるのは難しく、関係者は頭を悩ませている。(松山春香) 【写真】防犯カメラが捉えた、スケボーに乗る若者 「憩いの場所として設置したベンチなのに。勘弁してほしい」。1丁目商店街振興組合の事務局長、桂隆さん(66)は、防犯カメラの映像を見返し、肩を落とした。 画面には、3月2日未明、若者らがスケボーでジャンプし、座面がひょうたん形をしたベンチを跳び越えようとしてぶつかる姿などが映っていた。被害は昨年夏頃から続き、スケボーのタイヤの痕や傷がついたベンチは今年1月末、約80万円かけて修繕したばかりだったが、すでに新たな傷がつ