決算会見で3.9Gの通信方式に言及した小野寺正社長。開発中とするスマートフォンについては「諸般の事情で遅れている。発売の時期は未定」というにとどめた KDDIの小野寺正社長は4月24日、決算発表の場で3.9Gへの採用を検討している通信方式に言及した。 KDDIは、他の日本の携帯電話キャリアが3Gの通信方式としてW-CDMA方式を採用する中で、唯一CDMA2000方式を採用し、その特徴を生かした高速通信やサービスを提供してきた。しかし、2010年にもスタートすると見られる次世代高速通信については、CDMA2000の後継に位置づけられるUMB(Ultra Mobile Broadband)方式ではなく、W-CDMAの後継にあたるLTE(Long Term Evolution)を採用する方向と、一部メディアが報じていた。 これについて小野寺氏は、「LTEもUMBもOFDMを採用しており、技術的な