J1FC東京は28日、FWディエゴ・オリヴェイラ(34)が今季限りで現役を引退すると発表した。J1通算278試合に出場し、歴代24位タイの91得点。独特の間合いで蹴るPKに限れば、歴代6位タイの18ゴールをマークした。
ブラジル人FWはクラブを通じて「今シーズンをもって引退することを決断しました。この決断は、自分のなかでも何度も考え、戸惑いもあり非常に難しいものでした。クラブからも慰留していただき、来シーズンも一緒に戦おうと声をかけてもらいました。ただ自分自身で考えたことも含めて、家族といろいろな話をして決めましたので、この決断は正しかったと自分のなかで感じています」とコメントした。
16年に柏レイソルに加入し、J1移籍1年目で12ゴール。来日3年目の18年にFC東京に移籍し、クラブJ1歴代最多74得点を記録した。
「日本に来て、柏レイソルでプレーをさせていただき、東京に来ました。そして本当にたくさんのみなさまにお世話になりました。いつもみなさんは自分に温かく接してくれて、どんな時もリスペクトをしてくれたことに感謝しています」
「チーム関係者のみなさん、監督、選手、スタッフ、そしてファン・サポーターのみなさん、本当にありがとうございました。いろいろなことを学び、成長できたことはみなさんのおかげです。残念ながら引退はしますが、この大好きなクラブで引退できるということは、自分自身とても幸せなことだと思っています」。
「私の人生において忘れることのできない経験、そしてチームだと思っています。まだ2試合あります。短い時間になってしまいますが、自分も悔いのないように精いっぱい試合に臨んでいきたいと思っていますし、この2試合でファン・サポーターのみなさんにたくさんの喜びやエネルギーを伝えられるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします」
今季は30試合6得点で、残り2試合。FC東京は11月30日にアウェーでジュビロ磐田、12月8日の最終節でホームの味の素スタジアムでセレッソ大阪と対戦する。