レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)で3敗目を喫した後、「リバプールは勝利に値した」と敗北を素直に受け入れた。

Rマドリードは27日にアウェーで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・1次リーグ第5節で絶好調の首位リバプールと対戦。エムバペのPK失敗もあり、後半に2点を奪われて0-2で敗れ、5試合2勝3敗の勝ち点6でプレーオフ圏内ギリギリの24位に後退した。試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えている。

アンチェロッティ監督はまず、「リバプールは勝利に値した。我々は前半、よく持ち堪えていたが、ラストパスでいくつか判断ミスがあった。PKまではよく戦えていた」と首位チームとの対戦を分析した。

PKを失敗したエムバペについては、「FWは得点に苦労することが何度もある。それを癒す薬は辛抱することだ。特にPKを外した後は難しい瞬間なので、皆で彼のことをサポートしなければいけない」と擁護。続けて、「彼は少し自信を失っているかもしれない。物事がうまくいかない時は、簡単にプレーする必要がある。PKを外したからといって、彼を裁くことはできない。誰もがPKを失敗するのだから。彼はハードワークし続けなければいけないし、並外れた選手なので辛抱強くなる必要がある」と言及した。

また、アンチェロッティ監督は順位を上げるのに苦しんでいる状況について、「24位以内に入らなければならないし、それを成し遂げるつもりだ。昨季のように欧州CLで戦っていく」と意気込みを語った。

ケガ人続出の問題については、「我々は昨季も同じような問題を抱えていた。今日はカマビンガが倒れたが、次の試合でチュアメニとロドリゴが復帰することを期待している。今は耐えるしかない」と言及した。(高橋智行通信員)