高速鉄道、時速400キロ営業へ 中国、世界最速車両を公開
【北京時事】中国国家鉄路集団(国鉄)は30日、新型車両の「CR450」の早期商業運行を目指すと発表した。営業速度は世界最速の時速400キロを予定しており、日本で最も速い東北新幹線の「E5系」などを80キロ上回る。早ければ2025年にも運行が始まる見通しだ。
国鉄によると、29日に北京市内で車両を公開した。新車両は現在主力の「CR400」の後継車両として18年に開発が始まった。試験走行は450キロで実施してきたという。
中国は今世紀に入り、高速鉄道網の整備を急ピッチで進めており、総延長は既に約4万7000キロと、日本の新幹線網の約14倍に達した。日本と同様に、より短時間で都市間の移動が可能な超高速リニア技術の開発も加速している。